次期国会でのspam法改正はオプトアウトで 156
主権の存する日本国民の総意に基づかない 部門より
k3c 曰く、 "「特定商取引に関する法律」の施行規則がspam1回はOKに改正(?)されて2/1から施行されるそうですが、これに先立って行われた意見募集の結果と経済産業省の見解が公開されています。そこで浮かび上がってきたのは、事業者側と消費者側の利害の対立でした。以下、簡単にまとめてみます。
/.Jの皆さんも頑張って意見を送付した、事前に受け取りの承諾がなければ広告メールを送ってはいけないとする、いわゆるオプトイン方式について、『今回のパブリックコメントの対象である「特定商取引に関する法律施行規則の一部改正」では対応不可能な事項である。』と逃げ腰ながらも、『経済産業省では、さらに、次期通常国会に、「特定商取引に関する法律」の改正案を提出する方針である。』と、なにやら希望を持たせるような表現。" (続く...)
"しかし後半、事業者側(あのヤフーも意見を提出しています)は『今後の法改正はオプトアウトで』と主張。オプトインについては『電子メールを活用した広告は中小企業等にとって今後の新たなビジネスツールとしての可能性を秘めている』『ビジネスに対して相当な影響力を持つ』『他の広告手段が受け手の意思に関係なく配信されることとのバランスが…』挙げ句の果てには『プッシュ型のマーケティング手法一般が不適切な商業行為であるとして否定される理由はどこにもない』などと、一般論を持ち出すという暴挙までしでかして全面的に否定。消費者側の『オプトインを原則とした法改正を』という主張と真っ向から衝突しています。
そして肝心の経済産業省はというと、『個別の事業者において、消費者の信頼を確立するとの観点から、オプトインの採用が積極的に進められることも当然考えられ』『自宅を訪問したり、電話をかけたりして勧誘することについて、「消費者の請求ないし事前の承諾を受けない限り行ってはならない」との規制がない中でバランスを失する』『一方的な商業広告を受け取りたくない消費者は、表題部を見ただけで(さらに、フィルター技術を利用して自動的に)、これらを削除できるようになる』などと事業者側の主張に全面的に肩入れし、次期国会に提出する法改正はオプトアウト、という方針を明言しています。
…というわけで、どうやらオプトイン方式はこの先も採用されることはなさそうです。オプトアウトを利用してメールアドレスを集めるという悪質なspam業者の存在を知らない、無垢な性善説信奉者の経済産業省に対応してもらうことは諦めるしかないのでしょうか。メールのフィルタリングができるようになっただけでもマシ、と泣き寝入りしますかね。シクシク。"
なんでいつもこうなんだろう (スコア:3, すばらしい洞察)
オプトアウト派は、訪問販売などの権利とのバランス、商業の自由を言ってきてるんだから。
消費者の意見なんてのは論拠にならないの。消費者の権利は優先されるなんて、どっから来た考え方? 対企業のイデオロギーに巻きこまれちゃいけない。
権利の衝突の問題に対して、「常に優先する権利」を想定するなんて危ないったらありゃしない。
まず、向こうの権利に対しては、
・コスト実質ゼロの手段に対しては規制も強化されるべき
あたりで。これだけだとちょっと弱いけど、詰めればなんとかなるかと。
そして利益の面では、
・オプトインでも有効な広告はできる(そんなデータあったよね)
・!広告!と、オプトインメールに二分されますよね。!広告!中90%以上が不愉快なメールだと学習した受信者が、あなたのメールだけは見ると本気で思ってるんですか?
・オプトイン必須にすれば、受信者が希望ジャンルを登録しとける総合オプトインDMサイトができますよ。そういう所利用した方が効率的なんじゃない?
