本家インタビュー:SF作家ラリイ・ニーヴン 26
奥深きSFの世界 部門より
yh 曰く、 "本家インタビューの翻訳企画第5回目は、ちょっと趣向を変えてSFの巨匠ラリイ・ニーヴンを取り上げたいと思います。/.-JにもSFファンもかなりおいでかと思いますし、また、SFにはこれまで縁がなかったという方には、よい入り口となるインタビューです。
ラリイ・ニーヴン氏は、1938年ロサンジェルス生まれ。大学では数学を専攻、大学院を中退してSF作家へ。70年代、最も早くから執筆にコンピュータを採り入れた作家のひとりでもあります。数々の受賞作がありますが、代表作に『リングワールド』。この一連の作品は、インタビュー中にも登場し読みどころとなっています。
インタビューは、3月に本家に掲載されたもの。今回の翻訳も、たくさんの方々に訳文の作成と、訂正・補足を頂戴しました。別に記して感謝申し上げます。"
1) 『天使墜落』とベイン・フリー・ライブラリとRMS [1]
Robotech_Masterによる
あなたの共著の小説『天使墜落』は、ベイン・フリー・ライブラリで閲覧可能となっていますね。どうしてそこで公開しようと思われたのでしょうか?
そこで公開してから、紙媒体での売上は伸びましたか?(いまだに版を重ねているのだろうと思っています。)他の作品についても同様に公開しようと考えておいでですか?
それから、『天使墜落』では、Linux界の大御所のひとりであるリチャード・M・ストールマンについて何箇所か触れていますね。あれは誰の考えだったのですか?(私は、パーネル[2]だったんじゃないかと思っています。)こういった演出に関して何かおもしろいお話はありますか?
ニーヴン:
ジム・ベインの理論によると、ネット上に作品を公開すると、紙媒体はもっと売れるようになる。紙媒体は、読むにも持ち歩くにも簡単だからね。テストする価値があるとぼくは思ったし、共著者たちもそう思ったのだ。
その理論がうまくいったのか、つまり、『天使墜落』の売上が伸びたのかどうかは分からない。ジム・ベインに聞いてみないといけないと思う。もしその理論が正しかったなら、もちろんネット上に作品をもっと公開していく。短編作品では、「スーパーマンの子孫存続に関する考察」と「Down in Flames」(※未訳)のネット上での権利をだいぶ前に放棄している。
リチャード・M・ストールマンの登場は、パーネルかマイクル[3]によるものだったと思う。ぼくではなくてね。ぼくらは、SFファンへリサーチをかけた。ぼくは、西海岸のファンたちにマイクル・フリンを紹介した。彼は、東海岸に自分のファンがいるのを知った。その本の登場人物のほとんどは実在の人物で、話の筋に合うように変えてある。
2) SFは健康でしょうか?[4]
technoConによる
SFはたくさんのひとに愛されています。ケーブルテレビでは、スター・トレックの再放送が掃いて捨てるほど行われています。コンピュータ・グラフィックスは、どんな空想的な設定でも、映画製作を可能にしました。科学技術の利用は急速に展開し、ヴァーナー・ヴィンジの特異点[5]が思い起こされます。科学技術の発達はとても急速で、予測するのが困難です。
NASAは地球低軌道でうろちょろしています。ジョン・グレンが40年も前に到達したところへと、恥じることなくもなく。誰の言葉かは知りませんが、未来はかつてあったようなものではありません。
スプートニクの世代は老いてきています。私は、少年の頃に月面の写真を見ました。それは私の想像力を魅了しました。ロケットが表紙に載っている本は何でも読みました。私は40代後半で、まもなくガンで死にます。
作家たちはSFから離れてきています。ウィリアム・ギブスン[6]の最新作は非常にオタクな内容です。けれど、いまある以上の科学が何一つ用いられていない。ニール・スティーヴンスンの『クリプトノミコン』にも同じことが言えます。それは、非常にオタクな内容で良いストーリーです。けれど、現在の技術の状況を超えたところが何もない。私は、ハードSFをかつて書いていた人々がファンタジーへと枝分かれしているのを知っています。
出版は商業主義化してしまいました。行きつけの大型書店のSFセクションは、ファンタジーやスター・トレックやスター・ウォーズやバビロン5やシリーズ物ですし詰めです。
それはまるでSFが苦しんでいるかのように見受けられます。つまり、病んでいる、あるいは、死んでいるのをまだ自分で気づいてない。
あなたはSFの健康をどう診断されますか? また、これらの検討材料のうち、どれが最も重症だと思いますか?
