ken_non_sumの日記: 靴
2足しかないボクの革靴のうち、1足の底が抜けた。
4年と6月履き続けた靴だった。
残った1足は新しくとも7年前には履き始めていた。
あの震災の日も30km徒歩帰宅の愚挙からボクの足を護ってくれた。
たぶん10年はもつだろう。
だから新しい靴は同じメーカのを買った。
おかげで給料日まで2週間、一日700円で生活しなければならない。
この新しい靴も、これから10年ボクを支えてくれるのだろうか。
そう考えたところで目眩がした。
想像してしまったのだ。
7年目の靴は震災を知っている。
その前にあった、ボクの家族の葬儀も知っている。
ボクが前途に希望を持てず、涙を流しながら雑沓の中をさまよっていたときも一緒だった。