CD複製防止、Philipsが「失敗確実」のお墨付き 61
ストーリー by wakatono
失敗確実なものを日本の業界は採用するか否か 部門より
失敗確実なものを日本の業界は採用するか否か 部門より
naka64 曰く、 "日付を「秒」と間違えて日本でもPCで聞けない欠陥音楽CDがもうすぐ登場に#53694として投じてしまったが、NewScientistより:Philips says copy-protected CDs have no futureとMusic industry rethinking CD copy protectionという2つの記事が出ている。前者は蘭フィリップス社のGary Wirtz氏の談話として、「技術の認知に時間がかかりすぎる」等の理由により「複製防止技術がすべてひとりでに失敗するであろう」という声を出している。また後者は、BMGのやらかした失敗をフォローするとともに(結局大交換を強いられた上に、豪州ではプロテクトなしに出したそうです。)、ハードの作り方の変容(CDプレーヤにPCパーツを使うケースが増えているとのこと)によって“有効な”技術の開発が困難になっている状況を報告している。音楽業界の明日はどっちだ?"
結局、有効な実証結果がないままに見切り発車をした結果であろう。日本でも動きはあるが、このような声明を受けて業界はどう反応するのだろう?それとも黙殺?
まぁ、なんというかねぇ (スコア:5, 興味深い)
よ~く考えて欲しい。レコードを作るためには最低でも一千万円以上 (時価)の設備投資が必要なんだ、CD の場合は…… あれ? やっぱ 一千万じゃん(笑)
レコードや CD のような著作物を「固定化」するメディアによる コンテンツプロバイディングってのは、爾来放送産業と匹敵する 巨大産業だったんだが、今はそうじゃない。宝くじの中等程度の 「小金」さえあれば誰でも参入できる。…はずなんだ。
でも、そんな話聞いたことないでしょ? それを抑止しようと やっきになっている既得権者がいるからなんよね。連中はコンテンツ を制作する人達の権利を保護するためだと言っている。…が、実態 は必ずしもその通りには受け入れられない。
べらぼうな著作権使用料は、かつて莫大な投資が必要であった コンテンツプロバイディングを前提に設定されたものであり、 それは今日的なメディアでも漫然と惰性で継承されている。
結果、既存業者は既存利権に安住し、新規参入者は排除され、 新しいコンテンツの供給すら危うくなっている… それが今の 実態じゃないの?
「新人に投資しない」旨のレコード業界に対する批判もあるし、 それも事実の一つだが、そんな程度のもんじゃここまで疲弊しちゃう こともなかったんじゃない? 病根はもっと深く深刻なものだと 思うよ。
--- Toshiboumi bugbird Ohta
Re:まぁ、なんというかねぇ (スコア:2, 興味深い)
だけど実際にはやっぱり流通コストや宣伝のコストが非常にかかるから新規の参入はむつかしいのでしょうね・・・って、ここまで書いて思ったんだが宣伝や流通のコストを極力削った(販売は通販のみ、宣伝はwebサイトのみ)とかでもレコード会社ってのは成立しそうですね。
ああ、もう誰かそういうのやってくれ。
それで俺が見るようなサイト(それこそ/.Jとか)でガンガン宣伝してくれ。
テレビも音楽雑誌も最近はすっかりみないから、そっちの方が俺にはよっぽど宣伝効果あるよw
冗談はともかく、そういうスタンスなら10000枚くらいしか売れなくても十分経営が成り立つと思うんだけどどうなのかな。
Re:まぁ、なんというかねぇ (スコア:1)
実際に自主制作CDをWeb販売している人達はいますが、1万枚売るのがどれくらい大変か。
インディーズレーベルなどでは千枚超えるのも極1部です。
Re:まぁ、なんというかねぇ (スコア:1)
10000枚くらいというのは失言でした。
やはり、既存媒体での宣伝の威力は絶大ということでしょう。
インディーズとメジャーの乖離が大きすぎるなあ。
メジャーの売る100万枚とインディーズの売る1000枚の隙間を埋める良い方法は無いのかなあ。
Re:まぁ、なんというかねぇ (スコア:1)
メジャーからデビューしている人でも1万枚超えるのは、全体の2割もいないと思いますよ。
ドイツのシナーという日本でもそこそこ売れているHR/HMバンドがインタビューで「日本で6千枚売れてくれれば、世界全体で1万枚行くので...」ということ言ってたことがあるくらいです。
売れるCDと普通のCDの乖離が大きすぎるんですよ。
逆に言えば、ネット直販だけで数千枚をコンスタンスに売ることができれば、十分商売になるんですが。