ニーヴン:
ぼくが他のSFファンに初めて出会ったころは、ぼくたちは、社会不適応と軽蔑されるちっぽけな集団だった。今日では腐るほどたくさんの尊敬と成功とお金を得ている。この分野は健康だ。
仰るとおり、良質なSF作家が、ファンタジーやふつうの文学に転向している。ぼくもそうだが、それは休憩、休暇だ。こんなのは、気にすることはない。
あと、それから――他の表現媒体がSFの分野へと侵略しているのをご存知かな? でも違う方向性であって、ぼくたちは、そういった奴らを完全に乗っ取ったのだ。あとは、教育をしてやるだけだ。
しかし、ぼくたち自身が、宇宙へと動いているわけではない。
注意: ぼくたちは、驚異的な速度で宇宙のことを学んでいる。惑星の探索もしている。人類が行っていないことと、エイリアンが待ち受けているようには思えないことを除いては、ぼくたちが希求したことはすべてやっているのだ。ぼくがつかみきれるだけの心へと夢を見せることを除いては、ぼくはそれについて何をすべきか分からない。
ぼくの友人の多くは、NASAがかなり大きな障害となっていると確信している。ぼくはぼくで疑いがあるが。ぼくは、ゴールディンに、NASAの二層の官僚機構を解体しさえすればいいのだ、それから…、と説得した。彼はやってみた。で、魔法は起きなかった。おそらく、ぼくたちがぶつかっているのは、宇宙なのだろう。
3) SFとゲームの交点
Shadow Wroughtによる
オリジナルSF世界の将来的な表現手段としてTVゲームをどのように考えていますか? ゲームが提供するインタラクティブな環境は、それがなければ映画や短篇映画向けに書いていたであろう作家たちにアピールすると思いますか?
ニーヴン:
いいねぇ。新しい市場(例えばテレビ・ゲームみたいなもの)は何にしろ、創造性により多くの選択肢と、よりいっそうのお金をもたらす。ゲーム、映画やテレビ、それから本は、お互いに養いあっている。ただ、新参者には厳しくなることに注意。競争はまだまだ厳しくなるばっかりだから。[7]
4) 訓話?
J. Random Softwareによる
あなたは、武装解除した庶民に対するプラトーの長い専制政治、臓器密売、残忍なエイリアンとの全面戦争、危険な科学技術の制限といった極めてディストピアな要素[8]で、世界を構築してきましたね。これらすべては、起こりそうな(もしくは避けられない)事件への警告を意図されているのですか? それとも、ただそういうのを考えるのが楽しいだけですか?
ニーヴン:
もちろん、それらすべては警告を意図している。それだけじゃなく――ぼくがいままでの仕事を通して描いてきたのは、輝かしい未来の暗黒面だ。
臓器密売は、政府が臓器取得のために死刑を執行している[9]のを含めて、長寿や先端医療技術の暗黒面だ。
武装解除した庶民や危険な科学技術の制限は、避けられないように思える。注意されたい。
エイリアンとの戦争は、それほどには起こりそうにない。敵というのはいつだって、ある意味ではエイリアンであることを除けば。
プラトーは、欠点が一つしかない桃源郷だ。
5) お気に入りの一冊は?
emarkpによる
いままでお書きになった中で、あなたの心の中に特別な位置を占める一作を教えてください。ダグラス・アダムスは、『最後の光景』(※未訳)が、彼の本を一冊だけ読むとしたらこれを読むべきと願った一冊であると、かつて言っています。あなたの本で、この一冊はひとに読んでほしいという本はありますか?
同様に、あなたの本を私が誰かに紹介するとしたら、その人に最初にあげるべきはどの本でしょうか?
