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そばアレルギーの原因となるタンパク質を特定 32

ストーリー by yourCat
啓蒙だけではカバーできない問題 部門より

skimsr曰く、 "asahi.comの記事より。国立成育医療センターの田中和子氏が、アレルギー・免疫に関する合同国際会議において、そばアレルギーの原因物質を特定したと発表しました。記事によれば、そばアレルギーの患者10名の血液と、そばに含まれる各種タンパク質との反応を調べた結果、分子量16,000のタンパク質が重いアレルギーの原因となる事が判明したとのこと。今回の成果により、より正確な診断法・安全な食品の開発が期待できるそうです。
そばは、卵・牛乳・小麦に次ぐアレルギーの原因食物です。少量でも重い症状を引き起こす危険性がありますが、様々な食品に使われています (参考:そばアレルギーの解説ページ)。そばに限らず、身近な食品によるアレルギーの研究がより進む事を期待します。"

学校給食で出たそばを、アレルギーを持つ児童が食べて死亡した事故を覚えているだろうか? 食品アレルギーは生死に関わる事があるにも関わらず、そうでない者にとって見えにくい点が特に問題だ。おちおち外食/中食もできないという人は多い。

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  • が頭に浮かびました。
    「分子量16,000のタンパク質を含まない蕎麦を作るのだ」
    プロジェクトXになってしまうなこれじゃ…

    好きなものを食べられる健康な体を持っていることに感謝。
    --
    〜後悔先に立たず・後悔役に立たず・後悔後を絶たず〜
    • >「分子量16,000のタンパク質を含まない蕎麦を作るのだ」

      当然、そういう話は出てくるでしょうね。そして、そのための手法として遺伝子改変が使われるのも必定でしょう。
      そのときには、そのタンパク質の本来の役割が問題になりますから、その方面の解析も必要になってくるでしょう。特にその遺伝子がソバの生育に必須なものだとしたら単純に潰してしまうわけにもいきませんからね。

      #まぁアレルゲンになるにはそれなりに多くの量が必要でしょうからいわゆる構造蛋白か何かではないかとは思いますが。
      親コメント
      • >特にその遺伝子がソバの生育に必須なものだとしたら
        >単純に潰してしまうわけにもいきませんからね。

        蕎麦粉に加工するときに特定の分子量を持つ蛋白を除外しては?
        • すでに言われてるように「どうやって」が重要でしょうね。

          目的の成分だけを特異的に、しかもほぼ完全な抽出効率で(残さないように)除去するのは簡単なことじゃないわけですし。
          食品から特定成分だけを除去するものとしては、例えばコーヒーの脱カフェイン処理なんかがありますけど、それはカフェインの物性を利用するからこそできることです。ソバの場合、物性がさほど変わらない「蛋白質」という集団の中から、抗原となる蛋白のみを除去することになりますから、そういうアプローチはまず不可能でしょう。

          #抗体で除去するってのは原理的には可能そうにみえるけどcrudeな「そば粉」を相手にするし、へたに抗体/抗血清の方に安全上の問題があると困るから多分無理。

          で、結局、可能性のありそうなアプローチとしては、とにかくそば粉にいろんな処理を試していってみる、と。そうする中で目的の蛋白が上手いこと壊れるような方法が見つかったら、そっからスタートして、その処理したものの安全性(と味への影響もかな?)を新たに検討しなおして、問題がなければ実用化の見込みあり、ってところになるでしょう。
          そういう意味では、そのための1次スクリーニングにも今回見つかった蛋白が利用できるかもしれないですね。
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        • どうやって?蕎麦粉の値段もずいぶん高くなりそう。
  • by Anonymous Coward on 2002年09月27日 1時57分 (#172713)
    最近気が付いた事は、麦茶を飲むと確実に発作がおこる…。
    小学生のころは大丈夫だったのに…。
    夏に麦茶が飲めないというのはすごく悲しい…。
    昔から飲めないなら諦めもつくが、どうやらここ数年で体質が変化したようだ。

    「体質は年々変化するのだなぁ」と思う。

    みなさんもご用心あれ…。

    #喘息なのでAC
    • 体質、という言葉が曖昧なので決定的な事は言えないんですが、
      とある医者によると
      「体質改善とかいうけれど、体質はDNAで決まってるから変わったりしない」
      とも言えるようです。

      年を経るうちにアレルゲンに対する反応が変わるかどうかは、
      「当りくじ」が自分の中に入ってるかどうかにもよるようで。


      --
      --------------------
      /* SHADOWFIRE */
      親コメント
      • by y_tambe (8218) on 2002年09月27日 14時27分 (#172981) ホームページ 日記
        >年を経るうちにアレルゲンに対する反応が変わるかどうかは、
        >「当りくじ」が自分の中に入ってるかどうかにもよるようで

