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日記

kazekiriの日記: 衆院選の序盤情勢 4

日記 by kazekiri

報道各社より第47回衆院選の序盤情勢が報道されています。

自公、300議席超す勢い…衆院選序盤情勢 (読売)
自民300議席超える勢い 衆院選・序盤情勢調査 (朝日)
自民、300議席うかがう 衆院選序盤情勢 (日経)
衆院選:自民300議席超す勢い 民主70前後 (毎日)
序盤情勢 自民300議席超の勢い 海江田・菅氏苦戦、民主70議席台も (産経)

最初は日経の見出しで気が付いたので少しゲタをはかせているのかなと思ったのですが、ここまで揃うと相当に自民優位の調査結果が出ているものと思われます。各社の揃った見方としては、自民は比例で70以上、小選挙区で220あたりは既に固めており、上積みも狙えるという状況のようです。前回の自民の議席は、比例で57議席(得票率27%)、小選挙区で237議席という圧勝だったわけで、そのような流れからすると更なる圧勝の予想が出るのは少々衝撃的ではありますが、少し分析してみましょう。

解散直後の日記での予測では、自民は比例では伸ばすものの小選挙区で数十ほど減らすことでやや議席数は落とすという方向で考えていました。そもそも今回は小選挙区で定数5減があり、それを自民がかぶっているわけですので、最初から5減のハンデもあります。

ということで、まず比例ですが、ここ数年の政党支持率を見る限り、現在の自民党への支持はここ数十年で最高の小泉政権時に近い状態にあることは間違いありません。民主党政権誕生時という例外はありますが、自民党の比例得票は概ね政党支持率の推移から予測可能であり、今回は前回の得票率を大幅に上回ってくることは最初から確定的ではありました。私の感覚では比例得票率35%を超えて70議席に乗ってくるだろうとは予測しておりましたが、どうやら70というのも最低ラインで80超えもあり得るという状況のようです。

これは、これまでの自民支持層の票はある程度その時々に新鮮味のある新党へ流れる票もあったわけですが、今回はどうもその受け皿となる党がそもそもなさそうなこと、あとは野党間での選挙区調整やそもそも見込みがない小選挙区への出馬を野党側が見送った結果、政党支持まで落としているということがありそうです。みんなの崩壊や維新、次世代が低調なことが響いているとも言えますし、全選挙区に候補を立てることすらできない第二党ということがボディブローのように効いているのかもしれません。私の実家のある富山では、そもそも民主党候補がゼロという状況だったりしますので、最初から諦めているのでは政党支持は伸びないでしょう。

とは言っても、比例で少々差異があったとしても大勢は小選挙区で決まるわけで、私の解散直後の予測では、自民は170ほどの選挙区は固いだろうが50ほどは流動的な選挙区が残っているのではないかという感覚でいたわけです。これは前回衆院選では自民は100人を超える新人議員を当選させたものの、かなりの比率で野党候補同士が競合状態にあり、全体的に接戦となっていた選挙区が多かったからです。まだ地盤が盤石ではない一回生議員が民主元職と対決という構図になると不利な選挙区も出てくるだろうという単純な話です。

ですが、どうやら報道をまとめると220-230ほどは既に固めているようで前回の小選挙区での237議席にも達しているという報道も見られます。これで比例と合わせて300超えというわけで、小選挙区はほぼ前回に近い結果が見込まれているということになります。この結果ですと、前回選挙で接戦だった比例復活組の雪辱どころか、小選挙区を勝ち抜いた民主党の27人の議員の中にも今回は小選挙区で敗北となるケースも出てくるような状況かもしれません。この観点では、前回選挙で完勝とは言い切れない埼玉五区 枝野幸男、東京七区 長妻昭、東京21区 長島昭久、奈良一区 馬淵澄夫、香川二区 玉木雄一郎... あたりがお尻に火がつきはじめてる可能性もあるでしょう。

このような予測が出ている背景には、ある程度進んだと思われていた野党間での選挙区調整が単純に候補者を減らすだけの結果となっており、野党側の票のアップに寄与していないということがありそうです。まあ、そもそも現在の野党各党は政策的な違いが大きく、支持層も異なるわけで、よほど入念な調整がなければ統一候補を立てる効果というのは出にくいというのは確かです。このままですと、選挙後に共産を除く野党が揃って「みんな化」もあるかもしれません。

過去には序盤情勢の報道とは全く異なる結果となった国政選挙もありますし、報道による揺り戻しもありますので何とも言えませんが、序盤戦において少々は影響があるかもしれないと思っていた「解散の大義」への攻撃は意味を成さなかったとは言えるのではないでしょうか。

中盤および終盤戦はこのままですと大きな動きはなさそうに思いますので特に書くことはないと思いますが、あとは選挙後に結果を振り返るかも。

追記:個人的に注目している小物界の大物と評され大人気?の原口一博氏ですが、佐賀一区で落選した場合に比例復活がかなり難しいことが予測されます。比例九州はおそらく民主党は2-3枠となりますが、小選挙区組の重複立候補は比例名簿で一位ではなく二位になっておりますので、比例復活となるためには九州ブロックでの惜敗率一位か二位を取らないといけません。この観点ですと、海江田万里、松原仁、菅直人の三名も比例東京の三枠に滑り込んだわけですので、長島昭久、長妻昭あたりが小選挙区で落とすような事態になると壮絶な惜敗率の争いになるかもしれません。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2014年12月04日 16時04分 (#2722360)

    投票率の低下もあいまって自民単独での300議席は全然無問題でしょう。
    自民単独で2/3の議席を確保出来るか、ぐらいしか見どころもないですし。

    まあ自民の総得票数は前回と比べてそれほど上がるとも思いませんけどね。
    今回に関しては政権に対する批判票が棄権票になるだけでしょうから。
    # そう考えると10年ぐらい前の小沢一郎の選挙手腕は確かだったんですよね。
    # 小選挙区制で勝つためには何が必要かってちゃんとわかっていた。
    # 今後野党にあのクラスの選挙参謀が出てくる可能性ってどのぐらいあるか・・・

    ## どうでもいいけど期日前投票も始まってるのに未だに投票所の入場券が来ない。
    ## 市の選管のサイトを見に行ったら「5日頃届く予定」だそうな・・・
    ## 選挙人名簿に名前が載っていれば入場券が無くても投票は可能だし
    ## そもそも裁判官の国民審査の期日前が今週末からだからどうでもいいか orz

    • まあ自民の総得票数は前回と比べてそれほど上がるとも思いませんけどね。

      大筋では理解いたしますが、ここだけは今の情勢予測と違うかなと。比例は前回の自民得票は1,660万票ですが、おそらく前回記録した過去最低の投票率を更新はするものの、自民の得票は2,000万票近辺に達するという各社予測だと思います。2,000万票に乗ると郵政選挙以来ではありますので、それなりの意味を持ってくるでしょう。私はこの線には注目しています。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      > # 小選挙区制で勝つためには何が必要かってちゃんとわかっていた。

      そもそも小沢が導入した制度だしな。まあまともな野党が存在しないとどれだけひどいことになるのか考えてもらいたかったものだが。

      • by Anonymous Coward

        >そもそも小沢が導入した制度だしな。まあまともな野党が存在しないとどれだけひどいことになるのか考えてもらいたかったものだが。
        2009-2012までの自民党くらいしかしらないまともな野党

        #あとは不破哲三時代の共産くらいか

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