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airhead (13423) の日記

2003 年 05 月 25 日
午後 09:01

(空きエントリ)(編集中)

(編集中)ZDNetの記事で振り返るMP3.com

  • このまとめについて
  • 編集中につき、ほとんど関連のない記事ないものも入っている。
  • ZDNetの記事は速報性を重んじることから日本語がこなれていない。訳語も不自然なところがあるし、英語記事ならではの文章構成も。このまとめでは単なる引用ではなく要約/再構成をしている。日→日意訳のような感じ。記事からのまるまる引用は避ける。発言を示す鍵括弧「 」においても例外ではない。
  • ■ MP3.com関連の記事 / □ 周辺の記事
  • 注目点
  • 「本家インタビュー:M.ロバートソン」での発言、「iTunes Music Storeは興味深い。MP3.comでやろうとしていたことのようだ」というのは言い過ぎではないかと思った。 → MP3.com~Pressplay(V.Universal)~iTunes M.S.(Apple)という流れは無くはない。PressplayではiTunes M.S.のサービス形態/価格体系の原型が見られる。
  • iTunesはなぜ成功したのか → Pressplayのようなサービスは、言われていたような価格とか取り扱い制限が障害だったのではない → 考えられる理由:反RIAA感情。メディア同士て覇権争いに熱中し対立、顧客の利便を顧みず盗人呼ばわりをしていた。度重なるDRM技術の遅れ。訴訟や買収や提携を繰り返して、強欲あるいは不安定なイメージがついた。強い監視から緩やかな監視に移行しても、一度ついたイメージをぬぐえなかった。Napsterへの勝利に安堵し、後続ファイル共有ソフトへの対応が遅れた。
  • DRMなフォーマットは何をもたもたしていた? MSは? Realは? Liquidは? 現状は?

□ 1998/12/16 「SDMI」でインターネット音楽の世界が変わる?

MP3には著作権管理の仕組みがない。それに対して「Secure Digital Music Initiative(SDMI)」というプロジェクトが立ち上げられた。参加しているのはSony,Warner,BMG,EMI,Universalの5大レーベル(全米のレコード売上の8割を占めるといわれており、後述するRIAAの中核をなす)、AT&T,AOL,IBM,Microsoft,Liquid Audio,Diamond Multimedia Systemsといったハイテク企業。

この前月にDiamondは、MP3を再生できるポータブルプレーヤ「Rio PMP 300」の出荷を開始していた。これは初め全米レコード協会(RIAA)を出し抜く形で計画され、快く思わないRIAAは出荷を差し止めようと訴訟も起こした。提訴により10日間の仮差し止め命令は得られたが、製品出荷を食い止めるには至らなかったという経緯がある。

広い範囲の支持を得たSDMIだが、反対する声もあがっている。インターネット上での音楽販売を手がけているGoodNoiseの社長兼CEOであるGene Hoffman氏は、「アーティストと消費者の二大勢力が不在であり、消費者の支持が得られるまではMP3支持継続の姿勢を変えない」という。

同記事では時期的な展望も報じられている。SDMI提唱企業は「新フォーマットに則った製品を99年のクリスマスまでに出荷する」としているが、不可能と見る向きも多い。反対に「これだけの大企業連合であればインターネット上の音楽配布についてなんらかの監督権を握ることは確かだ」という見る向きもある。

あるマーケティングディレクターは次のように語っている:「音楽業界がその勢力を失わないためには、音楽作品の配布手段に関してなんらかの措置が必要だったが、これまでのインターネット上では無法地帯の観があった。これで「大人の監視役」がつくことになる。インターネットが音楽業界にもたらす変化の速さからすれば、1年後には5大レーベルに替わってSteve Case(当時のAOL会長)やBill Gatesが音楽の旗手と呼ばれているかもしれない。」

