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1013 story

DMCAの本当の恐さを知ってるか 26

ストーリー by Oliver
くわばら、くわばら 部門より

極一部の人間の不正コピーを防止する名目で一般利用者の正当な権利をも制限する世紀末の悪法DMCA (Digital Millenium Copyright Act)。米国の法律だが、日本のお茶目な政治家が音楽/映像業界の巨悪なロビーに影響されて似た法案をいつ作成しても不思議ではないので目は離せない。/.でもたびたび話題になってきたが、brake-handleさんが簡潔にうまい具合にまとめてくれたので掲載する。

brake-handle 曰く,"今年7月16日のあの事件、ロシア人暗号研究者の衝撃的な逮捕から1カ月半。8月29日、彼を支援する活動家たちが逮捕の拠り所となったDMCA(デジタルミレニアム著作権法)に宣戦布告した。
DMCAの恐ろしさは、コピーの目的の如何に関わらず、暗号破りのようにコピーに応用しうる技術を考案すること自体を悪としていることにある。しかし、世の中コピーを一切使わなかったら大変なことが起こる。"

"大きなものでは、データを保存しているメディアの寿命が尽きると中のデータが一切読み出せなくなってしまう。例えばきちんと代金を払って購入したCD-ROM。誤って表面に傷を付けてしまったり、あるいは経年変化によってデータの保存を担うアルミニウム層が酸化してしまったら? DMCAは「買いなおせ」という冷たい答えを出すのである。
そもそも永久にデータを保存できるメディアなんて存在しないか、存在しても仕様コストが高過ぎる。とならばデータのコピーはデータを生き残らせるのにむしろ本質的に必要になるはずなのだが.
加えて、もしあまり知られていない国に、Tax HeavenならぬCopyright Heavenのようなものが作られたら? マネーロンダリングならぬコピーライトロンダリングのような、もっとタチの悪い犯罪が犯される恐れは十分考えられる。あのFBIでさえも、マネーロンダリングや麻薬密売をこの地球上から撲滅することに成功していない。そんな機関にコピーの管理を任せてよいのだろうか?"

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  • 早い話が... (スコア:4, すばらしい洞察)

    by Hebikuzure (489) on 2001年09月04日 15時02分 (#19615) ホームページ 日記
    技術と言うものはすべからく有益性と有害性の両側面があり、有害性は技術自体の研究や議論を人為的に抑圧する事ではなく、技術の実施について社会的に抑制する手段で解消されるべきなのでしょう。
    DMCAの問題点は、まさに「研究や議論を人為的に抑圧」する事が目的になっている事だと思います。
  • by nitonito (2431) on 2001年09月04日 9時42分 (#19465)
    たぶんこれ。

    人を殺す銃を作っても罪にはならないが,セキュリティ技術を革新すると25年も刑務所に入れられてしまう -- ローレンス・レシグ教授

    程度問題だけど、簡単に破られるような暗号を採用したほうの問題はどうなるんだろう。その後も、使われている暗号はそのままなのかな。
  • by visha (779) on 2001年09月04日 10時06分 (#19472) 日記
    将来、政府が大量の個人情報を(最新のセキュリティー技術を用いて) インターネット上でやりとりするようになり、そして、その暗号が破られたら、 どう反応するだろうか??

    おいおいマジかよ、俺たちの大事な個人情報扱うのに、そんなショボい暗号で大丈夫かよ、もっとまともな暗号使えよ政府!! という以外にどういう反応があるの? もちろん暗号を破って個人情報を盗み出す行為自体は犯罪だし憎むべきものだけど、使っている暗号の脆弱性を暴く研究というのは、本気で秘密保持をしたければ絶対必要不可欠なものなんだけど。DESの後継としてAESが選ばれたのだって、まさにそういう流れによるものでしょ。

