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3284 story

サハラ砂漠にワニがいた 69

ストーリー by koyhoge
腕立て伏せもよろしく 部門より

kai 曰く、 "ナショナル・ジオグラフィック・ニュース記事によれば、水がなくては生きられないはずのクロコダイルがなんとサハラ砂漠で発見されたそうだ。学者たちも現地住民からワニがいると聞いたときは信じられなかったそうだが、調べてみたところ実際に砂漠に適応して住んでいるワニを発見したとか。よそから移住してきたわけではなく、サハラに水が豊富だった時代から砂漠化に適応して生き延びてきたらしい。大したものだ。"

進化というのは人間の想像を軽く超えているものだなぁ。某ONE PIECEには砂ワニなんて人が出てきますが、まさか本物がいたとは。(笑)

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  • 素朴な疑問 (スコア:2, 興味深い)

    by QwertyZZZ (8195) on 2002年06月27日 9時20分 (#114486) 日記
    この手の「発見」ってのでいつも思うのだけども、現地の人間が既に
    知っていたとしても、学者先生が発見しなければ発見とは言わない
    って規定でもあるのでしょうか?
    • 文学の世界でも (スコア:2, 参考になる)

      by shikine (296) on 2002年06月27日 9時50分 (#114498) ホームページ 日記
      学者やマスコミが「文豪の遺稿を発見!!」とか騒いだりするけど、知っている人にとっては別に発見でも何でもなかったということも少なからずあるようです。ひどいのは他の研究者がすでに取り扱っていたりすることも。
      --
      他力本願。
      親コメント
    • Re:素朴な疑問 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by zeissmania (3689) on 2002年06月27日 14時18分 (#114651)
      現地の学者が知っていても、欧米先進国の学者が知らなければ「発見」と表現されます。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2002年06月28日 0時00分 (#114951)
        新種生物は、学名がつけられた時点で、発見されたとみなされます。 学名をつけるためには、
        1. どこかの科学誌で公表しなければなりません。
        2. 先に発見している人がいないないかどうか、 あるいは今までの種とどこが違うのか、 きちんと証明しなければなりません。
        3. 標本(タイプ標本)を作り、保管しておかなければなりません。
        あといくつか基準がありますが、詳しいことは知らないので この辺 [kanagawa-museum.jp]をご覧ください。

        そこから先が、動物と植物で違いまして。

        1. 植物の新種は、国際誌(普通は英語)に発表し、 かつ、その新種の特徴をラテン語で記述しなければなりません。
        2. 動物の新種は、現地の雑誌でよく(当然現地語)、 ラテン語の記述も必要ありません(日本の雑誌に日本語で 発表するだけでOK).
        今回の新種=ワニは、動物ですので、規約上は、 アラビア語でもOKとなるはずです。 (実際は英語で発表したと思いますが)。

        親コメント
        • 素朴に質問
          新種を見つけた人が十分な証明と保管を行った上で新種発見をWebで発表した場合、というかその人が見つけたことは(一応)了解できるもののを学名をつけるための手続きと外れた公表方法をとった場合、そしてその公表が多数の人に周知された場合って学名とか発見者ってのはどうなっちゃうんでしょう。

          いや「学会(?)の規定だけが発見者を定義するわけではない」ってのを議論したいわけではなく、そういう事態になったら/.のネタ的に面白いかなあと(ぉ。
          --
          妖精哲学の三信
          「だらしねぇ」という戒めの心、「歪みねぇ」という賛美の心、「仕方ない」という許容の心
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      • Re:素朴な疑問 (スコア:2, 参考になる)

        by cameria (2771) on 2002年06月28日 15時40分 (#115255)
        動物・植物・鉱物の命名には、国際命名規約という国際ルールを厳格に定めた法典のような本が出版されています。

        国際命名規約は、結構、高い本なのですが、数年後ごとに改定され、その上、内容がそのつどかなり変わるので、買う側は大変です。

        国際命名規約は、国際会議でその内容が決定されています。

        手元に動物の国際命名規約しかないのですが、英語とフランス語で書かれてあります。古い版でしたら日本語訳もあります。

        生物の命名はこの規約に沿った方法で行わなければ認められません。

        (1)動物の場合、活字で印刷された出版物に報告しなければなりませんこの場合、必ずしも学術雑誌である必要はありません。単行本や私費出版雑誌も可です。しかし、ガリ版刷り(今時こんなのあるのだろうか?)、コピー製本、Webページ、等々は不可です。