ニーヴン:
どの本をあげるかは、それを誰にあげるかによる。一般人になら、『悪魔のハンマー』にしなさい。科学者になら、『インテグラル・ツリー』を。ニーヴンについて知りたいとか、ものを書きたいという人になら、『N-Space』(※未訳)か『Playgrounds of the Mind』(※未訳)か出版予定の『Scatterbrain』を。ファンタジーのファンやロスアンジェルス人には、『The Burning City』(※未訳)を。ぼく自身の評判を賭けるなら、『リングワールド』[10]になるだろう。
6) 知性と知恵
Kostyaによる
知性と知恵の違いについてのコメントをいただけますか? 『リングワールドの玉座』で、ウーが吸血鬼のプロテクター[11]を、知恵が足りないという理由で退位させた時に、何らかのアイディアを示唆していたように思います。
彼らパク人のプロテクターには、信じられない程の知性と抜け目ない存在を感じるわけですが、知恵はないように見受けられます。あなたの知恵に関する考えは何で、指摘したかったのは何でしょうか? (オタク、つまり「知的な人たち」である)あなたの本の読者のほとんどを考えると、これは興味深く、質問に値すると思います。
付随して質問ですが、パク人のアイディア、特に人類の祖先だというアイディアはどこで得ましたか? これは、老化の影響について私が読んできた中では、もっとも特異なアイディアの一つに違いないと思います。:-)
ニーヴン:
父と義母が人間の成長についての夜間講座にぼくを連れていってくれたことがあった。それから学んだことと最初の一つの仮定から、プロテクターをひねりだした。その仮定とは、老化に伴うあらゆる症状は、子孫をよりうまく守れるようにするための何かが阻害されたものである、というものだ。
ファンの人々は、ぼくでさえ見落とした発展を指摘してくれた。つまり、われわれは繁殖者として嗅覚が抑えられているのは[12]、そうでなければ、われわれのプロテクター形態がその嗅覚に従って、外部の婚姻対象を排除して近親交配になってしまうからだ。
元の(パク人の)プロテクターは、やはり反射的にすぎる。彼らは知性を獲得してはいるが、知恵はもっていない。
知性は、道具のひとつ、ないし道具の集合だ。知恵とは、道具を使ってなすことだ。ぼくは、知性は専門化させたがうまく人生を送っていない人たちを知っている。ヨガの修行者にも同様の人を知っている。
知性と知恵に関して、長々と書いてしまった。短く言えるような答えはなかったからね。
7) どんな作品をお読みになりますか?
caesar-auf-nihilによる
ニーヴンさん、
私は日頃から、作家の皆さんがどんな本からインスピレーションを得るのか、何を良い作品を見なすのかについて、強い関心を持っています。あなたの作品に影響を与えてきたのは、どんな本ですか(SFであれ、それ以外であれ)、または、読むのを楽しんでいる本はありますか? 誰か好きな作家はいらっしゃいますか?
時間を割いてくださり、感謝します。
ニーヴン:
子供心に感動したのは、『オズの魔法使い』だったかな。
今も沢山のSFを読むし、SF以外のジャンルについては友人たちにアドバイスをもらっているよ。『クリプトノミコン』は大好きだね。ティム・パワーズやテリー・プラチェットの作品は全て読んでいるし、コニー・ウィリスの作品も殆ど読んでいる。新たに登場してきたハードSFの作家、ジョン・バーンズやブルース・スターリング、スティーブン・バクスターなんかは、ぼくも読んでいるけどかなりいいね。それにバーバラ・ハンブリーの探偵ものや、ジョン・ハーツにもらったパトリック・オブライアンの海洋冒険小説も楽しんでいるよ。
8) ノウンスペースにはなぜ宗教がないのか
Adam Rightmannによる
私は、ほとんどのSF作家が宗教を好まないのを知っています。しかし、あなたとパーネルとの共著『神の目の小さな塵』では、宗教は非常に大きな位置を占めています。ノウンスペースには明らかに宗教が欠けているのにもかかわらずです。『神の目の…』における宗教は、すべてパーネルによるものですか?
