さて、では知識や経験やものの考え方の伝播/継承はどのように起こるか、ということを考えたとき、家庭、地域社会、学校、会社、などは具体的な重要性を持っています。とくに会社は、会社内での知識の共有および、会社外への知識の漏洩の防止を、明確な目的意識の下で明示的に行います。多国籍企業の場合、「おまえは外国人だから教えてやらない」なんてことはありません。逆に、「同じ日本人」であっても「おまえはライバル企業だから教えてやらない」というのは普通です。それにあえて反する行動をとって成功した事例(まさしく、いま話題になっている VHS) もありますが、この場合は仕様を全世界に公開したのであり、日本だけに限定などしていません。IBM PC の場合だってそうです。
つまり、知識の共有される範囲は、家庭のような狭い場合から、全世界という広い場合までいろいろあり、場合によっては「日本」という範囲が選択される場合もあるでしょうが、ほとんどの場合「日本」である、ということはありません。(伝承/継承、という面から「日本」という単位をクローズアップさせる sou さんの考え方はまさしく、伝承/継承はおもに「日本」という単位で行われているのだ、という前提に基づいているのですよね?)
「ガンバレ」(クレイジークライマー風に) (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:「ガンバレ」(クレイジークライマー風に) (スコア:1, 興味深い)
ただし深刻な不況だけでなく、世界の中で日本の置かれている状況も原因のような気がします。将来が不透明、あるいは今後の成長が全く期待できない状況で、過去の充実感あふれる成功体験を回顧し、もう一度ああいう風になりたい、なれたらいいなぁ、と末期的なノスタルジーに浸っているのではないかと。
Re:「ガンバレ」(クレイジークライマー風に) (スコア:1)
満足の下には意欲は失われるのだし。
Re:「ガンバレ」(クレイジークライマー風に) (スコア:1)
周囲の状況が違いすぎるし。
ダメな理由を探すより (スコア:1)
Re:ダメな理由を探すより (スコア:1)
Re:ダメな理由を探すより (スコア:1)
マゾだなぁ。
Re:ダメな理由を探すより (スコア:1)
裕福だからとかビンボーだからとかじゃなくて目的と評価基準のミスマッチが根本的な原因で、それを何とかしない限りどうにもならないんじゃないかと思うのですよ。
逆にそれが何とかなれば、万事おっけーとまでは行かないまでもだいぶ良くなるというか、良くなるための努力の障害にはならないんじゃないかな~と思ってるんですわ。
# だからこそ手段が目的になっている連中とは相容れないんだけど、これは仕方がないです。
だから、単に希望のカタチがチガウだけだと思ってちょうだいな。
Re:「ガンバレ」(クレイジークライマー風に) (スコア:1)
日本人の話しかネタにならないのは、 「オレたち日本人はこんなに優秀なはずなんだからガンバレ、やればできる」 ということを言いたいからなのでしょうか。
でも、「人間はこんなに優秀なんだ」と言っても励みにならないのに、 「日本人はこんなに優秀なんだ」と言ったら励みになる、 というのも変な話ですね。
Re:「ガンバレ」(クレイジークライマー風に) (スコア:2, 興味深い)
おじーちゃん&おばーちゃんから自分たちが生まれ、子供につながっていく綿々たる伝播/継承の再認識の喚起も含まれている気がします。
自分のぶらさがる木構造が未来に目を向ければ人類という方向で収束するのかも知れませんが、過去を見れば「先人」となり得るのはやっぱり日本人なのかなぁと。
まぁ制作側の意図はともかくとして、私の周りでプロジェクトXが好きな人を見て思うのはそんな所。その人たちはもっぱらそろそろ受け渡す側ですが。
伝承/継承の行われる範囲 (スコア:2, 興味深い)