        遺伝的な要素としては、いわゆるアトピー素因 [ripple.ne.jp]ってものが言われてますが、逆にそれ「だけ」で語ることもできないですね。特に免疫/アレルギー系では後天的な環境要因も大きいです。
        特に1型アレルギーに関しては、その「体質」を説明するために免疫系を調節するヘルパーT細胞のバランス [hokudai.ac.jp]がTh2側に偏っている、というのがその原理として言われていました(少なくとも5年くらい前には。今はどうなってるか知らない)
        それをTh1側にバランスを変えるというのが根治治療的なアプローチとしてありましたが、まだヒトで上手くいったという例は寡聞にして知りません。

        #いや、新聞下段の広告でなら見かけますけどね (^^;;
        親コメント
      • 食べ物じゃないんですがこういう話 [cnn.com]もありますね。
        同じような事が食物に適用できるのかと言うと何とも言えませんが。

        # 自分も動物飼っときゃ良かったよ。(;´д⊂
        親コメント
      • by Anonymous Coward
        体質とは、分子生物学レベルでは遺伝子の個人差(多様性)といえるでしょう。
        例えば、遺伝子のなかの塩基が一個だけ違うとか(一塩基多型、SNP)。
        ABOの血液型は、血液型を決める遺伝子に三つの多様性があるということです。

        > 「体質改善とかいうけれど、体質はDNAで決まってるから変わったりしない」

        ごもっともですが、加齢や外的要因によって、ある遺伝子機能のON(
        • by y_tambe (8218) on 2002年09月27日 17時05分 (#173058) ホームページ 日記
          >本題に戻って、アレルギー症状の根本は脂質代謝異常です。

          5年ほど前の知識しか持たないんだけど、今じゃそこまで言い切れるものなの? PubMed [nih.gov]でも探しきれなかったんでポインタの方をどうか一つよろしく。

          #まさかロイコトリエンの経路だけで一事が万事説明がつくようになったわけじゃないと思うんだけど。
          親コメント
    • by sameshima (10060) on 2002年09月27日 12時36分 (#172911) 日記
      私も大好きなのに、麦茶アレルギーです。
      でもビール(大麦?)
      各種パン(ライ麦、小麦)
      は平気で、実験の結果、
      ハト麦がだめとわかりました。
      最近、血液検査で、アレルギー反応がわかるので、これを利用すると便利です。
      数百あるリストのなかから、20種類だかを選んで、調べることができます。

      アメリカ人には味の素アレルギーの人が多いようで、お昼ご飯に連れて行くとき
      注意が必要です。(午後仕事ができなくなる)
      また、アレルギー反応は2度目が危ないそうで、
      一回だけお蕎麦を食べたことがある外国の人はお蕎麦屋さんには
      行かないようにしてます。
      親コメント
      • by ryo_aotuki (10773) on 2002年09月27日 13時41分 (#172958)
        > アレルギー反応は2度目が危ないそうで

        1回体内に異物が入ると抗体ができ、次に入ったとき
        それが激しく作用して発作を引き起こし、場合に
        よっては死に至るそうですね。
        世界丸見えで昔見たような。( ̄∇ ̄
        親コメント
        • by y_tambe (8218) on 2002年09月27日 14時03分 (#172968) ホームページ 日記
          「アレルギー反応」と一口に言いますが、いろいろと分類 [asahi-net.or.jp]されてまして。
          不適合輸血なんかも(2型)アレルギーですから「アレルギー=2回目が危ない」といっちゃうと間違いですね。まぁ一般に「○○アレルギー」というのを耳にするときには1型アレルギーによるアナフィラキシーがメインとなるものを指すことが多いし、実際にそばアレルギーも1型がメインですけど。
          親コメント
      • by Anonymous Coward
        解説はこのへん [nsknet.or.jp]で

        # 挿絵の毒^H独特な画風がお気に入り
    • 子どものころは平気だったのに、生の桃や林檎、パイナップルが 食べれなくなりました。
      果物の酸(?)で口の中の粘膜がやられてしまいます・・・・・
      下手に味を知っているし、好物だったから余計につらい。・゚・(ノД`)・゚・。
  • by Anonymous Coward on 2002年09月27日 3時02分 (#172736)
    「ソバを食べるとアレルギー症状を起こす5~44歳の男女10人の血液と、消化酵素や熱で処理したソバの各種たんぱく質との反応を調べた。その結果、分子量1万6000のたんぱく質が重いアレルギーの原因になることがわかった。」って、一瞬、母集団10人カヨ!と思ってしまいましたが、よく考えたらこの場合再現性があるから関係ないんですね。
    もう、ライナス・ポーリング博士がインシュリンの研究をするのに屠殺場と契約して大量の豚のすい臓を集めたなんて話は昔話になってしまったようですね。
    具体的にどのような手法を使われたのかは知りませんが、技術の進歩とはたいへんなものだと改めて驚かされます。
    生物を分子レベルで理解できるようになれば(いわゆる分子生物学じゃないですよ、もっと一般的な意味で)これまでの生物観は崩れさっていくのではないでしょうか。
    いわゆる還元論じゃないですよ、分子をelementとしてみるのではなく、factorとしてみた場合、これまで我々がみてきた生物または生物相と言ったものが、それらが本来持っている多様な側面のホンの一部に過ぎなかったことが見えてきます。
    • Re:10人! (スコア:2, 興味深い)

      by y_tambe (8218) on 2002年09月27日 12時17分 (#172903) ホームページ 日記
      asahi.comの方でも触れられてますが、ソバには当然アレルギーとは関係のない蛋白も入ってて、それに対する抗体がたまたま出来ている人もいる。これまでの方法ではソバからアレルギーに関係ある/なしによらず抽出した蛋白を「抗原」としてチェックしてたために、そういうそばアレルギーではない(別の原因による)人をそばアレルギーと診断する擬陽性があった、と。
      だから、こいつを使えばその問題は減る……というお話ですね。

