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原子番号118番は未確認だった 57

ストーリー by yourCat
ビビビウムっていいな 部門より

kiyotan曰く、"理科年表の最新版などを見ると人類によって存在を確認された最も重い元素の原子番号は118番なのですが、夕刊フジの記事 (元ネタは共同通信)によると「最も重い原子番号118番の元素を作り出したとして注目された1999年の米ローレンスバークリー国立研究所の成果は担当研究者のねつ造によるものだったことが判明」したそうです。
素人ながらこの手の実験は簡単に追試が行えないと想像します。そうなると研究者のモラルに頼らざるを得ないのでしょうが、このようなことで「嘘ついてても誰もわかんないような研究ならやめちまえ」的に研究そのものに批判が集まらないことを祈ります。莫大な費用をかけて行われる実験だけに、成果への焦りが生じたのでしょうか。
多分加速器実験の場合は非常に多くの連名の共同研究者が居るでしょうから、捏造の事実を知らなかった人達は相当ショックを受けてるでしょうねぇ。理研でも追試が計画されてたようですがどうなったんでしょう?

ちなみに、「ウンウンオクチウム」のネーミング規則はここがわかりやすかったです。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by happy (8310) on 2002年07月16日 20時50分 (#126463)
    追試の難しいものに捏造の可能性があることはしょうがないのですが・・・

    これらを既成事実として、いろいろ理論を考えたり論文を書いたりしてる人々 (特に文献に頼るしかない院生や若い研究者) が可哀想だと思いまする。めげずに頑張ってください!

    The Internet も含め、性善説が通じにくくなってきたようで悲しい・・・
  • by ryu-2 (9699) on 2002年07月16日 22時55分 (#126566)
    名前は
    ガミラシューム

    イスカンダリューム
    にして下さい。

    スペシウム、エメリウムは光線系でお願いします。

  • by skimsr (9280) on 2002年07月17日 0時30分 (#126636) ホームページ 日記
    元素の仮名に命名規則がある事は初めて知りました。
    # 111番だと"unununim(ウンウンウニム)"ですか? ややこしい(^^;

    ここからオフトピ。

    岡崎次郎氏の「アフター0」というSF(?)マンガに『ほうき星翔ける街角』 [tripod.co.jp]というエピソードがあって,そのエピソード中では未発見の元素が発見された事になってます。確か名前が"シージウム"で,原子番号は110番台だったと思います。今手元に本が無いので確認できませんが,どなたか原子番号が何番だったかご存知無いですか?

    ちなみに,この「アフター0」という作品は,良質のSF/SS(ショートショート)としてオススメです。星新一がお好きな方とか,気に入ると思います。

    で,言いたかった事は,この作品に出てくる元素名が例えば「ウンウンオクチウム」だったりしたら,間が抜けてただろうなあ,と。それだけです。失礼しました~。
    # 未発見の元素,と聞いてまず思い出したのがコレでした。
  • 論文 (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2002年07月16日 20時49分 (#126460)
    V. Ninov et al
    Observation of superheavy nuclei produced in the reaction of <SUP>86</SUP>Kr with <SUP>208</SUP>Pb,
    Phys. Rev. Lett. 83 (6), 1104-7 (1999).

    a a a a a a a a a a a a ←「大文字をたくさん書きすぎ」対策

  • 元素がらみの話は高校物理程度の知識しかないのですが。

    ウンウンオクチウムという名前って直感的に「元素番号118の元素の仮称」
    だと思ったのですが、ZAKZAKの記事にあるように

    > ウンウンオクチウムという種類に属するとして

    さらに細分化されるものなのでしょうか?

    陽子数+中性子数が118になる組み合わせが複数存在しうる(未発見だから
    かえってそういう可能性が否定できない)ってこと?
  • by N'gatt (9815) on 2002年07月16日 21時35分 (#126495) 日記
    これで学生が覚えなければならない事柄がひとつ減ったわけで、まあそれだけが救いかなあ。
  • by j3259 (7093) on 2002年07月16日 21時57分 (#126514) ホームページ 日記
    この件といい、日本の遺跡の捏造といい、抽象的なロジックの構築で 成果を得るような研究以外の、実際のブツの有無で勝負するような分野は、どっかの第三者が研究の信憑性をチェックできるような 機構が必要ってことなんじゃないかな。ある程度の規模以上に限られるだろうけど。

    そんな事誰がやるのかってのはある。あと、むちゃコストかかるだろうけど。ま、現状だと、「史上最・・」「史上初・・」は疑ってかかれと。
    それにしても、ここまで話がでかくなるまで誰もソースきぼんぬ、 と言えずに事実って事になっちゃってたのは怖い。
    • Re:チェック機構 (スコア:3, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2002年07月16日 22時19分 (#126530)
      バークリー研、理研、GSIで追試が行われたようです。
      さらにバークリー研はその大本データ(ソース)を検証しなおしています。
      それらを踏まえて発見は誤りだったと結論づけ、すでに取り下げていました。
      遺跡の捏造と違って、チェックが世界規模で行われたと思うのですが。

      ソース:
      http://enews.lbl.gov/Science-Articles/Archive/118-retraction.html
      親コメント
      • Re:チェック機構 (スコア:2, 参考になる)

        by hmr (4234) on 2002年07月17日 16時14分 (#126874) 日記
         常温核融合だって世界中で追試が行われましたよ。まあ、実験がえらく簡単(に見える)であったせいもあるんだが。で、その結果、世界中で追試に成功したってのと、全然ダメってのの2つに分かれた。ほとんどは全然ダメの方だったんだけどね。
         けど、特許申請中であることを隠れ蓑にして実験のキモの部分を公開してなかったから、追試に成功しなかった人たちはそこんとこがまずかったからもうちっと待てば世界中で誰でも実験できるようになるよ、なんて言ってたもんです。

