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1868 story

量子コンピュータで因数分解に成功 9

ストーリー by Oliver
理解を越えるワクワク 部門より

kiyotan曰く、"ZDNNの記事によると、IBMが量子コンピュータを用いて2桁の数字の素因数分解に成功した模様。量子コンピュータと言うと量子ゲートを通過させた後に必要な情報だけを波束を収縮させて取り出すところが難しそうなんですが、この記事に載ってるエラー云々ってのが多分そのあたりの話なのでしょう。
15を3と5に分解したというとるに足らない話のようにも見えますが、実際に量子コンピュータで素因数分解ができたという事実が重要なんだと思います。一旦できるとわかれば一気に話も進みそうですし。今後に期待を持たせてくれる話です。"

IBMのプレスリリースによると5つのフッ素原子と2つの炭素原子からなる7 qubitな量子コンピュータでショアのアルゴリズムを実行したそうな。量子コンピュータを使って現在では悲現実的な大きな数の因数分解を行うのが不可能ではなさそうというのが実証されたので、まだ先の事とはいえ、因数分解が難しい事を前提にした暗号が無意味になる日が見えてきた。

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  • by kyle (3923) on 2001年12月21日 2時16分 (#48689) 日記

    レスつけづらいなあ、まったくピンとこないよ。これでも開発者のはしくれなので、ちょっとあせる(ほど実用化は近くなさそうだが)。

    一体に、現行のソフトウェア開発者は、量子コンピュータのソフトウェア開発者としてつぶしがきくものなのでしょうか? それとも、アルゴリズムからして要再構築?

    • アルゴリズム,というか,逐次実行型のアーキテクチャとは別物だと思います. 既存の逐次実行型アーキテクチャとはまた異なったアルゴリズム論を構築し直すことになるんじゃないかな,と思います.

      まぁ,「量子コンピュータ」まで行かなくても,FPGA やゲートアレイなどでは同様の再構築は行われていると思います. (その昔には「演算増幅器」を使った「アナログコンピュータ」なんてものもありましたね.)

      ま,既存の逐次実行型のコンピュータのエミュレートできるのかもしれませんが. ふと思ったのですが,量子コンピュータとチューリングマシンの等価性についてはどうなっているのでしょうね.

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      • by maezoh (4657) on 2001年12月21日 8時07分 (#48718)
        このネタは耳学問程度なんですが…

        >一体に、現行のソフトウェア開発者は、量子コンピュータのソフトウェア開発者としてつぶしがきくものなのでしょうか? それとも、アルゴリズムからして要再構築?

        現時点では量子コンピュータで解けるアルゴリズムを模索している状態です。有名な物ではGloverやShorのアルゴリズム(因数分解とか)がありますが、それだけです。つぶしをきかすためには量子力学と数学を勉強しませう。
        でもおそらくノイマン型の計算機でできるほとんどのことはできないと思われます。だから心配無用。
        また現時点ではアルゴリズムにあわせてqbitを構成しなければならないので、プログラマブルには当面ならないと思われます。

        >既存の逐次実行型のコンピュータのエミュレートできるのかもしれませんが.

        既存のコンピュータで量子コンピュータのエミュレートはできます。これ [phys.rug.nl]
        Windows上でDirectXつかってスピンがグリグリまわります。
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        • by white (2295) <whiteNO@SPAMniu.ne.jp> on 2001年12月21日 10時55分 (#48765) ホームページ
          やっぱり耳学問程度で恐縮だけど……

          >ノイマン型の計算機でできるほとんどのことはできないと思われます
          この場合、比較するべき対象ノイマン型ではなくて「ビット指向コンピュータ」だと思う。

          で、ビット指向コンピュータと量子コンピュータを比較すると、片方にできてもう片方にできないことがあるとは思わない。単に得手不得手があるってことだと思う。たとえばビット指向コンピュータが量子コンピュータのエミュレートができるように、量子コンピュータもビット指向コンピュータのエミュレートができるようになるはずだ。
          いわば右脳と左脳の関係。片方が苦手なことが、他方は得意だったりする。

          プログラマのつぶしがどうこう、なんて気にする必要はないと思う。一般の(学術研究目的でない)プログラムに応用されるときには、うまくブラックボックス化されたハイブリッドなアーキテクチャになってるだろうから。
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    • by take0m (4948) on 2001年12月21日 8時26分 (#48722) 日記
      まあ、数学と物理学わかっていれば、潰しは効くでしょう。現状だってCPUやメモリに合わせてコード書いてる訳だし。
      親コメント
      • by G7 (3009) on 2001年12月21日 10時20分 (#48751)
        >まあ、数学と物理学わかっていれば、潰しは効くでしょう。現状だってCPUやメモリに合わせてコード書い
        >てる訳だし。

        申し訳ありません。俺ぁObjectとMethod(というアーキテクチャ)に合わせて書いてます(^^;;;;;;

        全然違うアーキテクチャの計算機が全盛になったら、
        残せる技術も多いだろうけど、捨てないとならん技術もまた、多いでしょうね。
        数学と物理「だけ」に依存して書いてるぞと豪語する人は、まさかさほど多くないでしょうから。
        下位アーキテクチャだけが共通だと言われても、ちと辛いかと。

        まぁ辛かろうがどうしようが、新しいものが自分にとって「必要なもの」だったり「楽しいもの」だったりすれば
        どっちにせよ勉強し直すでしょうけどね。
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    • 関連サイトや解説ページを少し探して見てみたが‥‥難しいっす。

      わからないなりにも解ったことは、ノイマン型ではないことはもちろん、
      半加算機やらALUやらも無く、特定のアルゴリズム (この場合はショアの…ってやつ)に
      特化した形の演算器を構成して使うものらしい。

      リンク先のIBMの説明だと、
      >IBMは、5つのフッ素原子と2つの炭素原子から、7つの核スピンを持つ新しい分子を合成し、
      >高周波パルスによってプログラム可能なキュービットとして機能させることに成功しました。
      >このキュービットの内容は病院や化学実験室で一般に使用されている核磁気共鳴(NMR)機器と類似した
      >機器で検出できます。
      なんてあるから、作るのも取り扱いも手軽なものではなさそうだと見えますね。

      ジャック・キルビーが1958年にIC(集積回路)を発明して(これには異論もあるやも知れんけど)から
      1971年には 4004 が出てるけれど、そんなスピードで「量子コンピュータ」が
      進展するかというと、かなり難しそうな。
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  • by HIRONOBU_SUZUKI (2058) on 2001年12月21日 13時31分 (#48819) ホームページ
    キュービット(計算する1つの単位・1個の量子)の コヒーレンス(一貫性・安定)を保つのは難しくって、キュービットが 増えれば増えるほと指数的に難しくなります。 簡単にいえば、 親亀の上に小亀を乗せて、そのまた上に孫亀乗せて....という 具合に親亀こければ、みなコケます。 さて、亀を何匹乗せることが できるでしょうか? ということです。1000匹以上乗せるのは、想像するに、さぞかし難しいことでしょう。 今後革新的ともいえるブレークスルーが何度も必要です。

    --
    すずきひろのぶ
  • by Anonymous Coward on 2001年12月21日 8時16分 (#48720)
    おや、取り敢えず動いたのね。

    1字違いの分子コンピュータの方は今どうなっとるのかな?
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物事のやり方は一つではない -- Perlな人

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