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百層ディスクでテラバイト記録を 50

ストーリー by Oliver
まるでパイ生地 部門より

kamuy 曰く、 "Impress AV WatchZDNN から。日立製作所と日立マクセルは共同で、光ディスクを百層まで多層化出来る技術を開発した。映画作品を記録したDVD-ROM辺りでは既に出回っている多層化技術ですが、今回の技術は「スピンドルからの電圧の印加により記録層を選択的に変色させる」「通常は透明な各記録層を任意に変色させることが出来るので、各々の層の間隔を狭めることが可能」というのがミソのようです。
なお、この技術はいわゆる基本技術ですので、「すわ、またしても新規格で乱立に拍車が?」とか勘違いしないように。いや、乱立するかもしれんが…"

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  • by machey (13091) on 2003年05月21日 23時35分 (#320604) 日記

    100bit 分の濃淡を付けた絵をディスクに描くこともできる、 ってわけですよね。

    YAMAHA [yamaha.co.jp]以外にこういうことをやってくれる メーカー様が現れてくれれば、という前提ですが。
    # たぶんありえないだろうな... (^_^;)

  • 人生で視聴可能な時間 (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2003年05月22日 10時12分 (#320810)
    「もうこれ全部を見る時間は俺にはないだろうな」
    と、集めたビデオ、DVD、CDなんかの山を前に思うことがあるんだけど、
    このサイズのディスクになると、20~30枚程度あっただけで
    人生で視聴可能な時間を超えそうだなあ。
     
  • 電圧を掛けた層にだけ記録できる?
    あの厚さに100層作ったとき、どうやって任意の層に電圧を掛けるのかなぁ。結構乱暴に扱われますからね、意外とめんどくさそうな気がするのですが・・・それにメディアと装置のコストが・・・

    それとも掛けた電圧に応じてアナログに層の場所を指定できる?
    この場合だと、分解能が重要ですよね。でも、どうやって電圧による素材の違いを均等に作れるのかな。

    それともある電圧に感応する素材を100層作る?
    これが一番楽そうだけで、100種類も用意することができるのでしょうか・・・メディア作るのがしんどそう。

    うーん、既に発表済みだからどこかに詳しい資料あるのかな・・・
    • 日立のニュースリリースによると

      >つまり印加する電圧によって記録再生する層を「選択」することができます

      とあるので、アナログ制御なんでしょうね、多分...
      電気接点の接触抵抗なんかも問題になるでしょうから、フィードバックくらいはかけるとしてもかなり難しそうですね。

      案外、ハブにICを内蔵して供給電源に選択信号を乗せたりして。
      --
      凛々しく、あほらしく。
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    • 私の理解では、任意の電圧をかけることでその電圧にのみ反応する層を選択的に利用出来る、という感じなのですが…
      で、常態では全ての層が透明な状態になっていて、とある電圧を印可された時にその電圧に対応した層が変質し(着色され)、焼いた部分は変質しない(透明なまま)となるので、その反射率の差で読み書き出来る、と。
      日立のリリース文 [hitachi.co.jp]からすると「エレクトロクロミック材料」というのがそのような特性を持っているらしく、変質させる電圧は簡単に制御出来るのでしょう。

      電圧の制御とかが難しそうな気はしますが、逆に電圧制御さえ精密に出来るならば、電極を百個並べてやる必要はない。でっかい電極をスピンドル(受け)部に一組作ってやって全部の層に接続し、印可電圧だけで何とかする、ということではないでしょうか?
      --
      -+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
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      • by take0m (4948) on 2003年05月22日 19時38分 (#321134) 日記
        リリースを読んでいると、単一の電圧に感応する組成の層を複数層作る、という感じですよね。
        となると、簡単な組成の違い(ある元素の比や分子量など)にほぼ比例して電圧で制御可能な素材が必要ってことですよね。それができないと、電圧100個分の全然組成の違うオリジナル素材を100個も作らないといけなくなっちゃいます。

        今回の発表は、ある値がAの某素材は電圧f(A)で変色し、その値がA+1になると電圧f(A+1)で変色するようなスマートな素材を開発しました、ということなのかなぁ?だとしたら画期的ですよね。

        逆にシステムだけを開発し、それを満たすことができる素材はこれから研究しますとなると・・・
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    • 日立のニュースリリースより [hitachi.co.jp]

      今回、記録層一層からなる直径12cmの光ディスクを試作し、記録・再生の原理実験を行いました。実験では、ディスクの回転軸に取り付けたボールベアリングから約2Vの電圧を記録層へ印加しました。

      ZDNNより [zdnet.co.jp]

