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teltel (1423) の日記

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tare no.43 巨人の冷たい怒り ver.2

teltel による 2005年06月09日 21時53分 の日記 (#301683)

土星の衛星Titan にメタンなど炭化水素を吹き出す火山を発見したと、NASA JPL (Cassini Huygens Project の記事) が発表している。
昨年末、Titan に最接近したCassini 衛星が、赤外線で撮影した画像から研究者が見つけ、結果はNature に発表される。

Titan は、窒素とメタンなど炭化水素から成るぶ厚い大気に覆われており、地表は直接は見えない。そのため、電波や赤外線による観測が行われてきた。Cassini も地形を赤外線で撮影できるVIMS というカメラを搭載している。

この大気に含まれる大量の炭化水素の供給源として、地表にメタンの海や湖などがあると予想されていた。しかし、Cassini によって高精度で撮影された地形のデータからは、液体表面に特徴的な地形の画像は得られず、炭化水素の海は見付からなかった。一方で、直径30km で円形に盛り上がったカルデラ状の地形と、そこから噴き出した放物線状の領域を見つけることができた。この盛り上がった地形がTitan の火山で、液体や個体の炭化水素を噴出し、周辺の同心円状の構造は何層かの噴火の履歴を表している。また周辺の放物状の地形が噴出物の堆積だと考えられる。噴火のエネルギー源は土星の潮汐力である可能性が高い。
結局、Titan の大気は海から供給されるのではなく、炭化水素を噴き出す火山から供給されていることになる。次回のフライバイで、Huygens と協力してこの火山の謎の解明を目指す。一方で、川のような地形や島のような地形もあり、過去になんらかの浸蝕作用があったのも確実だという。

Cassini がTitan にフライバイする機会はまだまだ沢山あるので、Titan については数年のうちにかなり明らかになりそうだ。

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なんかイマイチだったのでちょっと修正して再投稿。

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