遺伝子操作でマウスの脳が巨大化 110
ストーリー by Oliver
人工進化 部門より
人工進化 部門より
take0m曰く、"asahi.comによると、米ハーバード大学などのグループが、マウスの遺伝子を操作することで、脳を巨大化させることに成功したらしい。なんでも、神経細胞の増殖を制御するβカテニンという遺伝子の数を人為的に増やしてやることで、大脳皮質が増大し、そのため脳のシワの数も増えたとのことです。
実際写真が載っていますが、結構ショッキング。しかも、知能が高いかどうかという以前に、無事生まれたかどうかの記述も論文には書いてないらしいです・・・"
カテニンの新しい側面 (スコア:4, 参考になる)
実際のarticleをまだ読んでない(雑誌が手近に届いてない)んで、詳しいことはいえないが、とりあえず研究の背景を.
#ネタにマジレスとも
これまでβカテニンは
だから、この遺伝子を潰したり、遺伝子改変マウスで高発現させたりというのは、当然既にやられているものだと思ってたんで、ちょっとばかり「まだだったのか」と驚いたりも.
#ノックアウトはlethalだったかな? どっかでそういう話聞いた記憶も‥‥‥
まぁ高発現させることで胎性致死になっても、その現象自体は起こりうることなので「珍しい」ということではなく、むしろその分子が個体発生する過程で何らかの働きをしているということが分かったことになるわけで.
しかも今回は脳の異常な肥大という現象まで見られているわけですから、神経系の発達にこの分子が重要な働きを担っていると言う、カテニンの新しい機能の発見に繋がる報告という形で、発生系のみならず、細胞生化学とか、がん領域の基礎の研究者の間でも割と大きく捉えられる内容かと.
研究者以外にもインパクト大きそうですけどね ;-)
βカテニンはタンパク質 (スコア:1)
なので、元記事よんでも 胎児の脳内にカテニンをちゅるる、といれたか カテニンが多く作られるように遺伝子に細工したか さっぱりわからないです。
Re:βカテニンはタンパク質 (スコア:2, 参考になる)
>なので、元記事よんでも 胎児の脳内にカテニンをちゅるる、といれたか カテニンが多く作られるように遺伝子に細工したか さっぱりわからないです。
カテニンは確かにタンパク質ですが、実際に入れているのはその遺伝子、それをマウスのゲノムに組み込んでるはずです.それがいわゆる遺伝子組み換えマウス作成の技術でして.
ゲノムにDNAを適切な形で(mRNAへの翻訳が起こるよう遺伝子発現を調節する配列=プロモーター、を付けた形で)組み込んでやれば、そこからmRNAへの転写、そしてタンパク質の発現が起こりますから.大体はこういう遺伝子導入でタンパク質を発現しつづけるようにして実験を行います.
タンパク質自体を細胞の中に入れる方法というのも、実は最近になって効率のいい実験法(特定のアミノ酸配列を付けたり、特別な試薬を使うなど)が開発されてますけど、この方法だとタンパク質は一過性に細胞内に存在しているにとどまり、分解されたり、あるいは細胞分裂で薄まったりしますので、今回言われているようなタイプの実験には使えないですね.
