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3658 story

米レコード大手がISPを違法サイトへの遮断求め訴訟 103

ストーリー by Oliver
知名度急上昇で墓穴 部門より

wosamu 曰く、 "ロイターによると、米国のレコード会社大手数社がMP3などの音楽ファイルを無料でダウンロード可能としている中国のウェブサイトへの接続を遮断することを求め、複数のインターネット・サービス・プロバイダに対して訴訟を起こしたとのこと。
相手が外国と言うこと苦肉の策としてこのような手に出たのだとは思うのだが、まるで麻薬の売人の電話にかからないようにしろと電話会社を訴えるような話でかなり無茶な話ではないかと思う。 米国の法律的にはどうなのだろうか。 識者の意見を求む。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by nayuta (1257) on 2002年08月18日 13時29分 (#148213)
    そろそろベルヌ条約を見直すべき時期にきているんじゃないでしょうか?

    もともと著作権法自体が、コピーは劣化するものであり、また、無制限のコピーは(大規模なものでなければ)困難なものであるという前提のもとに作られたに過ぎないという議論はいやというほどされており、私個人もそのような認識でいます。
    現状で著作権法がきちんと機能しているわけではないし、先ごろの日本の著作権法改正でも結局は苦し紛れのつぎはぎに過ぎなかったようにしか見えないですし、根本から考え直す必要があるんじゃないですかね?

    # ただ、改正されたものが先進的であるにせよ後進的であるにせよ非難ごうごうな物になるのは間違いないですね。結局、文化をこの先どうしていきたいか?というところに尽きるのではないかな。
    --
    ---------- ------ ISHII Nayuta
  • by tanimachi (4564) on 2002年08月18日 12時02分 (#148172) 日記
    違法な情報が、アクセス可能であるにもかかわらず、実質没収できないことに納得しない人は多いはず。物品の価値が情報である楽曲であればなおさらのこと。
    であれば、押収が実質不可能な情報についてはアクセスを禁止しよう、というのは自然な発想だと思う。

    判決にかかわらず、近いうちにそういう法律が提案されそうな気がする。

    違法な情報を規定する法律と独立して考えるとき、違法な情報へのアクセスを禁止する法律に対する反対意見を思いつけないんだけど……。

    # AC失敗。鬱氏。
    • 押収が実質不可能な情報についてはアクセスを禁止しよう、というのは自然な発想だと思う。

      それはわかるけど、この場合はアクセス禁止措置にともなう費用負担を誰がするのか? というのが問題な気がする。レコード会社の権益を守るための費用をISPが(最終的にはISP利用者が)負担しなけりゃいけないのか? アメリカ企業の著作権保護==アメリカ合衆国の国益保護という発想なのだとすると、その負担は国がするべきだろうし。そこらへんはどうなんだろう。ソースを眺めた限り、ISPが費用負担しなきゃいけないように読めたんだけど...

      親コメント
      •  米国のことはよく分らないので、日本国内で同様のことをやる場合を考えてみました。

         ・・・日本で敢えてやるならば、やはり国内法で裁ける「(自国内)違法コンテンツの取り締まり」と、国内法で裁けないコンテンツを締め出す「違法コンテンツのアクセス制限」を同時に同じ基準で行うのが基本でしょう。

         その上で、アクセス制限は自国内(のプロバイダかIX?)で水際で行うと。

         国内の違法コンテンツの取り締まり方法としては、

           
        1. 公的な認定機関が違法コンテンツ(かポータル)を指定し、プロバイダを通じて是正命令を出す。

        2.  
        3. 命令に従わない場合は、(簡易)裁判に持ち込む。

        4.  
        5. 裁判所の命令が出ればプロバイダは当該情報の削除を行う。費用は当然被告持ち♪



         国外の違法コンテンツのアクセス制限の方法としては、

           
        1. 公的な認定機関が違法コンテンツ(かポータル)を指定し、国内プロバイダ(かIX)はアクセス制限を行う。費用は当然公的認定機関持ち(泪)

        2.  
        3. 公的な認定機関は(海外で)裁判に持ち込む。訴訟内容は、違法コンテンツの削除とアクセス制限費用の賠償


        くらいが相当では。

         欠点としては、“認定期間で扱う「違法コンテンツ」の定義で相当もめる(表現の自由がらみとか)”、“そもそもコンテンツのある国で違法でなければ、裁判にならないのでは?”ってとこかなぁ。(ボロボロじゃん)
        --
          --- Melloques Les Covdrasey ---
        親コメント
    • > 判決にかかわらず、近いうちにそういう法律が提案されそうな気がする。

       確かに。
       でも、今回のケースはともかく、汎用的なルールを作るのは意外と難しいのでは?