伝播/継承、というのは、「おじーちゃん&おばーちゃんから自分たちが生まれ」というような血縁だけじゃなくて、知識とか経験とか、ものの考え方とかも含んでいるのですよね? (でないと、「血縁」集団として「日本人」は大きすぎ(ほとんどの日本人は自分にとってあかの他人)。たしかに、たいていの日本人の場合、自分の属する血縁集団は日本人の中だけで完結しているだろうけど、それを言えば、人類の中だけで完結している、とも言えるので、「日本人」という集団を特別扱いする理由にはならないです。
知識・経験・ものの考え方の伝承、という意味では、現代ではまさしくマスメディアの存在が「日本人」の共同性というものを作り上げていると思うけど、もしそれがなければ、日本人が共通の知識ベースを持つというのは幻想に過ぎないと思います。そして、そのマスメディアについて言えば、別のコメントにあった「グローバル化」によって、「アメリカの価値観の押し付け」ということがまさに行われているわけで、マスメディアを「日本人」のよりどころにすることはもはやできなくなっています。それに、どうせマスメディアというのは一方通行で、sou さんのおっしゃる「伝播・継承」のイメージとはちょっと違うのではないでしょうか。
さて、では知識や経験やものの考え方の伝播/継承はどのように起こるか、ということを考えたとき、家庭、地域社会、学校、会社、などは具体的な重要性を持っています。とくに会社は、会社内での知識の共有および、会社外への知識の漏洩の防止を、明確な目的意識の下で明示的に行います。多国籍企業の場合、「おまえは外国人だから教えてやらない」なんてことはありません。逆に、「同じ日本人」であっても「おまえはライバル企業だから教えてやらない」というのは普通です。それにあえて反する行動をとって成功した事例(まさしく、いま話題になっている VHS) もありますが、この場合は仕様を全世界に公開したのであり、日本だけに限定などしていません。IBM PC の場合だってそうです。
つまり、知識の共有される範囲は、家庭のような狭い場合から、全世界という広い場合までいろいろあり、場合によっては「日本」という範囲が選択される場合もあるでしょうが、ほとんどの場合「日本」である、ということはありません。(伝承/継承、という面から「日本」という単位をクローズアップさせる sou さんの考え方はまさしく、伝承/継承はおもに「日本」という単位で行われているのだ、という前提に基づいているのですよね?)
Re:伝承/継承の行われる範囲 (スコア:1)
日本人、伝承/継承という言葉を適当に使ってしまったと思いますが、この場に於いては、例えば恩師/生徒のような日常生活レベルでの話です。
人間そのうち死ぬのは仕方ないと思うのですが、後に何も残せないというのはどうしようもなくやるせないワケで、例えば現在の中高齢者を考えた時に、戦後、高度成長期を生き抜く中でひとりひとりに大なり小なり自分のプロジェクトXがあったと思うのですが、プロジェクトXのテーマを日本に絞ってやっているなら、そういう所に意味はあるかな、、と思うのですが、、
巧くまとめられないのですが、「突撃 隣の晩ご飯」をサクラメントでやると別の番組になってしまう(ある部分が喚起されない)という話。
Re:伝承/継承の行われる範囲 (スコア:1)
その番組のことは分からないのですが、たぶん、その「ある部分」ってなに? ということだと思うのです。別の番組で言えば、オリンピックを見て日本人がメダルをとったり、サッカーで日本チームが勝つとうれしい? とか。
オリンピックだとかサッカーの場合は、誰かを応援したほうがより楽しく見れるんだけど、どうせ全員あかの他人だから、ちょっとでも自分に関係のあるほうを応援しようか、というくらいの気持ちなら、ぼくは理解できます。ですので、「どうせ全員あかの他人」が覆るような条件(たとえば、あの選手は生で見たことがある、とか、握手したことがある、とか、友達の友達だ、とか)だと、「日本人」という条件はたちどころに優先順位が落ちてしまうはずです。
ちょっとオフトピでしたでしょうか...