逆方向から相手の弱いところをつつく
・オプトアウトの受信者負担は改めるべきだ
・(spamは訪問販売などより規制するべしという立場だから)オプトアウトなら、違反者の罰則は強化するべきだ
・自由に送れるなら、年齢などに関係なく届くわけですね? 何らかの対処が必要そうだけど、オプトイン以外に自由を守りつつできますか?(これは権利の衝突の問題なのだ)
-- wanna be the biggest dreamer
青少年問題に敏感な議員に (スコア:1)
これを指摘してあげると素敵な展開が得られるかもね。
これは広告メールではありません (スコア:2, 参考になる)
家にかかってくる電話勧誘で、一時期こういう物があったので。
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これは広告メールではありません。あなたの生活をより楽しくしたいと思ってメールさせていただきました。
もし不要であると感じられましたら、お手数ですが削除してください。
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Re:これは広告メールではありません (スコア:2, 参考になる)
経産省にできる規制は、あくまでも通信販売等の広告の規制
は須く迷惑メールとみなすべきものであるわけで、であって、迷惑メールの規制ではないということに注目すべきでしょう。
その内容によって、送りつけて良い物と、良くない物にわかれるという
性質のものではありません。
このままでは、無数の抜け道が考案さることとなり、いよいよ事態が悪化してしまいます。
広告でさえなければいいのですから、
例えば、架空の報道機関のようなものをでっちあげて、報道として、
メルマガのような形で、URLを紹介するメールを装えば、
全くのノーチェックということになってしまいます。
おおむね同一の内容で、受信者の請求に基づくことなく、
短期間に不特定多数に送り付けるメールは、
たとえ、Rh-のAB型の献血の呼びかけであっても、
遭難者の無事発見を祈るよう呼びかける内容であっても、
政治家の主義主張の開陳であったとしても、
#大統領が宇宙人と裏取引をしていていたというスクープであっても?!
内容のいかんにかかわらず、迷惑メールです。
迷惑メールの送信は厳禁なんだ、と法律に明記した上で
但し書きに、どうしても送りたい人のための厳格な条件を
簡潔、明瞭に、抜け穴なく定めればよいと思うのです。
そしてこのような規制は、そもそも経産省には無理なのではないかと強く思わされます。
何が言いたい? (スコア:2, すばらしい洞察)
ここは「次期国会でのspam法改正はオプトアウトで」のトピックであって、あなたのネット環境が定額になったとか自慢したり、スラッシュドットへの要望を書くところとかじゃ無いんですけど。
まぁこのような投稿が溢れているのを見る限り、なるほど、もっと連続投稿の間隔時間は延ばした方が良いのかもしれません。じっくり考える時間を与えるためにも。
オトリ作戦 (スコア:2, すばらしい洞察)
ここをご覧になっている方だったらコメントを書く時にゴミmailが来てもいいようなmail addressを使う技はご存知でしょう。それを少し発展させれば、逆にspam業者側をギャフンといわせることができるのではないでしょうか。
まず、mail転送サービスなどを用いてmail addressを大量に作ります。転送先はある1つのmail address(以下収集用mail address)にします。生成したmail addressを、webのあちこちにばらまいておきます。そのうち、収集用mail address宛にspamがたまります。こいつらのheaderを解析し、適宜blacklistに追加すれば半自動的にfilteringすることができそうです。
blacklistはSMTP用にしてもよいのですが、Internetからの追放までやりたいというのであればbgpでblackhole routeを流すようにするのもよいかも知れません。大手IXが参加してくれればかなり効果がありそう。
Re:オトリ作戦 (スコア:1)
この「収集用mail address」にたまったmailがspamであるかどうかはどのように判別するのでしょうか?
>こいつらのheaderを解析し、適宜blacklistに追加すれば半自動的にfilteringすることができそうです。
headerがfakeでないことを半自動で証明するのは不可能に思えます。
>Internetからの追放までやりたいというのであればbgpでblackhole routeを流すようにするのもよいかも知れません。大手IXが参加してくれればかなり効果がありそう。
機械的にInternet death penaltyの対象を定めるというのは、あまりにも乱暴なやり方でしょう。
Re:オトリ作戦 (スコア:1)
収集用mail addressは、例えば自分が知り合いにmailを送るなどの目的には使いません。spamを集めることだけを目的としたmail addressです(だからオトリ)。
また、完全自動化は考えていません。現実にやるとすれば、まず疑わしきはrejectし、そのなかにrejectすべきでないものがあればblacklistから削るという方法です(これは実際に実施している)。また、Received:がfakeされたものでも、それはspam業者がどのようなfakeを行うかを表しているので、意味がある情報です(似たようなことを考える業者をまとめて締め出せる)。
bgpによる締め出しですが、最終的な選択権は各々のrouterにあります。Local preference [wide.ad.jp]を調整するだけです。
Re:オトリ作戦 (スコア:1)
Webに「このaddressにはmailを送信しないで下さい。もし送信した場合には無条件にspamとみなし、送信元のIP addressはフィルタリングの対象になります。」となどと書いておいて、閲覧者がそれに従ってくれることを期待するということでしょうか?