■ 1999/01/25 オンラインミュージック業界の不協和音

イベント「Digital Music Showdown」での討論から。

MP3.comのCEO、Robertson氏は次のように語る:「音楽業界は98年に過去最大規模の利益をあげていて、変化を恐れている。SDMIは彼らのビジネスモデル(音楽CD)を守るための引き延ばし戦術にすぎない。MP3を支持する理由として、人気,入手のしやすさ,Rioのような製品の登場がある。a2b(AT&T傘下),Liquid Audioのような関係各社は無駄足を踏んでいる。」

BMGレーベルのConroy氏:「Rioのようなデバイスは、音楽商品の違法コピーのダウンロードを消費者に奨励するものという問題がある。こういったものが普及すればするだけ違法なMP3ファイルが増え、デジタル形式で合法的に配布される音楽の市場が発展するどころか破壊される恐れがある」

a2bのSinger氏,Liquid AudioのWingate氏,RIAAのDiGiacomo氏:「SDMIとセキュリティ規格を確立することが、音楽ソフトのオンライン配信モデルを確立する唯一の方法だ」

Liquid Audioは「RealNetworksがG2プレーヤでLiquid Audioのサポートを開始する」と発表したが、RealNetworksによると「曲のダウンロードに関してはレコード会社との交渉で個別に対応する」という。このイベント前の数週間に多くの企業がMP3フォーマット用のセキュリティソフトを発表しており、規格の乱立などによるオンライン音楽の混乱を伝えるものになっている。

MP3.comの実情についても報じている。MP3.com関連レーベルは既存のレーベルより印税率が高いが(15~20%に対してMP3.com関連レーベルでは50%)、ウェブ上でのプロモーションでは大きな利益を得るアーティストも少ない、との問題を抱えている。

□ 1999/03/10 音楽著作権保護のためのSDMI仕様,「完全なソリューション」は来年

SDMI発足から4ヶ月、音楽業界,家電業界,インターネット業界の50社以上が参加して開かれた初の会合でSDMIは方針を固めた。2種類の仕様策定を計画しており、両仕様の互換性は不明。予定では次のとおり:

  • 取り急ぎ、99年6月までに技術ガイドラインを定め、99年のクリスマスまでに最初の製品を市場投入する。
  • もう一方で完全な著作権保護を目指し、概要の決定が2000年3月,ワーキングモデルが2000年6月,製品投入は2000年のクリスマスとなる。

SDMIが急ぐ理由として同記事では、DiamondのポータブルプレーヤRioが起こした「インターネット上での、音楽著作権保護と無料の文化」をめぐる論争を挙げている。インターネットから音楽を入手するのが一般的になれば多くの楽曲がCDからコピーされネットを介して無料で配布されてしまう危険があることから、Rioは音楽業界にとって時期尚早であり「パンドラの箱」ともしている。

SDMIはこの問題への対応措置として99年12月に提唱されたが、SDMI中心人物のChiariglione氏(MPEG規格の父とも呼ばれる)も、「音楽業界の動きが遅かった、SDMIは1年前に発足すべきだった」と認めている。

■ 2000/01/24 MP3.comの新サービスが著作権侵害? 全米レコード協会が提訴
■ 2000/01/28 「今すぐ聴きたい」欲求を満たしてくれるMP3.com――レコード業界にとっては悪徳海賊?

MP3.comには会員向けサイトとしてMy.MP3.comがあるが、そこで新サービス「Instant Listening」「Beam-it」が開始された。両サービスの内容は次のようなものである:

  • Instant Listening:My.MP3.comアカウントでMP3.comのパートナー企業から音楽ソフトをオンライン購入すれば、同ソフトのMP3ファイルが即座にMP3.comのデータベース(多数のMP3ファイル)から提供される。
  • Beam-it:専用のソフトウェアを用いて特定のCDを既に所有していることをMy.MP3.comアカウントに通知すれば、同CDのMP3ファイルがMP3.comのデータベースから提供される。

MP3.comはこのデータベースを、ライセンスなしに構築した。RIAAは「ライセンスなしのデータベース構築」を著作権侵害で訴えた(MP3そのものの違法性を問うものではない)。

