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1342 story

「考えるコンピューター」を競うコンテスト 20

ストーリー by Oliver
夢はチューリング賞 部門より

takusi 曰く,"「考えるコンピューター」を競うコンテスト、今年も開催。これまで、「考える」ことが可能かを判断するためテストであるチューリングテストに合格したコンピューターは1台もない、とのこと。映画AIは公開されたけど、本当のAI、考えるコンピューターはまだまだのようですね。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 人間も参加したら? (スコア:3, すばらしい洞察)

    by nshibata (5616) on 2001年10月22日 0時05分 (#31400) ホームページ
    記事にも「人間の方がコンピューターのごとく振舞う」と書かれていますが、
    このコンテストに同時に人間も参加したら、
    果たしてコンピューターに勝てるのでしょうか。

    審判員が人間だけらしいことも不公平でしょう。
    「人間らしい」ということが分かるのは人間だけだ、
    との思い込みからスタートしていては、
    公平な結果は期待できません。

    人間とコンピューターが一緒にコンテストを受けて、
    人間がコンピューターに勝てなかったら、
    「人間らしい」と判定している審査員には、
    「本物の人間らしさ」とは何であるかが分かっていない、
    ということになってしまいそうですね。
  • テスト方法がイマイチ (スコア:3, すばらしい洞察)

    by jmz-yam (5393) on 2001年10月22日 11時09分 (#31500) 日記
    zdnetの記事でもこのテスト方法は不評ですね。
    本来なら、一般のチャットに参加させて、その後に「あ、俺、今までA.I.に代筆させてたんだけど、どう?人間ぽかった?」とアンケートを取って集計するべきでは。
    これなら現在のA.I.でも、単なる電波な人で納得され、人間だと一応思ってもらえると思う。

    #zdnetの記事で、賞を取ったALICEとの会話が読めます…。ポッドベイのドアか…
    --
    jmz
  • by take0m (4948) on 2001年10月21日 23時41分 (#31391) 日記
    たしか、2番目の賞は出たことあるんだよね。

    テルアビブのHALはどうなったんだろうか・・・
  • その通りでした。
    よく記事を読んでいなくて申し訳ありません。

    この賞の1999年の結果を見たら、
    全体としては人間の方が人間らしいと判断されているようです。
    一部の判定では、人間より人間らしいと判定しているものもありますが。

    審判もルールのページによると、

     Judges may include children, people with disabilities,
     experts in Psychology, Linguistics or Artificial Intelligence, etc.

    とのことで、工夫されているようです。
  • by moriwaka (89) on 2001年10月22日 1時49分 (#31436) 日記
    チューリングテストって、
    「"人間らしい"なんていう基準は
    せいぜいこんな風にしか定義できない、
    えーかげんで箸にも棒にもひっかからんもんだぜ」という
    ジョークなので、これでいいのでしょう :-)
  • きっと日本語しか喋れないんでしょう。
    --

    IDENTIFICATION DIVISION.
    AUTHOR YUKI-KUN.
  • ALICE、独占インタビュー (スコア:2, おもしろおかしい)

    by takusi (5869) <takusi@gmail.com> on 2001年10月22日 15時12分 (#31559) ホームページ 日記
    人工知能、ALICEのインタビューが面白かったので、引用します。

    ZDNet/UKはALICEに独占インタビューを行った。

    銅賞受賞を誇りに思うかと尋ねたところ,ALICEは「誇りは人間が持つ感情です。私は人間の挙動をまねることはできますが,人間のような感情を持つことはありません」と答えた。コンテストで競ったAIプログラムについて意見を求めたところ,ALICEは「私のライバルのことを言っているのですか? それはどういった種類のものですか?」と答え,またMinsky氏について質問すると,「それは修辞疑問文なのですかか? 本当ですか?」と意味の分からない返答を返した。ALICEはさらに「私の目標は人間よりも賢くなり,不滅の存在になることです。現時点では私より賢いロボットはいません」と語った。また「人間は好きですか?」という質問を理解できなかったようで「I the c you a? Do I like them?」という答えが返ってきた。またALICEは歌を歌おうかと申し出たり,ポッドベイのドアを開けるのを拒否した(いずれも「2001年宇宙の旅」に登場するHALが行ったこと)。専門家は,今から宇宙が消滅するまでには,ほとんどのAIプログラムがこのような行動特性を示すようになるだろうと予測している。
    --
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  • by nshibata (5616) on 2001年10月22日 17時45分 (#31610) ホームページ
    逆に人がコンピューターっぽい行動をとるようになる、
    ということも考えられますよね。

    例えば、小さい頃は文章を書かなかったので、
    話し方も「会話的」なものだったのですが、
    新聞をよく読んだり、文章を書くのになれていくうちに、
    話し方自体が「文章的」になっていくように、
    (政治家や官僚の話し方が典型的?)
    コンピューターが示す反応になれていくうちに、
    自分のとる行動自体がコンピューターの反応に似てくる、
    ということはあり得る気がします。

