.orgの管理はISOCへ? 8
ストーリー by Oliver
どこでも今よりはマシかも 部門より
どこでも今よりはマシかも 部門より
brake-handle曰く、"本家の記事も出ているが、ZDNetの記事によるとTLDの1つ、.orgの新しい管理者がInternet Society(ISOC)となる可能性が出てきた(ZDNet日本語版速報)。ICANNが11の候補団体の中から推奨したもの。
.orgは現在.comとともにVeriSignの管理下にあるが、来年1月を持ってVeriSignは.orgの管理を終了することになっている。それにともない、後継者探しが行われていた。その候補であるISOCは非営利団体とされているが、ICANNwatchの記事によるとメンバーにMicrosoftや3Comなどの大物が含まれていることや、ICANNの中心人物にISOCのメンバーがいることが指摘されており、管理団体の独立性を疑問視している。"
移管のあとに請求書を出したらイカン (スコア:1, 参考になる)
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2001/0413/edu.htm
とき、VeriSignはいわれのない請求書を.eduドメインを持っている人に
送り付けてきました。かなりの混乱を巻き起こしました。
http://www.educause.edu/edudomain/news_fee_policy.asp
.orgドメインを持っている人は注意しましょう。
利益が取れるから・・・・ (スコア:1)
ニュースサイトをチェックするまでもなく、営利組織(またはその関連組織)が管理に回ることになるんだろうなー・・・というかとは、もうみんな思ってるんじゃないでしょうか?
公平中立はやっぱり無理?
---------- ------ ISHII Nayuta
Re:利益が取れるから・・・・ (スコア:1)
ドメインを切り売りしているだけだったら、見た目楽そうな商売です。実際にコストがかかるのは、大抵そのドメインを走らせる方なんですよね。仕事場でSOAを持って分かったのですが、例えば停電やネットワーク構成変更などの時にも名前が絶えず引けるようにしておくには、セカンダリの手配やNSを世界に伝搬させるためのタイムラグなど、かなり気を使います。
単なる思いつきですが、セカンダリとしてのzone所有やupdateを上位domainの管理者に義務づけるというのはどうでしょう? 使う側としては、TLDにもなれば引けないことはあり得ないので可用性が上がります。また、ドメインを引く場合にはroot、TLDと引いていくので、TLDのNSがqueryに答えることができればInternet全体のdns traffic軽減にもつながります。
primaryとのconsistency確保など、TLD管理者にとっては新しい負担ができます。ですが、末端じゃこんなことをいつもやっていたわけなので、こんなことだけで音を上げて欲しくはありません。
Re:利益が取れるから・・・・ (スコア:1)
つまり、co.jpのNameServerが、hoge.co.jpのセカンダリをかねる、ということに読めました
それって、分散管理していた意味がなくて、Internet全体はともかく、上位のNameServerの負荷(検索、アップデート、メモリ、流量など)がトンでもなく上がる気が(.COMとか)、、
あと、停電のときに別の場所にある鯖からDNSだけ引けてもあんまり意味がないような、、(たとえばmail鯖が動いているなら、DNS鯖も動けると思いますが)
Re:利益が取れるから・・・・ (スコア:1)
まず注意。networkがhostに与える負荷を考える場合は、データサイズではなくてpacket数で考えるのが鉄則です(割込頻度を支配するのはpacket数)。これを踏まえると、一番networkを重くしてくれるのは、queryとそれに対するanswerです。個々のpacketは小さいくせに(特にquery)、packetの数は大量になってしまいます。updateはSOAのserial numberが上がった時だけですし、packetも大きいので楽です。メモリは高々数十MB程度、link上のrouter数が多い場合のospfや大量にpeeringしているbgpが走っているrouterと同程度です。つまり、query以外の問題はすでに解決しているのです。
ではqueryをどうするか。TLDのNSがzoneを持っている場合、co.jp.のNSにfoo.hoge.co.jp.を聞いた時点で直ちにその結果が返ります。hoge.co.jp.のNSを返す必要がないため、packet数が節約できます。また、TLD NSの中だけで閉じたrecursive queryになるので、networkよりはずっと高速です。
MXとdns serverは同じである必要はありません。どこかはなれたところにsecondary MXを置いている場合には十分意味があります(本来はそうすべきもの)。
日本のZDNNにも詳細記事が出ました。 (スコア:1)
---------- ------ ISHII Nayuta
危惧が当たった? (スコア:1)
# 「あの時代のネットは今からは想像も出来ないほど自由闊達で…」と今日を語る日が来るのだろうか。
Re:危惧が当たった? (スコア:0)
違うよ。よく読めよ。