これについて、同記事の執筆者Poulsen氏は次のような主張をしている:「すべての手順が協調すれば、オンライン・ショッピングは効率とスピードが織り成すバレエのようになる。片手にコーヒーカップ、もう一方の手にマウスを握り...16桁の数字と日付を入力し... 配達には2~3営業日が必要? どういうことだ。ここはロシアか?」

「Beam-Itという関連サービスを利用すれば、既に所有しているCDを自分のオンライン・ジュークボックスに追加できる。想定外の利用法として友人のCDを...というのがあるが、それは問題なのでこれ以上は黙っとく。だがInstant Listeningは、オンライン・ショッピング中毒患者の夢『欲しいものが即座に手に入る』を叶えるものだ。」

「RIAAは著作権侵害でMP3.comを訴えると発表した。MP3.comは悪戯が過ぎたから『正され』なきゃならん、という。サディスティックな教師が『cor-rec-ted』なんて言うときみたいだ。」

「レコード業界の連中は今まで何をしてきた? もう何年もインターネットの海賊から自分たちを守ってくれる魔法のテクノロジーを待ち望みながら、ぐずぐずと時を過ごしている。『ウェブのスパイスが効いた衝動買い』がもたらす巨額の売上も見逃していたじゃないか。」

■ 2000/05/26 MP3.com相手の訴訟,さらに拡大
■ 2000/09/13 MP3.com相手の新たな訴訟
■ 2000/11/17 MP3.comを相手取った新たな訴訟
■ 2000/12/20 MP3.comにインディーズの反旗

■ 2000/09/07 MP3.comに「CD 1枚当たり2万5000ドル」の損害賠償支払いの命令
■ 2000/09/12 Universalとの和解を諦めないMP3.com

UniversalとMP3.comとの間の訴訟で連邦地裁は、「MP3.comはUniversalに帰属する楽曲の著作権を意図的に侵害した」と断定した。MP3.comは(控訴する構えだが、侵害であっても)対象となるCDは4,700枚以下と主張しており、Universalが主張する1万枚以上とは対立したまま。CD1枚あたり25,000ドルの賠償命令が下されており、総額1億1800万~2億5000万ドル程度の損害賠償になるだろう、と報じている。

MP3.comは裁判と平行して5大レーベルとの和解交渉を進めており、4社とはライセンス契約を締結して和解が成立している。内1社、Warnerについては楽曲販売を支援するサービスも開始している。最後に残っているのはUniversal。

9月9日、MP3.comのRobertson氏はインタビューに応じている:「Universalとの和解交渉は難航しているものの継続中だ。他の4社と同様の和解案を提示したが、なぜかUniversalはこの和解案を拒絶した。」

「MP3.comのサービスは人々のCD購入意欲をかき立てるもので、音楽業界はMP3.comのサービスを歓迎するだろうと思っていた。音楽業界が反発したことは大きな失望だった。」(

「My.MP3.comは2週間以内に再開する予定。Qualcommと共に、自動車からMP3.comを利用する実験をしている。PCを使わずにMP3.comを利用するデバイスをクリスマスまでに出荷する(これらの内容についてはInterface誌の『MP3 Summit 2000』のレポートに詳しい)。」

■ 2000/11/15 MP3.com,5340万ドルでUniversalと和解
■ 2000/12/06 My.MP3.comサービス再開

MP3.comとUniversalとの間で和解成立。My.MP3.comサービスは有料化して再開している(この記事では有料化については触れられていない)。

■ 2001/01/17 オンライン音楽市場の起爆剤になるか? MP3.comの“オープンソース的”試み

MP3.comは「MP3DN(オンライン音楽配信の開発者ネットワーク)」の開設を発表。My.MP3.comのサービスであるInstant ListeningとBeam-ItのAPIを公開/無償提供するとし、さらにワイヤレスアプリケーション,アーティストが作品をアップロードするためのツール,CDタイトルのデータベース,XML拡張などのAPIを提供する予定であることを明かした。