ニーヴン:
そう、その通り。新興宗教や既成宗教の発達について思索するのはあまり気持ちのいいものじゃない。異端宗徒ダプティストはジョークだったんだよ。『インフェルノ―SF地獄篇―』は衝動のせいだ。ダンテの『神曲―地獄篇―』を読んで、ぼくの心はそこから離れなくなってしまい、パーネルまで引きずり込んでしまったんだ。ぼくの動機は宗教的なものではなく、ストーリーテラーとしての動機だったのだ。
9) お答えを祈りながら
Demonaによる
エルフ・スタンバーグの「The Only Fair Game」に関するあなたの停止命令は、内容へのもっぱら個人的な嫌悪に基づくものですか? それとも、あなたの作品世界への支配を維持したいとの思いでしょうか? また、『リングワールドふたたび』で述べられた、「ノウンスペースシリーズの話をもっと望むなら、自分で書かなきゃね」という発言との整合性を、どのようにお考えですか?[13]
ニーヴン:
「The Only Fair Game」なんて覚えていないなぁ。リンクをたどらせてもらったよ。
この設定はいただけないなぁ。より古い種族が、人類のような性の多様性を持ちようはずがない。性的反応は、どれも密接に関係するのだ。クジン人の女性が、ソフトになったり、鈍くなったりしようがない。そんな間違いは致命的だよ。
その話がぼくの著作権を犯していると説明されたので、停止命令を出したんだったかな。出したことは出したが、もちろん、ぼくは「停止命令」には効果がないと知っている。
昔々、人間-クジン戦争関連のオチをいくつかばらそうとするひどい記事が書かれた。ぼくはそれが出版されないよう依頼した。その場合もやはり、ぼくの著作権と(※人間-クジン戦争の話を書いてくれた)作家たちを守るべく動いたんだ。
もう少し一般化すると――「ノウンスペースシリーズの話をもっと望むなら」というのはノウンスペースに対して様々な想像を行ってみてほしい、ということであって、ぼくの著作権を犯したりアイディアを盗んだりすることを誘っているわけじゃない。そのような想像を実際に作品として発表することは、限定された状況でのみ、許可を得て、できるものだ。
しかし、そのような想像はぼくを目覚めさせてくれる。ぼくの見落とした効果を誰かが見つけてくれるのはうれしい(ふつうは電子メールで受け取る。さもなければ、誰かが人間-クジン戦争のストーリーを書いたのを見せてもらう形で)。それに、結局のところ、ぼくが、著作権や特許や商標登録できないものもある。例えば、(※X-BOXの)「Halo」[14]は安っちいリングワールドに見えるが、回転による重力発生をぼくが発明したわけでもないしね。
10) 映画にジェラシー?
spunによる
デイヴィッド・ブリン[15]は、彼の作品が映画化されない一方、ひどいSF作品が映画化されていたことに対してジェラシーを感じていることに素直でした。『禁断の惑星』は例外として、よいSF小説のように私を惹きつけてくれるSF映画というものを、見たことがありません。
私はあなたの作品が素晴らしい映画になるだろうとも思っています。ブリンの作品は多分ヨーロッパでは受けがいいでしょう。あちらの人は映画にもうちょっと曖昧さがある方がお好きなようですので。けれど、そういったものは、アメリカでは、おそらく受けないでしょう。別に私はあなたの作品がブリンの作品と同等の高尚さを持ち合わせていないと言っているわけではありませんが、あなたの作品は一般の人にとって、いくぶんかとっつきやすく、そしてそれゆえアメリカ人受けするような超大作を作るのにはぴったりのように思えるのです。私の質問はこうです。1) あなたほどには才能のない作家の作品が、銀幕で何百万もの人々に見られるのにはジェラシーを感じますか? 2) あなたの作品の映画脚本について、プロデューサから打診を受けたことはありますか? 3) そもそもあなたはご自分の作品を映画化したいと思っているのですか?
とは言っても、私は、あなたが良質なエンタテインメントを与えてくださったことに感謝したいんです! 私は10歳のころからあなたの作品を読んで育ちました。私見ではあなたは最高に洗練されたSF作家の一人です。あなたの作品には、素晴らしいキャラクター、ファンタスティックな設定、信頼できる科学考証、それにたっぷりのアクションがあります。重ねてお礼を申し上げます。
ニーヴン:
もちろんジェラシーを感じているし、腹を立ててもいるよ。ぼくは自分の作品から作られた映画に家族を連れて行くのをずっと長いこと待ちわびてきた。そして今や母は映画に行くには年をとりすぎてしまった。大スクリーンでブリンの『ポストマン』を観ることができてうれしいよ。彼のメッセージは好ましいものだ。でもぼくは(※自分の作品の)ポストマンのハリーもスクリーンで観たいんだ。『悪魔のハンマー』のね。
それから、もちろんぼくは作品の版権や映画化権を売ったことがあるし、スター・トレックのコミックのシナリオを書いたことも、アウター・リミッツのエピソードを書いて売ったこともある。でもそれは映画にありつくのとはわけが違うんだ。映画は映画化権よりもずっと金がかかるものだ。
そう、ぼくは自分の作品が映画になったのを観たいと思っている。作品全部をだ。短編も長編もだ。いけないかい? 映画は本を台無しにしたりしない。本は依然として変わらずそこにあるのだし、もっと多くの読者の目に触れるようにさえなるかもしれない。もしあなたが宝くじに当たったら、ぼくのエージェントであるクリエイテッド・バイ社のビンス・ジェラルディに会ってくれたまえ。
ちょっとあせりつつ (スコア:1)
