GNOME使い勝手研究 132
ストーリー by yasu
うちのばーちゃんでも使えますか? 部門より
うちのばーちゃんでも使えますか? 部門より
nidak 曰く,"本家より。ここにSun Microsystemsの連中によって作成されたGNOMEのユーザビリティーレポートがある。医者や弁護士、グラフィックデザイナーなどのそれぞれの分野からテスターを集めてGNOMEデスクトップを突き付け、その使用感のレポートを作り、GNOMEに必要な改良点を考察している。
多くのGNOME初心者であるテスター達は設定のオプションの多さに混乱するようだ。分かりにくいアイコンやUIデザイン等にも問題があるらしい。例を上げるとLogoutのアイコンが省電力やスリープを行うための物に見えるとか、ブラウザのアイコンからNetscapeが立ち上がるなら、なんでNetscapeのアイコンにしないんだ?とか。ログインに失敗した際に画面に何の反応もでないでカーソルが点滅しているだけのフィードバックの少ない環境:「ログインに失敗しました。再度入力し直して下さい。」と一言いってほしい等。この他にも多くの点についての不満とそれについてのさらなる使い勝手の向上を目指した考察が書かれている。
こうした初心者の使用感レポートをとることはとても重要だ。一度その環境に慣れてしまった開発者はこうした研究がなされないと、初心者がどれだけ使いにくいかってことを分からないまま、なんの改良もなされないままだからね。"
アイコン (スコア:3, すばらしい洞察)
アイコンとそれが持つ意味との結びつきは、言語と一緒で、本来はかなり恣意的なものだと思います。(たとえば、なぜ石のことを「いし」という名前で呼ぶの?)。で、それはあたかも言語を学習するような形で学習しないといけないはずなんですが、Windowsがその「アイコン言語」の実装系(いわば「Windows語」)を普及させてしまったので、幸か不幸か、その言語は広く知られているということになり、その言語体系に従ったアイコンは分かりやすく、従わないアイコンは分かりにくい、ということになります。
いってみれば、世の中に複数の言語があるなんて思いもよらない人が、自分の母語以外の言語を聞いて「わけわからん」と言うようなもんですね。
ただ、ここで問題になっているのは自然言語じゃなくて設計することが可能な人工言語なので、わざわざ世の中に複数の言語を作るなんてことは、意味がない。というわけで、Windows言語に従ったアイコンのデザインを行う、というのが実際的な解となります。
ただし、アイコンのデザインに著作権が主張されたりすれば、非常に面倒なことになります。そういえば、 「Against User Interface Copyright」 の邦訳が「Think GNU」という本に収録されていて、ダウンロードもできますのでぜひ参照してください。
出前味噌ですが、あ!! 熊の辞典! [コンピュータ] より「アイコン」も参照してね。
メインストリームへの道 (スコア:2)
自分はWindowsからMacにスイッチした時に不満はあまり感じなかった。しいてあげればFinderでフォルダを開くと画面が散らかって見えるということくらい(だが、それも慣れると逆に優れたUIに見えたものだ)。
だけど、Linuxを初めて触った時は戸惑った。Internet(ダイヤルアップ)の設定をするのになんでInternetウィザードがないのだろう?と思ってみたり、どこにシステムファイルがあって、どこにプログラムがおさまっているのかとかも皆目見当がつかない。ゲームをダウンロードしてきてインストールしようと思いダブルクリックしても、特にインストーラが起動するものでもない。コンパイルしないといけないだって?なんだか、言葉の通じない人々の住む初めて来た街に一人ほうり出された気分だ。いらないアプリをアンインストールするのにWindowsで言うところのアプリケーションの追加と削除が見当たらないし、Mac流にプログラムの入ったフォルダをゴミ箱に持ってけいば良いのかな?と思ってもどこに何がどのように存在しているのか分からない。八方塞がり。(自分がLinux初心者だった時の経験)
こういう経験をしないで済むようなUIに改良されるなら、大拍手だ。いや、それがあるべき姿だと思いたい。でも、UIが洗練されたLinuxが登場する前に、OS Xが高速化して使えるOSになって、そっち(Linux)には見向きもしなくなっているかも、、、。
There is no spoon.