Re:まぁ、なんというかねぇ (スコア:1)
そこそこ。そこのところを既存レコード会社 etc...が抑えていて 「囲い込んで」いるわけ。
かつては「フォーライフ・レコード」みたいなムーブメントがそういう 図式に風穴を空けるような予感もあったんだけど、結局は70年代の 学生運動と同様にジリ貧でしぼんじゃったよなぁ。
--- Toshiboumi bugbird Ohta
Re:まぁ、なんというかねぇ (スコア:1)
ここのところはレコード会社というか音楽関係の雑誌が押さえているようですね。
雑誌関係がこういうネットで直販しているインディーズバンドなどを積極的に取り上げてくれれば、数千枚くらいは軽いんじゃないかと思うけど、そういう連中を取り上げても雑誌編集者はおいしくないから。
#つーか雑誌はレコード会社からの広告料で成り立ってるわけだし。
そもそもインターネットでの口コミが発展すると「音楽雑誌を金払って買う人がいなくなる」ことをよ~く判っているようで、逆にあの手この手で潰しに掛かってるみたいだし。
Re:まぁ、なんというかねぇ (スコア:1)
うわ、そうなんですか。
それで1万枚売れてない残り8割が生活できているなら、100万枚とか売る必要全くないじゃないですか。
#アーティスト本人に行くのは1%程度なんですよね?
>雑誌関係がこういうネットで直販しているインディーズバンドなどを積極的に取り上げてくれれば、数千枚くらいは軽いんじゃないかと思うけど、そういう連中を取り上げても雑誌編集者はおいしくないから。
他の雑誌に載ってない情報の載っている雑誌になるわけだから欲しい人多いとは思うのですけどね。
そうでもないのかな。
ま、広告で成り立っているんなら雑誌売れてもしょうがないんでしょうけど。
Re:まぁ、なんというかねぇ (スコア:1)
いや、CDの売り上げだけでは生活できませんけどね。
ディナーショーとかのドサ周りとか、音楽学校の先生とか、CMやらTVドラマやら色々とやらないと生活できません。
CD出さないとそういう仕事も来ないから、無理しても出すんでしょうけど。
>100万枚とか売る必要全くないじゃないですか
アーティストにはなくとも、事務所やレコード会社にはあるんじゃないでしょうかね?
>アーティスト本人に行くのは1%程度なんですよね?
プロデューサ、コンポーザ、演奏者、ジャケデザイナーなどなどで全部合わせてCD1枚で300円くらいらしいです。
全部一人でやってれば、1万枚売れば300万円ですけど、10人くらい関わっていると.....。
>広告で成り立っているんなら雑誌売れてもしょうがないんでしょうけど
雑誌って広告がないと値段が飛んでもなく高くなってしまうんですよ。雑誌の売り上げだけではまず経営は成り立たないです。結局広告料頼みということになるんですけどね。そうなると当然、レコード会社とのタイアップで....ということに。
Re:まぁ、なんというかねぇ (スコア:1)
パッケージング (スコア:3, すばらしい洞察)
というふうにも受け取れます。
もともと音楽なんて、そんなに多くの人の関心を引くものではなくって、
そこにお金が絡むから人が寄ってきたってだけのこと。
宣伝とイメージ操作による、あるはずもない音楽世界のねつ造、
そしてそこに付け入る、音源リリース→ツアー→関連商品・・・
、って感じの統合パッケージ。
こういう音楽業界の人たちが当然のように享受してた
消費サイクルを、そろそろ見直す時期がやって来たのでしょう。
それは消費者側の価値観も含めて言えることなのでしょうけど。
そもそも媒体に記録する必要があるから、同じような楽曲サイズ、
楽曲数に落ち着くわけで、そのレベルから価値観が覆る可能性を否定出来ません。
これは消費物としての音楽の話だけではなく、
芸術としてのポップミュージックの転換期を同時に示唆する
出来事になるかもしれませんよ。
Re:パッケージング (スコア:1)
リテールの改善 (スコア:1)
購入機会を増加させる方策としてのパッケージングの効果にはわたしも疑問を抱いていました。個人的な印象ですが、CDは「CDショップへ行かないと買えない」のがわたしには大きなハードルでした(だからわたしは書籍や食料品の購入頻度の方が多い)。これが駅にそうそう近いわけではなく(道路が混んでいて移動しづらいという問題も含む)、手間を敬遠してしまうんです。
最近都区内のJRの駅に楽曲自販機を置いたりしていますが、販促にしては大袈裟がすぎている気がします。もっと簡単に、例えばキオスクでCDそのものを売ってしまう方がずっと少ない投資額でCDの認知度を高めることができそうなのに...