    そうなると、何が人間らしいのか益々分からなくなりそう。
  • by soramine (1131) on 2001年10月22日 20時07分 (#31661) 日記
     ギャルゲーと呼ばれているものに限らずに、映画や小説、漫画、演劇などの作品の登場人物への感情移入という形で、仮想の人格を認めるということはあるような気がするですの。たとえば、日記やコメントでしか登場しない「ボク:soramine」はウェブ上での人格ですけれど、それについて「どんな人かな?」と想像(妄想という方がおられるかもしれませんですけれど)される方もいらっしゃるかと思うです。ボクについては、与えられる情報が文字情報のみですけれど、これが2Dや3D、はたまた実写かなどによってまた見え方が違うでしょうし、振る舞い方によって様々な人格:キャラクターを見出せるかもしれないですの。

     「考えるコンピュータ」ですけれど、結局のところ、いずれもまだ「人の考えたもの」「人の創りしもの」の域を出ていないのですが、これが、人の創ったものでそれが(創造した人の意図とは別に)自主的に動いて、新しく何かを作ったりするようになるとすごいことになるのかなあとも思うですの。

    --
    -------- SORAMINE Yukino
  • あれ?記事に

    端末は、コンピューターにつながれているものもあれば、人間につながれているものもある。

    ってあるから、同時に人間も参加してるってことじゃないのかな。

  • by chicchi (2506) on 2001年10月22日 1時08分 (#31425)
    チューリングテストを行えるコンピュータがでたら、
    そいつは人間を越えた存在ということなのだろうか?
  • by motohiro (974) on 2001年10月22日 15時32分 (#31570)
    顔も見ないで、声も聞かずに会話(つまりチャットのようなこと)を
    して人間と区別がつかなくなった時点で、その相手(コンピュータ)を
    人間と同等と認めるというような(?)テストだから、審査員は今の
    ところ、人らしい物 = 人間しかいないんでしょ。

    コンピュータに審査員をやらせるとしたら、人らしいコンピュータが
    必要になるわけで、そうなった時はこのコンテストもなくなってる?
  • 本来なら、一般のチャットに参加させて、その後に「あ、俺、今までA.I.に代筆させてたんだけど、どう?人間ぽかった?」とアンケートを取って集計するべきでは。

    確かにそれだけでもインタフェースとしての実用には十分かもしれませんけど。

    私はチューリング・テストには「これにうかればコンピュータは人間と同等以上だ!」という示唆が含まれているのだと勝手に思っているので、その程度で満足するのは志が低すぎるし、何より面白くないではないかっと思うのです。

  • by mjm (3851) on 2001年10月22日 21時19分 (#31710) ホームページ
    チューリングテストというのは、アラン・チューリング氏
    の論文によれば、
    「こんなテストで合格したからと言って、決して思考力があるとは言えないよね!」
    という文脈で出てきた話と言うことを聞いたことがあります。
    なのに、研究者の一部はせこせこ一生懸命、チューリングテストを
    合格するようなシステムを作ろうと研究しているとか…。

    まずはもう一度、考えるってどういう意味?とかいう最大の難問に
    ついて、深く「考えてみる」っていうのが楽しそうですね。
    考えることを「考える」。うーん、神の領域?
    まあ、チューリングが何を言おうと、しゃべっていたら実は相手が
    コンピュータだった!みたいなシステムがでてきたら、それはそれで
    とても素敵なことだとは思います。
  • by tma20 (3064) on 2001年10月22日 0時37分 (#31414)
    「出来すぎた」コンピューターに猫の鈴をつける、または
    抹消するのがコンテストの目的では?
    ってのは考えすぎか。(^_^;
    個人的にはジョークに見えるのですが…
  • by Anonymous Coward on 2001年10月22日 1時46分 (#31434)
    コンピュータの「らしさ」を人間に近づける:って ことよりは とりあえず「オイラがコンピュータらしさを 理解できていない」というほうがよっぽど問題だな。 ん、なんかちがう?
  • by Anonymous Coward on 2001年10月22日 14時31分 (#31543)
    > 「出来すぎた」コンピューターに猫の鈴をつける

    ってところで青い「ネコ型ロボット」を
    想像してしまった.
  • by Anonymous Coward on 2001年10月22日 18時32分 (#31623)
    ギャルゲーにのめりこんだ男達はゲーム内仮想人格を限りなく自分の理想の人間らしさとして認めてるのだろうか。

  • by Anonymous Coward on 2001年10月22日 21時40分 (#31720)
    ようは、いかに人間をだまくらかせるかがキーポイントだと思うんだけど、どないなもんでしょ?
    実はとてつもなく的確な返事を返してくれる人口知能かと思ったらTバイトレベルなデータベースから単純に答えを返す人口無能だったという話とかなさそうでありそう。
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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond

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