量的増大と質的変化 (スコア:2, 興味深い)
不思議に思うんですがね。
生まれたての赤ん坊を、どんなに未開の地であろうと、どんなに
現代文明から離れた奥地であろうと、連れてきて、教育を与えれ
ば、場合によっては天才的科学者にだってなれるんだよね。
ところが、チンパンジーやゴリラの赤ん坊を、どんなに一生懸命
教育しても、絶対に6才児から10才児以上の知能は持てないは
ず。
何故、人類は場合によっては無駄とも思える、これだけの理解力
や記憶力を持って生まれてくるのかなと不思議ですね。何か、脳
の重さとか容量のもんだいでなく、決定的な質的相違があるよう
に思えてならないですが。
人類だけが偉大だ、と思いあがってますかね? (動物さんたち
から反論が来たりして)
質より量 (スコア:1)
命令のごちゃごちゃしているところとか、質的に飛躍したとも思いがたいですし。
いちおう、人間では脳の領野がちびっとふえているので、GPUとかをつぎつぎ増設していったようなモノだと思えばいいかと。
シリコン面積で2倍になったきっとその陰には68060みたいなのもいたでしょうし。
ごめんなさい (スコア:1)
まあ8086からi386でも、数字に直すと8bit>>32bitでたかが4倍ですから。
命令のごちゃごちゃしているところとか、質的に飛躍したとも思いがたいですし。
いちおう、人間では脳の領野がちびっとふえているので、
GPUとかをつぎつぎ増設していったようなモノだと思えばいいかと。
3Dアクセラレーターが入るとシリコン面積で2倍になっただけでも
リアルタイムに処理できる内容は質的にちがいますし。
きっとその陰には68060みたいなのもいたでしょうけれど。
Re:量的増大と質的変化 (スコア:1)
>> に思えてならないですが。
人類の脳は狩をすることで発達したという説があります。
集団での狩を成功させるために、戦略を考えたり、コミュニケーションを
高度化させる上で、必要な機能が進化したということです。
言い替えると、ヒトは唯一の狩をするサルということになります。
# 他に狩をするサルがいたらご指摘ください
Re:量的増大と質的変化 (スコア:1)
他にコメントついてるけど、チンパンジーは狩りをしますよ。豚とかを捕まえて食べます。
やっぱり答えは「戦争」じゃないかな。チンパンジーも集団的な闘争はするけど、武器を持たないから戦争にはならない。ヒトは唯一の戦争をするサルです。戦争ほど知能を必要とするものもあまりないし。
教えりゃいいじゃん (スコア:1)
案外、人間より上手に戦争ができるかも。
あっ、猿の惑星で実験済みか?
Re:教えりゃいいじゃん (スコア:2, 興味深い)
>半殺しのをつれてきて狩りの練習をさせようとしているつもりだそうです(w。
「キートン動物記」に書かれてましたね。
実家で何度も猫を飼っていた経験からすると疑わしいです。
うちで飼っていた猫はすべていつも餌をくれる人間を識別していて、餌をねだるときや単に甘えたいときには擦り寄ってきました。
そして獲物を見せる相手は必ずこの「餌をくれる人間」なんです。
これだけでは「きちんと狩りもできなきゃダメだよ」説を否定できるとまでは思いませんが、どちらかというと「みてみて、僕も狩りができるようになったんだよ」じゃないかという気がします。
わざわざ半殺しで持ってきて、目の前で実演するのはいっしょだけど。
>>ネズミ、ゴキブリ、バッタ、スズメなんかを捕まえて
あ、トカゲもありました。
うじゃうじゃ
Re:量的増大と質的変化 (スコア:3, 興味深い)
音楽や絵画といった美術・芸術を楽しむことや、
音節を複雑に組み合わせた音波や、読み書きの習得による
高度な情報の伝達、自意識と過去・現在・未来についての
認識なんかのことかな。あと宗教的文化を持つこととか。
確かに動物レベルからかなり飛躍している部分は多いですね。
「適者生存」の進化論だけでは説明のつかない部分もかなりある。
ただ、遺伝子的に見ると、ほとんど共有のコードで
できあがってるのは間違いないみたいなんで、どこが違うかと
なると、人間では、大脳皮質の、特に前頭葉の前の部分が
かなり発達してて、そこが動物との差異だと言われていたと
思います。
# 前頭葉って、切るとロボトミーになる所だったな(笑)
確かに、ここから先はその外の動物と違って、
特別あつらえの構造になっていると思います。
まぁでも、そういうのを納めるキャパシティとして、
とりあえず重い脳は必要なのでは。
特に今回の実検は、小脳とかじゃなくて、皮質のほうが
発達していたので、話題になったのだと思います。
どこまで高い知能を発揮できるのか、見てみたかったですね。
# 手塚治虫の「ブラックジャック」で、頭蓋骨を取り去って
# 飛躍的に知能を高める実検をしていた科学者の話があったのを
# 思い出すなぁ。
Re:量的増大と質的変化 (スコア:1)
それだと、その種族並みにしか育たないわけで、結局
「カエルの子はカエル」ですよ(^^;
# なんか読み間違えたかしら
チンパンジーを人間に近く育て上げる教育法ってあるのかしら。
ヒトの方について言えば、幼くして捨てられた子どもが他の動物に
育てられたリ、あるいは他者とのコミュニケーションを取らずに
成長して知覚や言語能力の低い「野性児」になってしまう話が
いくつかあります。
# 参考 URI 書くのが面倒になっちゃった
Re:コミュニケーション手段 (スコア:1)
ヘレンケラーとサリバン先生を忘れないでね。
チンパンジーが手話以上のコミュニーケーションやってるよう
には見えないが?
