楽曲もオープンソース? 21
ストーリー by wakatono
ライセンス選択の自由 部門より
ライセンス選択の自由 部門より
Transponder 曰く、 "ZDNetの記事によると、オープンクリエイションは楽曲クリエイターが自身の楽曲を配布する際にその楽曲に対する使用・改変条件等を明確にするためのライセンス文書、OCPL(Open Creation Public License)のアルファリリースを3月7日に公開する。とのこと。"
"記事によると、配布の細かな条件を5桁の数字でコード化し難解な文書を作成する手間を省くということだが、これって楽曲を利用する側に周知徹底していないと意味がないんでは?と、思うのは心配しすぎか。しかし、音の素材などの配布が増えてきてそれらを利用する際にこういった統一性のある明確なルールがあると確かに利用者は助かるのも事実だ。
正式版は広く意見を求めた上で決定されるとのことなので、関係者の方はひとつ声をあげてみてはどうだろうか。"
ネックになるのは、どれだけのアーティストの賛同を得られるか?というところか。困難なプロジェクトだとは思うが、是非がんばって欲しい。
日本の楽曲作家はどう思っているのか (スコア:2, 興味深い)
どう考えているのかという話が出てこないことです。
JASRACや販売会社にまかせっきりで、自分達は関与しない、みたいな立場を取ってるのが解せないのです。
欧米では違うんでしょうか?
で、こういうライセンス形態であれば、作家自身が自分の作品についてどうしたいのか?という立場を明確に出来ていいかと思えるんですが、どうでしょうか。
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/* SHADOWFIRE */
Re:日本の楽曲作家はどう思っているのか (スコア:1)
私の知り合いにセミプロな作曲家が一人いて、以前そのことで話したことがありますが、彼曰く、「権利とかで頭を使いたくない」とのこと。それでも、一応著作権とかの解説書を読んで勉強はしていました。
続けて、「自分の曲を誰かが聴いてくれて、その感想がもらえればいい。お金がもらえる分にはいいけど、自分は曲を書きたいだけなので、お金には執着しない。仮に、自分の曲が無断でMP3とかでネットに流れていたとしたら、建前はけしからん事だが、正直うれしい。」ということが聞けました。
もっとも曲を書くことで生計を立てている諸氏はこんな悠長なことは言ってられないでしょうけど、権利に執着していない人がいるのも確か。そんな人は(本意ではないが)JASRACとかにお任せモードではないかと。
Re:日本の楽曲作家はどう思っているのか (スコア:2, 興味深い)
そういう人は結構多いみたいですね。
私の友人がプロを目指してバンドをやっているんですが、彼等のサイトに音源(勿論、彼等のオリジナル)がmp3で載っていたので、「著作権とかライセンスとかはどーなってんの?」と質問したところ、
『よくわかんないや。お前、何かいい考えある?』
という至極シンプルな返答(返答になってないって?)を頂きました。
以上の点から、アーティスト・作曲家の考えは
アマチュアの場合:
・自分たちのやりたい事は曲を作って演奏して、それを聴いてもらうことだから、著作権だのライセンスだのという事を考えるのは面倒臭いし、興味も無い。
・大事なのは、曲を聴いてもらうことと、自分達を知ってもらうこと。
プロの場合:
・楽曲の権利は事実上レコード会社に握られていて、自分達では手の出しようが無い。
・自分達はレコード会社の従業員みたいなもの(楽曲という『商品を作る製造業者』といったところか?)だから、会社の言うことには逆らえない。
(これを言ったらプロの方々は嫌な顔をするだろうが)
といった所だろうと思います(あくまで私の憶測)。
というわけで、今度彼等にオープンクリエイション [opencreation.org]のことを教えてやろうかと思います。
どんな反応をするだろうか…。
---アレゲの道は一日にしてならずぢゃ---
ライセンスの表示方法 (スコア:2, 興味深い)
利用規約の全文を書かなくても、利用規約の URL を(作者名や OCPL のロゴとともに)書いておくだけで規約が有効になるのでしょうか。だとすると、コンピュータに詳しくない(URL を見てもそこに規約が書かれているとわからない、あるいは読み方を知らない)人は困惑するのでは。
もちろん、 OCPL という言葉やロゴを見ただけで「ああ、あのことか」と誰もがわかるくらい有名になればいいのでしょうが。
鵜呑みにしてみる?
現行の著作権法などとの関係は (スコア:2, 参考になる)
その辺はこのプロジェクトに弁護士さんでもついていて解決されているんでしょうか.......