>現実にやるとすれば、まず疑わしきはrejectし、そのなかにrejectすべきでないものがあればblacklistから削るという方法です(これは実際に実施している)。また、Received:がfakeされたものでも、それはspam業者がどのようなfakeを行うかを表しているので、意味がある情報です(似たようなことを考える業者をまとめて締め出せる)。
これだと現状のRBLの管理と大して変らないと思うのですが。
>bgpによる締め出しですが、最終的な選択権は各々のrouterにあります。
基幹部分のrouterが採用するのであれば、Internet death penaltyそのものですし、末端のrouterのみが採用するのであれば、やはり現状のRBLを利用した接続拒否とほとんど同じではないでしょうか。
それに、dial upによって動的に割当てられたIP addressから直接SMTPでspamを投げるという手口が横行している現状を考えると、無実の人をトラブルに巻き込むことが続出するのではないでしょうか?
Re:オトリ作戦 (スコア:1)
前提ですが、わたしの場合受けとるspamはほぼ全てがPC-Unixのmailing list(英語)に投げ込まれたものなので、それを扱ってきた経験から考えます。
ppp用のaddressがReceived:に入ることは確かにありますが、経験的にそのaddressがspamでないmailに再利用されることは思ったほど頻繁にはありません(数千通に1回程度)。むしろ、spammerはいくつかのmailを同じ経路で送ることが多く(単発spamの4倍ぐらい)、途中の経路を潰すことはむしろよい効果を出しています。
それから、現在でも8割方のspamは踏み台を使っています。自前の計算機ではありません。これは、まだ発見すべき踏み台が大量に残っていることを示しています。
Re:オトリ作戦 (スコア:1)
SMTPの制限だけならともかく、brake-handleさんの提案には対象となったIP addressに対するroutingそのものの制限が含まれていますので、
> 無実の人をトラブルに巻き込むことが続出するのではないでしょうか?
と書きました。割当てられたaddressを前に使っていた人のspamせいで、Webも見られなくなってしまうなんてまっぴら御免です。
>それから、現在でも8割方のspamは踏み台を使っています。自前の計算機ではありません。これは、まだ発見すべき踏み台が大量に残っていることを示しています。
もちろんこれには同意しますが、brake-handleさんの提案と従来の手法との違いがよくわかりません。「おとりaddress」を使うことによってRBLへの登録を効率よくやろうということでしょうか?
Re:オトリ作戦 (スコア:1)
キモはそういうことです。相手が自分から出てきてくれるなら、こっちは力押しではなく罠にはめる戦略の方が安上がりになるだろうと。
締め出し方については単にいくつか例を述べただけで、硬軟の度合いは現場で考えても十分でしょう。
「当省の考え方」 (スコア:1, 興味深い)
リンク先のPDFの表の右側の「当省の考え方」なんですけど, 何かこう、意見を募集する前から予め答えが決まっていて,寄せられた意見にうまく適合するものを貼り付けている印象があるんですが。
……で、
なので、こういう悪質な業者がいるからオプトアウトはダメじゃんという意見への回答は予め用意されていなかったらしい。事業者の事情 (スコア:1, 参考になる)
バナークリックの率は低下し続けているものの、メイルでの広告では今でもそれなりのユーザーからの反応があるそうで、このことが、迷惑メール問題がこれほどまでに大きく騒がれている昨今においても、事業者がなおspam 行為を止められない、オプトアウトが法的に否定されることを恐れる理由になっているようです。
個人的には、いきなり見ず知らずの人/事業者から来るメイルに書かれている URL にアクセスしてしまうという行為が信じられないのですが。
気にならない人は全く気にならないのでしょうね。
Re:事業者の事情 (スコア:1)
効果が少なくても、それに要するコストがそれ以上に少なければ、SPAMを出す動機にはなりますな。
#効果がゼロなら、別ですが、間違いクリックとか興味本位とかあるだろうから、ゼロにはならんでしょう。タブン。
written by こうふう
これで spam を無くすことが可能になった。 (スコア:1)
"!広告!" が先頭についたメールを削除するフィルタを、メールボックスではなく、SMTP サーバに実装すればいい。
Re:これで spam を無くすことが可能になった。 (スコア:1, 興味深い)
みたいな条文ってありませんでしたっけ?