本当にチンパンジーが利口なら、向こうで伝達手段を考えてく
れると思う。(微笑)
お約束 (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:お約束 (スコア:1)
「なれる」といっても当人(鼠)は全く嬉しくもなんともないでしょうね。
コンピューターってことは結局は外からの要求に応じて何かを(計算)することになると思うんで、
自発的に何かをする(思考する)ことは、不可能かまたは(outputできないので)無意味か、
どっちかになるでしょうから。
賢さの発揮、かあ。
発揮ということは「他人から見て」賢さが観察できるかどうかという問題ですよね。
それって、本人の幸せとは実は無関係(直交)、かも知れない。
脳が大きい事のメリット? (スコア:1)
大きいと必ず知能が高くなるのだろうか?
そのように考えると脳ってただの電気回路?
うーん 大きい事はいい事だ by 米国 ;-p
Re:脳が大きい事のメリット? (スコア:2, 興味深い)
必要条件かどうかは分かりませんが
人間の場合は脳の容量の増加が
知能の向上に結びついているようです。
実際人間の赤ん坊が、生物学的には「胎児」の状態で
生まれてくるのは、それ以上発育して出産を迎えると
脳の容量が極めて制限されるからだとか。
つまり完全に脳が発育する前に出産することにより、
出生後に大きな脳の発育が可能になり、
高い知能が確立できるということらしいです。
Re:脳が大きい事のメリット? (スコア:2, 興味深い)
・クリティカルマスを越えていて
・後は脳細胞同士のネットワークの発達次第
ということだったかと。とにかくサイズだっていうのは19世紀頃にあった説。一時は女性差別のために「相対的に小さい女性は脳も足りないから家庭で保護しなくてはならない」というのもあったそうです。噴飯ものですね。
このネズミに付いてはでっかくはなったようですが、ちゃんと鍛えられるかが問題…
Re:脳が大きい事のメリット? (スコア:2, おもしろおかしい)
後天的に再育成して知能を向上させる物語がありましたっけ。
で、知能を持ったシカは、飼主以外の全人類を敵視するように
なり、結局飼主に撃ち殺されてお終い。
マウスはどんなことをするんだろうか。
# M$ アプリでないウィンドウの「×」を勝手に
# 押しまくる(違
知能を得るのも楽じゃない (スコア:2, 興味深い)
後で脳を大きくするためか、狭い産道を通り未完成で生まれてくる人の子は、生れたばかりの状態では十分な保護なしには生きていけない。赤ん坊の生存には家が絶対に必要だし、そのため、人間は家の保護を失うことに本能的に強い不安を持っている。だが一方、人間が真に自由を得て自立するには家を捨てなければならない。この葛藤があらゆる人間ドラマの基本形だ。
Re:脳が大きい事のメリット? (スコア:1)
それをもたらしたものが知能的優位であることには、疑いの余地がないでしょう。
Re:脳が大きい事のメリット? (スコア:2, 興味深い)
私はまったくのシロートですが、個人的にはなんとなく大きいほうがいいような気はするけど。
養老孟司曰く、 (スコア:2, 興味深い)
2) 抹消細胞、(目とか耳とか筋とか)の数が爆発的に増えたわけではない。
3) 末梢を十分支配しない神経細胞は死ぬ
