診療報酬明細計算システムがオープンソースに 15
ストーリー by kazekiri
Debian-LOVEなのね 部門より
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takano 曰く,"日経オープンシステムによると、ORCAという診療報酬明細計算システムが、日本医師会によってオープンソースとして公開されるらしい。ライセンス情報については見付からなかったが、記事中の「改良した内容は公開する必要がある」というコメントから察するに、かなりGPLを意識したものになるのではないだろうか。早ければ来年の3月には、Linuxで動くレセコンが誕生しそうだ。"
Re:ORCA(オルカ) (スコア:2, すばらしい洞察)
> 一つに TCO があるでしょう。
ええ、あると思います。でも、オープンソースコミュ
ニティとしては小さいのでその効果が現れないんじゃ
ないかなと思っています。
#否定ばっかりじゃいけないんだけど。
> 病院だってお金が余っているわけじゃないし、
> 特定メーカーのシステムに沢山お金をかけなきゃいけ
> ないという仕組みにいつまでも乗っていたら、
> 放漫経営だって非難されちゃいます。
それも狙っているらしいのですが、公開したソースを
追っかけるだけの地元のソフトウェアハウスがどのく
らいあるか、結構疑問に思っています。
というのが、医者の中にはコンピュータオタクの先生
もいたりするのですが、基本的にコンピュータのこと
は知りません。つまりちゃんとメンテナンスからカス
タマイズまでできる地元の業者が必要なんです。
こういうインフラを整備するのは結構大変だと思いま
す。
> かといって、ベンチャーが乗り込むには保守的な
> 体質では難しいか。
ORCAについては、オープンなのでいろんな業者が入る
余地があります。しかし、医療というのは思っている
程単純な世界ではなく、旧態依然とした派閥のような
ものがあるので、どうなるか見ものではありますね。
Re:ORCA(オルカ) (スコア:2)
ORCA(オルカ) (スコア:1)
私は実は、つい最近まで医師会にいたので状況は知ってるんだけど、システムとしてはうんまぁというところだけど、実際、この手のシステムはオープンソースである必要性を感じないんです。
ただ、日医や日医総研が旗振りをしているので、私の友達は「ぜひがんばってほしい」とのことでした。
内部は、Debian で、C++ で開発されていて、現在、病院や診療所でそろそろ実験が行われるはずです。
しかし、医者の世界というのは思ったより、閉鎖的で、保守的であるので、ほんまに成功するんかいなと思っているところ。
Re:ORCA(オルカ) (スコア:1)
> こかにあったかなぁ。私は書いた覚えはない。
>
> OS依存部っつーかミドルウェアがCで書かれていて、
> アプリ部分はCOBOLですよ。レセコンのようなトラデ
> ィショナルなシステムはCOBOLの方が書きやすいで
> すから。
失礼。これは私の勘違いでした。訂正します。
> オープンであるメリットは、それはエンドユー
> ザが主導権を握りうるということでしょ。メーカに
> 縛られなくて済むんだから。
別スレッドで言っていますけど、本当にそうなるのか
なぁと思っています。#もうやめときます(^^;
> 某関係者
なるほど。
記事を読んだ (スコア:1)
50~150万円くらいなら、より小さな診療所にも導入可能でしょう。
電算システムよりも、人件費にリソースを割り振るべき状況だとも思うし。
色々あって、道は険しいと思うけど、医療費圧縮が叫ばれる現在、色々な意味
でよい試みですね。
Re:ORCA(オルカ) (スコア:1)
>というのが、医者の中にはコンピュータオタクの先生
>もいたりするのですが、基本的にコンピュータのこと
>は知りません。つまりちゃんとメンテナンスからカス
>タマイズまでできる地元の業者が必要なんです。
やんとメンテしてくれる人が必要なのは確かです。僕がいたことがある病院ではNT上で富士通のHOPE-STが動いていましたが、ちょくちょくメンテの人を呼ぶ事態が発生していました。
あと、このシステムって今のところは医者と言うよりも医療事務担当の人にとって大きな問題だと思います。病院によっては医者が処方なんかを入力するところもあるんでしょうけど、診療報酬点数の計算はほとんど医療事務の仕事です。
ちなみに僕はアルバイトだったので関係しませんでしたが、医療事務の人でPCが使える人率、当時は極めて低かったです。そういう意味でもこの取り組みでちゃんと地場のソフト業者さんがサポートできるようになればよいことだと思います。
--Inquiring with pragma--@MJ
Re:ORCA(オルカ) (スコア:1)
まつもと ゆきひろ /;|)
Re:ORCA(オルカ) (スコア:1)
> が、まさにその 通りです。オープンソースプロジェ
> クトは存在することそのものが 成果なのです。たと
> え既存の業界に阻まれたとしても、それはそれ で構
> わないのです。 疑問視は不要などころか、邪魔でし
> かありません。たとえ失敗したっ て、keisukenさん
> には迷惑にならないでしょう?