それは (スコア:2)
その辺は、OS X 10.1が出てからのお楽しみ。
予想通りOS Xは高速化されたので、そっちを見てみないとね。
それにOS Xのインストールの簡単さはLinuxよりも遥かに上だし。
最適化しないで製品版として出荷したAppleの態度はさて置き。
There is no spoon.
Re:あたらしいUIを希望 (スコア:2, 興味深い)
Xの問題と窓マネの問題は、別だと思います。
あ。Newtonは(触ったことないですが)なにやら面白げ
だったようですが、世界観という意味でPalmは
あんまり凄くないような気がします。単にPC
(というか古き良きMac)のサブセットって印象。
メタファの面白い奴といえば
Time-Machine Computingを思い出しました。
時間軸をUIに統合(?)しちゃうっていう奴。
http://www.csl.sony.co.jp/person/rekimoto/tmc/
ところでcslって本当に凄い人たちで一杯だなあ。
「アイデア」レベルで凄いんだよね。
POBoxで時の人(^^;な増井さんとかも居るし。
未来を作るには「少なくとも」こういう人々
(のこういう能力)が無いと駄目なような。
ぶっちゃけて言えば、実装至上主義だと
先には行けないというか。
Re:Windows症候群 (スコア:2)
システムを限り無くいじくりまわしたいというPCおたく的な考えはここでいらないのだ。誰にでも簡単に使えること。その簡単さの後ろでプロユーザーに何か煩わしさが生じるとしてもだ。いや、それはいいすぎか?でも妥協は必要だろう。
それはさて置き、OS Xは初心者にも優しくなるようにUnixの分かりにくい部分をうまく隠し、Terminalエミュレータなどをしっかり導入していることでUnixに慣れ親しんだユーザの需要にも応えているように見えるけど、いかがなもんでしょう?現時点でのGUIの遅さは目をつぶるとして、けっこう良さげなUIであると思われます。
There is no spoon.
Re:アイコンなんか使うな。漢字を使え。 (スコア:2)
クラッシュした時には画面中央に
「爆」
とか出るのかな?
There is no spoon.
うん (スコア:2)
> ロジェクトがあったらよいな、と思ってます。例え
> ば、「User Interface Guideline」のGNU版とか。
いつでも同じところにコピーとペーストがついている
WindowsやMacがどれ程ユーザーの心に安らぎを与えて
くれるかという実感。
There is no spoon.
Re:「文系vs理系」とかいう概念がナンセンス。 (スコア:2, すばらしい洞察)
グローバルじゃないよね (スコア:2)
普通に分かりやすいアイコンを作るのが一番かも。
There is no spoon.
Re:Windows症候群 (スコア:2)
ん?他に良いアイデアがあるならよろしく。
There is no spoon.
GUIはいらないってなんだろう? (スコア:2)
例えばGUIなしで目的の画像ファイルを探す事って大変じゃない?ファイル名だけ表示されたってどれがどれだか分からない。ファイル名を自分が覚えているとも限らない。それだったらExplorerや画像管理ソフトでサムネイルを表示させてそこからみて探した方が速い。またTerminalでnetscapeって打ち込もうが、Netscapeのアイコンクリックしようが、えられるものは同じアプリケーション。イベントから生じる結果が何等変りがない。アプローチの仕方が違うだけで、どちらがどう優れているかなんて人によって異なると思う。両方あれば便利かもね?程度だ。
ただ、*誰にでも使えるUI*っていう考えからいけばGUIはとても優れたアプローチだと思うんだ。
There is no spoon.
