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ニフティ訴訟に控訴審判決 17

ストーリー by kazekiri
プロバイダの管理責任は? 部門より
kensama 曰く,"Mainichi INTERACTIEによれば、例のニフティ訴訟の高裁判決が出ました。一審ではシスオペとニフティと発言者に連帯して10万円を支払うよう命じていたが、控訴審判決では発言者に対して50万円の支払いを命じるのみ。それはさておき、重要なのは次の一文であろう。この判決は、電子会議室などの運営・管理責任者に対し、「他人の名誉毀損にあたる発言が書き込まれたことを知った場合、条理上の削除義務がある」との地裁判断を改めて確認するとともに、どのような場合に削除義務違反が生じるのかについて、一定の判断を示したものと言える。 ですって。/.Jに出入りしている人の中には、他人事じゃない方も多いんじゃなかろうか。肝に銘じておきたい。"

von_yosukeyan 曰く, "控訴以来3年に渡って争われてきた、いわゆる「Nifty名誉毀損裁判」に対し、 東京高裁は第一審の判決を覆しSYSOP及びSYSOPを雇用したNifty側に 事実上管理責任は存在しないとの判決を下した。 この事件は、Nifty-Serve(当時)の 現代思想フォーラム (通称えふしそ)を舞台に繰り広げられた論争が、名誉毀損裁判に発展したもの で、1997年に被告である男性(論争の相手)とえふしそSYSOP、そしてSYSOPを 雇用するNiftyの三者が敗訴する 判決 が出されていた。今回の判決では、被告男性の名誉毀損は地裁の判決通り 認めたものの、Nifty側の削除責任について「名誉毀損が発生したと知ったと 認められる場合」にSYSOPの削除責任が発生すると判断した地裁判決を 取り消し、「標的とされた者がフォーラムにおい て自己を守るための有効な救済手段を有しておらず、会員等のからの指摘に基 づき対策を講じても、なお奏功しない等一定の場合」 と責任の成立範囲を狭めていることに注目される。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Hebikuzure (489) on 2001年09月06日 16時25分 (#20232) ホームページ 日記
    > 今やビンボーだって「掲示板」くらい簡単にもてる時代ですよね。
    > だから、この判決が今の時代にそのままは当てはまらなくなっていると思います。

    いや、逆に『個人主宰の掲示板であっても「名誉毀損」が明白な書き込みを放置したり、「被害者」からの削除要請を放置したりすれば、法的責任を追及され得る』という事が司法判断として明確になってきたのではないでしょうか。
    公開の場所を提供する以上、そこに対する「善良な管理者としての義務」は存在する訳で、その中にこうした問題への対応も入るのだという考えは、インターネットであっても通用すると思いますよ。
  • by heika (271) on 2001年09月06日 17時26分 (#20263)
    そのルールは事件後にできたものかもしれませんね。事件後に、「えふしそルール」なるものを作成
    していたようです。

    私は事件が起こっていた頃にNIFTY-ServeでSubsysをしていましたが、今回の判決は妥当だと思います。
    裁判官はフォーラムの発言ログなどをすべて読んだんでしょうが、量としてはかなりのものがあったと
    記憶していますのでご苦労なことです。

    ここからオフトピック
    ちなみにSubsysには報酬はありません(今はどうなんだろう)。担当フォーラムにアクセスしているときは
    課金が掛からなかったんですけどね。
    私は発言ログをライブラリに登録する作業を担当していましたが、クンロクとかヨンパーとか
    やっと出てきた時代ですから1MB近いファイルは結構キツイものがありました。電話代が月に3、4万円
    当たり前でしたね。NIFTY-Serveからの報酬額を一度耳にしたことがありましたが、フォーラムが相当でかくないと
    (FWINなんちゃらとかみたいに)絶対にSysopなんかやりたくないと思った記憶があります。
    中堅以下のフォーラムSysopなんてほとんどボランティアみたいなもんです。
    #だから普通はヤバイ発言、運営が気にくわない発言は問答無用に削除、文句は黙殺。
    #FSHISOはお題目が思想なだけに中立公正を掲げた変なとこだったからああいうことになる。
    #日本的発想で処分していれば(両者ともフォーラム会員から削除して、発言を封殺する)、
    #展開も違ったかもしれませんが。
  • by oyaoya (3441) on 2001年09月06日 21時26分 (#20327)
    このケースでは(書き込みをした)被告は原告の実名を公開していなかったはず。単に、本人がハンドルと本名の載った名刺を配りまわっていたり、Niftyの広報誌に登場したりした過去があったので、ハンドルに対する名誉毀損発言の影響が本人まで届く(とまあ少なくとも原告は主張する)状況になってしまっただけ。仮に実名などのプライバシーを暴く内容の書き込みだったら、当時の「えふしそルール」で即時削除の対象になっていたことは、別の人ご指摘のとおり。

    プライバシー暴露ではなくて名誉毀損発言の場合、発言された側としても「反論して相手が馬鹿であることを証明する」とか「名誉毀損で告発するために証拠を保存しておきたい」等の理由で必ずしも削除を求めるとは限らないという点に注意が必要。