だから、「!広告!」というメールを一律規制するということが出来ないんじゃないか?
と思うんですが、如何でしょうか?
# 通信事業者が規制を許可されているのは、設備を守る為だけ
# だったと思います。違うかな....。
メールヘッダーが「通話内容」なのか?そうじゃないのか?
というのがもめそう。
Re:これで spam を無くすことが可能になった。 (スコア:2, 参考になる)
「電気通信事業者法」じゃなくて、「電気通信事業法」です。
それは自営電気通信設備を接続するときに、経営が困難になる時に限り拒否できる、って奴ですね(52条)。これはあくまで自営電気通信設備を接続するときのことだけしか言っていないので、今回の件には関係ないと思います。
Re:これで spam を無くすことが可能になった。 (スコア:1, 参考になる)
それを望んでいると思います。
でも、今の法律では「通信内容については、事業者は判っては行けない」と
なっているので、「通信事業者」が「この内容だと規制する」というのが
出来ないんです。
お客さんが自分で、「この内容だと規制する」っていうのは、出来るんですよ。
だから、DoCoMoについてもお客さんが自分でやるのには問題ないんだけど、
DoCoMoが自分でやることは出来ないんです。
# 1種事業者だけだったか?こーゆー縛りがあるのは。
音声通話しか想定していない時代の法律で、現在を縛っているのが
問題なんでしょうね....。
# でもな....発番通知してないと着信させない機能とか、
# めいわく電話撃退サービスっていうのは通信事業者の機能だ。
# あーでも、あれは通話内容じゃないんだ(涙)
Re:これで spam を無くすことが可能になった。 (スコア:1)
SMTP にて受け付けたメールを、宛先に届けないだけ。SMTP による通信を規制しているわけではない。
ってのはどうすか?
Re:これで spam を無くすことが可能になった。 (スコア:1)
ちょっと思い付きのアイデアを。
i-modeを念頭におきます。
1."!広告!" メールは自動的にフィルタリングして、別のアカウントに転送。
転送後はデフォルトのスプールから削除。転送先のメールは送られた個人
から確実に閲覧可能な状態に。
これは可能だと思うんですが。転送後のメールをhttp経由で閲覧できるように
すればi-modeで現行の端末のままでこれを実現できるとおもいます。
2.転送後のメールは一定期間内は保存、それ以降は自動的に削除。
これも可能だと思います。携帯の留守電サービスってこんな感じですよね。
3."!広告!"メールを見たくない人は転送先を黙殺。見たいと言う殊勝な方は
期間内にどうぞ。;-)
これで現行法に触れず実行的に広告メールを排除できると思いますが、
なにか間違いもありそうなので突っ込んでください。
Re:これで spam を無くすことが可能になった。 (スコア:1)
一律規制は不可能でも、ユーザが望むなら拒否、という形式であれば問題なく行えるはずです。現に、内容をチェックしてウィルスだったら自動的に弾くサービスを行っているのですから。
例えば sendmail/MILTER を使えば受け取ったメールの内容を確認してから user unknown で返したりすることも可能です。他の MTA でもだいたいこういった事は可能でしょう。qmail は (思想的にも) 無理っぽいですが。
ただ、忘れられていると思われるのがメーリングリストに投げられると考えられる!広告!メールの存在。単純にエラーを返したりするとそのメーリングリストからいきなり登録削除されたりしうるので /dev/null に落とすなどしないといけないでしょう。
メーリングリストが稼働しているサーバの MTA やメーリングリストマネージャで弾けば問題ない気もしますが。
現実的なオプトインを考えてみよう (スコア:1, 参考になる)
一方で、社会問題になっている迷惑メールのほとんどは、どこかから収集してきたメールアドレス、あるいは、手当たり次第に機械的に生成した名前に、無差別に送信しているものだ。
だから、自社の顧客に名簿に登録されている場合を除外したオプトインの義務化、という現実路線を考えればいい。そんなことすぐにできるだろうに。考えたこともないのか?