Re:GUIはいらないってなんだろう? (スコア:2, 興味深い)
極端な例はさておき(人数比を考えるとね)。
「初心者向き」というのが、「高度には使用しない」 という限定付きであれば、現行のGUIをもっと簡素に したものでOKだと思うんですよ。問題は、高度で細かい 操作をしたくなった時の場合であり、現行のGUIは あまりにも人間の思考形態からかけ離れている。
たとえばスライダーの類で、部品が小さいと パッと見で99%なのか100%なのか判別できない。また、 自分は「この値を100%に設定したい」と思っているのに、 それを「このスライダーを右端まで動かす」という 形に翻訳しなければならない。この二つが僕の言う GUIの問題点です(この例は簡単すぎるので、「脇に 数値入力用のテキストボックス置けば済むじゃん」 なのですが)
つまり、データの持つ論理性(ここでは「言語で記述 可能」ぐらいの意味にとってくださ)が、GUIという 層を通過する際に失われてしまう。結果、自分の やりたいと思っている仕事がなかなか達成されないか、 余計な手間を喰ってしまう。
で、今のGUIのフレームワークに何とか、こうした 言語指示形のインターフェースを組込めないか、 と思っているのですが、なかなか具体的な研究テーマに 結実してません。そんな間にも、A社のソフトを使って いてキレそうになったり、ドラッグアンドドロップの 最中にボタンが離れちゃったりして「ムキョーッ!」 (ゲイツちゃん風)になったりしてます。
もちろん上記の話は、やりたい仕事が論理的に 記述可能なものに限った話であって、絵を描いたり するんであれば直観的操作が優れているのは明らか です。(意外とそうでもない場面というのもある けど)
Re:Windows語はグローバルだってこと? (スコア:2)
There is no spoon.
文法ミス (スコア:2)
自分のポイントだけ書いておきます。
*誰にでも使えるUI*=誰もが気に入るUIではない事でしょう。特に初心者や初めてのユーザーには嬉しい変更もハイエンドユーザーやプロユーザーが必要な機能とは限りません。しかし、ここではそうしたプロの意見はどうでもいいのです。だってその人々は、すでにシステムを*使えるようになっている*ユーザーなのですから。ただ、そのために過去のヴァージョンから極端なUI変更が行われたとしたら不味いと思います。Windowsはその辺りが上手かも。
There is no spoon.
Re:じゃ,イルカが泳げばいいの? (スコア:2)
けれど、導入した時点でのデザインというのは、あくまで初心者や別口から入ってきたdefaultもしくはaverageなユーザのための一時的なものであって、完全にWindowsと同一のものでなければならないという理由はないと思うです。
人それぞれと言ってしまえばそれまでですけれど、ユーザはGUIでもCUIでも好きなものを選択できればいいわけだし、自分で、細部まで好みにカスタマイズできればいいと思うですの。
ただ、問題は、初心者はそもそもPCの操作に関してよくわかっていないので、カスタマイズ以前の問題だとか、仮にカスタマイズできたとしても、思いの通りにするにはそれなりの技術が必要とされるとか、そのようなところがあるかとは思います。
また、統一された(というよりは、大多数が共通の意識・イメージを持っている、かもしれません)デザインでないものは、仮に他人が使用(私用)しようとした場合に使いづらいものになるというのもあるでしょう。
そういう点では、そもそもデザインを細部まで変更することが難しいMacintosh/Windowsよりも、UNIXベースであるGnomeなどの方がカスタマイズは深くできそうですから、defaultなユーザを増やすための間口を広げるといった意味では、テストで金をかけるのには、多少の意味はあるかと思います。ただ、ご指摘の通り、Windowsのクローンを作るのが早い気がするのも、それもそうかと思いますけれど。
万人に使いやすいものを作成していくのは相当の苦労があるかと思いますし、簡単にはできないわけですから、少しずつの改良を妥協しながら行っていくことになるかとは思いますです。
まあ、ボクの場合は改良やらなにやら以前の初級者だったり(FreeBSDをどうにかインストールしてみたけど、Xは立ち上がらないし、いろんなmakeは失敗するし)しますので、使い方自体をどうにかこうにか獲得(いろんなコマンドを覚えるとも言う)しなきゃいけないレベルなんですけど:-(