      今後は多層ディスクによる動作確認を行い、大容

      • > ディスク側の電極(?)を円周状に配置して、ドライブ側の電極を
        > 回転させることで選択するというような方法が簡単かなぁ。

        そうなんですよね。
        DISCという構造だとZ軸はすごい短いですから、そこに100個の電極を置くのは難しいですよね。一番楽なのはDISCの最外周を取り巻くように100個の電極を置くことですが、外周かかなりの速度で回転しているので・・・
        となると最内周になりますか。固定されている部分ですからね。あそこだと円周で5cmくらいはあるでしょうから、電極1個の幅が0.5mm・・・うーん・・・裏表使えれば1mmくらいは確保できますか。2周使えば2mmくらいは・・・

        というかそもそも0.1μmオーダーで100層も重ねたものから、100本も電極を取り出すのってコスト掛かるような・・・

        やはりアナログで掛ける電圧で自動的にってのしか解決策が見えてこない・・・
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        • 別に外部から100通りの電極や電圧を供給しなくても、制御用配線とチップをメディア内部に埋め込んでしまえばいいだけの話のような。層間切替えの速度はヘッドシーク速度と同程度で良いでしょうから、チップと外部とのインタフェースはそれこそミューチップ技術の延長程度で行けそうな気がします。電力が足りなければついでに誘導コイルも埋め込むって事で。
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          • なるほど、チップ埋め込みですね。以前著作権管理機能付CDでも同じような技術を実装していましたね。

            とはいえ、各層とそのチップ間の配線は組まないといけないわけですよね。まあ現在の半導体技術からいえば0.1μmオーダーなんてたいしたことないでしょうか。重量バランスさえ気をつけて設計すれば回転時もぶれないでしょうし。
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            • 単純な疑問としては、100層も張り合わせられるんだろうか?とか
              張り合わせではない場合は、μmオーダで一層ずつ作れるのかなぁ、とか。

              電極に関してはディスクが滑らないなら、ディスクの中央部分を
              放射線状の電極にするとかありか?とか考えました。
              それでも100等分はつらいか……
              --

              本当かい♪本当かい♪
              親コメント
            • 各層の配線を取り出すのは、今の多層プリント基板と同じようにビアを使えば比較的簡単にできるんじゃないかという気がします。プラスチック膜をミクロン程度の厚みで積層するのも、このディスクなら厚み制御要求は厳密ではなさそうなので半導体ウェハにレジストを塗付するような感じでできるんじゃないかと思うんですけど、そういえば取り出しじゃなくて層に電圧を印加する方の電極はどうやって作ればいいんでしょうね。プラスチック電極?
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  • by Anonymous Coward on 2003年05月21日 23時44分 (#320615)
    ホログラム方式で書き込むオプトウエア [optware.co.jp]の
    テラバイト光ディスクシステム [impress.co.jp]の権利を回避する為にしか見えませんが

    結局、書き込み方法がパラレルかシリアルの違いにすか思えませんね。

    当てにならない予測
    テラバイト光ディスク:本体が大きそう 、メディアが安そう
    100層ディスク    :本体がコンパクト、メディアが高そう
    #普及は値段と大量に供給できるかだな。
    • Re:結局ダメなんだろ (スコア:1, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2003年05月22日 0時10分 (#320633)
      値段や供給量なんて関係ありません。
      エロをより大量に頒布したメディアが普及します。
      親コメント
    • by kapaer (9728) on 2003年05月22日 11時29分 (#320866)
      >100層ディスク    :本体がコンパクト、メディアが高そう

      最高で100層までできるってことでしょう。
      何層にするかは簡単にできるでしょうから、民生用にはそのときの生産技術/求められる容量に応じたディスクが供給されると思うので、期待してもいいかと。

      #でも、書き込み速度は今と大差ないんだろうなぁ。
      #そういう意味ではやっぱりダメかも。

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      • by SteppingWind (2654) on 2003年05月22日 12時13分 (#320886)

        読み出すときにランダムなアクセスができれば良いアーカイブメディアならともかく, バックアップ用に使おうとするならダメでしょうね. その点ホログラフディスクの方は最大で1Gbps程度の速度を持っているみたいなので, 例えば1TB(最近じゃ個人でもフルタワー筐体1台で実装できそう)程度のデータをバックアップするのに3時間程度ですみますが, 今回の100層ディスクだったら果たして何日かかることやら...

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      • 「最高で100層」ではなく、「今と同じ厚さなら100層」です

        電気的に分離できればいくらでも増やせる理屈ですので
        未来のメディアはバームクーヘン状になるのかも…
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      • by Anonymous Coward
        層の枚数の違いだけで100通りの別規格。
  • by Anonymous Coward on 2003年05月22日 0時54分 (#320652)
    素人考えですが、ホログラム記録と多層方式を組み合わせれば、
    1TB×100層=100TB とか出来ないですかね・・・。
  • by Anonymous Coward on 2003年05月22日 12時45分 (#320912)
    厚さが100倍になっている図を思い浮かべてしまっていた

    # 長電話 受話器の長さが 3メートル
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