恩師/生徒とか、「後に何かを残す」ということで言うなら、大多数の人にとって、「日本」という範囲は大きすぎるのではないかと思います。大多数の人にとって、自分が「後に何かを残す」ときの「後」とは、具体的には、もっと小さな地域社会や、学校・企業のような組織なのではないでしょうか。「日本」に何かを残すのは、政治家とかくらいのものでしょうか。(芸術家・作家・科学者・技術者などのなかで優秀な人は、「世界」に何かを残すことでしょう。ぼくも、日曜プログラマとしてオープンソースの分野で「世界」に何かを残せたらと思っています)。
ただ、NHK は日本全国に放送するわけで、そのときに「おらが村」のことだけを延々と話題にし続けることはできない。というわけで、あかの他人のプロジェクトの話を、視聴者ひとりひとりの自分自身のプロジェクトに重ね合わせて見て下さいね、というのはありえる話です。ただ、もしそうなら、あかの他人のプロジェクトは日本国内の話でなくてもいいはず。
すみません、また10行を越えました。
アメリカでも。 (スコア:1)
これ下敷きにプロジェクトX作ったなら見てみたいですね。
もっと突っ込んだ内容であることを期待したい (スコア:2, 興味深い)
特に、問題が発生してから解決策を導き出すまでのストーリーが、簡単になりすぎている気がします.
まぁ、本当の意味での技術系物語ではないので、そういう説明で精一杯ってこともあるのでしょうけど、せっかく、映画にするのなら、もう少し、突っ込んだ内容になることを期待したいです.
Re:もっと突っ込んだ内容であることを期待したい (スコア:3, 参考になる)
Re:もっと突っ込んだ内容であることを期待したい (スコア:2, 興味深い)
つっこんだ内容にしてほしいのもあるのですが、あのVHSに関しては、アーキテクチャをオープンにしたという事実が大切だと思います。
VHSの普及のことを考えてのことだと思いますが、他の企業に技術供与を(無償でだったか)行って、その結果VHSの普及が加速した、という事実です。
それまで、新技術は秘密にして当然だという時代に、他の企業にその成果を公開して、供与を受けた企業が驚いたというエピソードがあったと思います。
これは、ソフトウェア的にはオープンソースやオープンスタンダードの考え方にもつながる部分なので、その考え方の大切さと、その後の世の中に与えた影響についても取り上げて欲しいと思います。
VHSの開発のベースには (スコア:2, 興味深い)
結局、時代が早すぎて家庭用VTRとしてUマチックは成功しませんでしたが、この時の提携がVHS開発の下地になっているのですが、あの番組では全く独力で開発したかのように描かれてましたね。それにVHSの方法論をオープンソースと結びつけるのはかなりの力業だと思うのですが・・・。
VHSが売れることで特許などの使用料がソニーにかなり入ったという話も訊いています。
あの番組は「まゆにつば」つけて見ないと・・・。
「電子立国」は大変良い番組でしたけどね。
Re:VHSの開発のベースには (スコア:1)
ぼく自身、プロジェクトXのファンなので、以下の意見は少し公平ではない意見かもしれません。
VHSの開発ということで、どうしても興味の対象がVHSとベータの規格戦争の方に行ってしまうのは仕方のないことだと思いますが、この番組で主題として描きたかったのは、そういった業界の勢力図の方ではなくて、野鎭雄という人物がやったことなのではないでしょうか。だからこそ、番組の最後に氏の棺を乗せた霊柩車のシーンがあったのではないでしょうか。規格戦争の方を主題にしたいのなら、その後の普及の話で締めくくるはずです。
また、そういった観点で考えると、VHSの開発がビクターの独力であったか、そうでなかったかで、氏の行動や人となりが変化するわけでもないでしょう。どちらにしろ、氏は部下のことを思いやった行動をとったはずです。
氏の人となりや思想が伝えられるなら、VHSの元になる技術がソニーから供給されていたかどうかというような情報は、重要ではないと考えられます。
一見ドキュメンタリーなので (スコア:2, 興味深い)
この場合、できるだけ史実に沿うべきではないでしょうか?