Re:PDF (スコア:1)
一太郎やMS-Wordのファイルでなくなった分だけ,進歩したとおもいますよ。
テキストファイルの便利さ (スコア:1)
などの、抽象性の高い便利さは、すでにコンピュータの世界から切り捨てられ、初心者にしか便利に思えないようなユーザインターフェースなどにどんどん取って代わられつつあります。昔、DOS では毎日のようにワイルドカードとか標準入出力とかリダイレクトとかをユーザの立場で使ってたけど、そういう抽象性の高い (からこそ便利な) 機能は GUI では実現できないですから。
PDF も、それと同じ流れにあると見ていいでしょう。ただ、便利さをあまりにも性急に捨てすぎているので、現時点では大部分のユーザにとって使いにくいものであると思いますが。ただ、現在の大部分のパソコンユーザがワイルドカードを知らなくても不便だと感じないように、未来のパソコンユーザは PDF を何とも思わない人が大部分になるのかもしれません。
しかしそういう抽象性を切り捨てていくことでこそ、ユーザの底辺を広げ、市場を拡大できたのかもしれません。そういう意味で、Linux/BSD 用の「簡単な」デスクトップ環境が整備されつつある状況には、複雑な思いがします。
市場が拡大してなにがうれしい、って言われればそれまでですが。
Re:テキストファイルの便利さ (スコア:1)
せめて、今たまたまメジャーなGUI構成では実現できない、
というふうに言ってください。おねがいですから…。
GUIそのものが悪いわけじゃないんすよ。
もっと遥かに良いGUIを作ればいいのであって。
それが証拠に、そもそもこの世はまずGUIです。
#少なくとも目の見える人にとってはね。
#そうでなくても光が別の媒体に置きかわるだけで、同じようなものかと。
ほかに、絵文字とか、手話とか、色々素晴しいGUIの先輩が
この世にはいらっしゃるわけでして。
そして問題は、今主流のGUIが手話や絵文字的な要素を
「ほとんど全く」持ちあわせてない、という点なんじゃないかなと。
つまり先人から学んだ量が少なすぎる。
#俺も数分(笑)さわったことがあるだけですが、
#AppleのNewtonって凄かったそうですね。
あ。オフトピついでに言うならば、CUIだってまだまだです。
ピクトグラムは意味論を決めないと使えない (スコア:2, すばらしい洞察)
手話は私は知らんのですが、絵文字(ピクトグラム)に関しては、すべてのインスタンスがだれでも事前知識なしで正確に理解できるというのは俄には信じられません。「世界共通のやつがあるじゃないか」とおっしゃるかも知れませんが、実はこれは人間がISOでわざわざsemanticsを定義 [sphere.ne.jp]してやっと使いものになっているんです。
あるいは海外の道路にある信号機。矢印入りの燈火は日本と異なり、道路形状をそのまま描いたものを採用している国もあります。これを日本人が見たら戸惑うだろうなぁ...
