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4186 story

エプソンのLinux用ドライバ再配布開始 34

ストーリー by Oliver
潔 部門より

char曰く、"GPL違反の発覚により配布が中止されていたエプソンコーワ製のLinux用ドライバ群だが、10月18日よりImage Scan! for Linuxのダウンロードサービスが再開され、Photo Image Print Systemも全てではないものの再びダウンロード可能となっている。 以前は「撤去中のお知らせ」がかかれていたLinuxドライバのページにはダウンロードの再開スケジュールとともに、GPL違反の内容とその対処方法も記されている。"

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  • by yasiyasi (5450) on 2002年10月24日 23時32分 (#189254)
     このGPL違反問題が発覚したとき、むしろエプソンコーワのこれまでの貢献を賞賛する発言のほうが多かったとか。

     「ここが間違っていたので、こうやって修正しました」まで明言している、この素晴らしいリリース文、海外向けにアピールできる英訳ものとか用意されてないんでしょうか。

     エプソンコーワの評価が更にあがるのは間違いないかと。
    • 要望のものかは分かりませんが、英文でもリリースが出ています。

       RELAUNCHING OUR DOWNLOAD SERVICE [epkowa.co.jp]
      親コメント
    • 「ここが間違っていたので、こうやって修正しました」まで明言している、この素晴らしいリリース文


       素晴らしいですか?客観的に見るとごく普通の反省文に見えますけれど。だからといって、エプソンコーワさんのやったことが駄目だと言いいたいのではないです。今回の事件はよくありがちな失敗をしてしまって、わりと常識的な対処をしただけのように思います。

       それでもエプソンコーワさんの評価は上がりましたね。私自身「当然のことをやっただけじゃないか」と思いつつも、エプソンコーワさんに対する好感度はかなりアップしています。これってなんなんだろう?やっぱり、普通の常識的な対応をしない人や会社が結構多いとか、そういうつまらない理由からなんだろうか?
      親コメント
      • by a Coward (5383) on 2002年10月25日 0時45分 (#189307) ホームページ
        >素晴らしいですか?
        (中略)
        >わりと常識的な対処をしただけのように思います。

         その通りですが、自分が熱意を持って行っているという自負が
        ある事柄を非難されたときには、反省と謝罪って意外と難しい
        ものです。
         自分の非を理屈で分かっていても、謝罪するという行動に移
        すには多大な自尊心との葛藤があります。このような状況下
        で謝罪するというのは、屈辱が伴うものですから。
         それゆえに、雪印しかり日本ハムしかり謝罪とは思えない
        不遜な態度に終始して批判を浴びるという事件が絶えない
        のだと、私は思います。そんな態度に腹が立つと同時に、
        私が同じ立場あるときに、私が謝罪が出来るかどうかは、
        かなり怪しいといわざるを得ません。

         そんなわけで今回のエプソンコーワのリリース中止、謝罪、
        リリース再開は「常識的な対応」ではなく、かなり道徳的に
        高い対応だったように、私は思います。
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        • by Dot.Zeile (1169) on 2002年10月25日 11時54分 (#189493) 日記
          そうかなあ、ライセンス違反は単なる手違いだろうし、謝罪は影響と顧客に対する立場から考えれば謝るのが普通。少なくとも普通の感覚だったらこんなのは特に屈辱みたいな意識はないと思うけどな。これを屈辱だと感じるような方向違いのプライド抱えてたら最初からまともな仕事なんかできないと思うけど。

          モノ作りの立場から言えば私なんかはせっかく作った製品が世の中に出せずに葬りさられてしまうことを恐れます。全ての努力が無に帰するわけだから。達成感がなくって落ち込むよ。(経験ないとわかんないか。)修正すればOKなんだったらいくらでも修正してやるよ、と思うこともある。(修正しないでもOKなんだったら…(笑))

          雪印や日本ハムの件は、あんなの現場とかけ離れたところで仕事してる大企業の雲の上の人達だからああなっただけでしょう。お偉方なんてどこもあんなもんだと思うけど。
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          • 大概
            ・モノを作る人

            ・世の中にモノを送り出す人
            が構造的に分離していることが多いですからね。

            モノを作る人の立場としての対応をするのが本来の常識的な対応で
            それが今回の件だったのかも知れませんね。

            あ、
            ・クレームや問題を受け付ける人
            というのが抜けていました・・・・
            親コメント
      • 常識と公平さほど人を驚かせるものはない ---- エマーソン

        と言う人もいますので、常識的な対処をするってことは
        褒められてしかるべきかと
        親コメント
      • 隠蔽。
        秘密裏。
        責任転嫁。
        偽造。
        詐欺。
        .
        .
        .