それでも、GUI/CUI、Win/Mac/Unixに関わらず、どんなものであれ、defaultでわかりやすいことにこしたことはないので、改良できるんならやった方がいいとは思いますです。
-------- SORAMINE Yukino
Re:Windows症候群 (スコア:2)
どのみちデフォルト設定のままでインストールさせるのが目的なら途中の設定項目なんか触らないんだから意味ないんだよね。逆に設定項目の意味がわかってて変更しようと思うんだったらその人はすでに「Wizardはウザい」と思うレベルの中級者なんだと思う。
確かにWizard形式は、途中の選択肢の情報を有効に使って後の画面が的確に選択されて、ユーザーをちゃんと誘導して行って、そのシステムに合った形で設定が最終的に行われる、というように使われれば間違った考え方じゃないんだけど、今、その特性をちゃんと生かしたWizard画面を作ってるところがどれくらいあるのかなあ。価値あるWizardがあれば、私も拝んでみたい。今ある殆どは単に手間を増やしてるだけなんだよね。
Re:ウィザードの利点 (スコア:2)
>予約の行を、使用中止じゃなく抹消しないとならない。
>来週またそれを書き直さないとならない。馬鹿みたい。
「毎週録画」とか「平日のみ毎日」とかが予約できるだけまともってもんです。
確かにナイターでランダムに潰れたり、年に四回も改編期があって
期首特番が何週間にもわたって組まれる現状とは合ってないですね。
ただし、その不満を、万人が改善の恩恵を受けられる形で改善できるかってのは難しいよねえ。
Re:Windows症候群 (スコア:2)
いや、別に特にどれってことはないけど。
まあ、普段一番目にするのがインストーラだってのは事実か?
Re:デザイナーがいかにダメか (スコア:2)
>やっぱ実際のユーザにテストをお願いするも大切じゃないでしょうか
ユーザー役のアルバイトを連れてきてやる「ユーザビリティテスト」みたいなのもありますけどね、現実にはなかなか役に立たないんだよねえ。
Re:ダブルクリックとドラッグアンドドロップ (スコア:2)
えっ、そんなことができるの?
企業にしかできないことで貢献してほしい (スコア:1)
今回のようなユーザビリティテストは企業の協力なしでは難しいことです。 資金やコードを提供してくれることも重要ですが、企業でこそできる貢献をこれからも 期待したいです。
Re:メインストリームへの道 (スコア:1)
そう思えない部分については喩え普及してても
真似ずにより良い代案を示すべき、ってことでしょうか。
たとえば…アプリの追加と削除みたいな奴は、
BSDだとpkg_*のラッパーなGUIソフトが
1つあればいい…のかな。
依存関係を抽出した結果を画面に反映すりゃいいのかな。
まぁ「アプリ」と限定するのも妥当じゃない(笑)ので、
名称は微妙に変えるほうがいいだろうな。
で、アプリのInstall状況って奴は、
OSというObjectのプロパティ(笑)であるわけで、
ならば1つのアプリがそのプロパティエディタ
みたいなもんだと考えれば、これは「妥当」だろうな、とか。
妥当なUIってのは、既存物と大きな違いが有っても、
結構容易に理解し受け入れてもらえるもんだ、と
思っています。
ただ、俺が勝手に思っているだけで証拠は無く、
そういう意味では今回のような
地味系&非技術者向けの調査を企業がしてくれた
ってのはイイことだなと俺も思います。
あ。やっぱりどう考えても、
ユーザー(?)に実験してもらった挙句
マウスボタンを1つにした、というMacの決定は、
なんか違うと思うぞ(笑)
Mac使いの友人が泣いていたが、Commandキーとかを
結局併用しないとならないんだったら、実は売り文句を
全然果たせていないんじゃないかと…。
という感じで、ユーザー聞き取りをすれば「必ず」良い、と
いうものではなく、そっから先の考えるべき問題も
色々ありそうですね。
Re:メインストリームへの道 (スコア:1)
>使えるOSになって
Linux+Gnomeが,さらに洗練されて,美しくて見やすいアイコンが
デスクトップに並び,誰でも直感的に扱えるUIを備え,かつ自由度は高く,
ウィザードが殆どの設定を解り易くナビゲートしてくれて,
ハードウェアの相性問題も無視できるぐらいに小さくなったら....