    そこで被害者側から発言削除の申し入れがあったのに対して「具体的にどの発言を削除するよう望むか」「削除に関し、どのような説明が公表されることを望むか」を確認していたらろくに反応もないままに裁判を起こされてしまったというのがこのニフティ事件。

    「反論」でも書かれていたけど、具体的にどこにどう傷ついたか、どうしてほしいかの指摘もないのに即時削除を求めるなら、シスオペは24時間365日、すべての発言を読んであらゆる可能的第三者が傷ついていないか配慮する義務があることになる。そんな仕事に引き合う報酬はいくらなのか、原告がそれに見合う利用料金を支払っていたのかは問われなくてはなりますまいよ。

    --
    Takehiro OHYA
  • by dai75 (557) on 2001年09月07日 12時39分 (#20491) 日記
    >と,いうのもこの問題って,今,ものすごく悩みなんですよ!

    法律家に相談するのがよいかと。
    --
    -- wanna be the biggest dreamer
  • by LightSpeed-J (4514) on 2001年09月06日 11時41分 (#20137) ホームページ
    削除義務違反とは,の部分について,

    書き込まれた内容を削除する条件を事前に決めておいたとしても,書き込まれた自然文にたいして,その条件に当てはまるかどうかを判断すること自体に基準(?)がなければ,そこを焦点に訴訟がおこるきがしますね。

    そこで「国家資格をつくる」のはどうですかね?
    --
    -- LightSpeed-J
  • 自己補足です。

    JISとかISOで手順/システムの定義をしてくれる,ってのはどうです? 問題がおこったら,

     手順/システムが規格に準拠していること
     規格/システムが適切に運用されていること

    をもって罪否を決定する,とかならちょっと安心かも。

    と,いうのもこの問題って,今,ものすごく悩みなんですよ!
    --
    -- LightSpeed-J
  • by Anonymous Coward on 2001年09月06日 11時52分 (#20143)
    多くの「会員」に開かれた掲示板が「公共の場」であることに疑いはないから、公共の場での「発言」は「検閲のないマスコミ」である、と考えるのか、あるいは、「会員」にしか見えないところなんだから「公共の場」ではなく私信に近いものをやりとりしている場所なのだ、というのか、というところで判断が分かれるように思います。裁判所の判断はこのうち前者のほうをとったものと思われますが、こういったメッセージの削除が公共の目に触れる情報の「検閲」であることは否めません。

    でもプロバイダとか掲示板の主催者とかいっても、あのNIFTYの時代からはもうはるかに遠く、今やビンボーだって「掲示板」くらい簡単にもてる時代ですよね。だから、この判決が今の時代にそのままは当てはまらなくなっていると思います。

    かつてはメディアの主催者になることはそれなりのお金を持っていないといけなかったし、当然、その社会的影響力に見合った「常識」と「見識」が必要でしたけれど、すでに今はそういう時代ではありません。

    時代の流れがあまりにも速いので、今回のような判決も、判決が出たその時点の時代にもうあわなくなっている(少なくとも違和感が幾分なりともある)から、「判例としては使えない」ということになっているような気がしますが。

    つまり、判例そのものではなくて、判例の根底にある判断基準がどんなものであるか、ということに依拠した、今後の判決が必要になるわけで、この種の裁判というのは、ますます難しい時代に入ったように見えます。

  • by kensama (2552) on 2001年09月06日 12時00分 (#20147) ホームページ 日記
    引用ですが、
    >「シスオペはフォーラムの運営及び管理上、運営契約に基づいて当該発言を削除する権限を有するにとどまらず、これを削除すべき条理上の義務を負う」と判断。地裁に続き、シスオペに、問題発言を削除する義務があるとの判断を示した

    とうことで、ニフティについても、
    >ニフティについては、シスオペの削除義務違反がない以上、使用者責任もない、

    という判断らしいです。
    なんかタレコみだけみてると、
    一審を覆して削除義務も管理義務も無いとう判断になったようにも読めますが、
    シスオペには削除義務があり、
    ニフティはそのシスオペを管理する義務がある、
    ということです。

    #自分のリンク先が全角になってる、、、ごめんなさい
  • 違ってたら悪いけど、、 Nifty のシスオペって、フォーラムの投稿数に応じて金を Nifty からもらってるんじゃななかったっけ? だから、人気フォーラムの管理者ともなると、以前は年収が億を越えた様な人もいたとか、どこぞで聞いたような。

    会員が自分の時間を使って作成した投稿を、アクセス代を払ってフォーラムに投稿する。それをシスオペは Nifty から金をもらって管理するわけだから、ならず物やフォーラム荒し、誹謗中傷発言などが起きれば被害を受けた会員に対し迅速に救済措置をすべきではないのか?