        一般によく知られた生物で名前(学名でない)もついているのに、実は命名されていなかった! というのはよくあります。

        (2)学名をローマ字でつけなければなりません。もともとはラテン語です。昔は属名と種小名の名詞の性を一致させなければならないとか、ラテン語文法にのっとってめんどくさかったのですが、現在は、ローマ字の羅列なら何でも良いことになっています。Bakakabachindonya omaenokaachandebeso でも可です(品性は問われますが)。学名は、日本語その他の言語で名前を付けても認められません。

        (3)動物の説明文に関しては、言語は何語でも良い。日本語でもスワヒリ語でも良い。

        (4)1日でも早く印刷されたものに先手権があります。どんなにひどい文章でも先に出た方が勝ちです。後になって、その方面の大先生が「あの報告はひどい内容なので認められない」とのうたもうても無効にはできません。

        --------
        最低限、以上の条件が整っていれば命名されたと国際的に認められます。

        で、時々、喜劇も起こります。後で詳しい論文を書くつもりで、速報のような内容で、マイナーな同人誌に書いた文章が、国際命名規約に合っていたために、同人誌の文章が新種の記載文になってしまった! なんてこともあります。
        --
        Cameria
        親コメント
      • by dama4slash (785) on 2002年06月27日 23時56分 (#114948)
        >現地の学者が知っていても、欧米先進国の学者が知らなければ「発見」と表現されます。
        世界の辺境の欧州の歴史を世界史の本筋みたいに言われるのと同類ですよね。
        アジア人としては、違和感を感じます。
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2002年06月28日 0時07分 (#114956)
          科学も欧米中心なのは現実ですが、 それでも、科学は、 他の分野に比べれば参入障壁が低いです。
          1. 科学者が欧米の雑誌に論文を発表する。
          2. コンピュータ業者が欧米の市場に食い込む。
          3. 歌手が欧米でデビューする。
          欧米の雑誌を見ても、3割くらいは、日本から、 もしくは海外で活躍する日本人が参加している 論文です。

          英語で論文を書くのは、 確かにちょっと面倒くさいですが、 大した手間ではありません。

          親コメント
        • by albireo (7374) on 2002年06月28日 1時14分 (#115005) 日記
          #114651とは別人ですが

          >>現地の学者が知っていても、欧米先進国の学者が知らなければ「発見」と表現されます。
          >世界の辺境の欧州の歴史を世界史の本筋みたいに言われるのと同類ですよね。
          >アジア人としては、違和感を感じます。

          だからそういう意味をこめてボールドにしてあるんですよ。
          それぐらいは気づいて欲しいな。
          --
          うじゃうじゃ
          親コメント
        • オフトピ突っ込みっす(^^;

          > 世界の辺境の欧州の歴史を世界史の本筋みたいに言われるのと同類ですよね。

          「辺境」は当たらないでしょうね。
          「片隅」くらいでしょうか。

          (辺境:開拓地と未開拓地の境目。米国史だけど)

          > アジア人としては、違和感を感じます。

          「東洋史」というと、インドやイスラムもあったけど、
          中国が中心になっちゃてたなぁ。
          卒論に使える文献が多いから(^^;

          # 偏った10年前の体験
          親コメント
          • by dama4slash (785) on 2002年06月28日 23時01分 (#115537)
            >「辺境」は当たらないでしょうね。
            >「片隅」くらいでしょうか。
            >
            >(辺境:開拓地と未開拓地の境目。米国史だけど)
            辺境伯領とか、辺境警備隊(by紫堂恭子)とかから、
            『辺境』に未開拓までの印象が無かったりします。

            >> アジア人としては、違和感を感じます。
            >
            >「東洋史」というと、インドやイスラムもあったけど、
            >中国が中心になっちゃてたなぁ。
            >卒論に使える文献が多いから(^^;
            世界史にとってどこかの地域がずっと中心にあるという
            のはなんだか違うという思いがあります。
            だから、アジアが中心というのでも無いです。
            親コメント
    • by ncube2 (2864) on 2002年06月27日 9時31分 (#114490)
      そう言えばこの国が発見されたのは西暦1543年らしいぞ。:-)
      親コメント
    • by Joga (8113) on 2002年06月27日 10時16分 (#114513)
      「発見」の辞書的な意味 [goo.ne.jp]には「世の中に知られていなかったものを見つけ出すこと。」てのもあるから、
      そういう意味からすると変ではないのかも。
      #「新大陸の発見」と同じ香りがするがね。
      親コメント
      • by TKS. (6200) on 2002年06月27日 12時23分 (#114593) ホームページ
        「世の中」の定義によりますね。
        とある物を知った人やそれを聞いた人などが
        「自分の想像出来る範囲で大多数と思われる人々」に知られていなかったと考えれば
        「発見」と言えるのではないかと思います。

        「発見」はどこぞに既にある物や知識や理論を
        「知らなかった側」に引っ張り出してくるものなので、
        結局「知らなかった側」の主観を交えずには定義出来ないのは
        仕方ないでしょう。
        親コメント
    • by Anonymous Coward
      検証可能な証拠を万人に示せるかどうかによるのでは?
      学者先生だろうが「砂漠でワニを見つけた」と騒ぐだけではヨタ話と変わらんわけで.よしんば「いた」ということが事実だとしても、それが動物園から逃げ出したもんでないことを証明する必要もあるだろうし.

