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4823 story

マイクロチップ製造の環境コスト 26

ストーリー by Oliver
見えないプライス 部門より

本家より:東京にある国連大学がマイクロチップの製造における環境コストに関する調査を行なったと、Japan Timesが報じている。「1.7kgマイクロチップ」となづけられた調査報告書によると、重さたったの2gの32MBのDRAMチップを作るには32kgの水、約1.6kgの化石燃料、72gのその他の毒性の強い化学物質が必要だ。年間何千万個と製造されている事を考慮すると、ユビキタスコンピューティングを廃棄時も含め、環境へのインパクトという側面から考えてみるべきだろう。

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  • 経済優先2 (スコア:3, 興味深い)

    by Zantei (1270) on 2003年01月28日 12時04分 (#245142)
    PCネタを基にした、経済というものにフォーカスした話を
    します。

    多くのハイテク企業を見た場合、現在のPCを構成する部品群
    (マイクロコンピュータとその周辺の細かい部品を含む)は、
    新規需要はともかくとして、既存の消費者への無用な需要
    喚起に終始しているように見えてなりません。

    そこには、既存消費者(保有者)の需要の飽和に対して、
    真の意味での寿命などによる買い替え需要でなく、企業が
    意図する経済(利益向上)目的の需要創出に安易に走って
    しまう今日の企業の器の小ささが伺えます。

    ここで見せしめ的に名前を出してしまいますが、
    いわゆるウインテルなどはその「好例」です。

    需要という点では、車社会の進化と似ていると考えます。
    基本(ハード、ソフト、インフラ)が出来上がった後は、
    本質的な需要よりも、度を超えた人間の欲求に訴える需要
    開拓を行っているのです。それは質の向上という文化的な
    側面を見せつつ、実際には寿命が来ていない車の買い替え
    需要を無理に喚起するという環境全体を思慮していない
    行動として、最終的には消費者の目にはそう映ると思うの
    です。

    そういう意味で、工業製品全体に言えると思いますが、まだ
    今日においては一部の企業を除いて、誤解を恐れずに言えば
    エゴで無理に成り立たせている企業がたくさんあるのも、
    また事実です。

    結局は経済最優先の空気が変わって行かない限り、その
    本質は中々変わらないでしょう。それを率先してバランス
    しようとする企業や経営者を、私は応援したいと考えます。
    --
    _/-/ Zantei _/-/
    • Re:経済優先2 (スコア:2, すばらしい洞察)

      by tsyk (10158) on 2003年01月28日 17時00分 (#245330) 日記

      人間は経済の奴隷ではない!」というフレーズを思い起こします。

      生活の豊かさを国民総生産(GNP)や平均株価などの経済的な指標でしか確認する術がないのだとしたら、経済最優先の支配的な雰囲気は決して変わりようが無いと思います。

      人間らしい豊かな生活を享受するためには、新しい「尺度」の発明が必要ではないでしょうか。「社会の公器」である(はずの)企業が、いまところは利益を追求することが正義であると堂々を言えてしまうような現状では、彼ら経営者を非難するこが出来ません。

      市場経済の「見えざる手」に運命を委ねることを続けるなら、企業が追求するべき利益の意味を転換して、それを社会的に認知させるしかなさそうです。

      #何処かで誰かが繰り返し言っているような素朴すぎる意見ですが敢えて書いておく。

      親コメント
      • by miri (12057) on 2003年01月28日 22時09分 (#245536) 日記
        わかりやすく言うと食料とサービスと最低限の工業製品だけで経済が回るような世の中をみんなが望むようになればいいわけです。あるいは、経済が回らなくても有意義に生きていける社会か。
        そのような変革と、地球の資源が尽きる前に宇宙に進出する未来と、皆さんはどちらを選択しますか?
        親コメント
  • 既出? (スコア:2, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2003年01月27日 17時48分 (#244647)
    去年のZDNetに「2グラムのチップ1個の“本当の重さ”」というタイトルで。
    http://www.zdnet.co.jp/news/0211/07/ne00_microchip.html
    • by bushidoh (12670) on 2003年01月27日 18時25分 (#244677)
      米国内の地中に埋められた鉛や水銀などの重金属の7割は、電子機器の廃棄によるものだ

