char 曰く、 "東京新聞の記事によると、トヨタ自動車は来年の夏に燃料電池車を首都圏で限定発売するようだ。価格は1000万円程度で、官公庁や大企業を中心に販売するという。首都圏限定という背景には、燃料である水素の供給施設が首都圏にしかないという理由が大きいようだ。Webでは触れられていないのだが、新聞記事によると現在の法律では水素供給施設は工業地帯にしか建設できないことがネックになっている模様。"
つまり (スコア:3, 参考になる)
ベ-スは水素吸蔵合金を使用したFCHV-4ということ。これは既に昨年ナンバープレートを取得して [mlit.go.jp]公道試験を行ってきています。
トヨタはこれとは別にガソリン改質型のFCHV-5も開発しているんですが、インフラ整備の必要がないFCHV-5の改良が進むのを待たずに、FCHV-4を市販するということは、要はプリウスの時と同様量産世界初!という称号が欲しいだけ、という見方もできます。
燃料電池単独で見ればダイレクトに水素をブチ込む方が楽だろうけど、その分ゴツい水素貯蔵タンクを積んで走らなきゃいけないので、車トータルとして見ればどっちもどっちという気がします。両方やってるというのがトヨタのすごいとこだけど。
しかし、トヨタのWebサイトにはプレスリリース無いし、ここ [e-mobi21.jp]には、昨年10月の段階で
とあるんで、要は燃料電池自動車発売へというのがニュースなのではなく、おおよそとはいえその値段が判明したというのが重要なのだと思われ。Re:つまり (スコア:3, 参考になる)
> インフラ整備の必要がないFCHV-5の改良が進むのを待たずに、
> FCHV-4を市販するということは、要はプリウスの時と同様
> 量産世界初!という称号が欲しいだけ、という見方もできます。
この部分は同意しかねます。
プリウス自体「世界初」にこだわったようにはも全然見えません。
あの時期に、採算性度外視でプリウスを量産化したのは、
企業としてのアピールと同時にハイブリッドのデータ蓄積が
メインです。
おかげで、ハイブリッドの制御に関してはトヨタがトップでしょう。
で、今回のFCHV-4ですがなんだかんだいっても量産市販かすることに
意義があります。
これまでも各社実験はしてきましたが、まだ実験車段階です。
トヨタだけあえて市販かをするということは、他社よりも
開発が先行しており完成度がたかいといえるでしょう。
また、FCHV-4の市販かはFCHV-5の研究が進んでいるのとは、矛盾しません。
ハイブリッドでもそうでしたが、次の技術までの繋ぎとしてに役割と、
やはり公道での大規模な走行データ収集が目的だとおもいます。
Re:つまり (スコア:1)
Re:つまり (スコア:2, すばらしい洞察)
うむ。やはり金が有る所は、下を見て金の無いところを叩き潰すのではなく、
上を向いて、金が有るからこそできるものを作ってもらいたいものだ。
記事を読んだ (スコア:1)
それでも、この一歩は評価したいと思ふ。
プリウス以外のハイブリッドカーもいまいちだしね。
Re:記事を読んだ (スコア:1)
そうなると、環境に良いとは言えなくなったりして。
Re:記事を読んだ (スコア:1)
車対策は、都市のデザインを考える上で、重要なポイントです。
Re:つまり (スコア:0)
これは非常に大切なことです。
新規の事業を開始するときにはどんな人でも勇気がいるもんです。
リニアみたいに、いつまでたっても、ちんたら実験している人たちもいるんですから、見栄でも営利でも結構。やったもん勝ちです。
Re:つまり (スコア:0)
また「海外市場初の量産車」はホンダにさらわれてしまうのですかね?
Re:つまり (スコア:0)
10台程度じゃ量産とは言わんでしょ。
それって… (スコア:1)
>建設できないことがネックになっている模様。
水素ロータリーエンジンも同じ様な理由で話が進まないのもあるのか?
プロパンガスや酸素ボンベみたいに、タンクを取換式にして、配達/回収してもらうって、手段じゃ駄目かなぁ?