Re:リテールの改善 (スコア:1)
ただ、コンビニの性格上ラインナップが極端に売れ筋に偏っていて、欲しいと思うようなものは置いていないのですが...。
Re:リテールの改善 (スコア:1)
昔のファミコンのディスクシステムの500円書き換えとか
良かったですね。データと説明書だけ買う、っていう。
音楽って目に見えないものですからね。
こういうことは有効な手段だと思いますよ。
Re:リテールの改善 (スコア:1)
同世代の他のゲーム機用ソフトも、中古を探せば見つかるんでしょうが、なかなか大変です。1990年頃に発売になったCDなんかも探すの大変ですよね。それなりの品質の中古ってなかなかないですし。
レコード会社に料金を払ったら、Linear PCMファイルをもらえるようなシステムが欲しいですよね。アルバム1枚分を500円位で。製造・在庫管理・流通・その他諸々の経費が不要なら十分可能だと思うのですが、現実はデータの値段がCDの値段に追従しそうです。
# 余談ですが、ディスクシステム(ハードウェア)の修理もしてくれるそうです。でも私が持っていたのは、ツインファミコンなのだった…。
おふとぴ:ディスクシステム (スコア:1)
ファミリーコンピュータ ディスクシステム書き換えのご案内 [nintendo.co.jp]
500円って、確か当時の書き換えの値段と一緒だよな。任天堂、おそるべし。
今こそザナドゥだ! (スコア:1)
さあ!今こそザナドゥ [xanadu.com]の出番だ!!
Re:パッケージング (スコア:1)
結局のところユーザーが欲しいのは音楽なわけで、別に媒体は使いやすいものなら何でも良いわけで媒体レベルでプロテクトだなんだってやるのは愚の骨頂のような気がしますね。
何を考えているのだろう... (スコア:2, 興味深い)
流通業界。中抜きとか言われてますが、生産者と消費者が直接やりとり出来る現在
余計なものはカットされて当然。生き残るにはそれだけの付加価値を生み出さねば。
再版制度に守られ既得権益にしがみついてるだけじゃ、先は見えてると思うのだが。
MIDIがらみでも著作権を振り回すだけで、将来の可能性を潰してしまったし。音楽
業界はユーザーのことなど何も考えてないんだろうな。
しかし・・・
そもそも好きなアーティストのCDをわざわざ不正コピーして聞いてるユーザーって、
売り上げに影響するほどいるのだろうか?
Re:何を考えているのだろう... (スコア:1)
CDの売り上げが落ちていることは確かで、それの原因を「不法コピーの横行」のせいにしているだけじゃないかなぁ?
売れるアーティストや音楽の育成を怠った、レコード会社の責任逃れとしか思えませんが。
Re:何を考えているのだろう... (スコア:1)
CDが出るより以前、アナログレコードの時代でもカセットテープに録音するのは一般的だったし、FM放送を録音するのも一般的でした。
つまりそういうのは今に始まったことではないから、お小遣いの少ない若者が不法コピーが増えている理由にはならないと思うし、不法コピーが増えているのでなければ、それによりCDの売り上げが下がっているということが起こるはずもない。
#ちょっと3段論法過ぎるか...。
Re:何を考えているのだろう... (スコア:4, すばらしい洞察)
> つまりそういうのは今に始まったことではないから、
> お小遣いの少ない若者が不法コピーが増えている理由には
> ならないと思うし
昨年末に休刊してしまった「FM fan」を、中高生の頃はよく買って、エア・チェック → テープ録音でレコードを買わずに済ませていた口です。
「FM fan」が、最盛期 4 誌もあった FM 誌の最期だったそうで、これで FM 誌は全滅だそうです。つまり今時の中高生は、エアチェックなんぞしなかったということなんでしょうか。。
CD の時代になってから、デジタルだと音がいい(盲信かもしれないんだが…)という考えがはびこってからというものの、アナログな FM 波を音源に使ったり、コピー先にアナログな媒体を用いたりするのを嫌うようなってしまったのでしょうか? もしそういう好みがあったとするなら、CD-R の登場で、それまで潜んでいたダビングの習慣がいっきに復活した。という無茶な論法もできるんでしょうか。。
ともかく! 言いたいことはひとつなんです。今は、売らなくてもいい相手にまでアルバムを売ろうとするレコード会社がいかん! それも想像を絶すような大量の枚数を!!