      > 違法な情報を規定する法律と独立して考えるとき、違法な情報へのアクセスを禁止する法律に対する反対意見を思いつけないんだけど……。

       「違法な情報へのアクセスを禁止する」のは良いとして、違法な情報の“範囲”をどうするかが難しいですよね。

       違法な情報を持つ“プロバイダ”としてしまうと、ジオやニフみたいなサイトの一部にやばいページがあると一網打尽になって、関係ないポータルまでアクセス禁止になりかねないし。
       (日本なら、プロバイダ責任法や個人情報保護法などで補完していくことになって、副作用がドンドン出てきたり・・・)

       適用範囲を特定サイトや特定コンテンツにすると、(IP制限で済まないので)プロバイダ側のアクセス制限が難しいし、そもそも違法情報の提供側が容易にアドレス変更できちゃうし。
       困ったもんだ。(^^;

       やっぱり、インターネットの違法コンテンツについては国際条約で定義して、何処の国でも取り締まれるようにするべきなんでしょうね。

       無くせるものは無くしていく、すぐに無くせないものは見れないようにする。掛かった費用は当然悪いことしたヤツ持ち。(爆)
      --
        --- Melloques Les Covdrasey ---
      親コメント
    • 「違法な情報」って何?
      「情報」と「データ」をごっちゃにしてるんだと思うんだけど、「違法なデータ」だとしても、
      訴訟を起こした連中が問題にしてるのは「違法にデータを配布すること」であって、
      データそのものが違法なわけじゃないからね。言葉の使い方が変だよ。

      それはともかく・・

      >違法な情報へのアクセスを禁止する法律に対する反対意見を思いつけないんだけど・・。

      #「違法なWebサイト」と解釈して話進める。

      どのような法律になるかによるんだけど、憲法違反になったりしない?
      例によって「表現の自由」だが。
      恣意的な運用がされる恐れはどうしてもあるよね。
      それと、そもそもISPが悪いことをしてるわけではないのに、
      「アクセス可能な状態を放置した」ということで罰せられる、というのは理不尽な気がするし、
      そのことでISPがリソースを割かれるのはリソースの無駄遣いだと思うなあ。

      #感情的な話だと、「ISPレベルでフィルタリングされるのは気持ち悪い」というのがあるけど。
      親コメント
      • まず違法情報について。御説そのとおり。この訴訟は存在・所有するだけで違法となる情報を対象にはしていないですね。

        > どのような法律になるかによるんだけど、憲法違反になったりしない?
        > 例によって「表現の自由」だが。

        単に、アクセス禁止と言う罰則を規定するだけの法律です。もとの文『>>違法な情報を規定する法律と独立して考えるとき、』にあるとおり、この罰則の適用範囲を規程する法律は別物。アクセス禁止という罰則は表現の自由の制限です。今回問題のサーバにある音ファイルへのアクセス禁止が表現の自由の制限であれば、違法コピーCDを押収しても表現の自由の制限です。普通の処罰であれば、例えば罰金は所有権の制限です。罰則が権利の制限なのは仕方がないことでしょう。

        権利と根本でかかわるのは、罰の規定ではなく罪の規定です。まさか、表現の自由で保証されている行為が罪とされても、禁固であれば合憲、アクセス制限であれば違憲、なんていいませんよね。

        自分としては、サーバ責任者への処罰をISPに協力お願いする、という線を想定しています。罰則の実施技術、処罰費用の負担元、処罰の対象の3点が問題であることは、すでに他の方が指摘のとおり。「違法なWebサイト」への処罰は、違法なWebサイト上の他のコンテンツに対しての無用な処罰となり、これも問題であることは他の方が指摘のとおり。