/* Kachou Utumi
I'm Not Rich... */
水素ガスの特殊な事情 (スコア:2, 参考になる)
普通の殆どの気体は, ノズルから噴出する際に温度が低下するのですが, 水素は常温では逆に温度が上昇するという特殊な性質を持っています. ですから, その危険性は他の可燃性ガスの比ではなく, ちょっとしたボンベの緩みだけで火柱ができるというようなこともあり得ます.
こういった危険性から, 水素ボンベについては赤色にぬられていたりします.
Re:水素ガスの特殊な事情 (スコア:0)
資料など紹介頂けないでしょうか。
Re:水素ガスの特殊な事情 (スコア:2, 参考になる)
このあたりのことは手近な熱力学の教科書を調べてみると良いと思います. 家の本棚を漁ったら3冊ほどあったので(一応機械屋くずれですから), ジュールトムソン効果とか逆転温度などで調べてみると,
なんて値が出ていました. 水素だと南極の真冬でも火が出る可能性が有りますね. ただ, これはノズル(あるいはオリフィスと言った方が適当か)を通して膨張する場合なので, 水素貯蔵合金の場合だと, 屋外の開けた空間でならそのまま焚き火にくべても火が出るだけでそれほどの危険性は無いと思います.
Re:水素ガスの特殊な事情 (スコア:0)
ありがとうございました。
期待はデカイが気体はコワイ (スコア:1, すばらしい洞察)
>配達/回収してもらうって、手段じゃ駄目かなぁ?
むしろ、問題は事故のときではないでしょうか。
Re:期待はデカイが気体はコワイ (スコア:0)
(これを積極的に利用したのが水素吸蔵金属)
Re:それって… (スコア:1, 参考になる)
>建設できないことがネックになっている模様。
高圧ガス保安法的には市街地にスタンドを作っても問題ないはず。
ただしこの場合、工場で作った(液体?)水素を何らかの方法でスタンドまで
持ってくる必要がある。LPGのようにローリーで簡単に、、とはいかないと思
う。(工場を作って、そこで充填するなら簡単ですな。簡単なのか?)
関係者に「いっそのことカセットコンロのようにカートリッジ式にすれば?」
って言ったことを思い出した。(笑)
この車が事故ったら… (スコア:1)
「大爆発で付近一帯が壊滅状態。」
とかなりませんかね?
水素を燃料源って言う話を聞いたときから昔の飛行船を思い出してドキドキものなんですが、そこらへんの対策はきっちりやってあるのかな?
Re:この車が事故ったら… (スコア:0)
きちんと水素がどんな性質を持つのか調べてください。
たしかに爆発も起こすけど、ガソリン直接扱うのと危険性は
どっこいどっこいだと。
Re:この車が事故ったら… (スコア:1, 興味深い)
漏洩しても滞留せず、すぐ拡散してしまうのでそんなに恐れる必要もないかと。
むしろ熱量が高くて滞留しやすいガソリンやLPGのほうがよっぽど危険です。
Re:この車が事故ったら… (スコア:0)
普及させるためには、この点をイヤというほど宣伝する必要がありますね。
Re:この車が事故ったら… (スコア:1)
「水素って言ったら爆発」って言うイメージがあるのでこんな投稿を
したんですが、性質的にほかの燃料とそんなに変わらないんですね。
昔、飛行船で事故って爆発を起こしたって話もあったし、燃料タンク
には結構高濃度で入ってるんだろうなぁとか思ったんで、タンクが
破損したら大爆発するのかなと思ってました。
Re:この車が事故ったら… (スコア:1)
Re:この車が事故ったら… (スコア:1)
映像みたことありますか?
爆発じゃなくて、火災というレベルです。
実際、勢い良く燃えたのは、外壁の塗料です。
水素は萌えた程度です。
Re:この車が事故ったら… (スコア:0)
>水素は萌えた程度です。
「萠え」られるのなら立派なマニアです。(意味不明)