         結局、追試がしやすければいいと言うわけではない。追試がしやすければ、実験になれていない人たちもどんどん参加してくるから間違いが起きやすい。
        親コメント
    • Re:チェック機構 (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2002年07月16日 22時23分 (#126533)
      ここまで大きいと追試もそれなりに時間がかかりますが、追試で多方面から検証されないものは科学ではないので、設備ごと追試希望の人に利用してもらうのが筋でしょうね。それを断って、しかも「うちの機材の微妙な調整がポイントなんだ」みたいな主張になればN線じゃないですが、誰も信じないでしょ。

      いずれにせよ、追試というチェック機構が期待通りに働いたのが今回のケースではないでしょうか。設備ごと仕組めばもうちょっと主張の延命ができますが、それでもいつかどこかで明らかになる事が期待できますし。

      なんとなくウォータゲート事件でのニクソン罷免の際、「よかった、無事(大統領罷免と連動しての権限継承の)システムが機能した」という司法省長官の発言を連想します…
      親コメント
      • by Bill Hates (2038) on 2002年07月16日 23時52分 (#126610) 日記
        >N線じゃないですが、誰も信じないでしょ。

        N線の場合は信じた人が多く,追試しても検証できないと主張して
        認めてもらえるまでに時間がかかったそうですけど….

        科学史上忘れてはいけない捏造というと,多くの猿人原人の化石の
        話がありますね.某ゴッドハンド捏造氏の発見も地質学者でなくとも
        詐欺師マニアからみればアフォかヴァカかという話だったように
        思われますが,物理学で妄想ではなく捏造というのは珍しいかと
        思われます.
        親コメント
    • Re:チェック機構 (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2002年07月17日 2時17分 (#126667)
      実際チェックは難しいでしょうね。

      常温核融合が、学界ではタブー化されてるのに比べると、
      素粒子物理学は、実験で理論が作られている世界だったり
      するので、厄介です。
       理屈の上では、重粒子がたたき出される可能性はいくらでも
      あるのだろうけど、安定性が確認できるための半減期・生存時間
      そのものはあまりにも短く、1ナノ秒以下とか、それが存在したのか
      も疑わしいという存在です。

       これらの超重核種を同定するのには核壊変の過程で生じた
      重粒子イオンを泡箱で捕らえるのか、シンチレータ、または
      別のターゲットで捕らえるのか、皆目わかりませんが、とにかく発見
      できたとされる重核種の壊変からでないと得られない理論上の
      エネルギー量と、近い実測値を証拠にするケースばかりです。
      まずもって超重核種そのものが見えることなんてことはありま
      せん。
      実際に未発見の物質を鉱物から分離していた時代に比べて、
      検証過程そのものが難解で、一般にわかりづらい。

      まず、目で見えないってことが一般受けしないのでつらいでしょうね。
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      ここまで著名な機関で捏造があって、それを外部に出るまで見抜けなかったのが 珍しいからニュースになったと思うのだけど…

      こういう大規模な実験は簡単に追試できないから、嘘つかれるとつらいなー。追試して、同じ結果がでねー、どうやってんだーって日々悩んで、その結果が
      • Re:チェック機構 (スコア:2, 参考になる)

        by mexon (9705) on 2002年07月16日 23時12分 (#126580)
        >学術関係で第三者のチェック機構が必要になるようなったら、もうそれって科学でなくなってるような。

        そうでしょうか?新発見に捏造はつき物だと思いますが.
        「追試して同じ結果がでねー」で「捏造でした」ってことがわかれば研究者は救われないものでしょうか?それはそれで一つの成果だと思いますよ.競争相手を蹴落とせるし;-).

        むしろ,個々の研究者のモラルに頼ってしまうことのほうが危険ではないかと思います.
        新事実を探求する学術関係だからこそチェックが必須でしょう.
        やはり今回はチェック機構が機能したということでしょう.

        #ま,そうはいっても/.の諸兄も卒論・修論作成時にデータのプチ捏造ってしたこと無いですか?
        親コメント
        • by Anonymous Coward
          >#ま,そうはいっても/.の諸兄も卒論・修論作成時にデータのプチ捏造ってしたこと無いですか?

          ぎく!
          ちょっとだけ足りなかった細胞の捏造を・・・
          関係者が見てると嫌なのでACで・・・
      • by Anonymous Coward
        > そうでしょうか?新発見に捏造はつき物だと思いますが.

        これはちょっと極端な気が…。でもかなりの自称新発見に当てはまるかも:笑。

        >「追試して同じ結果がでねー」で「捏造でした」ってことがわかれば研究者は救われないものでしょうか?

        私ならかなりぐったりきます。
        「間違い」なら
        • by mexon (9705) on 2002年07月17日 0時30分 (#126635)
          >これはちょっと極端な気が…。でもかなりの自称新発見に当てはまるかも

          すいません.ご指摘のとおり,自称新発見に捏造はつき物っていいたかったわけです.ハイ.

          しかし,実際「このデータは捏造だ!!」と判明するケースはかなりまれなのではないかと思います.
          一般的な実験結果であればもし捏造したものであっても「間違いでしたゴメンナサイ」って言えば終わっちゃう気がしますし・・・
          今回はどうして「捏造」と発覚したんですかね?

          >私ならかなりぐったりきます。
          私ならコーフンしてしまいます.第一発見者になれればなおさら.
          「捏造だぁー!公表してこらしめてやるうううう」ってな感じで.

          私も若造なもんで,アタマに血がのぼりやすいんですかね:-).
          親コメント
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