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「千と千尋の神隠し」がベルリン国際映画祭グランプリ 78

ストーリー by koyhoge
ハクも喜び庭駈け回り 部門より

昨年日本でも大ヒットした宮崎駿監督作品「千と千尋の神隠し」が、 第52回 ベルリン国際映画祭で、最高位である金熊賞を 受賞した。日本映画では39年ぶり二回目、アニメーション映画としてはもちろん初めての快挙だ。

受賞のインタビューで宮崎駿監督は「アニメーションを映画として扱ってくれた関係者の英断に感謝したい」と語ったそうだが、どんなにヒット作を作っても 決して表舞台で評価はされなかった日本のアニメーションを支えてきた宮崎氏らしい発言だ。しかしそれも過去の話。前作「もののけ姫」は1997年日本アカデミー賞作品賞に輝き、米国アカデミー賞には長編アニメ部門も新設された。 ようやくアニメーションが文化として世界的に認められてきたということか。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 世界では (スコア:2, 参考になる)

    by fluffy_nns (4030) on 2002年02月18日 6時57分 (#63842) ホームページ
    Bloody Sunday wins Golden Bear [bbc.co.uk]」

    どうも"Bloody Sunday"のほうが扱いが上のようで。

    ヨーロッパでは日本のアニメが吹き替えられて、かなりの量が放映されていたりしますから、
    それに対するお返し的なニュアンスもあるんでしょうね。
    (なんか「めぞん一刻」とか「釣りキチ三平」までやってるらしい……)

    #自分としてはあんまり面白くなかったと思ってるんですが(ボソ
    • by sketch (7027) on 2002年02月18日 9時04分 (#63857) 日記

      単に、"Bloody Sunday" がイギリスのこと(正確にはアイルランドか) を扱った映画だからでは?

      北野武が何か賞を取ったら日本のマスコミは同時受賞作のことなんて一言も触れないでしょうし。

      親コメント
    • by awajiya (2498) on 2002年02月18日 10時13分 (#63875) ホームページ
      3年ほど前にイタリアに行った友人が,何気にホテルのTVをつけたら,
      いなかっぺ大将”をやっていて仰天したらしい.
      イタリアで,どういう人が見ているのか,想像もつかないが....
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      • by mintar (4475) on 2002年02月18日 10時32分 (#63882)

        昨年11月に私がイタリアに行った時には、「てんとう虫のうた」をやっていましたよ。もちろんイタリア語吹き替えで。
        現代のイタリア人にとって、あの風俗描写にはかなり違和感があると思うけど、貧乏な子どもたちの話ということで、内容的には響くものがあるのかも...
        ただ、ものすごい夜中にやってたので、かなりディープな人が見る番組だったのかもしれない。

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        • >現代のイタリア人にとって、あの風俗描写にはかなり違和感があると思うけど、

          「ポパイ」とか(無論吹き替え版)見て、日本とアメリカの生活は全然違うんだって意識しましたからねぇ。

          ご当地のお子様方も、「吹き替えの他所の国の物語」として観てるんでは?
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          • by fluffy_nns (4030) on 2002年02月18日 16時58分 (#64001) ホームページ
            >ご当地のお子様方も、「吹き替えの他所の国の物語」として観てるんでは?

            もちろんそうなんですけど、日本のアニメの場合は話がややこしくて、日本が舞台じゃないヤツが結構あるでしょ?
            ヨーロッパとか宇宙が舞台の作品で、どこの国の作品かって言われたら、普通わからないですよ。
            「アルプスの少女ハイジ」なんて、ヨーロッパの作品だと思ってみてる子供多数じゃないでしょうか??
            (作ってる方も凝りまくってたからなおさらですよ)
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            • どっかで聞いた話ですが、カナダでは「魔法使いサリー」はカナダのアニメで、サリーちゃんもカナダ人だと思い込まれてるとか。
              あれは日本のアニメだ、いやカナダの作品だと、喧嘩になったのだそーで。
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              • by Anonymous Coward on 2002年02月18日 18時34分 (#64031)
                フランス語圏で昔放送された際、現地の子と日本人の子との間で喧嘩になったそうです。
                どうがんばっても金髪でフランス語をしゃべり、"外国に"住むキャンディが日本のアニメだとは説得できなかったとか。
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              • by simon (1336) on 2002年02月19日 1時57分 (#64186)
                黄色い電気ネズミは世界のどこでも完全に溶け込んでいる [nikkei.co.jp]ようですね。