アナリストのSinnreich氏の指摘:「(当時のMozillaプロジェクトを例に挙げて)開発者コミュニティに浸透するには長い時間が必要で、草の根運動の難しさがあるのではないか。意義もある。MP3.comのイメージアップとユーザーへの浸透の可能性があるし、そうなれば著作権問題で司法当局がサービスに立ち入ったり停止させることがなくなるかもしれない。」

大手レーベルによるSDMIは進展していない。オンライン音楽配信に取り組んでいる企業からは、新技術にとってはSDMIこそが障害であり、新興企業の業績悪化の原因になっているとの批判が出ている。また当時開かれた業界カンファレンスでは、一部の立法関係者から「大手レーベル側は迅速に行動すべきで、さもなくばネット音楽市場開放のために法律を制定が必要になる」との意見も出ている。

□ 2001/04/04 Napster騒動,それぞれの思惑――米上院公聴会

発言が報じられている出席者:上院司法委員会議長の共和党議員Orrin Hatch氏,同委員会の民主党議員Patrick Leahy氏,RIAAのCEOのHilary Rosen氏,AOL Time WarnerのCOO(最高執行責任者)Richard Parsons氏,独立系レーベルTVT RecordsのSteve Gottlieb氏,NapsterのCEOのHank Barry氏,シンガーのAlanis Morissette氏,元イーグルスのDon Henley氏。

□ 2001/03/01 MP3の代替を目指すオープンソースプロジェクトに新たな動き
□ 2001/05/18 「MP3Pro」は潮流に乗り遅れている?(全2ページ)
□ 2001/06/15 MP3新規格はオンライン音楽シーンの流れを変えられるか?(全2ページ)

mp3の代替となるフォーマットの動き。

■ 2001/05/21 Vivendi Universal,MP3.com買収を発表
■ 2001/05/22 VivendiのMP3.com買収で「Duet対MusicNet」競争に拍車
■ 2001/05/23 VivendiのMP3.com買収,独禁法への抵触を指摘される可能性

Universalの親会社、仏Vivendi Universalが約3億7200万ドルでMP3.comを買収。顧客と音楽配信技術を獲得し、サービスを強化することが狙い。SDMIで足並みをそろえていたメディア企業はこの頃、Duet陣営(Sony,Universal,Yahoo! 2001年夏開始予定)とMusicNet陣営(AOL Time Warner,Bertelsmann BMG,EMI,RealNetworks 2001年夏~秋開始予定)に分かれてオンライン音楽配信の覇権争いを始めていた。

あるアナリストは独禁法への抵触の可能性を指摘。かつては敵と見なして訴訟を起こしていた大手レーベルが、訴訟によって弱体化したところで買収するという展開は、連邦議会や規制当局から独禁法への抵触を指摘される可能性があるという。

■ 2001/05/22 MP3.comはもはや“瀕死の白鳥”なのか(全2ページ)

ここまでのMP3.comの活動と、Robertson氏の人物像を振り返る。それとあわせて、オンライン音楽配信の実権はどこにあるのかの分析。

オンライン音楽配信の実権は、小規模企業から大手レーベルによる合弁ベンチャーへ。かつてオンライン音楽配信に否定的/消極的だった大手レーベルは、一転して積極的になっている。大手ベンチャーは2勢力あり、提携や買収を繰り返しているが消費者の要望に応えられずにいる。小規模企業は大手と提携しなければ活躍の場がなく、成功するにはその隙間(消費者の要望)を埋めることが必要となる。

その大手レーベルも主役ではなく、主だった発表はメディア複合企業によってなされている。メディア複合企業は傘下の大手レーベルの動きが遅いことを認識している。Napsterと提携したのはBMGレーベルではなく、BMGを傘下に持つBertelsmannだった(次記事参照)。BMGの幹部はこれに反対しており、CEOのZelnick氏やマーケティング担当社長のConroy氏(「オンラインミュージック業界の不協和音」にも登場していた人物)は同社を去った。一方でMP3.comのRobertson氏は、Universalレーベルを飛び越えてVivendi Universalのアドバイザーとして迎えられている。