Gary Usher が Brian Wilson に、「ポップスはビジネス上で成功させなければ意味がない」という説教をしていますが、今は音楽ビジネスとして桁を越えたことをしていますからねー。ムチャなんですよ、日本の大手レコード会社のやり方はすでに。。
Re:何を考えているのだろう... (スコア:1)
テレビとビデオは持っていても、ラジオ(ラジカセ?)は持っていない人が多いとか?
新聞のラジオ番組欄の記述量も減ってますね。
Re:何を考えているのだろう... (スコア:1)
実際の数字はどうなのだろう。と、「ラジオ もしくは ラジカセ」所有について Net で調べてみましたが……そういう統計資料がなかなか見あたらないですね。
古い資料ですが(汗)、産経新聞 1996.9.18 掲載の駿台予備学校ライフスタイル調査 [sankei.co.jp]では、「(音楽を聴く手段として)ラジオは 86% から 63% へと減少」と書かれてあります。
音楽の聴取方法 [geocities.co.jp]。という資料(1999 年)でも、17 歳~24 歳は(音楽を聴く手段として)ラジオを 9.6% しか使っていない。と書かれてありますね。
今も、音楽家の新譜宣伝、来日宣伝ではラジオがよく使われているけれど、そーいえばラジオに出てくる音楽家ってのは、ずいぶん通好みに片寄っているよなー。
Re:何を考えているのだろう... (スコア:1)
自分の部屋では、FM,AM共にほとんど雑音しか入らなかったりします。
本当かい♪本当かい♪
Re:何を考えているのだろう... (スコア:1, 参考になる)
> テープに録音するのは一般的だったし
今だったら、CDをMDやテープにコピーするわけでしょう。
この場合、録音機器やメディアに対して私的録音補償金を支払っている訳で、違法でもなんでもないんじゃないかな。
この補償金制度自体に問題があるのなら、レコード業界はこっちを攻撃すべき。
Re:何を考えているのだろう... (スコア:1, 参考になる)
それもそうなんですが、CD というメディアにコピーできるようになったのが問題だと思うのです。
CD へのコピーとカセットテープへのコピーは、全く同じとは思えないです。音質がどうこうという事もあるかもしれませんが、CD だと、聞きたい曲番号を選べばすぐさま再生できるという利点がありますから。テープの場合は曲の頭出しというのは結構面倒ですよね。
だったら MD にコピーすればいいのですが、自分の持っている CD プレーヤーは CD とカセットテープしか再生できないという人も多いのではないでしょうか?
ちなみに私自身はラジカセも CD プレーヤーも持っていなかったので、姉のラジカセを奪ってきてカセットテープを聞き、FM-TOWNS で CD を聞いていたクチです。
Re:何を考えているのだろう... (スコア:1)
売れる物はガンガン売るけど、新しい物を売る努力をしているようには見えない、、、(見えないだけなら良いんですけどね)
Re:何を考えているのだろう... (スコア:1)
ほいよ。こっちhttp://www.riaj.or.jp/ [riaj.or.jp]にあります。
「DATA」の「日本のレコード産業」のPDFを読んでちょ。2000年から減少傾向にあります。1999年までは増加が続いてましたけどね。
Re:何を考えているのだろう... (スコア:1)
CDを買わなくなっているという話では?
1年か2年くらい前のテレビ番組で見たんだが。
Re:何を考えているのだろう... (スコア:1)
友達同士のコピーは不正でなかったと記憶しているんだけど,
違ってます?
僕の場合,
気に入っているアーティストの CD はちゃんと買います.
それは単に CD の中につまっている音楽だけが欲しいんでなくて
パッケージングされたアルバムを所有していたいからです.
Linux の気に入っているディストリをわざわざ毎回買ってるのと
気分的には近いです ;-)
レコードの時代には (スコア:1)
CDが主流になってから、この点は物足りないんだよなぁ。
Re:何を考えているのだろう... (スコア:1)
>友達同士のコピーは不正でなかったと記憶しているんだけど,
>違ってます?
違法なはず、個人の範囲ないなら複製は認められてますが
それを越えてると思います。
>僕の場合,
>気に入っているアーティストの CD はちゃんと買います.