VHSよりもずっと先に、アンペックスのVTRのコピーを通産省から指導されていた時代に、ソニーは家庭用VTRを目指していたんです。そういう先達の努力もあったことを、あの演出では無視しているように思いますね。
例えばMSの成功を描くために「GUIはビル・ゲーツが確立した」というかんじでしょうか。
あの番組の印象ですが、主人公の功績を強調するあまり、その他を無視しているようでアンフェアだと思います。その時代に何が起こっていたのかを人々の群像で描こうとした「電子立国」のほうがおもしろいですね。
Re:一見ドキュメンタリーなので (スコア:1)
人物について取り上げる時には、必ず「偉人」という単語をタイトルに含めなければならないわけではないでしょうし、ドキュメンタリー形式だったら、特定の人物について取り上げてはいけないこともないはずです。
何も、ぼくは嘘を書いてもいいと言っているのではありません。あるトピックスについて語るときに、背景を隅から隅まで全て述べる必要はないと言っているのです。
この番組で取り上げたいのは、ある人物が、どんな状況で、何をし、何を考えたのかということです。それがトピックスであり、決して、功績を取り上げているのではないのです。
「GUIはビル・ゲーツが確立した」という文章では、個人の功績のみを語っていて、その人が何を考えたのかについては語っていません。
ビル・ゲーツという人物が、GUIの普及という作業をする際に、何を考え、何をしたのか。そこから我々は、何を学ぶべきなのか。ここで学ぶべきは、GUIはパロアルト研究所が云々といった、GUIに関する技術的なうんちくではなくて、ビル・ゲーツという人物の思想なのです。技術ではなくて、哲学的な側面なのです。
ある、とっても素晴らしい人物がいた。その人の思想を番組としてとりあげるのに、その人が技術的に、どこよりも先行していなければならないということもないでしょう。技術的に、どこよりも先行しているプロジェクトのプロジェクトリーダからしか、学ぶべきことがないわけでもないでしょう。枯れた技術で腕を振るう、町工場の工場長の考え方が素晴らしければ、我々はそこから学ぶべきことがあるはずです。
Re:一見ドキュメンタリーなので (スコア:1)
功績だと解釈しても、やっぱり無理があるような気がするんですけど…。
>町工場の工場長の考え方が素晴らしければ
おふとぴですが、老練かつ跡継ぎに恵まれてない町工場の人が
「技術はすべて俺の脳にある。誰にも真似できない。文章になんかしようがない」
なんて言いはなってるってのを時折TVで見ます。
そりゃ後継者が出来なくても無理はないな、と思いましたね俺は(T_T)。
技術を外在化できない(彼の力量の問題として)ことを誇っても、しょーがあるまいに。
その人が亡くなれば、技術ごと墓に仕舞われてしまうわけです。やれ勿体ない。
しかも、その人はそうして技術が彼の死後無駄になる(!)ことを
「よしとしている」のです。これは日本に(^^;とって少なからぬ損失です。
>素晴らしければ、我々はそこから学ぶべきことがあるはず
これってトートロジーに限りなく近いんですけど(^^;
素晴らしければ学ぶネタいっぱいあるのは当然です。
Re:一見ドキュメンタリーなので(オフトピック) (スコア:1)
だからこそ(?)、これは「後継者」問題だったりするわけです。
つまり伝えないほうが却って工場がつぶれる場合です。
むしろ自分の隠居(か死)後の話ですから、
>後々ライバルになってしまい
の心配のほうこそする必要がない、という。
>競争が起こって技術の価値を下げられてしまう
価値はかわりません。価格ならかわるかも知れませんが(^^;、
それは職人根性じゃなく商人根性の問題でしょうから、