        できれば、死刑否定論と同様、アクセス禁止という罰則そのものを否定する論拠が訊きたいな……。

        以下オフトピ、情報とデータについて。

        情報とデータの使い分けは、非常に難しいです。たとえば、音CDに入っているデータは、音の情報です。
        ただし、データは意味が広くないのに対し、情報の意味は情報理論の情報に限りません。蓄積・処理にはデータを使う例が多く、通信には情報を使う例が多いです。
        情報はinformationの訳語であること、情報処理ではデータと言う単語を使っていたことと関係があるのでしょう。でも、手元に歴史までたどれる文献がないので、これ以上はよくわかりません。
        慣用表現以外で使う分には、ほぼ同じ意味と採ってかまわないと見ています。
        親コメント
  • 判例 (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2002年08月18日 11時36分 (#148164)
    もしここで原告の言い分をすべてOKとする判例が出たとすると、ポルノサイト、米国内では違法な物品の紹介や販売のサイト、などなど、著作権侵害やそれと同等と見なされる違法サイト、あるいは違法スレスレのサイトへのアクセスもISPレベルでブロックしてよろしい、ということになる。特に嫌米を標榜しているサイトなどは「米国の主権を侵害する」とかいって、これも違法ということになってしまう可能性もある。いろいろな意見があって、その多様性こそが命であるネットを、この訴訟の結果が潰さないようにすることを願いますね。
    • Re:判例 (スコア:1, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2002年08月18日 18時58分 (#148364)
      日本では、民間から訴訟とかではなく権限を強めたい官僚が「その手があったか」とあたらしい規制の一つになる!?

      # 日本では本気でありそうでコワイ
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2002年08月18日 19時22分 (#148372)
      よくかんがえたら、そうなる、ということは「自国政府の利益にならないものはすべて有害、違法」としてISPレベルでブロックする、ということだから、それじゃ「人権」で米国が攻撃している中国とまったく一緒だ。権力というのは結局は同じ事を考えているものだなぁ、と。
      親コメント
      • 「権力というのは結局は同じ事を考えているものだなぁ」
        って, あーた
        実際に米国政府が「中国とまったく一緒」なことを
        やったわけでなくて
        いくつかの営利企業が訴えを起こしただけでしょうに...

        RIAAの意を汲む法案 [srad.jp]なんてのも確かに出てきてますが
        これだって議会政治のルールに則った立法化手続きを踏んでるわけで
        「権力」を云々するなら, 民主主義における最高の権力は
        たてまえ上「国民」にあるということを忘れてはいけませんね

        #米「国民」が言い出すことが油断ならんという意見なら
        #何を今更 ;-P
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2002年08月18日 13時33分 (#148216)
    滅びゆく産業は既得権を守るためにはなりふりかまわなくなって
    きてますなぁ。
  • by Anonymous Coward on 2002年08月18日 15時15分 (#148272)
    > まるで麻薬の売人の電話にかからないようにしろと電話会社を訴えるような話でかなり無茶な話

    ではないと思います。今回の話で ISP は「流通ルートそのもの」ですから。

    # 雨なので AC。
    • by wosamu (4952) on 2002年08月18日 17時56分 (#148347) 日記
      >ではないと思います。今回の話で ISP は「流通ルートそのもの」ですから。
      ああ、そうかな。
      じゃあ、「麻薬の売人を乗せるなとタクシー会社を提訴」くらいが妥当かな。
      どっちにしても無茶だとは思うけど。
      #台風来そうなのでID。
      親コメント
    • by mithra (8990) on 2002年08月18日 21時32分 (#148420) 日記

      (タレコミ人が同意してるところで異論を出すのも何ですが)
      「流通手段だから遮断しても良い」っていう議論は変です。(一般論なので日本の法律の考え方で書いてしまいますが)電話の場合は、極めて重大な犯罪についてのみ、厳格な条件の下でのみ、しかも通信傍受のみが認められていますが、そのための法律が成立する際に、批判の声が極めて高かったことは、記憶に新しいと思います。今回の要求は、これを大幅に(しかも私益で)通り越した内容になっています。

      #(米国で違憲判決を出された)通信品位法と、原告の主張とでは、何か違うところがあるんだろうか?