      そのためには科学的手法を使うのが認められる早道だから結局、学者先生に分があろうかと.
  • by SteppingWind (2654) on 2002年06月27日 15時16分 (#114693)

    確かサハラが砂漠化したのって, 壁画等の記録から推測すると, この1万年ぐらいですよね. この時間って生理機能の変化を伴う適応には短すぎるような感じもするのですが.

    まあ, ワニって動物は形態変化がほとんど無しで1億年以上生き続けている, 有る意味完成された超生物ですから, このくらいのことはできるのかもしれませんね.

  • by kensama (2552) on 2002年06月27日 15時22分 (#114696) ホームページ 日記
    5月の連休に熱川バナナワニ園 [i-younet.ne.jp]に行ったらすげー楽しかったです。
    砂漠ワニもぜひ飼育して欲しい。
  • by FireStorm (7429) on 2002年06月27日 9時30分 (#114489)
    どうしてワニって水が無いと生きられないでしょーかー?
    • すべての爬虫類は水が無いと生きられませんが。(w

      ワニってカメやヘビより恐竜に近い種なので、別に水辺でなくても生きられるような気がします。
      水辺に適応して繁栄しただけではないでしょうか。

      # なるほど、水が無いときは夏眠するわけですか。
      # で、普通のナイルワニより体が小さくなったのが、夏眠のためなのか単にえさ不足なのかが謎なわけね。
      # そういえば砂漠に適応したゾウもいたなぁ。
      --

      -----
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      親コメント
      • Re:基本的なことですが (スコア:2, おもしろおかしい)

        by ponpon (8909) on 2002年06月27日 12時37分 (#114603)
        ワニって歩くときは腹は地面と接触しましたよね。たしか。
        砂漠の砂地とおなかが触れても熱くないのだろうか?

        #地面が熱いから足を上げるトカゲのように、腹が接触しないように
        #ごろごろ転げてるワニを想像しただけなんで、気にしないで下さい
        親コメント
      • by FireStorm (7429) on 2002年06月27日 11時12分 (#114558)
        あ、聞き方がおかしかったっすね。聞きたかったのは、
        どーして、水辺じゃないと生きられないのかってところでして。

        #そりゃ、爬虫類(に限らず)だったら、“水無し”じゃ生命を維持できませんよね

        >ワニってカメやヘビより恐竜に近い種なので、別に水辺でなくても生きられるような気がします。
        >水辺に適応して繁栄しただけではないでしょうか。
        親コメント
    • Re:基本的なことですが (スコア:1, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2002年06月27日 10時04分 (#114504)
      「不肖の息子達よ、どうしておまえ達は母なる海で
       『溺死』してしまうほど退化してしまったのだ?」

      古代のくらげ
      親コメント
  • 砂漠のワニって味はどうなんでしょうか?

    香港で食べた養殖ワニとは明らかに違いがありそうなので、
    一体どんな味なのか気になります。

    硬いとか、くさいとか、脂のノリとか。
    皮も硬そうですね・・・・。
  • by Anonymous Cowboy (6205) on 2002年06月27日 15時58分 (#114713)
    空気がなければ生きられないはずのクロコダイルがなんと静かの海で発見された…りはしないかな。火星でもいいけど
  • ワニの記事を読むたびに (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2002年06月27日 21時08分 (#114879)
    ウニに見えちゃうんだよな...。

    「井の頭公園でウニを目撃!」とか
    「ニューヨークの下水道でウニが繁殖!」とか
    「正しいウニの飼い方」とか。
  • 砂漠にワニ。と聞いてGさん曰く。
    「お腹減らしてないかしら。。」
    小さいと聞いて
    「調査隊が行った時に出てきたのは、子供だったのかも。」
  • by Anonymous Coward on 2002年06月27日 7時36分 (#114455)
    やっぱり色は白っぽいんでしょうかねぇ?

    そのほうが日光を反射しやすそうな気がするんですが。:-)
  • by Anonymous Coward on 2002年06月27日 12時27分 (#114597)
    いや、私は本来こういうことには無関心というか、「あ、そう」という程度なのですが、今回に限りどういうわけか感動しました。
    どうしてだろう。前世がワニだったとか?
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物事のやり方は一つではない -- Perlな人

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