私的には10の質問が"興味深い"ですね。
ラリィニーヴンの作品がようやっと映画化できる程に、
Visual effect が発達してきたと思うので。
がんばって欲しいところです。
# でも、SF ファンにはつまらない結果になることも請け合いですけど。
# 映像じゃあ、小説のようにいろいろ説明できませんから、
# ごまかしが増えそうだ。
# フレームの元かしらん?
映画と原作 (スコア:1)
私は映画版『ポストマン』にがっかりした口ですし。
(なんでサイクロプスの逸話とか、ばっさり切るかなぁ…)
それでも、好きな作品が映像化されるのは感慨深いです。
(『砂の惑星』? なにそれ(笑))
ニーブン氏の作品だと、横の繋がりが強いノウンスペースは、あまり映画に向いていないような気がしますね。(『プタブの世界』なんかは良いかも)
独立した作品だと『時間外世界』は映画向きな感じがしますが、主人公-ヒロインが「じじばば」なのは問題かな。:-)
Re:映画と原作 (スコア:1)
ビジュアル的なインパクトは第一級です。
動いて喋るパぺッティア人、見てみて~。
ストーリーなんぞどうでも良い。
あの世界をグラフィックにしてくれ~。
〜後悔先に立たず・後悔役に立たず・後悔後を絶たず〜
[オフトピック]HARO (スコア:1)
vyama 「バグ取れワンワン」
Re:映画と原作 (スコア:1)
ただ、リングワールドも前提として、プロテクターやら、銀河中心核がアレしたことによるパペッティア人のアレやら、アレの遺伝子やらの関連知識が必要じゃありません?
(ネタバレ防止のための『アレ』多用陳謝(笑))
映画のなかで全部説明は無理だろうし、ばっさり切ると原作ファンとしては少々悲しい感じも…(^^;)
動いているパペッティア人が見たいのは激しく同意です。
私はアウトサイダー人あたりを希望~。
Re:映画と原作 (スコア:0)
Re:映画と原作 (スコア:1)
そう言えば作中で説明されてるんでしたね。失礼しました。
(でも、アレの遺伝子って『リングワールド』が初出でしたっけ?)
…あー。こうしてやりとりしてると、脳裏にリングワールドの雄大な光景が浮かんできます。
うう、ますます見てみたくなった。
見てみたい。 (スコア:1)
あのリングが実際のところ望遠鏡だったらどんなふうに見えたりするんだろう。
# あ、でも光の反射量が小さそうだから、
# あまり明るくないか。
Re:映画と原作 (スコア:1)
"指輪"もそうだし。
最近読んで良く覚えているリングワールドなんかは、
映画1本にできる量じゃあないので、どこかでばっさりやるしかない。
そうすると、やっぱりファンからは文句がでるでしょうしね。
# つーか、文句言うし。
世界だけもってきて、ニーヴンに脚本を書いてもらうのがいいのかも。
Re:映画と原作 (スコア:1)
と諦めるしかないでしょう
ファンと原作者の総意に基づいた作品なんて作れるわけないんだし
作れたとしても、それが面白くなかったらダメだし
作って頂いただけでも「ありがてーだ」と思うべきかと
# だ~か~ら~ニューロマンサーはどうなってんのよ
# JM?はぁ?なんだあのサイバースペースはやる気あんのか
Re:ちょっとあせりつつ (スコア:1)
># でも、SF ファンにはつまらない結果になることも請け合いですけど。
># 映像じゃあ、小説のようにいろいろ説明できませんから、
確かにそうですね。解説付DVDにするとかでないとやたら饒舌になるか、NHKの教養番組みたいになってしまう(それはそれで、見てみたい肝するけれど)。
#もっとも、「吾輩は猫である」も解説無しだと、相当部分が何のネタなのか分かりませんけど。
「インテグラル・ツリー」2部も映画向きかもしれませんが、軌道運動の力学の理解必須だったりして(でもないか)。
もしも映画化するなら (スコア:1)
本家で見かけたときから、気になってました。
#でも、コメントがあんまりのびてないかな。
ニーヴン作品を映画化するなら、なんでしょう?