とりあえずこのトピックの文脈では注目したい気分にはなりません。
つまり、(職人なら)良い技術は遺したいと思うものなんじゃないだろうか?ということでして。
あと、中小工場の話題で最近耳にする「横のつながり」って奴。
あれにおいても、メンバのある一人が技術をかかえたまま消滅(T_T)してしまうと
コミュニティへの「迷惑」になるわけでして。
横のつながりなんて考えかたが出るのはそもそも、
まわりはぜーんぶ敵だとは*考えない*ほうが旨くいくから、ですよね。
それこそ好景気だった昔はどうか知りませんが、近年は近場どうし
肩よせあってヤリクリっていう戦略が一定の戦果をあげているようで。
Re:もっと突っ込んだ内容であることを期待したい (スコア:1)
>ない」という印象からIEの無料ばら撒きを思い出してしまうんですが。
でも、(俺はよくわかんないんですがダチによれば(笑))VHSの性能は
きちんと「(少しづつかもだが)向上」しているそうですよ。
IEが一向に良くならない(ぉ)、というかMSの思惑道理にしか「進化」させられていない、ってのは、
つまりオープンじゃないからですよね。そこはVHSとは違う点なんじゃないでしょうか。
IEとオープンソースを比べるならば、VHSで他社に供与されたものが、「技術」つまり言わば「ソース」
に近いものであることを思うと、VHSの件はどちらかというとオープンソースに近い事象だと思います。
他社は出来合いの部品を買わされたわけじゃないですよね?
まあ公開の対象が万人じゃなく企業だけなのでしょうから、市井の人々から見れば
その印象はオープンソースのソレと多少違うかも知れませんが。
別にいいんじゃないですか?Linuxや*BSDを「席巻するためにばらまく」ということを企む人が居ても。
というか既に(商業性とは直交に)ばらまかれているわけですけど(^^;。
あと、IEのようなとんでもない成果が、そのばらまきによって得られているかどうか?という点も、ちょっと違いますが。
Re:もっと突っ込んだ内容であることを期待したい (スコア:1)
しかし、技術的な内容に突っ込むとそれだけ、興業的には成功が遠ざかっていくのではないでしょうか。
Re:もっと突っ込んだ内容であることを期待したい (スコア:1)
興行的成功のために内容が薄くなってしまうようでは、 民放と何ら変わりはありません。
まぁ、突っ込んだ所まで描いていないという事の一番の原因は、 興行的成功と言うより、番組のターゲットが違うからという所だろうとは思いますが、 昔やってた電子立国日本の自叙伝みたいに、広い視聴者層をターゲットにしながら、かなり突っ込んだ所まで描いた番組もあったので、 もうちょっと頑張ってくれればなとは思います。
Re:もっと突っ込んだ内容であることを期待したい (スコア:1)
いや、あの、映画の話なんですが…?
まさか映画までNHKが製作して劇場公開するわけではないでしょう。ないですよね?と思って元記事を見たけど、映画へのNHKのコミットの有無については何の言及も無かった…その辺どうなんでしょう?
Re:もっと突っ込んだ内容であることを期待したい (スコア:1)
映画には全く期待していないので興行的に成功しようと失敗しようとど~でも良いです。私(^^;
そもそも映画の興行成績というのは、その内容ではなくて、どれだけ宣伝して、どれだけ有名な監督、俳優、脚本家を起用したかという事で決まるのが実際だったりするのではないかと思います。
だいたい、この映画にしても正確にはあの有名番組:-)プロジェクトXでも取り上げられたアノ話題を映画化しますというだけで、プロジェクトXは全然関係無いと思ったりするのですが...