  • Re:今はいいけれど。 (スコア:3, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2001年09月04日 10時28分 (#19477)
    だからこそ、暗号の有効性を公開の場で研究して安全性を確認する必要が有るのではないですか?
      完全な暗号など無く、現時点で実用上充分と判断されているから使われているだけですよね
      DVDのような暗号方式の秘密を守ることで有効とするのでは秘密が漏れたときに対処できないし、秘密が漏れていることを確認する方法は無いでしょう。
      それより暗号方式を公開して、計算機の性能などの条件により安全性を確保するほうが安心できます
     
      コピーだって、正当なものと不当なものが有ります。
    判別が困難だからといって、一括して不法としてしまうDMCAには反対します
      例えば、借りてきたゲームをコピーするような不当なものを不法とするのに異議は有りませんが、自分で買ってきたゲームをメディアの破損が心配だからコピーするのは正当であり、不法とすべきではないと思います。

  • Re:ところでハッカー (スコア:3, すばらしい洞察)

    by kiyotan (3912) on 2001年09月04日 15時58分 (#19638) 日記
    確か、全米ライフル協会をはじめとする銃規制反対派の主張は
    「銃規制をすると悪者だけが武装する。一般市民はどうするんだ?」
    って感じだったと思いますが、
    それってそのまま暗号にもあてはまるんじゃないんですかね?
    まぁ、結局は立法がどっちの方を向いて為されるかってことなんでしょうけどね。
    --
    Kiyotan
  • by G7 (3009) on 2001年09月04日 9時12分 (#19455)
    DMCA死ね死ねってのは(俺的に)デフォすぎるデフォなんで、それはさておき。

    ネタ元の頁って、タイトルが「ロシア人ハッカー支援者が宣戦布告」
    となっているけど、これってHackerなんですね。
    彼をCrackerと呼んでしまったらDMCA系の主張を認めてしまったことになるんで、
    彼をHackerと呼ぶのは所謂正統な呼び方なのかなーと(笑)

    それにしても(さておきと言っておきながら(笑))、
    「(出典を思い出せないんですが)銃を作るより暗号破りソフトを作るほうが重罪だ」ってのは、
    嫌だし直感にも反する話です>米国
    米国は人命より著作物のほうが大事だとでも言う気なのかな?
  • by anything (2697) on 2001年09月04日 12時51分 (#19524)
    ならず者国家(笑えるネーミングセンス)の暗号通信を日夜解読している方々も、犯罪者なのだろうか?
  • by G7 (3009) on 2001年09月04日 13時49分 (#19562)
    >「**間で通信している暗号の鍵は******です」というのはいけないで
    >しょう(とりあえず、これが前提です。。)。

    あれれ?今回(ていうかDMCA絡みの大抵の話題)って、そういう事とは違うのでは?

    「正規の鍵なんか全然使ってないのに、ほれほれ、ちょっとガチャガチャしただけで、
    もう開いちゃったよ、この錠は。やっぱり駄目ですねえこの錠は!」
    という話をしたら逮捕されちゃった、ということでは?

    具体的に何らかの有為なデータが入っているモノを開けるという行為を
    するかどうかは、全然別の話だったのでは?

    >DVDのような方式の場合、暗号方式がほぼ鍵の役目をはたしているように思えます。つまり、
    >「DVDの暗号を解くプログラムはこれです」というのは、ほぼ鍵を公開している行為に等しいのでは

    それって、そもそも鍵として役立たないと思うのですが。
    よほどのお馬鹿さんを相手にしてる時でない限り。

    なので逆にいえば、そういう前提を含んでいるDMCA(だよね)は、俺母の語録を借りるならば
    「馬鹿なのか、それとも他人を馬鹿にしているのか、どっちかだ」
    という奴に相当するのではないかと。

    …と思ったんですが、どうでしょう?
  • by visha (779) on 2001年09月04日 16時08分 (#19647) 日記
    #パケット(になって流れるメールetc.)にも著作権はある,のかな?

    回路を流れるデジタル信号には?

