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ソニー、JPEG特許(の主張)に屈す 105

ストーリー by Oliver
ぬけがけ裏切り 部門より

Taisuke Yamada 曰く、 "Internet Watch の記事が出ていますが、先日話題になったJPEGの圧縮アルゴリズムの一部についてライセンスを主張していたForgent Networksソニーがライセンス契約の合意を結びました。その額1,500万ドル(約15億円)。
標準規格のために戦って欲しいとは営利企業だから言えないし、15億円はリスクと天秤に掛けると問題なく支払える額なのかもしれませんが、こんなに簡単に標準規格がひっくり返されるのを見るのは非常に残念です。頑張れJPEG委員会。"

The Registerによると、ISOがJPEGを規格から外す事を検討しているそうだ。GIFにはPNGというより優れたかわりが あるが、JPEGに対するalternativeはやっぱりJPEG2000か?

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  • 日本企業ってカモ (スコア:5, すばらしい洞察)

    by Pooh (4850) on 2002年07月24日 15時34分 (#132216)
    ですよね。臆病だから。
    Rambusの時も、特許の実績を作るのに
    業界最大の会社でなくて、日本企業が先に狙われましたし。
    今はあまり聞かないけれど、総会屋にカモにされやすいのと同じですか。
    • Re:日本企業ってカモ (スコア:2, すばらしい洞察)

      by harux (9573) on 2002年07月24日 16時57分 (#132282) ホームページ 日記
      ソニーって、実は、
      「規格」だとか「オープン」だとか、そういうの嫌いで、
      どっちかっていうと「マイクロソフト」ちっくなスタイルの会社なのかなー、
      っていうイメージをこの件で、一気に持ってしまった。

      過去の所業をみても、ソニーを、「マイクロソフト」的なものと結びつけると、
      その行動パターンが説明できるような気がしてきた。
      そーだったのかー。
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      • by Anonymous Coward on 2002年07月24日 17時37分 (#132304)
        規格というものが嫌いなわけではなく、自社が中心に居ない規格が嫌いなだけ。
        βの失敗(βv.s.VHS)に学んだのだと思われ。
        # 技術的にではなく、それ以外の要因で勝敗が付いたのも悔しかったのだろう…

        その後の、特に光メディア系の動向を見れば、かっちりと基本特許、ライセンスは押さえ、
        自社が中心にいるというスタンスを守る戦略を貫いていると思う。
        ただし、規格自体は公開しないわけではないのは、CDなどを見ておわかりかと。
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      • をあげたいけど、ポイント持ってないや。残念。
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    • by Anonymous Coward on 2002年07月24日 16時55分 (#132279)
      http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0715/kaigai01.htm によると、その昔、日本企業はDRAMで世界を制覇しましたが、このと きTIにRambus以上のロイヤリティを払っていたそうです。  そのころ私はTIに居ませんでしたが、年に3回昇給したそうで、 かなり儲かったみたいです。私が居たFABでもC10のC/Rを増設して DRAMを作っていたようで。  ちなみに昔、ぴゅう太のCPUとビデオチップも作っていた雰囲気も。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2002年07月24日 19時13分 (#132364)
        > このときTIにRambus以上のロイヤリティを払っていたそうです。

        有名なキルビー特許ですね。
        抵抗やらトランジスタを1チップに入れるという今から考えれば当たり前なことを特許として取得したので、 IC, LSIを製造する会社はライセンス、クロスライセンスする以外なかったでしょうね。
        当時、TIは物を作らなくてもやっていける、と言われてましたね。
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        • by Pooh (4850) on 2002年07月24日 19時22分 (#132371)
          TIは焼き直しのような特許を別件として申請し、実質延長を図っていましたね。
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        • by FireStorm (7429) on 2002年07月24日 22時04分 (#132456)
          たしか、その特許に関する裁判で勝っていませんでしたっけ?
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          • 富士通 (スコア:2, 参考になる)

            by Pooh (4850) on 2002年07月24日 23時02分 (#132492)
            以下富士通のページ [fujitsu.com]より

