Tellur52の日記: 小田急1000形とSiC採用のVVVFの件 1
日記 by
Tellur52
「通勤電車の運転電力を36%削減、モーターの制御装置を高効率に」という記事が、
技術的説明を端折るあまり、次のような誤った文章を入れていて、ちょっと頭を抱えた。
電車の架線から送られてくる1500ボルトの直流の電力を交流に変換できるVVVFインバーター装置を搭載するのは世界でも初めての試みになる。
もう、記事は技術が分かってて、正しい説明ができる人に書かせないとダメ。
小田急や三菱電機のプレスリリースを確認したところ、どうやら以下のような話らしい。
- SiC素子を採用した新型のVVVF装置に載せ換える。
- VVVF装置の定格は、3.3kV/1500A。
- 素子の種類(GTOかIGBTかそれ以外?)はこのプレスリリースだけでは不明。
- VVVF装置の変調方式は2レベルPWM方式。
- 車両としてはブレーキ時の回生電力量の増加も効いて、定員時20%の「省エネを実現」とのこと。
- 2014年度は2編成8両について、空調装置やインテリアも含めて近代化改修。
- 計画では160両がリニューアル対象、ワイドドア車36両は対象外。
こんな資料見つけた (スコア:1)
ワイドドア車はいらない子扱いになってますから、淘汰されるんでしょうねぇ・・・
で、RRR2008年11月号「鉄道技術アラカルト(54) VVVFインバータ 直流から交流を発生させ誘導電動機を駆動する [rtri.or.jp]」に
・(2008年の段階では)シリコン(Si)をベースとして作られているIGBTだが、今後シリコンカーバイド(SiC)に置き換えられたものが登場するであろう
・SiCは高温高熱に耐えられるので冷却が適当でも良い
・冷却装置が小さくて済むので、全体として小型軽量化もはかれる
(意訳)ということが書かれてます。