要は、プロジェクトXは宣伝のネタにされただけで。
主観 (スコア:2, すばらしい洞察)
内容があまりに主人公たちの主観に偏っている、ってことだと思うんです。 本人たちの主観を生のまま公共の電波に流して、何してんだ、って。
だからこそ、主人公たちの周りにいた競争者や関係者などから、 「それは違う」というクレームがついたりするんです。
主人公たちの主観だけで番組を作ってしまえば、 視聴率が上がるのもうなずけます。だって、それはつまり、 ドラマだもん。 番組が主人公の主観に基づいているから、 主人公に感情移入して見ることができます。 そして、苦労の末の成功を擬似体験できる。 さらにはそれが事実だ (と思ってる) ときている。 そりゃ、見てて気持ちが良くならないわけがないですよ。
主人公たちの主観さえよければいい、というのなら、 世の中のたいていのことは、良い出来事、ということになってしまいます。 犯罪でさえ、本人のなかでは正しいことをやってるつもり、 というのがいっぱいありますよ。 客観的に見て判断しなきゃ。少なくとも、 できるだけ客観的に見ようという姿勢をとらなきゃ。 そうでなければ、「これは事実をもとに脚色を加えたドラマです」 とことわりを入れるか。
〈オフトピ〉
また「10行以上は読めない」ってクレームが来るかな。 そういう場合は、画面の解像度を最大にして、フォントを最小にして、 ウィンドウ幅を最大にしましょう。(それでも10行越えるかな)。
〈/オフトピ〉
Re:もっと突っ込んだ内容であることを期待したい (スコア:1)
すばらしい!
あの番組(の問題点)を、もっとも的確かつ簡潔に表現した文だと思います。
Re:事実は本人しか知らない。 (スコア:1)
本人しか知らないことだからといって、他人に知らせて「価値」があるかどうか?というと、
それは話が別です。
やってみなくちゃ判らないという考え方も無いでもないですが、
少なくとも番組が、価値が*あるかのように演出する*のは、どうかと思うぞ、
というご意見がほうぼうから出ている(^^;ということだと俺は理解しています。
肝心な点 (スコア:2)
Re:肝心な点(おふとぴ) (スコア:1)
となると、ビクターの社長の役は三國連太郎 [jmdb.ne.jp]でキマリなのではないかと思われ
nobuo * Who's gonna die first? *
(;´Д`) (スコア:1)
Re:肝心な点 (スコア:1)
- ナレーションは田口トモロヲなのか
- 主題歌は中島みゆきなのか
が気になる。それって、元々 (スコア:2, おもしろおかしい)
映画化って、もともとジャッキー・チェンの映画じゃないの?
と思ってしまった。
# ジャッキーの方は「プロジェクトA」。
むしろ (スコア:2, 興味深い)
ああも無惨な長期不況に転じたのか、なぜ、技術的、経済的な優位が
やすやすとうしなわれたか、だとおもうけど。
VHSはたしかに大きな成功だけど、過去の成功をなつかしむだけで新し
い課題に挑戦できない日本人の精神的な衰弱のほうが問題だとおもう。
life is too short to hate each other.
神話の崩壊 (スコア:1)
ほんの数年前まで、日本人の作ったものは信頼性が高いという神話があったけど(「日本の原発は安全だ」とか「日本のロケットは失敗しない」とか)、ことごとく崩れてしまいましたね。
ほんとうにこの数年で何かが変わったのか、それとも今までのが根拠のない驕りだったのか。
Re:神話の崩壊 (スコア:1)
んで、アメちゃんとやってボコ負け。
ごく狭い範囲での成功を、そのまま根拠のない自信にしてしまうのはこの国の悪い癖だと思うけど。
なつかしむのでも (スコア:1)
Re:むしろ (スコア:1, 興味深い)
って、酒飲んでるオヤジだよね。
それにこの番組、何が何でも感動にしちゃうのが嫌だけど、
今まで「成功者」(先行者じゃないよ)と言えば
スポーツ選手、野球かオリンピックで金メダルとった
わけのわからん人ばかりだったけど、
技術者を成功者として取り上げてるところだけは唯一の
救いだと思う。
あれだけオリンピック選手を取り上げてるなら、
それを放送してる機材を作った日本のおっちゃんたちも
とりあげようよ。
これ以上スポーツバカ(解説者予備軍)を再生産する前に。
主演は (スコア:1)
感動ネタに、野暮な指摘で申し訳ないですが、
西田敏行では?
