juan (3871) の日記
同人誌
なんか身の程ってのがないんだよな。他人の作る本見て、いまどきの「Coolなアート」っぽいやつも「ろりぷに萌え」なのも「うわすげーエロ~」ってのも全部やりたくなっちゃって、でも自分がそれらができるほど若くもないしセンスも磨いてないってことがなんか理不尽に感じる。
このてのツール、需要の中心はWindowsにありってのは前々からわかってる事。プロの絵描きに占めるMac率は確かに高いが、プロの絵描き自体がマーケットとして小さい。かつ漫画家の内金持ちは少数で、多くはサラリーマンより貧乏だったりする。そのかわりトップクラスはえらい大金持ちだけどね。今画材屋に行くとわかるが、マンガ用画材は明らかに同人誌マーケットをターゲットにしている。ペン先は数本袋に入れて売ってるし、B5原寸サイズの原稿用紙が非常に豊富だ。
同人漫画家でパソコン使っている人間の多くはWindowsユーザーだし、いっそ趣味で同人やってる人の方が、貧乏なプロよりソフトを買ってくれる可能性が高い(プロは今まで培った技術のため、保守的になる場合も多いしね)。というわけで当初からあのツールはWindows移植を睨んで開発されたんです。
Adobeは、ソフト、プラットフォームを超えてプラグインのために共通に使えるダイアログ表示用APIを用意しています。最近のAdobe製品のプラグインフォルダを覗くと「ADM」という緑色のアイコンが見つかるはずです。こいつが共通GUIのキモ、Adobe Dialog Managerです。これを使うと、MacOSやWindowsのAPIを直接叩かなくても、ダイアログを表示し、操作する事が出来ます。これはダイアログの表示、ボタンやスライダー、ポップアップメニューなどのコントロール類の表示及びトラッキング、キーボードやマウスのハンドリングを一手に引き受けてくれます。ただし、これが用意されたのはPhotoshop5.0から。そのため、デジコミツールズはPhotoshop5.0以降対応にせざるを得なかったという事情があります。また、Photoshopプラグイン互換をうたう他社製ペイントツールでもADMはサポートされないので、まず動作しません。
最初に集中線プラグインを試作した時は、MacOSのAPIを使用していました。これを全部ADMを使用するように書き換えてまでWindowsへの移植を考えたのは、絶対Windows用の方が売れると思ったからです。デジターボさんとの会議でも、この点は最初から了解事項でした。ではなぜ最初にWindows用に作らなかったのか、また、なぜ同時か、少なくともあまりタイムラグを置かずにWindows版を出せなかったのか、僕もデジターボさんのデジコミ担当スタッフも、まるでWindowsでの開発経験がなく、実際できなかったという単純な事情があります(ADMを使っても、リソースの変換など、それなりに作業はしなければ行けません。ただコンパイルし直しだけでOKとはいかないのです)。デジターボさんも他に色々仕事や事情を抱えて素早く動けなかったようです。最近ようやく動きだしているようですので、さほど遠くない未来に待望のWindows版がお目見えすることになると思います。とはいえ、デジターボさんはセルシスのComic Studioにも関わる事になり、そちら向けのプラグイン開発も行なうと言う事が急遽決定してしまったので、開発リソースがまたひっ迫しているのではないかと少々心配ですが。