........MacOSXぐらい重くなりそうな予感がする(笑)
need patch? (スコア:1)
ところで、この本の中では、「デザイナーの意見をなかなか聞いてくれないプログラマ」という感じの話しも出てたと思うんですが、実際にUIの改良の提案って、オープンソースなプロジェクトでも通りづらいもんでしょうか?パッチがないとあんまり反応してもらえない、とか。
GNOMEの方でも、 "old" とされているはずのページの中にまだ改善されてない(?)点が残ってたりして、ちょっと不安です。「Delete Theme」ボタンは欲しい!
Re:メインストリームへの道 (スコア:1)
Re:メインストリームへの道 (スコア:1)
ダブルクリックとドラッグアンドドロップ (スコア:1)
は早いとこ絶滅してほしいと思うのは私だけでしょうか?
最初にアイコンによる操作系(確かSX-Window)を使った時に, アイコンをいくらクリックしても何も起こらず, 1週間ぐらいたってダブルクリックなる変な操作が有ることを知った記憶があります(もちろんその間はコマンドプロンプト経由で操作していました). 世の中にダブルクリックみたいな珍妙な操作が有るのは, これ以外にはアクションゲームのダッシュ操作ぐらいしか知りません. 今でもマウスのスイッチの調子や何かで確実な操作が出来るとは限りませんし.
確実な操作が不可能という点ではドラッグアンドドロップも同様で, 何度指が滑って関係ない所におっことして厄介な目に有ったことか. QC提案風に言えば, より操作ミスの少ないピックアンドポスト方式に変えるべきでしょう.
こんな風に見ていくとMacだろうがWindowsだろうが, 現在普及しているGUIは全部だめ. むしろDOS時代のゲームで使われているインターフェイスの方がよっぽどまともだったりしています.
あたらしいUIを希望 (スコア:1)
結局フレキシビリティをもとめたインターフェイスがある方法論をとる時、その方法がある程度難解になるのは当然では?
目的の複雑さ程度には操作も複雑になってしまうでしょう、という事。
#あ、でもCUIの基本はコマンドを打ち込んでENTERだから簡単か…。GUIだとダブルクリック?
GNOMEなどの後発GUIはMACとWINDOZEの使いやすさを模倣しようとしています。
そうするとやはりWIN、MACユーザーが簡単に乗り換えられる位の洗練、能力がゴールとなるでしょう。
(プロジェクトの目標がどうであれ。)
で、ちょっと期待するのはWIN、MACあるいはXユーザーには思いもよらないような使用感を持ったUIの登場です。
なんかもうパラダイムから変わってしまっていて、想像も説明もつかないような。(笑)
#実は銀行のATMみたいなメニューシステムが一番とっつき易く、誰でも使えるんではないかと思ったり。
Re:ダブルクリックとドラッグアンドドロップ (スコア:1)
大賛成。
ほんとうのことを言えば、マウスで画面上のボタンなりメニューなりを操作する、という体系そのものが、気に入らない。最大化しようとして間違ってクローズしてしまったとか。こういったことを避けるために、どれだけ毎日ぼくの肩に負担がかかっていることか。
マウスでなければいいというもんでもない。Windows 上のエディタやワープロで、1 画面をはるかに越えるような長~い領域を「選択」しようと思うと、マウスは論外なんだけど、キーボードでも、シフトキーを押す小指がそのうち疲れてくる。(小指以外でも疲れる)
きのう偶然日記にそんな話題を書いたところでした。
ぼくが気に入ってるのは、DOS 用ファイラーの UI。いちばん好きだったのは、WDです。
ちなみに、xterm や kterm には、トリプルクリックなる操作があったりします:-)