      >具体的にどのような手法を使われたのかは知りませんが、

      おそらくはELISA [dokidoki.ne.jp]か何かでスクリーニングを行ったのでしょう。
      1. ソバを処理して、いろんな蛋白画分にひたすら分けまくって
      2. その蛋白画分をつかってマイクロプレートの底をコートして
      3. 患者血清と反応する/健常者血清と反応しない画分を見つけて
      4. その画分をさらに細かく分離して2.に戻る。
      ってな具合かな?
      技術的にはあまり新しい方法ではないですが、手間もかかるし実際に「もの」を特定できた点は十分評価に足る仕事かと。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2002年09月27日 8時42分 (#172802)
    何年も前のことになるが、こんにゃくゼリーで死んだ子供がいると言うことで、大騒ぎになったことがあった。
    毎年何人もが餅を喉に詰まらせて死ぬが、これは既知のことだと言って、対策がされる気配はない。
    その点そばアレルギーは、こうやって対策がされはじめて、良かったですね。
    私はある種のカレーで喘息の発作が起きます。香辛料のどれが問題なのか調べるのも難しいし、知ったところで食べられるカレーを探し出すのは難しいでしょうね。国によってはカレーが主食と言うところもあるわけで、さしづめそんな国で私は「逝ってよし」ってことでしょうか。
    もしも、コカコーラでアレルギーになる人がいても、成分は教えてもらえないんだろうな。
    アフガニスタンでアメリカに殺された人は何人だったか忘れたけれど、貿易センタービルで死んだ5000人よりは少なかった気がす。大変なことではあるけど、毎年起こることじゃないよね。
    日本の交通事故の死者は年間1万人。
    日本の自殺者は年間3万人。
    日本で各種ガンで死ぬ人は15万人。

    物事の危険度を「どの程度死にそうか」で評価するとして、感覚的なものと実際には大きな開きがあるように感じました。

    • by imo (5135) on 2002年09月27日 10時42分 (#172850)
      >アフガニスタンでアメリカに殺された人は何人だったか忘れたけれど、貿易センタービルで死んだ5000人よりは少なかった気がす。

      アメリカの死者数 [goo.ne.jp]

      アフガニスタンの民間人死者数
      [apc.org]

      前者にはペンタゴンの件も含まれてるので、非民間人も若干加算されてます。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2002年09月27日 9時19分 (#172811)
      何だかとらえどころの無い文章ですが、一点。

      >もしも、コカコーラでアレルギーになる人がいても、
      >成分は教えてもらえないんだろうな。
      コカコーラ社は1992年に調合を公開したそうです。
      (参考:コーラ白書 [colawp.com])

      # 他にも色々ツッコミたい所はあるけどAC
      親コメント
    • 主旨がよく分からないんですが,

      1)そば以外にもアレルギーの原因となるものは沢山ある。
      2)アレルギー以外にも,多くの人にとって安全でも,ある人にとっては死に至る要因となるものが沢山ある。
      3)そのような要因のうち,何がどれほど"危険"なのか,実体はあまり知られていない。

      という事ならば同意…というか,これは私の意見ですが。
      何がどのくらい"危険"であるのかについて,我々はもっと知らなければならないですね。

      学生時代,そばアレルギーの先輩が,生協でウドンを食べたところ,そばの切れ端が入っていたために3日間寝込んだ事があります。そのときまで私は「そばアレルギー」の危険性について殆ど知りませんでした。何も知らないままなら,私はその先輩に何かの機会にそば入りの食品をすすめていたかもしれない。利己的な意見かもしれませんが,自分にとって大事な人を危険な目に合わせないためにも,こういった知識が欲しいと思いました。

      交通事故や自殺などは,解決のアプローチが異なる別個の話だと思います。軽視すべきでは無いですが,アレルギーの話と比較してどちらを優先するか,という話でも無いでしょう。
      親コメント
    • > 毎年何人もが餅を喉に詰まらせて死ぬが、
      > これは既知のことだと言って、対策がされる気配はない。

      冬に老人が喉に餅を詰まらせて死ぬのと、
      夏に子どもが炎天下の車内に放置されて死ぬのは、
      日本の風物詩と言えます。

      後者の方が悲惨だと思うけどね。
      馬鹿な親を対策することは子どもには難しいから。
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

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