以上の点では、computer-human interfaceとしてのGUIは、先輩の弱点をそのまま受け継いでいるというのが正しい素性です。
Re:PDF (スコア:1)
--S0R5
Re:PDF (スコア:1)
テーブルタグで見た目だけ整えるなんてのは最低ですね。
Re:PDF (スコア:1)
Re:別に事業者の肩を持つわけでないですが (スコア:1)
i-modeのメール遅延って、送信側の立派な暴挙だと思ふ。
Re:別に事業者の肩を持つわけでないですが (スコア:1)
そうですよね。
(と、うなずきつつも、SPAMがどの程度遅延の原因になっているかは知りません)
ほんとうにSPAMが遅延の主原因なら、DoCoMoが同一IPからのメールは、[6メール/分]くらいで制限したらいいのに、って思います。
ついでに。
これからは「!広告!」メールのフィルタリングサービスするようなISPが出てくるんじゃないでしょうか。
200円/月くらいだったら払ってもいいかな。ログ付きで。
実はもうすでに「!広告!」のSPAMが2通来てます。
業者のすばやい対応には感心するやら呆れるやら。
〜◍
Re:別に事業者の肩を持つわけでないですが (スコア:1)
> ISPが出てくるんじゃないでしょうか。
> 200円/月くらいだったら払ってもいいかな。ログ付きで。
事業者が勝手に送ってくる「!広告!」メールを
受け取らないようにするために、ISPに金払わなきゃ
いけないのは個人的には嫌ですね。
事業者がその料金負担するのがスジでしょう。
「!広告!」メール発信事業者に相乗りして
サービスの振りして消費者から金巻き上げるような
ISPなんて、私は別のISPに乗り換えたくなります。
Re:別に事業者の肩を持つわけでないですが (スコア:1)
それは私もそう思うんですけどね。ただメールのシステムが送信元に課金できないのが現状なのだから、受信側が対策を取らねばならぬのが仕方のないところです。
フィルタリングに料金がかからないに越したことはないんだけど、たとえばウイルスメールのフィルタリングは一部のISPではビジネスになっているわけでして、それと同様に考えるのは「現時点では」現実的じゃないでしょうか。
もちろんウイルスの対抗手段としてアプリを買ってローカルで対処するように、自分のところでフィルタリングしてもいいわけです。
今回の法案は「広告メールには送信元と同一の到達可能なメールアドレスをReply toに記述しなければならない」なんてことが書いてないのですよ、残念ながら。
ほんとうはそういう縛りをしてほしい。
そしてISPはブロックしたSPAMのメールアドレスに"Undelivered Mail returned to Sender"を返すようにするのがよろしい。
そうしないと、どうやって拒否しようと相変わらず送信元には何の負荷もかからないんです。
この「送信元無負担の法則」がSPAMの温床なんじゃないでしょうか。
〜◍
Re:別に事業者の肩を持つわけでないですが (スコア:2)
常識的な送信はこれまでどおり無料で送信できるでしょうし、拒否の際も、特定業者お断りとするのではなく、一律の基準で有料で契約するようにしておけば、電気通信事業法(?)的にも問題ないのではないですかね?
Re:別に事業者の肩を持つわけでないですが (スコア:1)
「送信元と同一の到達可能なメールアドレス」
とは書かれてませんし、
「Reply to」
とも書かれてませんが、少なくともPDF記載の経産省見解では
Page 7にてSubjectに「!広告!」を義務付け
Page 8のアにて事業者のメールアドレス表示を義務付け
ているようです。
※Page 8のアにて義務付けているメールアドレスの表示が
どこに表示するのか書かれていない点は気になりますが。
上記だけでも、ISPが事業者に配信コスト負担を求め、
応じた事業者の広告メールのみ配信し、応じない事業者の
広告メールはISPが遮断することは可能ではないでしょうか。
#「!連絡方法無!」はISPが無条件遮断
#メールアドレスから請求先事業者をどうやって洗い出すかは
ISPが考えること。
少なくとも消費者にコストを転嫁することは、
取り易い方からコストを回収しようとする姿勢の現われで
そんなものはサービスではないと考えます。
なお「特定商取引に関する法律施行規則」が適用されない
spamは従前通りでしょうけど。
Re:別に事業者の肩を持つわけでないですが (スコア:1)
Docomoなんかの携帯事業者がこれやってくれればいいんですけどね。
できれば無料で。
そうすりゃ別にパケット代受信者負担でもかまわない。
とうぜん、!広告!のついてないSPAMには厳しい追及をしてほしい。
それくらいやってくれればSPAM法もあるていどの効力もてるかもしれん。
ISP経由PCで受信するSPAMについては、自分でフィルタかけられるんで