            キルビー'275特許(日本特許第320,275 号) とは、米国テキサス・インスツルメンツ社が有する半導体特許であり、メサ型トランジスタやコンデンサなどの複数の回路素子を相互に数ミリずつ離間配置して絶縁する方法や不活性絶縁体上に導体を密着させずに配置して接続する方法など、初期の世代の半導体を記述した特許である。

            このキルビー'275特許は、一般に「キルビー特許」として広く知られている特許 (日本特許第320,249 号:キルビー'249特許) とは区別される必要がある。

            いわゆる「キルビー特許」は、米国では1959年に出願、日本では1960 年に出願され、米国では1964年に登録、日本では翌年1965年に公告された特許でこれらは既に満了している。 (米国特許は1981年、日本特許は1980年に満了。)

            一方、キルビー'275特許は、上記の1960年の日本特許の出願以降、数回にわたる分割出願により広範な修正が試みられた末、1989年にようやく日本特許庁がTI社に付与した特許である。
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    • そうかな?IBMがドクター中松にフロッピーディスクの類でお金払っていますけど、ソニーは払ってないしねぇ・・・
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  • 既知の技術? (スコア:3, 参考になる)

    by Y.. (7829) on 2002年07月24日 15時50分 (#132228) 日記
    ここ [zdnet.co.jp]に興味深い記事がありますです。

    ソニー以外にも日本の大手デジカメメーカーがライセンス契約結んでたらしいとか
    特許出願の4年前にJPEG標準を推進する取り組みが始まっていたとか
  • 仮に (スコア:2, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2002年07月24日 16時00分 (#132240)
    JPEG2000に移ったとして、こっちがまたライセンスで金払えとか、Linuxや*BSDなどでは自由に使いにくいor使えない規格であったりはしないのでしょうか。
    • by brake-handle (5065) on 2002年07月24日 16時38分 (#132266)

      その前に、JPEGがダメということは当然Motion JPEGもダメなんですよね? 詳しく調べていないのですが、MPEG-1あたりも引っかかるのでしょうか?

      それを関連して、ZDNet Japanの記事 [zdnet.co.jp]によるとForgentは自らの正しさを音楽業界と重ね合わせて主張しています。証拠などはありませんが、ひょっとしたら、Forgentの裏では音楽や映画業界が何か手を動かしているのかも知れません。このやり口からすると、こんな背景が浮かんできます。

      もしかしたら、少なくともUSの音楽や映画の業界はネットワークを使ってお金を作ることにもはや意味はないと考えているのかも知れません。とならば、ネットワークは完全に自らの敵。なんとかして金の卵を産む鶏が逃げ出すのを防がなければならない。今までは実際に流れた現物をたたこうとしていたが、数が多くて追いつかない。しからば、ネットワークに流すために必須となっている符号化技術を抑えてしまえばよい。そうなれば今のネットワークの帯域では全然追いつかなくなり、音楽や映画の流出も防げるではないかと。

      もしこれが当たっていたら、Forgentも音楽や映画もよく考えたものです...だれでも外から気軽に10Gbit Etherを引けるようになるまでは。

      親コメント
    • もし、ソフトウェア技術やアルゴリズムに対する特許をとりまくって それで商売する、ということが今後もっと盛んになれば、 そのうちに、 商用ソフトウェアに対して競争力のある (あるいは、使う意欲がなくなるほどには時代遅れではない) ソフトウェアをオープンソースで開発することが ほとんど不可能な時代がやってくるかもしれません。

      それに対抗する手段というのは、あるのでしょうか。

      特許になるよりも早く、さまざまな技術を生み出して公開しまくる、 というのは、ぼくらみたいな個人ベースだと到底無理だし、 Red Hat などの企業にがんばってもらうというのも、 それだけで世界の企業 (特許を行使する企業はぜんぶ敵になってしまう) を相手にすることはできません。 大学や研究機関だって、日本ではいまやどんどん特許を取って 自分で稼いでくれという風潮だし (それ自体は悪いとは 言いませんが、オープンソース陣営の味方ではなくなってしまいます)。