                このエッセイの著者の方の言うとおり、どんなに日本政府が頑張っても日本のイメージをこれほど向上させることは不可能でしょう。貴重な外貨獲得可能な産業なんですから、国策としてアニメ業界に注力するか、それがダメでもせめて邪魔だけはしないで下さい。>政府
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            • そういえば、韓国で放送された「ヤマト」はすごいことになってたらしいと聞いたことがあります。

              あれは、米国製の戦艦なんだそうで、乗組員は各国からの混成……ヒロインは別として、ほとんどの男性乗組員は東洋系に見えるけどなぁ。

              すごいことのきわめつけ。
              1年かけて旅をするんではなくて、毎回地球から出航してどんぱちやって帰ってくるんだそうです。

              いえ、完全に伝聞なので、真偽は不明。
              どなたかフォローお願いします。
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        • by Kichiji (4251) on 2002年02月18日 23時15分 (#64137)
          ドイツ人の知人は、先日ハイジが日本のアニメな事を知り
          「え!?あれドイツのアニメじゃないの?」
          とかなりびっくりしていました。
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        • by nori2 (6018) on 2002年02月18日 23時45分 (#64144)
          イタリア人に、「カリメロ」は、名前もイタリア語だし、
          どう考えてもイタリアのアニメだといいはられました。
          あれは、和製なのでしょうか、それともイタリアアニメ
          をふきまえたものなのでしょうか。
          あるいは、原作イタリア、アニメ化日本とかなのでしょ
          うか。
          --
          ------ nori2
          親コメント
  • 湯女に少女をあてがい、リビドーの象徴を描く監督の個人的な『嗜好』を真っ向から取り上げた映画を、ロリータにうるさい欧米世間 [srad.jp]が評価してしまいましたね。

    映画秘宝読者には笑いが止まらなかったのでは?
    --
    jmz
  • 金熊賞 (スコア:2, すばらしい洞察)

    by densuke (113) on 2002年02月18日 10時17分 (#63877) 日記
    なぜマスコミは素直に「ゴールデンベア賞」と書けないのでしょう。
    パルムドールはパルムドールなのに。

    うかつに翻訳できるから?
    --
    -- やさいはけんこうにいちば〜ん!
  • >どんなにヒット作を作っても決して表舞台で評価はされなかった

    いまだに「ドカーン、バキーンのロボットプロレスアニメ」作家としか評価されない富野監督に比べれば、どれほど高い評価を得ているか…。

    個人的には、宮崎監督については「堕落して資本に迎合した左翼」という印象が強く、どうも評価する気になれません。どうにもロリコン色が抜けないのもひっかかります。「カリオストロの城」は傑作だと思うけど、それで充分じゃないんですか?

    富野監督に、どうか宮崎監督並みの予算とフリーハンドを与えて欲しいなあ…。
    • 宮崎駿は何でも屋ですから。

      富野さんが偉大であることは認めるけれど(最近ケーブルテレビ入れたんで、よく見る)、宮崎駿との一番大きな違いは、彼がアニメーターではないことです。同じことは押井守にも言えるのかな。絵が描けない、ということです。作品のたびに寄せ集めスタッフで製作してきた富野監督(サンライズという母体はあったけど。いや、それがかえって悪かったのか?)に対して、原作・演出にはじまり、原画も動画も描けて、しかも面倒見もいいから(たぶん)後続も育てられた(ジブリを見よ)、ということで。評価の差は、かならずしも、アニメーションをとりまく社会状況の責任でばかりはないですよ。それと、たまに思うんですけど、富野さんてアニメーションが好きなんでしょうか。