□ 2001/06/06 Napster,MusicNet参加で大手レコード会社と提携

MP3.comと同時期に苦しい状況に立たされていたNapsterがMusicNetと提携。提携先のMusicNetは、MP3.comを買収したVivendi Universalが属するDuet陣営とは反対側。NapsterのCEOはDuetとの提携にも意欲を見せている。

MusicNet陣営のBertelsmannの電子商取引部門はNapsterに資金提供し、有料会員制サービスを開発しようとしていた。これ以前にNapsterはBertelsmannの子会社が開発した、CD-Rやポータブルプレーヤへの複製を制限する著作権保護技術の採用を表明している。

□ 2001/07/16 分断されるオンライン音楽配信市場,ツケは消費者に?

Duetは06/11に人事の刷新があり、サービス名もPressplayに名称変更していた。そのPressplayがMicrosoftおよびMSN Musicと提携し、サイトMSN MusicにおいてWindows Media技術を使用したサービス提供(有料)を開始する、と報じられている。MSNがAOLやYahoo!と繰り広げているNo.1ポータル争いのためのコンテンツ獲得が背景にあるとしている。

ここでPressplayとMusicNetの対立がよりいっそう鮮明となる:

  • Pressplay陣営:Vivendi Universal,Sony,Yahoo!,Microsoft MSN,MP3.com
  • MusicNet陣営:AOL Time Warner,Bertelsmann BMG,EMI,RealNetworks,Napster

記事では次の見方も示している:MicrosoftとRealNetworksの競争が音楽業界を分断してしまった。サービス立ち上げに余念がないこととは裏腹にこれら大手企業は相互の提携には関心がなく、反対陣営のレーベルの楽曲が提供される見込みは少ない。これにより消費者の混乱を招く可能性がある。最も重要な問題は消費者が完全なメリットを得られるかどうかだが、今のところ消費者のメリットとの間には隔たりがあって解決できそうな気配はない。アナリストのSinnreich氏の言葉を引用して「自ら災いを招いているようなもの」としている。

■ 2001/07/16 MP3.comサミットはまるでお通夜

2001年のテーマは「モバイル」で、自動車,オーディオ機器,携帯電話に関する展示が多い。間もなく開始予定とされているPressplay,MusicNetが(当初は)PCのみでの利用と考えられているのとは対照的。

かつてのMP3.comサミットは、オンライン音楽の革命家たちが集う大集会だったが、2001年は地味で参加者も少ない。起業家や技術者たちが、新しいオンライン音楽サービス,新しいフォーマット,新しい流通方法で既成の音楽産業を覆す夢を語り合っていた熱気は消えうせてしまった。記事の執筆者は「音楽とテクノロジーの巨大企業が支配力を強め続ける市場において、小さな会社がどんな位置を占め得るのか」と問い、Robertson氏の言葉「小さな会社が大きなことをする余地はなくなった」を伝えている。

前夜には「サンフランシスコの連邦判事がNapsterに対し、音楽交換サービスの停止継続を命じる」「Microsoft、Pressplayと提携」が相次いで伝えられていた。執筆者はもう一点指摘している:「Yahoo!,AOL,Microsoftが音楽配信ビジネスに参入し、PressplayとMusicNetはまず確実に仲介者としての地位を確保するだろう。それなのにレーベルはコンテンツの提供に及び腰だ。」

廃業したオンラインラジオ局iCastの前CEO、Fleischer氏の言葉で記事は締めくくられている:「消費者相手に音楽を配信しさえしなければ、問題はないのだろうが。」

