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3121 story

SETI@homeの帯域幅不足が解消 10

ストーリー by Oliver
果て無き探求 部門より

k3c 曰く、 "今年1月頃から帯域幅の不足に苦しんでいたSETI@homeプロジェクトだが、5月31日から、サーバーからインターネットまで100Mbpsの専用回線を調達し、帯域幅の問題は解消された模様(公式ニュース)。これで安心してワークユニットをやりとりできるようになった。というわけで、Team Slashdot Japanもよろしく。
なお、SETI@homeプロジェクト全体のCPU処理時間が100万年を超えた という発表もあった。スゴイの一言。"

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  • 100万年 (スコア:2, 参考になる)

    by Golbie (9078) on 2002年06月03日 20時45分 (#101878)
    ところで100万年という数字はどの程度参考になる数字なんでしょう。
    自宅からのトップ1000ユーザーのページ [berkeley.edu]によると超高速な人だと400年超えたりしていますけど、個人レベルでこんな凄い数字になると逆に基準にしているコンピューターの演算力は適当なのかという疑問が湧いてきます。ムーアの法則的にもこれでよいのかと。
    個人的には 100万年@CISC CPU xxxMHz という感じの表記だと少しわかりやすくなります。
    • by Anonymous Coward
      別に何かに換算できるものでもなんでもなく、現在までに処理したwork unit に実際に費やされた延べ時間がそれだけ、ってことでしょう。

      12時間で一つのWUを処理できるCPUを持ったマシンを10台使えば、一日で20WU処理できます。この場合の延べCPU時間は240時間ということになります。同じアカウントを使って大量のマシンで解析しまくれば400年という数字も可能でしょう。
      • by Golbie (9078) on 2002年06月04日 0時09分 (#102002)
        勘違いしてました。100万年といったら100万年、400年と書いてあったら400年。今度からもっと素直になります。ごめんなさい。
        親コメント
      • by Anonymous Coward
        解説がわかりにくい(まちがっている??)です~

        どんなに遅いマシンを使っても10台使えば
        のべCPU時間は240時間です~
  • by sakamoto (8009) on 2002年06月04日 16時58分 (#102374) 日記
    SETI の解析した結果が、男同士が裸で抱きあっている 画像とかだったらどう取り扱われるのだろうか?
    # 実際、大相撲中継とかはシリウス位までは届いていると思うし。
    --
    -- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
    • とりあえず、宝くじは買わないと当たりませんし。

      > SETIの解析した結果が、男同士が裸で抱きあっている画像とかだったらどう取り扱われるのだろうか?

      どんな信号であれ、同様に手続きどおり取り扱われると思います。

      あと、SETI@home自体はただ信号を見つけるだけ [planetary.or.jp]です。
      #SETI一般ということならそうとも限らないでしょうけど。
      親コメント
      • 私は前から SETI@home の活動を疑問に思っていたのですが、なーんだ、信号を見つけるところまでだけだったんですね。

        星新一のショートショートに、こういうものがあります。ものすごく優秀な暗号解読機に、たった一つ、スペースだけを入力したところ、ずっと結果が帰ってこずに暴走するかと思いきや、なんでしたっけ、掃除機の設計図でしたっけ、そういうなんでもないものが返ってきた、という話です。結局、人類が理解できるものしか理解できない、ということでしょう。

        電波信号だけで役に立つ情報が得られるものでしょうか。たとえ言語学者が、自分の知らないアラビア語の辞典だけをじっくり見たとしても、アラビアについて何も知らなければ何も得られないと思います。

        言語学者や数学者が SETI についてどう考えているのか知りたいところです。
        親コメント
        • はじめに断っておきますが、私はSETI(or CETI)はやるだけの価値があるものだと考えております。だから、以下の意見にはかなり偏りがあるものとしてとらえてください。
          また、なりゆきでここにコメントをつけますが、このこと自体には全く他意はありません。
          ただ、SETIというものに少しは興味をもつ人に、もっと興味をもってもらいたいため、擁護するものです。

          > 私は前から SETI@home の活動を疑問に思っていたのですが、なーんだ、信号を見つけるところまでだけだったんですね。

          ええ。なにせSETIのSはSearchのSなので。
          情報の解析やコンタクト(Communication)は、普通の順番でいけばSearchの次のフェーズでしょう。
          #もちろん、最初から情報の解析を行ってもかまわないと思います。

          > 結局、人類が理解できるものしか理解できない、ということでしょう。

          極論をいえばそうでしょう。
          ただし、このことを考慮にいれたシミュレーション(First Contact Simulation)は、すでに行われております。
          興味があれば、誰でもContact Japanなどで参加することもできます。
          #それも、人類の想像力の及ぶ範囲なんでしょうけど。

          なお、FCSの世界においては極右な意見として、
          "我々とコミュニケートがとれるものをコンタクトの対象とする"
          というものがあります。
          この考え自体は、行き過ぎの感も否めません。
          しかし、こちらも相手もコミュニケーションをとろうとしていて、どちらにも充分な知性があれば、たとえメンタリティがどれほど違おうとも、コミュニケーションは成り立つというのは、それほど間違った考え方ではないと思います。
          この点は、暗号の解読とは大きな違いです。この場合は相手に解読してもらいたいのですから。

          > 電波信号だけで役に立つ情報が得られるものでしょうか。

          人工的な信号があるという情報、そしてそれがどの方角から来たかという情報(すぐにどこからという情報に変えることができるでしょう)は役に立ちませんか?

          >たとえ言語学者が、自分の知らないアラビア語の辞典だけをじっくり見たとしても、アラビアについて何も知らなければ何も得られないと思います。

          これはその通りでしょう。
          だから、言語学者にアラビアのことを教える役目の人がいるわけです。
          それらの人々が集まって、有益な情報を得るために努力するのです。

          また、ETIとのコンタクトにおいてこのレベルの仕事は、Searchが終わった段階から始まることでしょう。
          そのときには、SETI@homeのような、純粋に計算能力を必要とするprojectは、(その相手に対しては)必要なくなることでしょう。

          > 言語学者や数学者が SETI についてどう考えているのか知りたいところです。

          ETIとのコミュニケーションに数学的なメッセージを使う、という考え方はカントやガウスが既に指摘していることです。
          さらに、アレシボ・メッセージの元の考えは、アメリカの数学者C・ウエルズ・ニーマンによるものです。

          また、有名なビュラカン会議には、物理学、生物学、数学、歴史学、言語学などに携わる人々も出席しています。
          #この会議の議事録は、"異星人との知的交信"として、河出書房から1976年に出版されています。

          あまつさえ、ポスト・ディテクション・プロトコルの策定においては、法学者、外交専門家、社会学者なども参加しています。

          その他に、IAAのSETI委員会にも様々な立場の方が名を連ねております。

          ETIとのコンタクトにおいて、このような社会的な立場によって考え方が変わる(もしくはSETI専門家や天文学者のみが暴走している)ということは全くなく、ただその人個人がETIをどう考えるかのみが重要なんだと思います。

          なお個人的な都合ですが、頭がW杯モードに入っておりまして、情報を探してリンクを張るだけの根性はなかったことを謝罪しておきます。
          興味をもたれた方は、自分で探してみてください。

          (もしここまで読まれた方がいるのなら)
          電波な長文におつきあい下さいまして、ありがとうございました。

          p.s.
          今回は、scoreの+1ボーナスを使おうかな。
          親コメント
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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

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