>それは単に CD の中につまっている音楽だけが欲しいんでなくて
>パッケージングされたアルバムを所有していたいからです.
僕もまったく同じ。
音だけ手に入れても満足出来なね。
#再販制度はあって欲しいです
#好きな音楽がマイナーなものばかりなので
#なくなると音源を手に入れられなくなるので・・・
Re:何を考えているのだろう... (スコア:4, 参考になる)
気になったので適当(?)に調べてみたんですが,
私的利用に準じる複製権として「親友」と呼べる相手
ならば認められているようです.
ただし, 音楽CDのデジタルコピーの場合は完全な個人目的でも著作権料を払わなくてはいけないようです.
MD のブランクディスクや音楽専用CD-Rなどにあらかじめ
著作権料が含まれて販売されているのはそのためですよね.
だから, それらを使えば問題ないと思われますが, いかがでしょう?
(参考 URL)
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~ozao/MeijiHP2K_bak/00KisoHP/1G/3-2.htm [meiji.ac.jp]
http://www.asahi-net.or.jp/~VR5J-MKN/digital.htm [asahi-net.or.jp]
# 知らなかった...(汗汗
Re:何を考えているのだろう... (スコア:1, 興味深い)
リンク先 [meiji.ac.jp]をみてみましたが、これは認められているのではなく、著作権法30条が認めるところの「個人的又は家庭内でその他これに準ずる限られた範囲内」というのに、親友が該当するだろうと解釈されているだけではないでしょうか?
私としては、「家庭内」には家族や親戚等で同居している人、「これに準ずる限られた範囲内」というのには近い親戚や家族ではないけど同居している人 (同居している友人、同棲相手) というような受け止め方です。
まぁ、曖昧なのは確かですからあとはこの国の得意な「解釈」の問題でしょう。
ここ (1997年に書かれたものですが) [megasoft.co.jp]によると、確かに「政令で指定されたデジタル機器については機器とメディアの両方で著作権料を支払うように義務付けられている」と書かれています。しかし、パソコンの CD-R/RW ドライブはこれに含まれていないみたいです。
要は、「パソコンの CD-R/RW ドライブでもアナログ機器同様に複製が可能だけど、著作権者の権利を守るために、普通の CD-R/RW メディアを使わず、なるべく著作権料の含まれている音楽専用 CD レコーダ用のメディアを使って下さい」ということではないでしょうか?
Re:何を考えているのだろう... (スコア:1)
アナログ-デジタル変換されたものでも
満足してしまい、結局CDを買わない気がするのだが。
Re:何を考えているのだろう... (スコア:1)
確かにそうでしょうね。
MP3やMDは音質を劣化させて圧縮してサイズや記録時間を稼いでいるなんて事はここを読んでる人には周知の事実でしょうけど…。
音質を劣化した状態で持っていて満足していると言うのは、廃盤や流通の限界などで元が入手できないとか言う場合を除いて、所詮、その程度と言う事で。
殆んどのコピーしている人やブートレグ(海賊版)を持っていて満足している人は、音楽の価値を暇潰し程度にしか捉えていないか、個人的な動機でコピーやブートレグであっても所有していたいかのいずれかで、圧倒的に前者が多いでしょう。
# ただ、会社の都合や政治的な理由やマイナー過ぎる(^^;と言う
# 理由で、ブートレグとかコピーでないと入手が出来ないものが
# この世の中には存在する事だけは忘れて欲しくないと思う。
話が少し入り乱れましたが、今の(メジャーな)音楽業界のプロモーションが使いすてを前提にしてるのですから(今のブーム戦略なんてその最たる物…)、コピーが大流通(本当か?)するような曲を聴いてる側も殆んどミーハーで聞いてるだけだっつー実情が行き詰まっている事に目を背けてコピーを悪者にするのは論理のすり替えだと思うのですが。
Re:何を考えているのだろう... (スコア:1)
のですが、他のレコード会社も真似をして欲しいものです。
# こういうサービスを充実させたうえでのコピープロテクション
# なら、受け入れることもやぶさかではありません。
売れなくて店から返品されたCDは廃棄処分にされるらしいので、
マイナーな作品はすぐに入手困難になってしまいます。
現在のCD流通に関しては、不満だらけです。
廃盤の再発を求めて署名活動をしている人もいますが、