個人的には「時は分かれて果てしなく」か
「無情の月」が好みなんですけど、映画向きではないな
Re:もしも映画化するなら (スコア:1)
>「無情の月」が好みなんですけど、映画向きではないな
ちょっとこじんまりとしてるかもしれませんね(短編向きということ)。
でも「無常の月」は最悪の想像のほうをSFXでやると迫力がでそうです。
ノウンスペースシリーズは短編~中篇で多くの背景が語られていて、どれも捨てがたいのですが、映画化というと、オムニバス長編的にまとめる必要がありそうですね。火星関係のものなんかどうでしょう。
「狂気の倫理」なんてのも暗さが興味深い(^^;のですが、映画には向かないなあ..
謝辞 (スコア:1)
今回も、前回のラリー・ウォールのインタビュー翻訳にまして多くの方々にご協力を得ました。
Jadawinさんは、今回もオープンソース型翻訳のきっかけを作ってくださり、 3), 6), 9)を訳出してくださいました。
haresuさんには、8), 10)の訳を頂戴しました。
dsegさんには、7)を訳してくださったのみならず、博識なところ訳注などの数多くのコメントをくださいました。
(yhは、1), 2), 4), 5)を担当し、全体的な調整を行いました。)
くわえて、あるACさんが翻訳の対案を公開くださり [srad.jp]、ずいぶんと参考にさせていただきました。まだ潜在的なミスはあるにせよ、これによりミスを大幅に減殺することができました。
それから、上記の方に加えて、誤訳の指摘や訳注の作成、関連知識と励ましを頂戴しました。(コメント順で)SS1さん、alpさん、yourCatさん、Averageさん、teltelさん、zokkonさん、von_yosukeyanさん、wosamuさん、Sanjuroさん、そして、ACさんに、深く感謝申し上げます。
TANJ! (スコア:0)
てっきりニーブンは引退したもんと思い込んじまったじゃねーか。やる気ねーのか、はやかわさんよぉ。そーげんさんよぉ。ああ?
そんなカホナ (スコア:1)
創元推理文庫で。
いや、読んでないですが・・・
Re:TANJ! (スコア:0)
実際、訳のあるものに比べるとかなり落ちるので
どうしても出版しようという気にもならないのかも
しれませんが。。。
# 個人的には大好きなので全作追いかけてるけど。
Re:TANJ! (スコア:1)
と思うのはファン心理?
# やっぱファンなら原本読まなきゃダメですか?
Re:TANJ! (スコア:1)
既訳ものでも手に入りにくいですよねぇ。
『ガラスの短剣』なんかずっと探してるのになあ。。。
原本でも読みたいSF (スコア:1)
ニーブンじゃないけれどアンドレ・ノートンの「太陽の女王号」の続きが読みたいです(既刊7冊). 同じアンドレ・ノートンでもビーストマスターシリーズなら比較的入手が簡単なのですが, 「太陽の女王号」だと初版が1950年代なのでなかなか見つからなくて... 手持ちのハヤカワ文庫はゼロ・ストーン共々, 紙がボロボロになり始めているし...
Re:原本でも読みたいSF (スコア:1)
矢野徹「折り紙宇宙船の伝説」です。
たまに神田で回ってみるのですが。
リバーワールドを全巻見つけたときは狂喜しました。
〜後悔先に立たず・後悔役に立たず・後悔後を絶たず〜
Re:原本でも読みたいSF (スコア:1)
ありましたねえ,松本零士の挿絵の付いたやつ。 新谷かおるの Queen 1313 の元ネタというか。アンドレ・ノートンだと,ウィッチ・ワールドとかも最近は見かけませんね。
昔のスペオペも全滅だし。たとえば:
とか。ハヤカワ文庫も,白背はほとんど見かけないし。 あるのは,火星シリーズの合本とレンズマンの新訳ぐらいかなあ。
Re:TANJ! (スコア:0)
ズガーン、ズガーン (スコア:0)
こいつって正に拡張現実が実用化された世界なんだなと
つい先日再読しました。
リングワールドなんかはピンとこないのですが
パーネルとの共著はかなり好きです。
ニーブンで一番好きな奴は『降伏の儀式』
大天使発進のシーンはあまりの豪快さに床を転がりながら
読んでました。
インデペンデンスデイなんか作ってないでこいつを映画化してほしい。ほんとに
Re:ズガーン、ズガーン (スコア:1)
> 何でドリームパークが訳されないんだと歯軋りしつつ
83年に創元推理文庫から出ている [hiemalis.org]みたいなんですが, これとは違うのでしょうか?
Re:ズガーン、ズガーン (スコア:0)