まつもとさんにまで(^^;。ある意味反省したので返信
を控えておこうと思ったのですが、あえて返信します。
誤解が無いようにしていただきたいので、私はオープ
ンソースなライブラリを提供しています。オープンソ
ースでいろんな人たちに使ってもらうという楽しみも
ありますし、その雰囲気も好きです。また、その利点
もある程度理解できます。つまり、オープンソースそ
のものを否定してません。
現在進行中のプロジェクト(産学協同)もオープンソー
スですし。
確かにORCAについてはオープンソースが目的でもない
のでそのあたりを(当事者達が)誤解しているんじゃな
いかと主張したかっただけです。
#実はその点だけなのですが。
ただ、まつもとさんのおっしゃる通り、「オープンソ
ースプロジェクトは存在することそのものが 成果なの
です」という言葉には心を打たれました。
そういういい雰囲気になればいいんですけどね。
あとは、メール送ります。
Re:ORCA(オルカ) (スコア:1)
> > なぁと思っています。#もうやめときます(^^;
>
> 少なくともメーカ製ソフトでclosed sourceでやられるよりは、ずっとマシでしょう。
御意。
> > 某関係者
> なるほど。
>
> 正確に言えば、ミドルウェアの作者です。
>
> # わかる人にはバレバレだね
しつれいしやした。
今回は、オープンソースについて考えさせられる事件(^^;だった。
ということで、良しにしといてください。m(_ _)m
Re:ORCA(オルカ) (スコア:0)
記事から分かるように、オープンソースである必要の
一つに TCO があるでしょう。
病院だってお金が余っているわけじゃないし、
特定メーカーのシステムに沢山お金をかけなきゃいけ
ないという仕組みにいつまでも乗っていたら、
放漫経営だって非難されちゃいます。
かといって、ベンチャーが乗り込むには保守的な
体質では難しいか。でも大手SIには、まだオープン
ソースをメンテナンス出来る人って意外に少ないん
ですよね。うちの会社でもエンジニア養成中だけど。
Re:ORCA(オルカ) (スコア:0)
Re:ORCA(オルカ) (スコア:0)
OS依存部っつーかミドルウェアがCで書かれていて、アプリ部分はCOBOLですよ。レセコンのようなトラディショナルなシステムはCOBOLの方が書きやすいですから。
オープンであるメリットは、それはエンドユーザが主導権を握りうるということでしょ。メーカに縛られなくて済むんだから。
某関係者
Re:ORCA(オルカ) (スコア:0)
Re:ORCA(オルカ) (スコア:0)
> なぁと思っています。#もうやめときます(^^;
少なくともメーカ製ソフトでclosed sourceでやられるよりは、ずっとマシでしょう。
> > 某関係者
> なるほど。
正確に言えば、ミドルウェアの作者です。
# わかる人にはバレバレだね
Re:ORCA(オルカ) (スコア:0)