      今は殆ど有鉛ハンダですから相当な廃棄量でしょうね。無鉛ハンダはどれ程使われるようになるんでしょうね。

      以下、ごく低濃度での有害性に付いて、最新ニュース。

      http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=1/mdps/227923
      • 台湾で行われた無作為化試験で、ごく軽度の鉛蓄積がみられる慢性腎障害患者にキレート療法を行うと、腎機能が大幅に改善されることがわかった。
      • 今回得られた研究結果が示唆するのは、“加齢による”腎機能の低下に、低レベルの重金属蓄積が関与している可能性があること。
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  • by passer-by (13494) on 2003年01月27日 19時03分 (#244706) 日記
    この手の「実は○○は見た目と裏腹にとんでもないんです」という話は時々耳にするけど、明示的にでも暗黙にでも別のモノと比較した上での話でないとあまり意味が無いですよね。例えば 32MB の情報を扱うための紙に掛かる裏のコストはどの位だとか。実際の所どの位の物なんでしょう?
  • by Technical Type (3408) on 2003年01月27日 19時43分 (#244727)
    最近「太陽電池でCO2削減」とかあちこちでよくやっているけど、本当に CO2 の削減を考えているのか、環境にやさしいフリをした公共工事がしたいだけなのか知りたいと思っているので、太陽電池の環境コストも調べて欲しいですね。
    • by zeissmania (3689) on 2003年01月27日 22時10分 (#244816)
      太陽電池は最近になってようやく、製造に必要な電力よりも、太陽電池の生涯発電量(つまり発電能力がなくなるまでに生み出せる電力の総計)の方が多くなりました。
      問題にするなら、「ハイブリッドでエコ」とか言ってる車のほうでしょう。製造に必要なエネルギーが通常の車の倍必要なため、トータルでは普通の車よりもエネルギー消費が多いのです。
      #燃料電池だとどうなるんだろうなぁ。
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      • >太陽電池は最近になってようやく、製造に必要な電力よりも、太陽電池の生涯発電量(つまり発電能力がなくなるまでに生み出せる電力の総計)の方が多くなりました。

        一般家庭用の電力として用いるなら、発電所から送られてくる送電効率 [srad.jp]も考慮に入れたほうがいいかもしれませんね。
        送電ロスの少ないところで製造、多いところで積極的に使用など、エネルギー立地条件(勝手に作りました)を考慮した政策なり企業方針なりが、これから必要になるのかもしれません。

        #そこまでの運送コストや、AC100/200Vへの変換効率は考慮していませんが

        親コメント
      • でも、少量だけに規制が甘くて回収できない汚染物質とか 垂れ流しの廃熱の利用とかの事を考えたら、やっぱ大規模 施設で回収しエコカーで極力抑えるしか方法はないかと。
      • ブレーキ時や下り坂で無駄に捨ててた運動エネルギーも
        電気エネルギーに変換出来るんですからそう無駄ではないんでは?
        別にエンジンで発電してモータを回すような仕組みではないんだし。
  • by blackdrug (13208) on 2003年01月27日 17時55分 (#244652) 日記
    第四次オイルショックの到来→(低スペック)低メモリパソコンの開発
    →98時代の再来 となるのですね。。
    16色時代がもう一度。。ある意味幸せなのは私だけでしょうか。
    • Re:そうなると (スコア:2, 参考になる)

      by von_yosukeyan (3718) on 2003年01月27日 19時39分 (#244724) ホームページ 日記
      エネルギー問題からは少し離れますが、残念ながらすでに1970年代からシリコンバレーやシリコンプレーンでは、フェアチャイルド・セミコンダクタやテキサス・インスツルメンツといった大手半導体企業から、半導体洗浄に使用するテトラクロロエチレンやトリクロロエチレンといった強い発ガン性を持つ化学物質が流出し、80年代初頭にこれらの物質によって地下水が深刻に汚染されていることが明らかになっています

      揮発性有機化合物質の汚染ではないですが、スティーブン・ソーダーバーグ監督の『エリン・ブロコビッチ [imdb.com]』は、六価クロムによる地下水汚染をめぐって、巨大公益企業PE&Gに対する集団訴訟を取り扱った実話を元にした映画ですが、カルフォルニアのような水資源が乏しく、水源に地下水に依存した地域でなくとも、地下水汚染がいかに深刻な環境問題に発展する危険性を持った問題かがわかるいい作品だと思います

      #ちなみにPE&Gは、アーサー・ヘンリーの名著『エネルギー』に登場するGS&L社のモデルとなった企業で、記憶に新しいカルフォルニア電力危機で破綻した企業です

      ところで、「第三次オイルショック」って、逆オイルショックのことなんでしょうか?
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      そこまではサズガに戻らない(戻れない)でしょう。
      膨大なエネルギーを必要とする恐竜のような石が淘汰され、
      恐竜の足元にいた燃費の良い石が発展するのではないかと思います。