べつに構わんが、フィルタかけるのはローカルに持ってきてからだから、
帯域使い果たすくらいきたらやだな。
しかし、!広告!で大量送信メールが増えるとなると、送受信に使われる
ISPのほうも設備増強せにゃあかんわけで、その費用を一般ユーザーからの収入でまかなうってのは勘弁して欲しい。
メール送信数一日に1000件以上は別料金とか、
(当然ISPのSMTP使うだけじゃなく、送信者の立てたSMTPからの送信宛先数も制限)
そんな料金体系にできないものかな。
Re:別に事業者の肩を持つわけでないですが (スコア:1)
「!広告!」のフィルタリングだけで200円/月は高いと思うが、 「ホームISP」での「ユーザ指定の汎用フィルタリング&自動転送」ならば200円/月ぐらいは払うかも。
問題の発端はあくまで送信側なのだから、受信側が負担するのは 変だと思うけど、まあ社会というのはそういうもので、変な人から 自分を防御するには若干のコストがかかるときもある。
こういうのって「サーバ」側で処理してほしい問題ですよね。 だから「サーバ」側で「お友達リスト」に登録してある人だけ 「ケータイ」に転送し、そうでない人は「サーバ」にプールしておく。それで家に帰ってからゆっくりと検分する。
これなら事業者が内容を調べるわけでもないから「通信の秘密」を侵したことにはならないし、受信側の希望もある程度守られる。
Re:別に事業者の肩を持つわけでないですが (スコア:1)
Re:別に事業者の肩を持つわけでないですが (スコア:1)
事業者が持つということは、結局ユーザーが払うことになるわけだし。
Re:別に事業者の肩を持つわけでないですが (スコア:1)
という意見に賛成です。
残念ながら (スコア:1)
送信者課金は可能か?? (スコア:1)
>受信料金:ただ
メールの送信者課金は、実現可能なら有効な対策だと思うんですけど、難しいんですよね。
問題山積みなのは承知の上で敢えて方法を考えてみると、可能性があるのは“仮払消費税”方式でしょうか。
メールを転送したら、
(現実には、ドコモなりニフティーなりのメール運営会社がまず負担する)
この方法だと、正体不明のメールを転送したMTAは、自分が仮払いした送信料を取りそこなうので、破産したくなければSPAM対策に力を入れざるをえなくなるという。(笑)
でも、各MTAが手数料とったり、手数料とらないと送信元から送信料を返してもらうまでの金利を損したり、本物の仮払消費税をキチンと計上して税務署に申告したりと、運用だけでも頭のイタイ問題満載です。
そもそも、発信者や途中のMTAが、送信料の支払を拒否する場合のことを考えると、結構面倒です。(海外からのメールを考えると、国内法を整備することが出来ても、縛れませんよね。)
送信者課金型メールシステムのアドレスには、課金OKを表すメールヘッダ無しだと、MTAで転送拒否するとか。(切手の貼ってないハガキみたいなもの?)
--- Melloques Les Covdrasey ---
Re:別に事業者の肩を持つわけでないですが (スコア:1)
>送信側に負担を求めるのは不可能でしょう。
契約したISPのメールサーバ以外からのSMTPを拒否してしまえば良いのでは?
> ISPとかだと、携帯事業者側と契約して携帯向けのメールを通すことに
> なるんだと思いますけど、大学とかどうすれば良いのでしょう?
の問題があるので利用者に受け入れられるかどうかは疑問ですが、技術的には十分可能でしょう。
Re:陰謀と思うよりも勉強不足と思いたい (スコア:1, 参考になる)
だって、この間、自治会からの返金があったとき、平気で口座番号を書いて返信しろってハガキで(いわゆる目隠しのシールなしで)きた位だから。
役人にとって下々の情報はただで得られて当然なんでしょう。
Re:陰謀と思うよりも勉強不足と思いたい (スコア:1)
それって役人?
-- wanna be the biggest dreamer
Re:いっそのこと (スコア:1)
PCでもメールの受信には金がかかりますが? (スコア:1)
しかも添付ファイル付きのSPAM送ってくるド阿呆もいるし。
Re:必要な広告 (スコア:2, すばらしい洞察)
!ということは、「!広告!」のspamに対してオプトアウトのアクションを起こさない場合は送付を承諾したと見なされて次からは「!広告!」なしのspamが届くのか?冗談ではない!!
だが、私がspam業者であれば必ずそう解釈するだろう。
結局、なにも変わらないわけだな。
#いや、事態は悪化したのかもしれない。
char *A;
モータースポーツ部 [slashdot.jp]
いいじゃないですか? (スコア:2)
大きな会社単位だと、サーバ側で対策したほうが絶対にやりやすいし。
あと、今後のことを考えて
「!選挙!」
もブロックするようにすべきだとは思いますが。SMTPDで。