「千と千尋の神隠し」がベルリン国際映画祭グランプリ 78
ストーリー by koyhoge
ハクも喜び庭駈け回り 部門より
ハクも喜び庭駈け回り 部門より
昨年日本でも大ヒットした宮崎駿監督作品「千と千尋の神隠し」が、 第52回 ベルリン国際映画祭で、最高位である金熊賞を 受賞した。日本映画では39年ぶり二回目、アニメーション映画としてはもちろん初めての快挙だ。
受賞のインタビューで宮崎駿監督は「アニメーションを映画として扱ってくれた関係者の英断に感謝したい」と語ったそうだが、どんなにヒット作を作っても 決して表舞台で評価はされなかった日本のアニメーションを支えてきた宮崎氏らしい発言だ。しかしそれも過去の話。前作「もののけ姫」は1997年日本アカデミー賞作品賞に輝き、米国アカデミー賞には長編アニメ部門も新設された。 ようやくアニメーションが文化として世界的に認められてきたということか。
世界では (スコア:2, 参考になる)
どうも"Bloody Sunday"のほうが扱いが上のようで。
ヨーロッパでは日本のアニメが吹き替えられて、かなりの量が放映されていたりしますから、
それに対するお返し的なニュアンスもあるんでしょうね。
(なんか「めぞん一刻」とか「釣りキチ三平」までやってるらしい……)
#自分としてはあんまり面白くなかったと思ってるんですが(ボソ
Re:世界では (スコア:1)
単に、"Bloody Sunday" がイギリスのこと(正確にはアイルランドか) を扱った映画だからでは?
北野武が何か賞を取ったら日本のマスコミは同時受賞作のことなんて一言も触れないでしょうし。
Re:世界では (スコア:1)
“いなかっぺ大将”をやっていて仰天したらしい.
イタリアで,どういう人が見ているのか,想像もつかないが....
Re:世界では (スコア:1)
昨年11月に私がイタリアに行った時には、「てんとう虫のうた」をやっていましたよ。もちろんイタリア語吹き替えで。
現代のイタリア人にとって、あの風俗描写にはかなり違和感があると思うけど、貧乏な子どもたちの話ということで、内容的には響くものがあるのかも...
ただ、ものすごい夜中にやってたので、かなりディープな人が見る番組だったのかもしれない。
Re:世界では (スコア:1)
「ポパイ」とか(無論吹き替え版)見て、日本とアメリカの生活は全然違うんだって意識しましたからねぇ。
ご当地のお子様方も、「吹き替えの他所の国の物語」として観てるんでは?
Re:世界では (スコア:1)
もちろんそうなんですけど、日本のアニメの場合は話がややこしくて、日本が舞台じゃないヤツが結構あるでしょ?
ヨーロッパとか宇宙が舞台の作品で、どこの国の作品かって言われたら、普通わからないですよ。
「アルプスの少女ハイジ」なんて、ヨーロッパの作品だと思ってみてる子供多数じゃないでしょうか??
(作ってる方も凝りまくってたからなおさらですよ)
Re:世界では (スコア:1)
あれは日本のアニメだ、いやカナダの作品だと、喧嘩になったのだそーで。
o/t:キャンディキャンディも (スコア:1, 興味深い)
どうがんばっても金髪でフランス語をしゃべり、"外国に"住むキャンディが日本のアニメだとは説得できなかったとか。
政府戦略として (スコア:1)
このエッセイの著者の方の言うとおり、どんなに日本政府が頑張っても日本のイメージをこれほど向上させることは不可能でしょう。貴重な外貨獲得可能な産業なんですから、国策としてアニメ業界に注力するか、それがダメでもせめて邪魔だけはしないで下さい。>政府
Re:世界では (スコア:1)
あれは、米国製の戦艦なんだそうで、乗組員は各国からの混成……ヒロインは別として、ほとんどの男性乗組員は東洋系に見えるけどなぁ。
すごいことのきわめつけ。
1年かけて旅をするんではなくて、毎回地球から出航してどんぱちやって帰ってくるんだそうです。
いえ、完全に伝聞なので、真偽は不明。
どなたかフォローお願いします。
Re:世界では (スコア:1)
「え!?あれドイツのアニメじゃないの?」
とかなりびっくりしていました。
カリメロは? (スコア:1)
どう考えてもイタリアのアニメだといいはられました。
あれは、和製なのでしょうか、それともイタリアアニメ
をふきまえたものなのでしょうか。
あるいは、原作イタリア、アニメ化日本とかなのでしょ
うか。
------ nori2
そのイタリア人,(Re:カリメロは?) (スコア:1)
さておき,カリメッロは,確か,イタリア原作ですよ.