ともあれ今時ビジネスとしての音楽制作において著作者が「レコード製作者」であることなどほとんどあり得ないので、このライセンスはアマチュア対象なのでしょうが、だとしたらわざわざこんな小難しいライセンスを使うよりも「再配布なり流用転用なり好きにしていいよ!」って書きそえるので充分のような気もしますね。
Re:現行の著作権法などとの関係は (スコア:0)
また、隣接権についても基本的には著作者の意思が尊重されるべきものであるので、おそらくその取り決めに関することでしょう。JASRACにお任せモードでは
楽譜は? (スコア:1)
コンパイルには技量を要しますが…
Re:楽譜は? (スコア:2, 参考になる)
ソースとバイナリを、(一般的な五線譜の)楽譜と完成した「音」に対応させるのは、いささか無理があると思います。
というのは、音楽の場合、楽譜から音を作ることも、創造的な行為として広く認められてるからです。逆にいえば、楽譜のみでは多分な冗長性を含んでいるから、それを演奏という行為で具現化していくのに価値がある、とも言えますよね。(当たり前って言えばそうだけど。)
また他の方もおっしゃってますが、音のみから楽譜を作ることも可能です(そりゃ物にもよるけど)。なれない人は難しいでしょうが、できる人は簡単にできると思います。少なくとも、バイナリからCのソースに展開する(?)よりははるかに楽でしょう。(これは、「完全に再現された」楽譜、というのができない、ということにも起因していると思う)
Re:楽譜は? (スコア:2, 参考になる)
Avexの時に発言し損ねたんですが、EFF Open Audio License [neweb.ne.jp]と言うものがFreeMusicのライセンスとしては先達として有ります。で、当方そのライセンスを採用したG-yu.org [g-yu.org]と言うサイトをやっていたりします。完全にコピーフリーの楽曲を募って置いて有ります。まだβですが、興味が有ったら覗いてみて下さい。
いい耳持ってないと (スコア:0)
どうせならGPLらしく「再配布は同じライセンスでのみ可能」
というオプションも用意してほしい.
楽譜はオープンソースとは限らない (スコア:0)
少なくともJASRAC管理曲の楽譜は全部売り物だし、しかも曲と同じように権利でガチガチに固められてるし。
最低でも自由に複製,配布できるぐらいでないととても"オープンソース"と呼べる代物ではないにゅ。
Re:楽譜はオープンソースとは限らない (スコア:1)
あるわけです。それは楽譜も一緒でしょう。オープン楽譜
が存在しえるのかどうかはわかりませんが。
意義はあると思うが・・ (スコア:1)
「音楽のGPL」という捉え方はどうだろ?
音楽はプログラムと違うから、同じような文脈で捉えてしまうとうまくいかないと思うのだが。
結局GPLとはまったく違うものだし、「GPL」を強調すると変に誤解する人も出てきておいしくないと思うなあ。
自分は音楽を作らないので、音楽作ってる人の意見聞きたい。
比喩としてのGPL (スコア:2, すばらしい洞察)
ZDNNの記事は、「自分の作品のライセンスは自分で決める」という態度をGPLの比喩で表現しているようですね。
/. に集まる人たちは、たとえば GPL と BSD ライセンスの違いは宗教戦争を引き起こすほど根本的な違いがある、ということを知っていると思いますが、ZDNNの記者自身がそのことを知らないか、または、ZDNNの読者の多くは知らないと記者が思っているか、のどちらかでしょう。ZDNNの記者にとっては、GPLでもBSDでもよかったのだけど名が通っている方を選んだだけのことでしょう。
ぼくにとっては、GPLという名前が比喩に使われるほど浸透してきたというだけでも驚き。
まあ、GPLとBSDの違いが分かる (つまり、GPLと聞いてGPLの固有の哲学を連想してしまうために「音楽のGPL」という言葉で誤解を受けてしまう可能性のある) 人は、プリミティブなZDNNの比喩を真に受けてOCPLに対して変な誤解をしてしまうということはないでしょう。逆に、GPLを知らなかった人、あるいは名前だけしか知らなかった人が、この記事のためにGPLを誤って理解するというケースがあるかも。
オープンソースと認められるのは (スコア:1)
Open Source Definition に合致するのは、OCPL 00000、00001、00002 でしょうか。ほんのごく一部だけです。逆に、ふつうの商用の音楽やソフトウェアなら 33333 となるでしょう。
というわけで、これだけのオプションが生きてくるのは、いわゆる「フリーウェア」 (無料ソフト、not フリーソフトウェア) 的な位置付けのときですね。つまり、そのへんを主なターゲットとして想定しているということでしょう。
このターゲットは良いと思われ (スコア:0)
今の時点では「オープンソース/フリーソフトウェア」は早計で「フリーウェア/シェアウェア」的なものの方が受け入れられ易いと思います。目に見える成功例は皆「独占的なライセンスでCD出して売る」っていうのしかない状況なので「オープンソース/フリーソフトウェア」なんて理解し難いのではな
