maiaの日記: 2020年日本の総死亡数は減少した 89
そう目新しい話ではない気もするが、2020年の日本の総死亡数は(速報値ベースだが)高齢化やコロナ禍にも関わらず前年より若干減少しそうだ(日経)。1月〜10月の前年同期比で約1万4千人減少。ただし10月から増加傾向が続いたと仮定すれば減少幅は減るかもしれない。
減少への寄与が大きい順に肺炎(誤嚥性と新型コロナ除く)、心疾患、脳血管疾患、インフルエンザ、不慮の事故(交通事故等含む)となっている。インフルエンザの減少は新型コロナのが話題になる前から始まっているが、肺炎など呼吸器系疾患の大幅な減少は、新型コロナ対策による衛生状況の改善が大きいと思われる。ただ、循環器系も減っていて、どうしてそうなるのかと、若干話題になった。よく問題になる自殺は2020年前半は前年同期比で減少していたが、7月から増加に転じた。また死亡増加の最大要因は老衰である。残念ながら出生数の減少に歯止めはかかっておらず、総人口は減少している。