L.Entis (21733) の日記
女性専用車両によって変化する犯罪の発生頻度
わざわざ書くまでも無く直感的に分かることだが、定式化してみる。定義
N = 車両の総数
M = 女性専用車両の総数
P = ある人が女性に遭遇したときに犯罪を起こす確率
Q = 女性の中で女性専用車両を能動的に選択する人の確率
R = すべての人の中で女性が占める割合
S = 電車に乗車する人の総数
P について、対象者(将来犯罪を起こす可能性のある人)は常に一定の速度で移動して単位時間内に接近する女性の総数に対する犯罪の発生する確率とする。
Q について、すべての人はすべての車両に均等に乗車すると仮定した上で、たまたま乗車する車両が一般車両の場合に、わざわざ女性専用車両に移る確率。
犯罪の発生数(単位時間内)
女性専用車両を導入しない場合 = S^2 * R * (1 - R) * P
女性専用車両を導入した場合 = S^2 * R * (1 - R) * (N - M) * (1 - Q) * P / N
女性専用車両導入後の犯罪発生数比 = (N - M) * (1 - Q) / N
ここで、N = 10, M = 1 とすれば(埼京線)、犯罪発生数比は 0.9 * (1 - Q) となる。
実に当たり前で、予想通りの結論を得ることが出来た。
Q を定めることは難しいが、Q = 0.0 でも犯罪発生数が10%減少すると予想できる。
仮に女性10人に一人がわざわざ女性専用車両を選択すると仮定すると、犯罪発生数は19%減少すると予想できる。
しかし、犯罪発生数を大幅に減少させる効果が無いことも簡単に分かるだろう。
仮に犯罪発生数を0にするには、Q = 1.0 としなければならないが、それは不可能である。
なぜなら、それはすべての女性が1つの車両に乗ることを意味しているからである。
数式が表しているのは、一般車両の女性の総数が減少するということを表しているのであって(そしてそのことで発生総数が減少する)、一般車両だけを見れば犯罪の発生確率は全く変わらない。
マスコミなどでは犯罪予防効果や、防止効果と言うことがあるが、そんなものはどこにも無い。
まぁそれほど悲観することも無いのでは (スコア:1)
それは本人の容姿や衣服、年齢によって左右されるのだろうと思いますが、
被害に遭いやすい女性が専用車両に移動すれば、
実際に専用車両に乗車する人の数のわりに効率よく痴漢被害が減りそうです。
また、繰り返し被害に遭っている人は女性専用車両に移動する強い動機があるわけで、
単純に確率だけでは語れないところがあるのではないかなぁ。
痴漢に遭ったことがある人≒女性専用車両に移動する人
……であれば、もう少し被害者は減りそうですね。
人生は七転び八起き、一日は早寝早起き
Re:まぁそれほど悲観することも無いのでは (スコア:1)
そうですね・・・
でも、心理モデルを導入するなら、痴漢する人の心理も考察すると、結局、「挑発的な服装で無ければ痴漢は発生しないか?」という問題に帰結しそうな気も・・・(^^;
Re:まぁそれほど悲観することも無いのでは (スコア:1)
ただ、被害に遭う原因は、たぶん服装だけではないですよね。
たとえば、いたずらしても声をあげられそうにない人は狙いやすいでしょうし。
私の見かたでは、たぶん、これは各社の都合も含まれていると思うのですよ。
これまで、痴漢の被害者に相談を受けても「刺激的な服装は避けましょう」「痴漢に遭ったら勇気を出して声をあげましょう」と言うしかなかったわけです。これは、次善の策であって、被害に遭う確率はいくぶん下がるでしょうけれど、痴漢防止の決め手にはならないわけです。
従業員の人にとってもトラブル処理は神経を使ういやな仕事でしょうが、「これからは女性専用車両を使ってくださいね、そうすればまず被害に遭いませんから」と今後の解決策を提示できるようになった、という点だけでも(駅員さんとしては)気が楽になったのではないでしょうか。
人生は七転び八起き、一日は早寝早起き