      宮崎監督については「堕落して資本に迎合した左翼」という印象が強く

      転向(ひさしぶりに聞いた)ってやつですか? 直球ばかりじゃだめだって気づいたんでしょう、人としてふつうですよ。

      どうにもロリコン色が抜けないのもひっかかります。

      「カリオストロ」で懲りて以降、むしろ足りないと思います。

      # 個人的には「ナウシカ」で人生狂いました

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      • >転向(ひさしぶりに聞いた)ってやつですか?
        71年の東映動画労働争議の際には書記長だったそうです。
        んで、イデオロギー色バリバリの「太陽の王子ホルス」を、高畑監督といっしょにやってますね。
        あれだけあおった人間が、いろいろ怪しいうわさのあるジブリ博物館なんかとからんでいるかと思うと、わだかまりを感じずにはいられないのです。
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        • 「ホルス」と「もののけ姫」って、プロット似てるな、と思った。大きくちがうのは、コミュニティの求心力が思想じゃなくなったことと、敵が何だかよくわからんものになったこと。主人公だけならば、相互に入れかえても成立しそうだなって。見てて気の毒だったもの、アシタカ。最後まで孤立無援で、だれからも感謝されていない。

          というわけで、あの映画は、壮大な監督のグチだったのかも。

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    • 次は東映から借りている [hokkaido-np.co.jp]細田守さんの監督で『魔法使いハウルと火の悪魔』 [freeserve.co.uk]ですね。

      ジブリも色々やっているということで。
      --
      -- wanna be the biggest dreamer
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    •  ロリコン
       ばあさん
       ヘドロ

      が彼の映画を特徴つけていると思います。
      他にもいろいろありますが。

      あと背景の元が中央高速の八王子あたりのような感じです。
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    • 富野監督に、どうか宮崎監督並みの予算とフリーハンドを与えて欲しいなあ…。
      そうなると年齢、容姿、性別にかかわらず脱ぐことになるがよろしいか?
      ∀の映画では海外進出を睨んだようで逆に下着を着ていたが、あの服を着て水浴びをするのは無理があるのではないかと思える。
      --
      char *A;
      モータースポーツ部 [slashdot.jp]
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  • by f6_6m (6762) on 2002年02月18日 9時19分 (#63860)
    おいらは良く知らないけど、現地(日本)だと
    登場人物そのものや、声優を評価する文化があったりするようなので
    一般的なの価値観で評価された上で
    実写映画と同じカテゴリで勝負になって、賞を得られるってすごいと思うよ。

    個人的にアニメも実写映画も見ない読書家なのでどおでもよいですが
    表現力の評価という意味では、登場人物や声優が単体評価される時代が来るのか気になるところ。

    まぁ、CG を多量に使っている実写もどきの映画とあまり変わらない気もするんだけど
    明らかに別枠扱いでしょ?
    • 千に関しては声優がよかったとは思わないけどねぇ。
      話題作りのために無駄に俳優とか使いすぎて、
      逆に作品としての価値を落としてるようなきがする。
      親コメント
      • Re:何故不遇か。 (スコア:3, すばらしい洞察)

        by kyle (3923) on 2002年02月18日 13時40分 (#63925) 日記
        話題作りのために無駄に俳優とか使いすぎて、 逆に作品としての価値を落としてるようなきがする。

        たまにひろいもんもあるんですけどね。「ラピュタ」のムスカ(寺田農)やドーラ(初井言榮)、「トトロ」のおばあちゃん(北林谷栄)、「もののけ姫」のエボシ(田中裕子)などは、うんさすがベテランの俳優さんは違うな、って感じです。

        問題は、へたれな俳優とシロート(どっちも同じようなもんか)です。個人的に俳優ワーストは「もののけ姫」のサン(だれだったっけかな~)、シロートのワーストは、高畑作品だけど「耳をすませば」のおとうさん(どちらさんだったっけかな~)です。とくに後者、すごすぎます。普段のまんまです。よって、ある意味では自然な演技なのかも知れない。

        個人的にシロートのベストは「トトロ」のおとうさん役の糸井重里です。

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        • by kyle (3923) on 2002年02月18日 13時50分 (#63934) 日記
          高畑作品だけど「耳をすませば」の

          ごめんなさい、まちがえました。「耳をすませば」は故・近藤喜文監督作品です(宮崎駿は、プロデュースと、例によって口出し担当)。氏の早逝は惜しまれます。「赤毛のアン」で見せたキャラクタの描き分けはすごかったす。

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  • 千と千尋の泡踊り (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2002年02月18日 20時40分 (#64086)
    えーと、どんな映画でしたっけ。
    さらわれた女の子が無理やり風呂屋で働かされるって話でいいんでしたっけ?
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