      親コメント
  • 近い将来 (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2002年08月18日 15時50分 (#148289)
    電気製品全てがIPアドレスを持つような時代になったら、
    ローカル設定ミスのCDプレーヤーとかから世界中に配信されるんだろうか??
  • by Anonymous Coward on 2002年08月18日 18時24分 (#148356)
    購入者の権利が守られるなら賛成。
    いい加減アングラな世界はどうにか規制して欲しい。

    DVDにしろAVEXの例のディスクにしろ、結局正規購入者が犠牲になってるだけ。不正使用がプロテクトできるなら検閲でも何でもして、正規購入者には自由に使える用にして欲しい。

    俺はCDもDVDも一枚も買っていないが、コレクションは一杯あるなんて奴は消えて欲しいね。
  • 時既に遅し (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2002年08月19日 1時15分 (#148531)
    ネットワークが国際化して全世界でディジタルデータを共有できるようになっているのに、その法的な判断を各国バラバラに扱うという時点でナンセンス。
    そんなもんはインターネットが国境を超える時点で考慮して然るべきものであろう。

    ・インターネットでの法的な判断を条約化する
    ・条約に加盟する国だけにインターネイションな接続を許可する

    …とか。
    が、もしこれやってたらDMCAが全世界共通になりそな罠。
    • Re:時既に遅し (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2002年08月19日 9時20分 (#148648)
      > が、もしこれやってたらDMCAが全世界共通になりそな罠。

      どうもそういう方向にどんどん進んでいるようで非常にいやなんですが。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2002年08月18日 13時37分 (#148218)
    直接見れなくても、他国を仲介すればいくらでもアクセスできます。
    • ISPレベルで弾く場合、普通はプロクシ通しても無理なんじゃないかと思われ。
      中継用のプロトコルを新しく作れば別ですけど。
      • by moonbear (4602) on 2002年08月18日 14時30分 (#148249)
        どういう弾き方をするかによりますが,もしIPアドレスでフィルタリングをするだけならば,プロクシを介せば接続できるはずです(もちろんプロクシのアドレスがフィルタリングされていなければですが).あくまでコネクションはプロクシとクライアントの間で張るだけですから.

        もしもISPがhttpの通信内容でフィルタリングをするということであればだめですが,これはこれで別の問題がありそうです.もっとも原告はこのくらいの要求をしかねない気もしますが…
        親コメント
        • たとえhttpなどapplication layerでなんとかしたとしても、別のprotocolに逃げてしまえばそれまででしょうね。なので、ip laterでという話になりそうな気が個人的にはしています。

          ただし、これをやってしまうと、ISPで経路の管理が複雑になる、あるいはmobile ipのようにip addressを自由に外へ持ち出すことが難しくなります。特に後者はネットワークベンダーなどからの猛反発を食うことになるかも知れません。

          親コメント
  • by Anonymous Coward on 2002年08月18日 13時49分 (#148221)
    全員から著作料を徴収しようって考え自体が古い。
    著者への報酬と、作品の鑑賞への対価を同じ仕組みで徴収すること自体を考え直さないといけない。

    ま、作品から直接に徴収しなくちゃ儲からないのはレコード会社や配給会社だけの問題で、著作者自体への直接的な対価支払をかえって阻害するだけなんだけどね。
    • Re:そもそも (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2002年08月18日 14時14分 (#148236)
      音楽関係はうまくすれば、ギター1本でなんとかなってしまう 場合があるので、それでいいかもしれないけど、 映画産業のように1つの作品を作るのに莫大なお金が かかる場合は、製作会社や配給会社の取り分をきちんと しておかないと映画の製作自体が困難になると思います。

      そこら辺はどう思います?
      親コメント
      • Re:そもそも (スコア:1, 興味深い)

        by Anonymous Coward on 2002年08月18日 14時54分 (#148264)
        娯楽としての映画はなくても困らないものづら。(楽しくはないが)
        目的があれば映画の製作は困難にならないづら。
        困難なのは製作者本人のモラールの維持づら。

