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日記

rxk14007の日記: インドの火星探査機が地球重力圏の離脱に苦戦 6

日記 by rxk14007

http://blogs.nature.com/news/2013/11/indias-mars-probe-struggles-to-leave-earth-orbit.html

India’s first Mars mission, a probe named Mangalyaan that lifted off on 5 November, has hit its first rough pocket early today, before even leaving Earth orbit.
 
Five days after launch, the satellite failed to raise its orbit to reach its planned farthest point (apogee) of 100,000 kilometres from Earth. Rather, it only raised it to less than 79,000 km. As a consequence, it is behind schedule with increasing its velocity so that it can later catapult to Mars, says Indian Space research Organization (ISRO).

他の国の惑星探査機は強力なロケットエンジンを噴射して一気に第二宇宙速度(秒速11.2km)まで加速することで、地球の重力圏を離脱するのが通例だが、11/5に打ち上げられたインドの火星探査機では、弱い推力のエンジンを繰り返し噴射することで徐々に高度を上げていくという方法を選択している。
Universe Todayの記事が軌道の遷移の様子を、分かりやすい図で伝えている。

本来の計画では遠地点が10万kmとなっている予定がロケットエンジンの不調で高度を上げることができず、遠地点が7万9千km以下となっている。
このスケジュールの遅れによって探査機が火星へ向う予定が遅れる可能性があることを、インド宇宙研究機関(ISRO)は認めている。

2年前のロシアの火星探査機フォボス・グルントのときには、探査機がセーフモードとなって地球を離脱できずに最後は大気圏に突入したが、今回のは探査機の状態は問題なく通信も確立されているので、はるかに状況は良いと考えられる。
ただし探査機が地球重力圏を離脱できても、予定が遅れてしまうと火星へ向う軌道へ載せるのが困難になる(適した軌道は約2年2ヵ月周期)し、離脱に燃料を使い過ぎると、こんどは火星周回軌道へ載せるための逆噴射の燃料が不足する恐れもある。

やはり火星探査は一筋縄ではいかず、乗り越えるべき壁は非常に高いようだ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2013年11月12日 9時46分 (#2494078)

    無理なのでは?
    この遷移軌道ては地球重力圏を振り切っても火星に
    むかうのは無理。

  • by Anonymous Coward on 2013年11月12日 10時22分 (#2494123)

    2周遅れなだけ

  • by Anonymous Coward on 2013年11月12日 11時23分 (#2494165)

    なんで地球離脱の段階でこんな戸惑ってるんでしょう?(時間の制約はより厳しいとは思いますが)この時点でそんな難易度に違いがあるんでしょうか?

    インドの火星探査機MOM、4回目の軌道上昇でつまずく [sorae.jp]

    噴射が早期に停止した原因は不明としているが、この4回目の噴射においてスラスターの冗長系の試験が行われたとISROは明かしている。冗長系とは、主に使う部品、例えば電子部品や配線、配管などが壊れても機能を維持できるよう、あらかじめ組み込まれている予備の部品のことで、一度宇宙に行くと修理ができない宇宙機にとっては必須の装備である。

    ISROの発表はやや不明瞭であるが、おそらくは燃料タンクからスラスターへと繋がれている配管が2本あり、基本的にはそのうちの1本、すなわち主系だけで運用されるが、今回は試験を兼ねて主系と冗長系の両方の電磁バルブを開き、通常より多く燃料をスラスターへ流したようだ。こうすることで推力を増加させることができ、実際ISROもそれを期待して実行したようである。しかし本来ならこのような試験は地上で行うはずであり、なぜ運用中の探査機で、それも火星へ向けた軌道に乗るという、時間の制約もあるような重要な運用の最中に行ったのかは不明である。

    この辺の話も謎です。何か宇宙でこのタイミングでしか試験できない事情があったんでしょうか?やるにしてももっと安定した軌道に乗ってからやればいいのに。

  • by Anonymous Coward on 2013年11月12日 12時42分 (#2494192)

    追加の軌道上昇マヌーバは成功裏に実施された模様。
    http://www.isro.org/mars/updates.aspx [isro.org]

    12-11-2013
    Fourth supplementary orbit raising manoeuvre of Mars Orbiter Spacecraft, starting at 05:03:50 hrs(IST) on Nov 12, 2013, with a burn Time of 303.8 seconds has been successfully completed.The observed change in Apogee is from 78276km to 118642km.

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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー

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