なぜそれが日本でアニメ化されたかは知りませんが....
個人的な内面を評価されるとは、どういう気分だろう (スコア:2, 興味深い)
映画秘宝読者には笑いが止まらなかったのでは?
jmz
Re:個人的な内面を評価されるとは、どういう気分だ (スコア:1)
> 湯女に少女をあてがい、リビドーの象徴を描く監督の個人的な『嗜好』を真っ向から取り上げた映画
そんな単純なフロイドかぶれなんて批評存在しないでしょ。既に。
それより日本的な神道アニミズムと親孝行という主題がヨーロッパの
スノッブに評価しやすい入口を与えた、という方が前作より今作が
「批評家受け」した理由でしょう。
kaho
Re:個人的な内面を評価されるとは、どういう気分だ (スコア:3, 興味深い)
前号の「映画秘宝」に元ネタの評論が載ってます。
jmz
細かいことだけど・・ (スコア:1)
>ロリータにうるさい欧米世間
児童ポルノとロリータ(ロリコンとか指してる?)は違うものですよ.
#タイトル変えてリンクする必要がどこにあるんだろう?
kero
Re:細かいことだけど・・ (スコア:1)
字面だけ見て、ロリータとはこうあるべきだ! とか、こんな娘でないとロリータと呼んではいかん! と議論している世界を連想してしまった(違
金熊賞 (スコア:2, すばらしい洞察)
パルムドールはパルムドールなのに。
うかつに翻訳できるから?
-- やさいはけんこうにいちば〜ん!
Re:金熊賞 (スコア:1)
新聞は字数を減らすためにしかたない面もあるでしょうけど(「コメを解放せよと迫る米」の世界ですから)、TVは……テロップのせいなんだらうか?
Re:金熊賞 (スコア:1)
信ずる者は掬われる。
Re:金熊賞 (スコア:1)
Goldenは金でもよさそうだけど特にBär.のほう。
-- やさいはけんこうにいちば〜ん!
Re:金熊賞 (スコア:2, 参考になる)
ドイツ語だとGoldener Baer 。
("ae"はaウムラウト)
公式サイトには、正式名称として
Golden Berlin Bear ex aequo to the films
(Goldener Berliner Baer ex aequo an die Filme)
とありますね。
意味的にはトロフィー [berlinale.de]が思いっきり「金色の熊」なので問題ないかと。
Re:金熊賞 (スコア:1)
#ちなみに国防軍第4戦車師団のマーキングもそうだったような。
Re:金熊賞 (スコア:1)
あぁ、サイレンスス○カがブッちぎったレースね。
それは、金鯱賞だっつーの!
・・・一人ボケ&つっこみでしたm(__)m
# 転職しよーか、なぁ。
Re:金熊賞 (スコア:1)
−・・ ・ ・ −・−・ ・・・・ −−−
手垢で汚れた少年漫画とソースの香りがいい感じ
Re:金熊賞 (スコア:1)
Re:おふとぴ:イタリアのコスプレ大会 (スコア:1)
決まっている人の決まり具合が半端じゃないですから。
特に決まっているルパンご一行様なんて、そのまんまだしね。(特に足の長さが違う。^^;)
日本のアニメって無国籍であることを、つくづく思い知らされます。
宮崎監督だけが日本のアニメじゃない (スコア:2, 興味深い)
いまだに「ドカーン、バキーンのロボットプロレスアニメ」作家としか評価されない富野監督に比べれば、どれほど高い評価を得ているか…。
個人的には、宮崎監督については「堕落して資本に迎合した左翼」という印象が強く、どうも評価する気になれません。どうにもロリコン色が抜けないのもひっかかります。「カリオストロの城」は傑作だと思うけど、それで充分じゃないんですか?