4) どこにもつながってない神経細胞同士で入力を与え合えば良いではないか。=意識
以下、『唯脳論』より抜粋
Re:脳が大きい事のメリット? (スコア:1)
そういえばシロナガスクジラは、脳の大きさが新生児並だしー。
で、これではイカン、人間の「脳のぱわーNo1神話が崩れてしまう」という事で、「脳/体重の比が大きい生物が脳のちからがNo1」だと。
しかしそうなるとトガリネズミがNo1になってしまう。
そこで生物学者は「トガリネズミは尖っているから駄目だ」という縛りを入れた、という。
何故尖っていると駄目なのか分からないが「とにかく尖っていると駄目」なのである。
以上、別役実の「けものづくし」から要約いたしました。
-----------------
#そんなワタシはOS/2ユーザー:-)
Re:脳が大きい事のメリット? (スコア:1)
なんぼ脳が大きくても、大脳新皮質が薄っぺらならさほど知能が高そうに思えませんよね。
トガリネズミさんは食虫目に分類するからほんとはネズミじゃなくて、ネズミよりサルに近いです。でも体長10センチくらいしかないので、脳の大きさの比率は上がりますね。
ヒメトガリネズミは成体で5センチくらいだっけ。虫みたいにちっちゃい。
〜◍
Re:脳が大きい事のメリット? (スコア:1)
記憶できてもシーク時間が…
Re:脳が大きい事のメリット? (スコア:1)
年を取ると体感時間が短くなるのは、脳内ニューラルネットワークが発達する分だけ処理速度が下がるためではないかと思ってるのですが、どうなんでしょ。
シーク時間 (スコア:1)
シークに問題がある場合、あちこちでハッシュテーブルの割り振りがいい加減だからでしょう。
体感時間はいろんな説がありますね。
「今までの経験が時間の物差しの原器になるから、経験の多い年寄りは体感時間が短い」とかなんとか。
Re:シーク時間 (スコア:1)
こっちの説に激しく同意。
するってえと、忘れやすい人間のほうが人生は長く感じるわけだ。
Re:脳が大きい事のメリット? (スコア:1)
記憶(^^;容量が見た目通りという前提だとして(も)、
あとは「知恵に見合ったサイズの記憶領域」が
欲しいというか、それ以上は持てあますというか…
なんじゃないかな。
人間を見てると、どっちかってーと知恵ってのは
記憶を「増やす」よりも「まとめる」方向で、もってきてるよね。
#知識と知恵は別物だ、とか良く言われますし(^^;
皮肉(?)ですが、ダチの語録に「脳を小さくする」ってのがあります。
ある事柄についての記憶や知恵そのものを、必要最小限にシェイプアップすること、とか
問題解決に至るために必要なもの(知恵や知識や…)を、簡単に一望できる程度の範囲に「おさめる」とか、
そういうことを指す彼なりの言葉、らしい…
さすがにテンポラリ領域すら満足に取れない容量だと
知恵も駆動しようがないので駄目でしょう(その最低限界を超えたのが
たとえば人間などの脳のスペックなんじゃないか、と雑感します)けど、
それ以上は、どこまでも大きく強くなればメリットだけがもたらされる、
というわけでは無いのではないかと。
ま、どこがその成長の限界なのか?ってことは、少なくとも俺にはさっぱり判りません(&知りません)が。
Re:脳が大きい事のメリット? (スコア:1)
でもって分散処理をやったはいいけど, 各処理間の整合性が取れなくなって統合失調症になる...