  • by crouton (9) on 2001年09月04日 17時20分 (#19658)
    すいません。意味がわかりません。
    「青山=死に場所」ですよね。

    --
    "Quidquid latine dictum sit, altum videtur."
  • 義務付け (スコア:2, 興味深い)

    by sham (4555) on 2001年09月04日 21時04分 (#19709)
    技術的なクラック対策が疎かになる面は、他の方にお譲りして。

    一般ユーザーに向けての問題ですが、バックアップの権利を剥奪するのが問題なので、メディア破損への交換や、メディアコンバートのサービスを半永久にサポートするといった義務があれば、容認できると思いますよ。
    当然、販売元が倒産してもサポートしつづける体制を作る前提でね。

    なんて事になったら、採算が合わなくてDMCAに抵触しない物へ逃げるだろうなぁ。
  • なんだか対象にされているデータが、「みんなが読みたい物」だから DMCAって嫌だなって感じですが、 将来、政府が大量の個人情報を(最新のセキュリティー技術を用いて) インターネット上でやりとりするようになり、そして、その暗号が破られたら、 どう反応するだろうか??
    --
    raspy
  • by umq (4421) on 2001年09月04日 9時45分 (#19466) 日記
    Tax Heavenでなく Tax Haven でなかったっけか

    こんなのもあるし http://www.escapeartist.com/taxhavens/taxhavens.htm
  • by kutakuta (4580) on 2001年09月04日 11時13分 (#19489)
    うちの親分が言っていた。

    1日8時間労働の技術者がどんなにがんばって暗号ロジックつくっても、
    1日18時間はキーボードたたいてるパソコン少年に勝てるわけがねぇ!

    確かにそうだと思ったよ。

    DMCAは、アナログコピーはOKでデジタルコピーはダメっていってるらしいが、
    じゃあ、DA変換してAD変換すりゃいいのか?
    やっぱ、品質劣化してないとダメなのか。。。

  • >1日8時間労働の技術者がどんなにがんばって暗号ロジックつくっても、
    >1日18時間はキーボードたたいてるパソコン少年に勝てるわけがねぇ!
    それで、私のプログラム技術はファミリーベーシック時代から
    進歩していないんだなぁと思わず納得。
    でも、その知識を頼りにJavaもCも触れるんだから、1KBの壁と戦いながら、
    あれこれ試行錯誤していたことは無駄じゃなかった。
    P!!!使っていても、if文書くのには抵抗を感じる私は、OLD TYPE?
    --
    AMIGA4000T(60/50)使い
  • 確かに、その通りだと思います。しかし、なにかひっかかっていたので 考え直してみました。

    暗号には、暗号化された電子メールのやりとりのように、相手が特定されているものと、 DVDのように不特定多数に配信されるものがあると思います。

    前者の暗号化方式の弱点を指摘するのは正しいです。但し、「**の暗号方式を解くプログラムはこれです」という のは良いですが、「**間で通信している暗号の 鍵は******です」というのはいけないでしょう(とりあえず、これが前提です。。)。

    次に、DVDのような方式の場合、暗号方式がほぼ鍵の役目をはたしているように思えます。 つまり、「DVDの暗号を解くプログラムはこれです」というのは、ほぼ鍵を公開している行為に 等しいのではないでしょうか?

    私の中では、今まで両者の混同があったので、変な質問になっていましたが、 これならどうでしょうか。。

    --
    raspy
  • by Average (3404) on 2001年09月04日 12時52分 (#19526) 日記
    1日8時間労働の技術者がどんなにがんばって暗号ロジックつくっても、 1日18時間はキーボードたたいてるパソコン少年に勝てるわけがねぇ!
    でも、パソコン少年が高度な暗号理論にアクセス出来るとは思えないのですが。 そういう「各種リソースにアクセスする基盤」の為に組織を人類は作って来たのではないかな。
    --
    -----------------
    #そんなワタシはOS/2ユーザー:-)
  • 著作権保護のための暗号化機構をcrackするのが(hackでも,か)犯罪行為になるんでしょ? > DMCA
    #パケット(になって流れるメールetc.)にも著作権はある,のかな?
  • by G7 (3009) on 2001年09月04日 13時34分 (#19553)
    >パソコン少年が高度な暗号理論にアクセス出来るとは思えない