OCPL 00000! (スコア:1)
1. 楽曲の使われ方を作者が指定できる
音楽の場合、実質的に今は著作権を(JASRACに)完全に譲渡してしまうか、全て自分で管理するかの二択しかないのですよね。
一曲毎に、おおよその使われ方だけでも自分で指定できるようにするというスキーム。
この点は広く作者にアピールすると思います。
2. UNIXパーミッション形式
ライセンスを書くのはとても苦労する作業で、これが自分で使われ方を定義するのを避けたい大きな理由のひとつでしょう。
代表的な再利用の形態を選び、その使われ方だけ指定すればよいというやり方はとても分かりやすい。選択肢の選び方もよく考えられてます(アンケートが面白い)。
フリーソフトウェアの方でも参考にできるんじゃないでしょうか。
3. 自由な利用に道を開く
作者が使われ方を指定できるようになれば、JASRAC のみの現状よりは自由な音楽が増えると予想されます。
願わくば、このライセンスに従った楽曲の著作権管理団体ができてほしい。JASRAC の対抗となるような。
4. オープンソースではない
3に書いてある理念的にはより自由な音楽の利用を目指しているみたいだけれど、それをまず著作権を作者の手に戻すということで行おうとしているようです。
ので、これ自体は利用者にとっての自由ではないのですね。
「改変再配布自由」なオープンソースなライセンスも実現できますが、同様に「再利用にはとにかく相談してください」というライセンスもできます。
その意味では、これは「音楽のオープンソースライセンス」ではなくて、単に「音楽でのライセンスの仕組みを」と言うのが正しい。
誤解無いように言っておきますが、僕はこの OCPL に賛同します。が、違うところは違うと言っておかないと。
・GPLじゃないぞ
オープンソースライセンスは可能だけれど、GPL にはできないんじゃないか?
改変物に対して「同じOCPLコードで配布すること」という選択が無いですよね。何でだろう?
・おしゃれ
00000 が一番自由ってのはセンスいいです(笑)
#パーミッションだと 777 が一番自由なので逆ですね。
-- wanna be the biggest dreamer
Re:OCPL 00000! (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:OCPL 00000! (スコア:1)
ですね。
我々がよく知る(^^;ライセンス形態は、それ自体がモノリシック(^^;であることが殆どであり、
しばしばそこに政治主張とかも織りこまれていたりしますが、
今回のOCPLってのは、まるでどっかの出来のよいアンケート用紙みたいに、
直交性の高い選択肢が並んでいる(だけ)なので、
政治主張とかも込められてない(こめようがない)って感じかなと。
濃ゆい政治臭に慣れてない人々でも美味しく食べられそう。
>00000 が一番自由ってのはセンスいいです(笑)
個人的には、オープンライセンスということなんで、
オープン「度」が高いほど大きい数字にするほうが好きだなあ。
あう、出遅れた。 (スコア:1)
まずGPLってのは嘘ですね(^^;>ZDNN
これ自体は自由そのものを迫るライセンスでは無いので。とりあえず伝染性とかは無いようで(^^;
というかこれって、デュアルライセンスならぬ、ライセンスライブラリとかライセンスツールキットとでも呼べるモノですね。
ライセンス条項(?)自体が選択肢を持っていて、使う人はそのうち好きなサブルーチン(^^;を
呼ぶor呼ばないことによって、自分好みの権利主張をすることが出来るという。
そういう意味では、完成品のライセンスアプリ(?)であるところのGPLとかBSDLとかと直接比べるのは、変。
あと、チュートリアル(ってのかな)文を流し読みしてみましたが、これ、いいですね。
http://www.opencreation.org/ocm/ocpl/ar/index.html
OCPL自体も、そして(フリーという考え方を絡めた)ライセンスというもの一般(?)の説明としても、
平易かつ結構的確なことが書いてある。
直接関係のない人にも読んで貰うに値するような気がする。たとえばそれこそフリーソフトについての説明を
誰かにしたいときとかも、参考にすることが出来そうな。
まぁ、メールに返事しましょう云々みたいな、どーでもいいことも書いてある(^^;けど、
なんとご丁寧に、この文自体が「あなたはこれ(今回のOCPLの案の、各部分要素)に賛成しますか?」という
質問状の形態を取っているので、反対したい部分には反対すれば済むだけのこと。
あと、あるバージョン(ひょっとしてOCPLが将来ボツにするかも知れない)のOCPLを
自分んとこに「コピー」つまり「(プロジェクト?)分岐」をする、ってのはアリなのかな?
ライセンス条項って、それ自体がフリーであるかどうかってのを考えないわけにもいかないだろうから。
#たとえばGPL自体はフリーじゃないよね。
Re:あう、出遅れた。 (スコア:1)
鵜呑みにしてみる?