という理解で良いのでしょうか?→脳神経症に詳しい方
統合失調症 (スコア:1)
自己の思考を外界からの音声と区別できなければ、「電波が聞こえます」になるわけで。
「普通の人」でも徹夜明けとかにそういう事ってないですか?
Re:脳が大きい事のメリット? (スコア:1)
「社会って?」と一瞬首をかしげましたが、ここでいう社会ってもしかして、
大脳の直列性を前提に作られた今の我々の社会に限定した話っすかね?
既に並列な脳を持っていて、それベースで社会を形成してる動物
(実在するかどうかは知りませんが:蟻とかどうなのかな?)なら
それはそれなのかなとか。
ところでどーでもいいですが、ラスキンの(笑)書籍「ヒューメイン インタフェース」では
そんな人間の大脳の直列性を、前提とした(逆らわない、よく馴染む)、ユーザインタフェースを、
構築しろよと薦めてたりします。
複数のことを事実上同時に思考しないと快適に使えないようなUIは、組むなよな、と。
いかに人間の脳の動きの(効率的な)限界を超えないようにする(認知工学とかいうそうですね)かが大事だ、と。
知能測定 (スコア:1)
お約束 (スコア:1)
さておき、ヒトとかの大脳にしわが寄ってるのって、無理無理ねじ込んでいる所為でよったしわだったのか? 初めて知りましたわ。
コレでまた脳のしわが増えたな(笑)
-+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
Re:お約束 (スコア:3, おもしろおかしい)
wild wild computing
シワシワ (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:シワシワ (スコア:1)
#>ちんこのシワは…
#どこからどこまでをちんこと定義するかによって微妙に意味が違ってみたり(笑)
-+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
Re:シワシワ (スコア:1, すばらしい洞察)
ちんこにもしわはある (スコア:1)
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
次は (スコア:1)
Re:次は (スコア:1)
その前に人語を解すネズミ(東アジア出身)が必要だ
Re:次は (スコア:1)
でも、こっち [imdb.com]のパート3は勘弁してください。
-------- tear straight across --------
Re:無事生まれたかどうかなんて (スコア:2, 参考になる)
〜◍
Re:無事生まれたかどうかなんて (スコア:3, 興味深い)
基本的には生殖毒性試験のプロトコルと類似した手順でしょうから, 帝王切開した仔については全数剖検したと思います.
ラットを使ったSEG3生殖毒性試験では一群10匹程度の親に対して, 1~2匹程度分娩させて観察する場合も有るのですが, あれだけ明瞭に変異が観察されているようでは, 大部分が流産したのではないかと思います.
# 毒性試験サポートシステムを作っていると, こういう話を普通のオフィスでするんで, 周りから変な目で見られるんですよね.
Re:無事生まれたかどうかなんて (スコア:1)
Re:無事生まれたかどうかなんて (スコア:2, 参考になる)
皮むき器の親玉 (スコア:2, 参考になる)
#ミクロトームといいます.凍結切片用はクリオスタット.
Re:補足 (スコア:2, 参考になる)
> ちなみに皮むき器の親玉(ミクロトーム)の刃は、ガラスを割った断面の縁を使います。
日本の大学なんかではガラスナイフを使うのですが, 企業の研究室などではダイアモンドナイフを使います(と言っても聞いただけですが). 初めてダイアモンドナイフを使ったときにはお大尽気分だったそうです.
あっ, でも今回の写真の様な光学顕微鏡で見るような標本ならガラスナイフで十分かな?
Re:無事生まれたかどうかなんて (スコア:1)
例えば、マウス胎児の個体発生途中で、それに重要な働きを担っている遺伝子を潰してやれば正常には生まれてこない.そういったときに、発生のどの段階で発育が止まったかを知ることは、その遺伝子がどの段階で働くのかを知る重要な手がかりになるのです.
だから妊娠したが生まれてこなかった場合には、胎児を取り出して解析するのは発生工学の常套手段なわけ.