        これ今の日本企業の常識ね。

        で、理想的な資本主義だと、こういう企業を叩くのが国家であるはずなのだが、株式会社「小泉内閣」、株式会社「最高裁判所」、株式会社「警察」...という風に公官庁の企業化が今の流行りらしいです。
        --
        // Give me chocolates!
        親コメント
        • by zeissmania (3689) on 2002年10月25日 0時31分 (#189297)
          >公官庁の企業化が今の流行りらしい
          だって、政府は郵政省を始めとして民営化を推進してるんですもの。
          親コメント
        • Re:これこそ常識 (スコア:1, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2002年10月25日 1時49分 (#189342)
          公官庁の企業化が今の流行りらしいです。
          隠蔽、秘密裏、責任転嫁などからすると、企業の官公庁化が進んでいる、と見ることもできます。
          親コメント
        • Re:これこそ常識 (スコア:1, 参考になる)

          by Anonymous Coward on 2002年10月25日 5時03分 (#189359)
          激しくオフトピなので読み飛ばしてください。

          >で、理想的な資本主義だと、こういう企業を叩くのが国家であるはずなのだが

          そうかなあ。
          「理想的な形」ならば、
          隠蔽等を行った経営陣を株主が追求するなどして
          健全化をはかり、公権力の介入を可能な限り許さないのが
          資本主義社会における株式会社のあるべき姿ではないのでしょうか。

          そもそもなんで民営化をはかり「小さな政府」を目指す方針を
          そこまで皮肉っているのかが理解できません。
          親コメント
          • by Anonymous Coward
            上半分は同意

            >そもそもなんで民営化をはかり「小さな政府」を目指す方針を
            >そこまで皮肉っているのかが理解できません。
            そんなに民営化がいいですか?
            国営だからこそできることも多いですよ。

            「役所はサボるもの」->「
            • Re:これこそ常識 (スコア:2, すばらしい洞察)

              by Anonymous Coward on 2002年10月25日 7時38分 (#189381)
              すぐ精神論、性善説で解決できるとか言うよね。

              今までモラルなき無法地帯だったの? 違うでしょ。
              (緩いかもしれないけど、)規則があったのに、それを
              無視・軽視して、役所がらみの不正や事件が起きてきたんじゃないの?
              守らなくてもリスクがないなら、規則なんて強めても意味ないし。
              個人のリスク(解雇等)、集団のリスク(解散)、全体のリスク(賠償・倒産)、
              どれか一つでも無いなら、モラル・規則なんて有名無実でしょ。

              #精神論でどうにかなるなら、とうにどうにかなっとるわ!
              親コメント
            • by Anonymous Coward
              「「役所はサボるもの」という考え方を許さない雰囲気を作ること」ができれば、ソ連や中国、北朝鮮は、もっと繁栄できたでしょうに。
              • by Anonymous Coward
                > 「役所はサボるもの」という考え方を許さない雰囲気を作ること

                特高警察を徘徊させて密告が推奨される罠
            • by Anonymous Coward
              >そんなに民営化がいいですか?
              >国営だからこそできることも多いですよ。

              「民間にできることは民間に任せる」
              というのが「小さな政府」の基本的な考え方です。
              行政府にしかできないこと(例えば厚生経済学の範疇など)は
              国家が行うべきです。
              何もかも民営化しろなどとは言っていません。

              問題は、今まで日本の場合事業を起こすにも基本的に
              役所の許認可ベースで、特に供給サイドのかじ取りを
              役所が行っていたため、効率的な生産が
      • by Anonymous Coward on 2002年10月25日 0時06分 (#189270)
        >私自身「当然のことをやっただけじゃないか」と思いつつも、エプソンコーワさんに対する好感度はかなりアップしています。

        世の中、「当然のこと」とまわりが思うことができない企業・個人が多いですからね。何処とか誰とかなしに。
        率直な姿勢が良い結果を生む、「雨降って地固まる」の好例ではないかと思います。
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2002年10月25日 19時16分 (#189665)
    激しくガイシュツ。
    http://srad.jp/comments.pl?sid=44217&cid=186101 [srad.jp]


  • 謝罪が (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2002年10月25日 1時21分 (#189328)
    「お客様」に対してしか謝罪文がないのが気になりました。
    GPLなソフトを利用していながらミスでライセンスを侵害していたのだから、作者への礼も失していたわけですよね。
    一言くらい書いてもいいんじゃないかと。
    • Re:謝罪が (スコア:3, すばらしい洞察)

      by niwasa (4453) on 2002年10月25日 11時10分 (#189468) ホームページ 日記
      作者やFSFには直接コンタクトして謝罪しているかもしれず、
      WEB 上にないからといって作者に謝罪していないとは言い切れないでしょ?

      直接コンタクトできない不特定多数のお客様に対して WEB 上で謝罪しているわけですよね?

      直接コンタクト可能な関係者に対してもWEB上で謝罪すべきとお考えですか?

      親コメント
      • by Anonymous Coward
        同感です。というか問題発覚以降FSFと散々やりとりをして最終的な確認と承諾を得て再公開にこぎつけたんだから、いまさらそっち方面に何か言う必要なんかないんじゃないの。ここで敢えてもう一度「公衆の面前での謝罪」を求めるような奴がいたらそんなのヤクザと一緒じゃ。
    • 謝罪はいらない (スコア:2, 参考になる)

      by superdimension A K (11674) on 2002年10月25日 21時32分 (#189719)
      「礼はいらないのでサマリを出してください」
      技術系MLでたまに言われますね。 [geocities.co.jp]同じようなやり取りがあったんじゃないでしょうか。
      「謝罪はいらないからGPLに準拠させた修正版と事の顛末をまとめて公開してください。」
      そんなことを言われたのではないかな?明確な根拠はありませんがそう思います。
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      作者も「お客様」に含まれているんでしょう。

      製品を購入した方だけが「お客様」というわけではなく、もしかしたらこれを機に製品を購入してくれるかもしれない方も「お客様」という拡大解釈なのですが。

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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs

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