□ 2001/07/19 新興オンライン音楽配信サービスは,「音痴」なのか?(全2ページ)
□ 2001/08/07 米司法省,Pressplay,MusicNetを独禁法違反で捜査開始
□ 2001/08/09 オンライン音楽サービスはやっぱり「音痴」? ユーザーが選ぶのは,結局近所のCDショップ
□ 2001/09/17 有料音楽サービスは,コンシューマーの心も財布もつかめない
□ 2001/09/18 MusicNetとPressplay,音楽事務所との契約で立ち上げに向け加速
□ 2001/10/03 業界分断に歯止め――EMIが競合に音楽供与

ここにきてPressplay,MusicNetの問題点を指摘する声が高まってくる。どれも長文。

Pressplay,MusicNetでは大手レーベル自身が音楽配信に乗り出すため、一連のMP3.com訴訟では静観していた米音楽出版者協会(NMPA)から物言いがついていた。これについて9月の記事「音楽事務所との契約で...」では、大手レーベルがNMPAに所属する音楽事務所との間で暫定的契約を交わした、と報じている。同記事では、米作曲家作家出版社協会(ASCAP)やBroadcast Music Inc.(BMI)なども関わってくるのではないかと指摘。また、両サービスが立ち遅れているのはそれら法的問題ではなく技術的問題によるものと伝えている。

10月の「業界分断に歯止め...」では、EMIの楽曲提供の決定により業界の分断に歯止めがかかったと伝えている。ただしこの時点でもNMPA(Universal相手に起こした著作権侵害訴訟に、前の週勝訴している)との最終合意には至っておらず、障害は残っているとしている。なお、9月開始予定だったPressplayが遅れている理由として、Vivendi Universalが9.11事件を挙げたことも伝えている。

■ 2001/08/24 MP3.comに新たな訴訟

50以上の音楽出版社と作曲家たちがMP3.comを著作権侵害で提訴。今回の被告に親会社のVivendi Universalは含まれていない一方で、原告にはVivendi Universal傘下のレーベルMCAに所属するアーティストもいる。アナリストのRic Dube氏は、原告側の論理には無理があり、MP3.comを標的にしているのは背後に潤沢な資金を持つUniversalがあるためだと指摘。

■ 2001/10/22 MP3.com,会社を2つに分割

MP3.comはVivendi Universalに技術サポートを提供する計画の一環として、会社の2分割を発表。これまでのMP3.comサイトでの音楽配信を継続する一方で、新会社「MP3 Technologies」を設立してPressplay(この時点でも開始されていない)などへの技術提供を行うと報じている。

8月にはMP3.comの創設者Robertson氏を更迭していた。更迭されたRobertson氏は会員制オンライン音楽サービスを公の場で批判し、顧客がこれまで無料だった音楽サービスに金を支払うようになるとは思えないと話していた。

□ 2001/10/24 WindowsとかけてLinuxと解く。その心は「Lindows」
□ 2001/12/21 「LindowsとWindowsは紛らわしい」と,MSが開発元を提訴

Robertson氏、新事業を展開。曰く、「やり遂げるのは非常に難しい。だが、向こう18~24カ月で、かなり多くのWindows向けソフトのサポートを確保できると思う」。早速Microsoftに提訴される(結局Lindows側の勝訴)。Windows向けソフトのサポートこそ実現しなかったが、20ヵ月後にMOM TESTに合格。

□ 2002/06/13 値下げにコピー制限緩和――挽回を図るオンライン音楽サービス
□ 2002/11/21 Universal Music、4万3000曲をダウンロード販売開始
□ 2003/02/27 合法音楽サービス、AOLの本格参入で開花なるか?
□ 2003/03/06 Apple、MacとiPod向け音楽サービス提供へ
□ 2003/04/14 AppleのUMG買収にメリットはあるか?

2003年2月26日、新MusicNetのテストが始まった。ハードディスクにダウンロードした楽曲は、ダウンロードに使ったコンピュータに「拘束」され、会員をやめない限りは再生できる。最大の制約は、AOLサービスへの加入が必要となり、AOLにログインしなければコンテンツの検索やダウンロードができないという点。

アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者

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