Re:メインストリームへの道 (スコア:1)
「文系のアタマでどう扱えるか」がカギになるかと。
Windowsは、マニュアル通りで余計な事をしなければ一応は使えるし、
Mac (Classic) は文系のアタマでもそれなりにシステムを把握し、いじれる利点がある。
でも、今のLinuxは文系にはキツイ。特にインストールとナビゲーションが、弱い。
GUIが無くてもコマンドラインをいじれるような理系の皆さんの意見は、
高度な操作まで考慮する結果、文系のアタマから見れば却ってUIの混乱を招く事が多く、
「その位勉強しろ」というのでは、メインストリームは遠ざかるばかりです。
今回のレポートに期待するのは「医者、弁護士、デザイナーなど」とあるその人選。
業界以外からの意見を集中的に集め、一度思い切って技術者の視点を切り捨ててみるのも、
大胆な改善を行なうには有効なステップではないかと思うのです。
Re:あたらしいUIを希望 (スコア:1)
ウェアラブPCも出ることですし、仮想的なコンソール(わかりやすくいうと、天地無用で鷲羽ちゃんが使っていたようなキーボード(ネタ古...) )みたいなのが
発売されれば、タッチパネル方式の新しい UI が生まれそうと思います。
by rti.
Re:あたらしいUIを希望 (スコア:1)
そのためにゃ、大本のWindowメタファーを捨て去る必要があると(個人的には)思います。
んな訳で
「X捨てられます?」
って問われたら、当面現実的じゃないような……
#ていうか、UNIXから端を発している(厳密にはちがうんでしょうけど)ファイル・メタファーを「視覚化する」という観点で考えると、「当面」どころか「絶望的」な気分にならなくもないですが。
#そう言う意味では、Newton→Palmへと来ているファイル・メタファーを捨てたアプローチには期待してるんですが……
Re:need patch? (スコア:1)
まあ、プログラマの方が実際にガイドラインに沿ってくれるかどうかは解りませんが、ユーザーインタフェースに対する提案なり議論なりは提示できるのではないかと。
Re:あたらしいUIを希望 (スコア:1)
俺は「立食パーティー」UIなんてのはどうかな?と
思ってたりします。たぶん俺が考えたんだけど(笑)。
テーブルに皿が乗っていて
皿に料理が乗っていて
回りをユーザーがうろついて
自分の左手の取り皿に
右手のフォークで
テーブルの上の皿の上の料理を
取るわけです。
要するに、Compositeパターンと
Iteratorパターン(かVisitorパターン)の
視覚化というだけのことなんですけども。
ま、それはさておき、
少なくとも今流行のスタイルのGUIは
無茶すぎというか拡大解釈されすぎって感じ。
Overwrap窓で無理なく表現できる世界ってのは
今の症例(笑)ほどには広くないはず。
よだん:
unix系でXに依存しないといえば
MGLあたりを期待してたりする(笑)。
あとSqueakなんかもどうなんでしょうね?
でも、メタファの形態という上位層の話を考えるなら、
Xそのものは捨てる必要はなく、捨てるべきは
(今の世に多数ある)窓マネとかGNOMEとか(笑)の類
なんだろうと思います。
だそく:
win9xとかの窓の右肩ボタンの、CloseとMaximizeが
隣り合ってるってのはコレは一体何なんでしょう?
終了とそれ以外のボタンとは、断固として
離しておくべきです!
よいインターフェースのためには… (スコア:1)
インターフェースのデザインを考慮にいれてないと
コマンドベース(キャラクタベースの一部として)
のプログラムに単にGUIをかぶせた
だけのやっぱり使いづらいものになるのだと思います。
そもそも機能一つ一つにオブジェクトを割り当てていく
というデザイン自体はもう古いと思いませんか?