    でもいいねぇ。今度の判決は。実名公表という悪質重大反則行為をしても、シスオペは加害者にまず注意してからとか、モタモタした対応のために被害拡大を防げず、被害者の会員から訴えられても何の責任もない。それで金がもらえる。 Nifty も何の責任を負わなくていい。

    こんなんだったら、 Nifty もシスオペも、無くても同じじゃないか。利益を上げているのだから、それに見合った仕事をしろって言いたくなるね。

    # 今時は、無償のボランティアの掲示板の管理者ですら、誹謗中傷発言はすぐに削除してるけどね。
  • この裁判に関しては被告側(現代思想フォーラムの管理者+常連)から反論-ネットワークにおける言論の自由と責任という本が出されています。私も現代思想フォーラムの常連だったのでコメントを書いたことがあります。被告側は「言論の自由」を金科玉条にしていて、現代思想に関する議論の質を高めるという観点が二の次になっている、という趣旨のものです。

    議論の質を高めるという意味では、スラッシュドットのモデレーション制度はなかなか興味深いものだと思います。名誉毀損発言が飛び出した場合にどう機能するのかはハッキリわかりませんが。

  • 現代思想フォーラムにはプライバシーの侵害にあたる発言は直ちに削除という原則がありました。「加害者にまず注意してから」というのは誤解です。
  • 「問題発言」はすぐさま削除すべきという意見が目立ちますが
    発言を削除したらしたで、ネオシティのレンタル掲示板がサービス停止に至った一件のように
    規約に管理者権限で削除することがあると明記してあっても
    その「言論の自由」を盾に裁判を起こされる可能性があり、
    裁判に応じることの難しい個人規模で運営されるチャットや掲示板等は
    その存在自体が脅かされているとも言えます。

    個人的な感想としては、議論に勝ちたかったが為でしょうか、
    個人攻撃に出た被告側だけでなく裁判という飛び道具に
    訴えた原告にも良い感情は抱くことが出来ません。
  • by brake-handle (5065) on 2001年09月06日 14時26分 (#20204)

    SYSOPの報酬については、花田さんという方の「niftyが考えるSYSOP報酬とは。」というページがあります。書き方からして、FSHISO参加者かつSYSOP経験者でしょうか(私はこのあたりのひととなりを全く知りません)。他にも似たような情報はありましたが、ほとんどが2chにあったので割愛させて頂きます。

    私自身は地元のBBSで少しsubop(KTBなので)をやっていたのですが、人間対人間の争いになってしまうと大抵は泥沼のケンカになることが多いです。勝てそうでもあり、負けそうでもあるという中途半端な力関係が原因のようです。一番賢い選択肢は、「そういうところに首を突っ込まない」かも知れません(管理者はそうはいかないが、管理者でなければ十分可能)。

    対照的に、(私の趣味でもありますが)鉄道関係というのはどこにいっても規則がきっちりしています。相手は大会社、裁判に持ち込まれたらまず勝ち目がありませんからね。全く問題がないわけではありませんが、自浄作用については一番うまく機能している分野ではないでしょうか。

  • > 「加害者にまず注意してから」というのは誤解です。

    Slashdot でも引用されている毎日の記事中の

    「問題発言について、遅滞なく書き込みをした男性に注意を喚起した」ことや、女性側から削除を求められた際、削除手順について女性側に了解を求めたり、実際に問題発言を削除したりした事実を認定。削除が許容限度を超えて遅れたとは認められない

    これから判断したのですが、実際には

    1. 実名公表という重大違反が発覚
    2. 即刻、シスオペが該当記事の削除
    3. 男性に説明し、場合によっては会員資格を停止

    だったのですか? それならいいのですが、毎日の記事にある判決文の要旨を読んだ限りでは、「直ちに削除という原則に従っていなかった」ように思ったものですから。

    勘違いであれば、お詫びします。
  • 個人的には相手の陰湿な挑発に乗るのは避けたい。ネットの議論というのは「売り言葉に買い言葉」でエスカレートしていくことが多いんだけど、相手の失言を執拗に誘引しようという不埒な輩もかなり多いからね。フレームってのは、「相手の思い通りに発言してなるものか」という我慢較べなんじゃないかな。うっかり相手の挑発に乗ったほうが負け。

    結局のところ、寸止めというか、限りなく相手を怒らせる効果がある上に「誹謗中傷」とも断定し得ないスレスレの文章で発言を続けるというレトリック技術の問題ではなかろうか。

    実のところ、世の中のほとんどの人は嫌いな相手に対しては裏に表にとにかく潰すことしか考えてないわけで、何か建設的な結論に達しようとかそういう掲示板なりフォーラムの建前なんてのはあまり意識されていないことが多い。人間関係の裏側はみんな悪口ばっかりだよ。所詮、世の中そんな汚いもんだと思えば、議論で熱くなってつい相手にぶつかって砕けるってこともなかろう。

    --
    他力本願。
  • by Technical Type (3408) on 2001年09月06日 16時47分 (#20240)
    「Nifty シスオペ 収入 億単位」で Google で検索したらこんなのがありました。

    判断は各自にお任せします。

  • by G7 (3009) on 2001年09月07日 1時22分 (#20389)
    >手順/システムの定義をしてくれる

    なんか、「他力本願」→「ろくな結果にならない」
    という黄金パターンしか、思い浮かばないんですが…。

    http://srad.jp/article.pl?sid=01/08/22/1139219&mode=nested&threshold=

    なんか安心できなさげ…
typodupeerror

未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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