こういう努力をしなくても入手できるようになって欲しいです。
ブートレグは、未発表ライブ音源に関しては必要悪とみる向きも
あるようですが、あまり気持ちのいいものではありません。
アーティストの権利 (スコア:2, 参考になる)
で、この数字が正しいと仮定して議論を進めますが、これでは「アーティストの著作権を守れ」というレコード会社の主張は本当は「アーティストと購買者から搾取しているレコード会社の権利を奪うな」ということの別表現に聞こえてしまいます。ま、いわゆる既得権益ですが。
なんかこういうのって多いですね・・・。「我々は儲かっているんだから減らすんじゃない!俺以外の奴が損をしても知ったことか!」と裏で叫んでいる人間の多いこと多いこと。
本当の意味でのアーティストの権利が守られていることを祈ります。
アーティストって言葉の価値 (スコア:1)
作詞作曲などの創造的な仕事をしなくても呼べるほど安っぽい言葉になってしまったのでしょうか
Re:アーティストって言葉の価値 (スコア:1)
Re:アーティストって言葉の価値 (スコア:1)
ええ、一部にはアーティストと呼ぶのに相応しい人が居ることは承知しています。
ただ、最近はプロデューサの操り人形のようなものまで指して使われているのが非常に気になっているもので。
ここまでくればもはや呪い? (スコア:1)
64M ROM ってのは? (スコア:1)
思うに次の業界標準音楽用媒体は容量の少ないものにすればいいんではなかろうか? 例えば、次の音楽用媒体として DVD を選択してしまった場合、 これからの大多数のパソコンには (re)writable な(read only) DVD と 同等なメディアのドライブが搭載され、まぁ、それなりにコピーを助長するだろう。 一方で次世代音楽用媒体として 230M MO を選択した場合、 コピー用に音楽コピーのためにわざわざ 230M MO ドライブを購入するやつぁ そうそう居ないんじゃなかろうか? つまり、コピーする機材が揃ってるからコピーするけど、 なきゃないで MD ぐらいで我慢するぜって人は多いと思うんだな。
そう考えるとお手軽不正コピーを減らすには、次世代音楽媒体としては パソコンの外部記憶装置としては使い物にならないような 少容量なものを選択するといいんじゃないかって気がするわけ。 例えば、MP3 で圧縮すれば 70M もあれば CD 1枚分入るんだから 64M ROM ってのを次世代音楽媒体として提案してみたりする。
# といっても非接触式がうれしい気がするんだが...# ROM でそーゆーの可能なんだろうか?
## ところで、例えば著作権協会って次世代の音楽媒体開発に
## お金出してたりするんですか?
Kiyotan
払えるのかな? (スコア:1)
全然発達しないなあ。
例えば直接アーティストの窓口に申し込むと媒介者に持ってかれる分が安くなるようなシステムね。
結局コストがかかるから普及しないか。
インディーズとかでやらないかな。
それなら (スコア:1)
Re:払えるのかな? (スコア:1)
NA2-Record [na2.jp]という会社があります。
2次利用もOKらしい。こういう著作権の生かしかたをしている会社があるというのは 嬉しいことですね。
こういうレコード会社が伸びてくれるといいなぁ。
さて (スコア:1)
ライブ(コンサート)でとるのが正しい姿.
今ならいいとこ,こいつを中継や録画で放送.
CMとかドラマタイアップくらいまでは正しいのかな.
CDやDL等の販売パッケージは,
「プロ野球カード」のようなもの.
そりゃあ,いつかはうれなくなる.
技術と欲求は日々休まず進歩しているから.
音楽パッケージは常に商品である,と思っている方が間違いで,
仮に,音楽業界のビジネスマン様が,永遠に優良商品である,
と思っているとしたら,彼らは役立たずに違いない.
さてさて
すでに「CDを複製するな!」と心の底からいっているのは,
CD販売担当の人々,くらいなのではないかな?
実は今でも,音楽系エンターテイメントビジネスは
テレビ放送に供される広告収入とチケット販売を中心に
回っているように,思ったり思わなかったり.
各位<つっこんでください.
-- LightSpeed-J
Re:さて (スコア:1)
ライブは儲かりませんよ。ドームフルハウスにしても、ドームのレンタル料(1日のコンサートでも搬入搬出、リハなども含めて4日は借りる必要がある)やスタッフ、器材の費用などなどで、大赤字になります。
それでもやるのは、CDで儲かっているからで、またそうやってライブをやらないとCDも売れないという悪循環もあるんですけどね。