ユーザにしてみれば「このプログラムをつかって
何かをしたい」ではなくて「何かをしたい」
という動機があって個々のプログラムを
呼び出す訳じゃないですか。
そうすればなんのプログラムを使っているのかという
部分すら気にせずにやりたいことができる
コンピュータ、というかそういう道具が理想です。
インプリンティングされたということで言えば
個々のユーザにあったインターフェースを
コンピュータ側で自動生成するべきかと。
あと、習熟度を図っておいて
それにあったインターフェースを
コンピュータが設計し直すとかね。
Re:メインストリームへの道 (スコア:1)
Windowsはその点はしっかりしていると思います。
ホントにPCはじめての人でも少しの経験だけである程度扱えるようになるし。
まぁ、そのエンドユーザーが勢い余ってゴチャゴチャにしてしまったらエキスパートでも治すのは難しいけど。
脳味噌腐乱中…
「文系vs理系」とかいう概念がナンセンス。 (スコア:1, すばらしい洞察)
日本人だけじゃないの?
コマンドラインかGUIかなんて、単なる慣れでしょ。
文系理系とどういう関係があるの?
Re:よいインターフェースのためには… (スコア:1)
>そもそも機能一つ一つにオブジェクトを割り当てていく
>というデザイン自体はもう古いと思いませんか?
そもそもそんなもの有ったっけか?
という感じなんですけど。
Strategyパターンとかでもない限り、
機能「が」Objectになるっていう感じには
あまりなってないような気がする。
やっぱデータでしょ、Objectは。
で、流行のGUIでも、データがアイコンになっとるわけで。
アプリのアイコンは別として。
#あ。糞winは最近は画面の脇に機能ボタンを並べたがってやがるな。
#あれは捨て捨て。
結局、アプリというか「プロセス」って
そろそろ捨て時期だと思うんだよな。
というかとっくにそうすべき時期は来てる。
そうすりゃGUIメタファとOS内部の動きの
インピーダンスミスマッチ(?)が無くなるし。
>なんのプログラムを使っているのかという
>部分すら気にせず
OpenDocってのがそういうものを目指してた
という話を聞いたような気がしますが、本当かな。
OOっぽい環境だと、「プログラムが」どれかなんてのは
考える必要ないはずっすね。明日から(笑)は
それはメソッドと呼ばれる。
それはMacがいけない。 (スコア:1, 参考になる)
Re:よいインターフェースのためには… (スコア:1)
>という話を聞いたような気がしますが、本当かな。
大嘘です(笑).
というより,最初は目指したのかもしれないけど,
#目指すことだけなら誰でも出来るよな
実装されたパーツ類は,どれも,単にアプリの機能を切り刻んだ,
中途半端な機能モジュールとでも言うモノでした.
OpenDocで文書を作ろうとすると,画面がボタンだらけになって,
しかもそれが解りにくいアイコンだったりして,まことに使い勝手が
悪かったです.
#まぁ,動いていたプラットフォームがMacだったというのが大失敗で,
#GUIメタファとOS内部構造がミスマッチしまくりではありましたが(笑)
>やっぱデータでしょ、Objectは。
ワタシもそう思います.
アイコン(Object)の利用は,データに限るという方針に大賛成.
機能にアイコンを割り当ててボタンにしたりするから,
判じ物めいた解りにくいものになるのだと思う.
機能は,やはり文字で表記すべきでしょう.
そもそも,具象化できないから,Functionと言うのでは(笑)
アプリにもアイコンは不要と思いますが.
#もちろん,プログラミングにおいては,機能をオブジェクトと看做す
#ことの有用性は言うまでもないんですが.
#これは,あくまでもUIデザインの話ということで.
Re:アイコンなんか使うな。漢字を使え。 (スコア:1)
私見では、普通のアイコン以上の効果は期待できないし、 かえって理解を阻害していると、デモを見た時には 思いました。デザインの問題ではなく、根本的な 問題のような気が。結局、漢字一文字をコンテキスト から切り離して提示されても、その意味解釈の幅が あり過ぎて何を指し示しているのかはやっぱりわかり にくいんではないかしらん。
魚井他“GUIにおける漢字を用いたメニュー選択 手法に関する研究”インタラクション2000論文集 pp.197-204
Re:ダブルクリックとドラッグアンドドロップ (スコア:1)
私,デザイナーですが(Re:デザイナーがいかにダメか (スコア:1)
ワタシ個人的には,あまりユーザビリティに関する教育を受けたことって,
なかったような気がします.もっぱら,実務を通しての試行錯誤だけでした.