      Pen4が消え、CrusoeとC3の時代……
      俺にとっては望むところ。

      #第2時湾岸戦争→第5時中東戦争のコンボがありそうなので、怖いからAC
      #ユギオの再来もありそう……
      • by gedo (7079) on 2003年01月28日 0時15分 (#244912) 日記
        Pen4が消え、CrusoeとC3の時代……
        x86に拘らなければ、もっと燃費のよさそうな石がありそうです。
        最近は、Linuxや*BSD系など、そういう石で動くOSも増えてきましたから。
        あ、そうすると一緒に恐竜のようなOSであるWindowsも淘汰されて一石二鳥ですね。(笑)
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  • by Anonymous Coward on 2003年01月27日 21時10分 (#244779)
    収支あわせて考えないと、本質を見失うような気がします。
    例えば自動車のエンジンが電子制御になったお陰で燃費が良くなった、インバータの蛍光灯で明るさアップ、とか、そういう事例はやまとあるはず。
  • by Anonymous Coward on 2003年01月28日 6時37分 (#244989)
    が下がっているからどんどん作られるわけで、環境的コストが耐え難いものになったら、耐え難い部分のコストを人工的に上げればよい。
  • by Anonymous Coward on 2003年01月27日 20時03分 (#244736)
    一日平均1キロ食べたり飲んだりしたとして、
    成人するまで、7トン?
    • Re:人間は (スコア:0, 興味深い)

      by Anonymous Coward
      それプラスいわゆる文化的生活、というやつで
      莫大な物資を浪費しているかと。
      日本のエネルギー消費は500GWsらしいので
      一人あたま15MWhのエネルギー消費という事に。
      で、1kWh→原油換算0.243lということなので
      一人一時間で3645lが消費されているそうな…

      自分でも信じられん。誰か検算お願いします :-p
      • by hirata (3986) on 2003年01月28日 8時36分 (#245004)

        日本のエネルギー消費は500GWsらしいので 一人あたま15MWhのエネルギー消費という事に。 で、1kWh→原油換算0.243lということなので 一人一時間で3645lが消費されているそうな…

        自分でも信じられん。誰か検算お願いします :-p

        Whは、ワット毎時ではありませんよ :-(

        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2003年01月27日 20時32分 (#244749)
    最近のアナログICって、無意味に高集積な気がする。
    ラジオ聞くだけにあんなものいるのかと思う。
    もっとも資源消費って、トランジスタ数よりもチップ面積のファクタの方が大っぽいから、せっかくチップ作るんならってことだろうけど。

    たとえば、ラジオのICを作るのに必要な資源と、5球スーパー(古い)を作るのに必要な資源では、どっちがどうなんだろうね。
    ランニングも含めたら、どうなるんだろうね。
    • by kapaer (9728) on 2003年01月28日 1時13分 (#244942)
      アナログICをわざわざ高集積にしているというよりは、工場自体が高集積のものしか作れなくなっているんじゃないでしょうか。
      同じものを多数作る(この場合は工場のライン)ということは、それだけ全体としてのコスト/環境コストを下げることになりますし。
      #古いLSI用のラインを転用しているのかもしれませんが。それはそれでリサイクルでいいかと。
      #でも古い冷蔵庫みたいに、新しいラインに変えたほうが環境コスト的によかったりして。

      ICが(機能的に)求められて高集積になっているわけではないのかもしれませんが、生産コスト的には意味のあることだと思います

      >たとえば、ラジオのICを作るのに必要な資源と、5球スーパー(古い)を作るのに必要な資源では、どっちがどうなんだろうね。
      >ランニングも含めたら、どうなるんだろうね。

      さすがに、5球スーパーだと、ヒーターの電源で負けてしまうかと。
      ここは複合管で、1球レフレックス+低1段か再生方式で。
      #でもマジックアイ大好きなので、これだけはつけたい。
      #どっかで手に入らないかなー。

      親コメント
    • 実際のところ半導体メーカーとしては、 チップ面積には厳しいよ。民生アナログ系は特に。

      すっごくシンプル&いい加減ですが、資源消費負荷を 一般的なオペアンプのチップ原価で考えてみます。
      300個のオペアンプ・チップが1枚のシリコンウェハから 採れる程度の(古め&国内)生産ラインで作られ
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー

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