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      • カーマーカー特許とソフトウェア―数学は特許になるか [amazon.co.jp]の一読をお勧めします。
        審査をする側に能力がない、開発コストが低いので権利保護しすぎ、著作権での保護と重なる、など否定的な内容。オープンソースに関してストールマンの話も載っている。新書なので安いし。
        特許というシステムは、もともと知識DBとして機能させつつ、DBへの貢献対価として発明者の権利を保護する、というのが本来の主旨のはずだが、既に破綻している。
        これはアルゴリズム、ソフトウェア特許に限った話ではない。
        特許案文を書いている自分自身そう思う。
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      • 特許制度というのはもともとそういうものだそうです。fjの投稿のようですが、こういう投稿 [nagaokaut.ac.jp]があったことを友人から教わりました。つまり、特許制度そのものは技術を囲い込むのではなく、誰もが自由に使えるようにするためにあるのだということだそうです。となると、問題はやたらな特許取得でビジネスをすることではなく、特許の実効期間が長すぎるという事なのかと。
        昔ならともかく、現代のような高速で技術が更新されていく時代になると、特許の本来の目的である、誰もがその技術を自由に使えるということを果たせなくなっているんじゃないでしょうか。現行では20年。せめて半分の10年にして欲しい所ですね。
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        • ・まず事業化する分野の特許を片っ端から調べる。
          ・抵触する特許がなければそのままいっちゃう(調査は継続)。かつその分野で特許を出しまくって他者を締め出す
          ・抵触する特許があれば回避方法を考える
          ・その回避方法を特許化して事業化する。
          ・回避方法がなければ、まずクロスライセンスで使えるようにする。 クロスライセンスする特許が手元になければ金を払ってライセンスを受ける(してくれればの話だが)。

          ってな感じで、知識 DB としては役に立たない。技術は自由に使えないんです。
          アメリカなどでは、調査してるとキリがないので充分な調査なしで特許申請して、異議申請がかかるかどうかを待つなんていうのがありがちだとか。これも知識 DB の機能を果たしてない。
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      • by Anonymous Coward on 2002年07月24日 21時24分 (#132433)
        まぁ、ヘンなものは「無視する」「使わない」ってのも
        1つの手段ではあるんだろうけど…。
        # 現在の抵抗運動はそうしてるわけだし。

        TRONなんかも、既存の特許に触れないようにするため、
        かなりの期間をかけて調査を行ってましたっけ。

        特許制度ってのは、そろそろ本来の意味を外れて破綻
        してきていると思うので、中国製DVDやVIAのApolloPRO133A、
        あとマイクロンみたいに、もっと強気に出て付き合う事も、
        本当はすべきなんじゃないかな。

        素姓を隠してこっそり普及させておいて「ドカーン」
        ってのが最近のやり口でしょ。そんな連中に資金提供する
        必要なんてないと思うよね。今回のケースも「貧すれば貪す」
        そのもののパターンに見えるし。

        個人的には、モノを作らずに記号だけいじってる連中が
        ガッポリ稼げる状況は、どこか変だと思ってます。
        高度な技術に対する教育や普及活動に対して生産者が
        対価を払うというのなら、わかるんですけどね。

        こういう特許を行使しようとする連中は、多くの場合、
        「金持ってる」と思われる企業や、「裁判で闘っても
        持ちこたえられない」一般市民(弱者)をわざわざ叩いて
        見せしめにしてる所も嫌らしいし。

        いっそ、「日本帝国株式会社」みたいに、国内では外国の特許を
        自由に使えるとか、さっさと陳腐化させて公共財にする法律を
        普及させたほうがいいんじゃないですか。
        技術は、使ってナンボですから。

        とりあえず対米輸出「だけ」は気をつけることにして…。

        利用できない技術をいっぱいため込むのが特許の本質って
        わけじゃないでしょ。
        親コメント
      • >大学や研究機関だって、日本ではいまやどんどん特許を取って自分で稼いでくれという風潮だし
        >(それ自体は悪いとは言いませんが、オープンソース陣営の味方ではなくなってしまいます)。

        いや、どうでしょう?悪いんじゃないかなと思います。

        大学とかへ、「(知ではなく)金を」自給自足しろ要求することは、
        大学とかの本分に照らせば、ちとオフトピかつ荒らし(^^;な要求なのではないかと思うんです。
        つまり、彼らがその要求に忠実に従えば、活動は本分から逸れていき、荒廃するであろう、と。