(今はそうでもないのかな.)
ともあれ,デザイナーのユーザビリティ意識というのは,平均しちゃうと,
世間様の期待とは裏腹に,大したことない.ってのが事実なのでは.
特に,造形至上主義的な有名デザイナーはね.だから,こーゆー仕事を,
デザイナーにやらせると,人選によっては,トンデモなUIが出てくる
虞れもありますぞ.
#イケてないデザインウォッチングのための参考URL(笑):
# http://www.baddesigns.com/examples.html
Re:Windows症候群 (スコア:1)
しかし、本当にはじめて触るPC初心者の場合、ひとつひとつ説明を見ながら設定できる(きちんとうまく説明されているのかは別として)ウィザード方式が今開発されているUIの中では1番だと僕も思います。
もし、ウィザード以外のもっと初心者にやさしい設定方法があるのだとしたら、それはそれでもっとPCが広がっていいことだと思います。
だからこれがWindows症候群だとは思いません。
だって、みんな簡単の方が良いでしょ。
ただ、中級者以上はどう考えてもウィザードはウザイって感じてるでしょう。
脳味噌腐乱中…
Re:GUIはいらないってなんだろう? (スコア:1)
ずっと、GUIをしくじっているSUNがでてきちゃ、おしまいっていう気がするんですが。
Re:アイコンなんか使うな。漢字を使え。 (スコア:1)
ローカルな話としては、結構有りだと思う。
というわけで、某案件で漢字1文字なアイコンを作って使ったら
顧客に叱られた(笑)
#というか、「きちんとしたアイコン」ってなによ?(笑)
Re:GUIはいらないってなんだろう? (スコア:1)
OO症候群 (スコア:1)
>根拠は?
「触る」という感覚は人間にとって重要だと思う。
卑近にそのもののことを指す(=今のGUI)か
比ゆ的象徴的な意味かはさておき。
やっぱりObjectっぽいのが
感覚的にも自然なんだろうよ、と思う。
winの実装が妥当かどうかは全然別として、
Internet(のProxyオブジェクト)に直接「触り」たいと
思うってのは、当たり前の感覚だと思う。
Object触れる環境は良いよ。
別話題だけどVBやDelphi/Kylixみたいに
Objectを直接触りながら開発できるのは快適だ。
どう快適かというと、少なくともソースなどという
実行順序に依存した情報に汚染(笑)されずに
Objectをいじれるから。
#日経のどっかの雑誌だったと思ったが、
#「プロパティをプロパティエディタじゃなくソースに書け」
#と薦めるのは、絶対駄目だ馬鹿だ。
ProxyといえばWinのInternet回りの実装で馬鹿なのは、
モデムを追加(俺ぁPHS使ってるんで新モデルなカードが出るごとに
モデムをInstallしてんの)するごとに電話番号とかも入れ直さないとならんっていう点。
OOP設計とかのレベルで、変。
もちろん、直感にも反する。
Re:Windows症候群 (スコア:1)
>ダイアログが1枚ずつ切り替わっていく方式がいい根拠は?
こっちは駄目だと思う。
Object(笑)にアクセスするために、順序になんか依存する謂われは無い。
それじゃソースと同じレベルだ。
ObjectInspectorみたいな感じで
非順序的にいじれるのが、望ましいだろう。
相互依存性のあるPropertyについては、
そのObjectが解決策を知っていてくれ。
一方のPropertyをいじったら他方も適切に変化するみたいな。
Observerパターンみたいなもんか?ちょっと違うか?
Re:私,デザイナーですが(Re:デザイナーがいかにダメ (スコア:1)