    10代の少女が数年前になんか暗号分野で画期的な発明だか発見だかをしたんじゃなかったっけ?
    なんかそんな話を聞いたような気が。

    人生いたるところに青山あり、っすよ。(ちと違うが

    それに、企業秘密とかで隠されているモノならともかく、暗号「理論」ならば、
    しかるべき情報は公然の場に存在し、誰でもアクセスできるのでは?

    結局、世の中には賢者と愚者(乱暴な区分だが、もともと乱暴な話なので、まぁいい)が
    はっきり区別できる形で存在している、という世界観に無理があるということなんだよな。
    伽藍つーか、情報の非民主状態つーか。

    デジタルミレニアム法の存在を支える基本理念(ってのか)は、結局そういう"無理"だよね。道理で道理が引っ込むわけだ。
  • by G7 (3009) on 2001年09月04日 13時40分 (#19556)
    アナログレベルで上質(ここではハイファイという意味)なコピーを作るには、
    上質な機材が必要になります。初期投資もメンテも結構コストがかかる。

    だから、コピーという行動をしようと思えば商売人(ハード屋とか)が潤うし、
    そのコストに負けて行動をあきらめる奴も居るだろう。

    というわけで、それが導入障壁になっていたんだな。

    #なかばJOKEになってない…かも…

    余談ですが、音声(アナログ)のミキサーって、高いっすね(^^;
    ごくごく低機能な代物でも数万とかする。

    あ。その親分氏、いいこといいますね。好きになりそうです(*^_^*)
  • >「正規の鍵なんか全然使ってないのに、ほれほれ、ちょっとガチャガチャしただけで、
    >もう開いちゃったよ、この錠は。やっぱり駄目ですねえこの錠は!」
    >という話をしたら逮捕されちゃった、ということでは?

    うーん。。それが、相手を特定して通信されている暗号なら、危険性を指摘していて、良いのですが。

    DVDなんかは「鍵」が秘密にできませんよね?つまり、その時点で暗号として 破綻している。 それを破るっていうのは、コピー目的でやってるとしか思えません。それはよくないんじゃないかなぁと、そう いいたいのです。

    もちろん、個人の利用範囲でのコピーはいいんですが。。。

    --
    raspy
  • by Anonymous Coward on 2001年09月04日 14時34分 (#19598)
    >10代の少女が暗号分野で画期的な発明だか発見だかをしたんじゃなかったっけ? 書店で見かけただけで読んでないですけど。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140806311/qid%3D999581447/249-1121337-9862738
  • Re:今はいいけれど。 (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2001年09月04日 14時36分 (#19599)
    暗号というのは、たかだか数倍の労働時間でなんとかなるようなものではありませんな。

    それに、優秀な技術者はえてして、8 時間労働を終えて家に帰ってきた後で 10 時間キーボードを叩いてるもんです ;-)
  • 技術的な課題は有りますが、CDの板自身のアナログコピーが個人レベルで
    出来るようになったら、どうなるのかな?
    原理的には、分子配列をX線回折やらで調べて、原子レベルの配列を
    複製した場合だと デジタルコピー防止技術に一切触らずに
    複製できるはずだと思うのですが...
  • その頃には人類は進化して金銭という概念は無くなりお金のためにではなく名誉のために仕事をするようになるでしょう。よって著作権の問題は心配ありません。ただし、ラチナムはあります。
    --
    Kiyotan
  • by Anonymous Coward on 2002年04月28日 14時47分 (#87442)
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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs

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