        というか、研究機関(まぁ設立趣旨によりけりでしょうが少なくとも大学みたいな所は…)って、
        もともと「無私」じゃないとしょーがないものであるような気がします。
        成果は誰のものというわけでもなく互いが互いを巨人と見なして肩に乗りあう(^^;存在だったのではないかと。
        特許権を主張するような「自分」というものをもつ存在であるのは、なんか変だなと。
        #そういう前提で今まで長いこと、研究機関とか大学とかってのは、存在してたわけですよね?
        #その成功モデル(ぉ)を捨てようっていうんだから、こりゃとんでもない話で…

        余談:
        年限が長すぎるってのはソノトオリっすね。
        ちょっと話ずれるけど先日の変革の世紀「"知"は誰のものか ~揺れる知的所有権~」 [nhk.or.jp]でも出てきたけど、
        ミッキーマウス保護法みたいな「長すぎる権利」は、どこをどう考えても駄目駄目っす。

        特許も著作権もホゴ期間を1/10にしても良いんじゃないかと思うほど。
        #あるいは分野ごとに期間に差をつけるって手もあるかとも一瞬思ったが、「分野」の定義で紛糾するだけだろうな…
        親コメント
    • Re:仮に (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2002年07月24日 16時11分 (#132248)
      >JPEG2000に移ったとして、こっちがまたライセンスで金払えとか

      "wavelet transform(jpeg2000で使用されているアルゴリズム名)"でusのパテントサーチかますとバカスカヒットします。
      ※特許名に"wavelet transform"を含んでいるものだけでも1996年からで37件

      下手したら…
      親コメント
      • Re:仮に (スコア:1, 参考になる)

        by hasbay (7390) on 2002年07月24日 20時26分 (#132410)
        ウェーブレット変換はアルゴリズムというよりDCTみたいな変換のことです。特許にはならなそうですが。

        JPEG2000には細かいバージョンがたくさんあって,バージョン1はフリーな技術だけで構成,有償の技術を盛り込んだものはバージョン2以降になります。
        親コメント
  • そもそもの発端 (スコア:2, 参考になる)

    by y_tambe (8218) on 2002年07月24日 17時07分 (#132289) ホームページ 日記
    そもそもアメリカの特許庁が当時の申請を通してしまったこと自体には問題なかったんでしょうか?
    なんせこんな特許 [srad.jp]も通しちゃうくらいだし.

    申請件数が多すぎたり内容が専門的すぎて逐一チェックが出来ないという言い分はあるのかもしれんけど、だからといってそれで社会全体に不具合を与えるんならその制度自体を見直す必要すらあるんじゃないかと.
  • by Anonymous Coward on 2002年07月24日 21時59分 (#132452)
    どっかで“特許に引っかからない画像フォーマット”なる言葉をみた記憶があったので思い返してみたら
    ここ [din.or.jp]でした。
    探せばJPEGの代わりになりそうな(普及させられるかどうかは別にして)規格は結構あるのかも。
  • by Anonymous Coward on 2002年07月24日 22時30分 (#132467)
    あの~、 JPEG 2000 でいくつも特許をソニーが持ってるんで、単に「JPEG のパテントのあり方」の例を示したんじゃないっすかねぇ。<ソニー

    つまり、「俺も払うからおまえらも払え」と。
  • HDもメモリもバンド幅もCPU速度も余裕綽々になってきたので、
    無圧縮ってことで。
  • by hmr (4234) on 2002年07月24日 23時28分 (#132504) 日記
     特許を審査する人というのはどんな人なのでしょうか。
     特許ってのはサイエンスに関するありとあらゆる分野から、かなり高度な内容のものまで持ち込まれるので、相当な知識がないといけないと思います。
     特許庁で対応できない場合は外部の専門家にも協力を求めたりしているのでしょうか?

     それよりなによりも人不足なのはおいといて。
  • by nisi (6390) on 2002年07月25日 10時36分 (#132766) 日記
    こいつ [srad.jp]は特許を侵害しているかな?
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日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚

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