        #コメント元とは別人なのでAC
        親コメント
      • Re:そもそも (スコア:1, 興味深い)

        by Anonymous Coward on 2002年08月18日 15時07分 (#148269)
        映像の方も一人でなんとかやってしまう場合がありますが。
        ハリウッド映画みたいに制作費が巨額であることが映画の宣伝文句に使われることがよくありますが
        作品内容の質に必ずしも比例しておらず騙された経験は誰でも一度はあることでしょう。
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2002年08月18日 18時03分 (#148350)
        たとえば、「こんな映画を作りたい!」というひと(たち)が「投資」というかたちでファンドまがいのお金を集めて、自分で映画を作る、ということは最近はよくあることですね。この場合は配給収入でリターンを得ようとしています。

        こういうやりかたができるとなると「オレたちはこんな映画が見たい!」という人が集まって、投資のリターンが目的ではなく、自分たちが見たい映画を作るためにお金を集める、というやりかたもできるわけですね。

        音楽にしても映画にしても、今までは「やりたいやつがやる」ように見せておいて、その実は「売りたいやつが」やっていた。事業として成り立たないものはどんどん消されてきたわけです。

        音楽産業も、映画産業も「コピー」を大量に売る、というビジネスモデルだったから、コピー作成と流通のコストが庶民の手に届かない場合は成り立つビジネスモデルだったわけです。でも、今はコピーのコストも流通のコストも劇的に下がってしまった。要するにデジタル技術というものはそういうものだった、というだけのことです。

        「文化」の匂いのするコピービジネスはそれなりにおいしいビジネスだったわけですから、それを守りたい方は守ろうとするのは当然のことですね。でも、このビジネスをこの現状で無理に現状と同じ規模かしれ以上の規模に維持しようとすること自体が、実は物事の自然な流れに反しているように私には見えるんですがね。

        もしこれをこの自然な流れに反する形で強引にねじまげてしまった場合、きっと他のとんでもないところにひずみを生じてしまうと思う。極端な場合、文化そのものが蹂躙されてビジネスのみが残る、という状況にもなるんじゃないかな?

        本当は著作権というものがもともとどういうものであったか、というところから、もう一度根本的に考え直す必要があることなんじゃないかな?
        親コメント
        • >本当は著作権というものがもともとどういうものであったか

          出自について言えば、やっぱり、最初はCreatorじゃなく出版業界の利権のための法律だった、
          という点に象徴されるんではないかな(笑)。そういう痛い法律だったと。

          一方、こうしたほうが(建前的にも)格好いい!という意味で言えば、
          こないだのNHKでやってたジェファーソンの言葉のように、
          PublicDomainのほうに重きを置き、著作権で縛る力(たとえば時間)を弱めに設定する、
          というのが「望ましい」でしょうね。

          で、この話を持ち出すたびに、該当業界の連中は、「今我々が巨大な産業になって雇用を創出し」
          とか言って反論とするらしいですね(笑)>NHKによると。

          余談:
          実際には、Creator「を」雇用できている量よりも、雑事(ごめんね)に従事する人を雇用できてる量のほうが
          圧倒的に多い(特にHollyWoodのようにシステム化されれば尚のこと)だろうし、
          最近はなまじITを使うから人手はアレだし、というか技術の「変化」のたびに以前の技術のスタッフは切られるだけだし、
          #80年代を風靡したSFXスタッフって、CGに転業しない限り、今は仕事無いのでわ?
          結局雇用としてもCreator支援としてもイマイチでしかなかろう、と思うのだが。
          親コメント
          • by Futaro (2025) on 2002年08月19日 9時27分 (#148652) ホームページ 日記
            雇用を言うのであれば、雇用の形態や事業の中身もその時代によって変化があって当然なわけで、たまたま自分が衰退する産業にいたからといって、そこで無理な抵抗をする、ということのほうが問題と思う。必要なのは、雇用を必要とする事業の移り変わりに応じて、職業教育とか、雇用がフレキシブルにできる環境とか、本人が努力すれば道が開けるような雇用対策をとることだと思う。

            衰退することが必定な産業に向けていくら訓練を施しても全く意味がないでしょ。
            親コメント
      • by G7 (3009) on 2002年08月19日 1時38分 (#148547)
        「莫大な費用がかかる映画」を音楽になぞらえるならば、
        音楽全般ではなく、オーケストラとかの大規模音楽に喩えられるべきもの、なのでしょうね。
        ハリウッドはワーグナーとかの世界?

        ギター一丁に相当する映画も、きっとあるんだと思います。

        #え?スペイン映画?
        親コメント
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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

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