富野監督に、どうか宮崎監督並みの予算とフリーハンドを与えて欲しいなあ…。
Re:宮崎監督だけが日本のアニメじゃない (スコア:1)
宮崎駿は何でも屋ですから。
富野さんが偉大であることは認めるけれど(最近ケーブルテレビ入れたんで、よく見る)、宮崎駿との一番大きな違いは、彼がアニメーターではないことです。同じことは押井守にも言えるのかな。絵が描けない、ということです。作品のたびに寄せ集めスタッフで製作してきた富野監督(サンライズという母体はあったけど。いや、それがかえって悪かったのか?)に対して、原作・演出にはじまり、原画も動画も描けて、しかも面倒見もいいから(たぶん)後続も育てられた(ジブリを見よ)、ということで。評価の差は、かならずしも、アニメーションをとりまく社会状況の責任でばかりはないですよ。それと、たまに思うんですけど、富野さんてアニメーションが好きなんでしょうか。
転向(ひさしぶりに聞いた)ってやつですか? 直球ばかりじゃだめだって気づいたんでしょう、人としてふつうですよ。
「カリオストロ」で懲りて以降、むしろ足りないと思います。
# 個人的には「ナウシカ」で人生狂いました
Re:宮崎監督だけが日本のアニメじゃない (スコア:1)
71年の東映動画労働争議の際には書記長だったそうです。
んで、イデオロギー色バリバリの「太陽の王子ホルス」を、高畑監督といっしょにやってますね。
あれだけあおった人間が、いろいろ怪しいうわさのあるジブリ博物館なんかとからんでいるかと思うと、わだかまりを感じずにはいられないのです。
Re:宮崎監督だけが日本のアニメじゃない (スコア:1)
「ホルス」と「もののけ姫」って、プロット似てるな、と思った。大きくちがうのは、コミュニティの求心力が思想じゃなくなったことと、敵が何だかよくわからんものになったこと。主人公だけならば、相互に入れかえても成立しそうだなって。見てて気の毒だったもの、アシタカ。最後まで孤立無援で、だれからも感謝されていない。
というわけで、あの映画は、壮大な監督のグチだったのかも。
Re:宮崎監督だけが日本のアニメじゃない (スコア:1)
いや、それもちゃうでしょう。所属の問題じゃないんですよ。アニメーション製作って、ピークには大量の人材を投入したいから、責任者(この場合監督)が「たのむ」って言ったときにドッと集まるかどうかでデキが違ってくるから。
ジブリのスタッフだって、注意深くスタッフロールを見ていれば、意外な作品に関わっていますよ。
Re:ああなるほど (スコア:2, すばらしい洞察)
そもそも作家性ってのは後継出来ないと思いますが。
もし「作家性の後継」という事がありえるとしたら、少なくとも直接の先代は否定する事から始まるとおもいますけど・・・
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#そんなワタシはOS/2ユーザー:-)
Re:ああなるほど (スコア:1)
宮崎駿というと、僕にとっては第一に偉大なアニメーターなもんで……。ええ、そういう意味では確かに育っていません(いてもジブリから抜けてますね)。育てようとはしているのだけれど、問題意識を喚起しようと勉強会等開いても、いまいちノリが悪いと、どこかでぼやいていました。
ジブリのサイト [ntv.co.jp]の日誌とか見ていると、他作品や他製作会社との関係や内情等いろいろ面白いですよ。
Re:宮崎監督だけが日本のアニメじゃない (スコア:1)
それは知りませんでした、失礼しました。原画まで描いていたですか。最近のイメージボードとかは見たことあったんですが(<ぼそ>あんまり上手くなかったような……</ぼそ>)。
でも、ザンボット3てな古いですが……。私は「氏は絵が描けない」とは言ってませんで、単に「アニメーターとして作品を作って来なかった」と言いたいだけです。
Re:宮崎監督だけが日本のアニメじゃない (スコア:1)
ジブリも色々やっているということで。
-- wanna be the biggest dreamer
Re:宮崎監督だけが日本のアニメじゃない (スコア:1)
ばあさん
ヘドロ
が彼の映画を特徴つけていると思います。
他にもいろいろありますが。
あと背景の元が中央高速の八王子あたりのような感じです。
Re:宮崎監督だけが日本のアニメじゃない (スコア:1)
空を飛ぶ
これをその他諸々と一緒にしてはいけません。
Re:宮崎監督だけが日本のアニメじゃない (スコア:1)
∀の映画では海外進出を睨んだようで逆に下着を着ていたが、あの服を着て水浴びをするのは無理があるのではないかと思える。
char *A;
モータースポーツ部 [slashdot.jp]
Re:宮崎監督だけが日本のアニメじゃない(オフトピ失 (スコア:1)
無論、全肯定!