Re:主演は (スコア:1)
修正感謝です。>wakatono
お涙ちょうだい番組 (スコア:1)
-- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
Re:お涙ちょうだい番組 (スコア:2, すばらしい洞察)
必要はないでしょう。
前出の指摘は、たしかにシニカルかもしれませんが、多様な事実の
収集と分析をおのれの正義の証左とする筈のジャーナリズムに
対する糾弾としては、当然のことと思えますが。
自分の利益(今回は番組の感動度の向上のため)に情報を操作し、
自らの利益に繋げようとしたという疑惑に対して、真摯に回答する
義務があると思います。
それに、ひたすらポジティブなだけにみえる成功者は、
1.「単に運がよかった」
2.「ほんとに突拍子もなく凄かった」
3.「ネガティブを見据えた上でのポジティブ」
4.「部下あるいは同志が裏でしっかり支えていた」
5.「周辺は死屍累々」
のどれかでしょうね。きちんと分析したわけではありませんがね。
「夢」だけを見るのなら、地べたの下のドブの底で、空に輝く
星を見上げて歯がみして一生を終える可能性があるんですよ。
「地上の星」が輝いて見えるのは、地べたの上の人々がいるから
です。
ACさんは、「星」なんでしょうね。「星でない人」に「星でない人」を
罵倒する資格は無いでしょうから。
ああ、よかったぁ (スコア:1, おもしろおかしい)
考えてみれば、ごく少数の成功したプロジェクトだけ乗っけてるわけで、失敗のほうが山になっているはずなのに、人間てのは弱いもので、過去の失敗よりは「よかったこと」を見てから死にたい、というわけなんでしょうなぁ。
でも若い人や、今の現役の社長などになられている方でこんな番組見て喜ぶ人もいる、ということを聞いてね、胸が痛みます。だってそうでしょう?過去の成功例がそのまま現代に生かせるなんてまずあるわけがない。これからはもっと違ったやり方で、むしろ「先輩」を否定してかからなくちゃ、これからの日本はありませんものね。速度も劇的に速いし。もう、私ら年寄りにはついていけませんわ。これが本当のところですわ。
いつの時代でも、大人の目にかなう「いい子ちゃん」が新しいことなんてできっこないし、それは没落への道ですからねぇ。本当のところは、私も、この老いた胸をいためているところではあるんですよ。大人の言うことを本気で信じちゃいけませんね。みんな自分たちのいいように、若い人間を使うだけ使って、あとはポイするつもりの「ご老人」ばかりですからね。プロジェクトXなんて、要するにそういうご老人を「慰める」慰安番組なんですな。でも、そういう人にくっついても、未来はないですよ。あなたとあなたのまわりの人全てにね。
おっと、集金してこなくちゃ。
それでは失礼致します。
老人の喜ぶことはしちゃいけないよ。それは身の破滅です。
私らみたいな老人どうしで慰めあっているだけなんですから。
がんばってくださいよ。
私の孫のためにもね。
Re:ああ、よかったぁ (スコア:1)
# 黒四の話だって関西電力の電力需要の読みが甘過ぎたのが原因だし。
で、結局そういった連中の尻拭いのために現場が無茶せざるを得なくなる。という話でもあったりします。
今でもその手の尻拭い話はそこここに見られますし、まだ何も変わっちゃいません。
一昨日NHKが集金に来ましたが・・・ (スコア:1)
(テレビが無いネタ3度め~)
マクロの基本は検索置換(by y.mikome)
監督は (スコア:1)
Re:VHSの回でのソニーの扱い (スコア:1)
した例だと思う。
それゆえ、ProjectXのネタとしては不適切であると思う。
技術的困難を克服したストーリが大前提だと思う。
思うに、ダメな日本になったのは、技術優先というよりは政治優先になりすぎたせいじゃないのかな。