ギャバン求婚のくだりには涙が出たよ…。
何故不遇か。 (スコア:1)
登場人物そのものや、声優を評価する文化があったりするようなので
一般的なの価値観で評価された上で
実写映画と同じカテゴリで勝負になって、賞を得られるってすごいと思うよ。
個人的にアニメも実写映画も見ない読書家なのでどおでもよいですが
表現力の評価という意味では、登場人物や声優が単体評価される時代が来るのか気になるところ。
まぁ、CG を多量に使っている実写もどきの映画とあまり変わらない気もするんだけど
明らかに別枠扱いでしょ?
Re:何故不遇か。 (スコア:1)
話題作りのために無駄に俳優とか使いすぎて、
逆に作品としての価値を落としてるようなきがする。
Re:何故不遇か。 (スコア:3, すばらしい洞察)
たまにひろいもんもあるんですけどね。「ラピュタ」のムスカ(寺田農)やドーラ(初井言榮)、「トトロ」のおばあちゃん(北林谷栄)、「もののけ姫」のエボシ(田中裕子)などは、うんさすがベテランの俳優さんは違うな、って感じです。
問題は、へたれな俳優とシロート(どっちも同じようなもんか)です。個人的に俳優ワーストは「もののけ姫」のサン(だれだったっけかな~)、シロートのワーストは、高畑作品だけど「耳をすませば」のおとうさん(どちらさんだったっけかな~)です。とくに後者、すごすぎます。普段のまんまです。よって、ある意味では自然な演技なのかも知れない。
個人的にシロートのベストは「トトロ」のおとうさん役の糸井重里です。
Re:何故不遇か。 (スコア:1)
ごめんなさい、まちがえました。「耳をすませば」は故・近藤喜文監督作品です(宮崎駿は、プロデュースと、例によって口出し担当)。氏の早逝は惜しまれます。「赤毛のアン」で見せたキャラクタの描き分けはすごかったす。
Re:何故不遇か。 (スコア:1)
今頃はジブリを背負って立つ人になっていたでしょうに…。
-- wanna be the biggest dreamer
Re:オフトピ:まったくもって同意です (スコア:1)
そんなパターン化にうんざりしてたところに、
オネアミスの翼の主人公の声(森本レオ氏だっけ)は
脳天ガツンと殴られたくらいに新鮮でした。古い話で恐縮。
「声」なんだから、多様さこそを武器にして欲しいと思うんだが、
商売的に一様化された声優ノリってのは、年を追うごとにキツくなってるような気がするなあ。
やっとわかった安田成美 (スコア:1)
なるほど,当時ギャラが超高額だったような松本隆&細野晴臣コンビを
使ったナウシカの主題歌を安田成美に歌わせた理由は声の質だったんだ.
千と千尋の泡踊り (スコア:1, おもしろおかしい)
さらわれた女の子が無理やり風呂屋で働かされるって話でいいんでしたっけ?
Re:千と千尋の泡踊り (スコア:1)
#なんかすげえ話だ(笑)