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6024 story

日本版シャトル実証実験機、パラシュートが開かず大破 146

ストーリー by Oliver
生還こそが第一目的 部門より

SS1 曰く、 "日本版スペースシャトルの実証実験機,高速飛行実証(HSFD)フェーズII(NASDANAL)の第1回目の実験は,マッハ0.8の亜音速飛行を「概ね正常」に実行することに成功しデータを回収した。
しかし,高度約1キロメートルから始まる回収フェーズで,メインパラシュートが完全に開かず。機体は地面と激突し主翼が根元から折れるなど,大破する結果になった。このため,同機を使って7月末までに行う予定だった2回目以降の実験は,ほぼ不可能となる。報道は, 朝日毎日読売産経など。
パラシュートの動作は,CNESに依頼した気球系と同様に,ミッションの主要な実験目的外の要件だが。この失敗は,HYFLEXでのテザー切断などの,これまでの失敗が,教訓として活かされなかったともいえる。日本の再突入技術の限界を感じさせる結果となった。先日の宇宙委員会で提示された,3機関統合後のロードマップにある,「再使用型サブスケール実験機」の開発スケジュールへの影響は,どうなるのだろう。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by miyachi (13667) on 2003年07月02日 18時18分 (#350404)
    高速飛行実証フェーズII 第1回飛行実験の実施結果について [nasda.go.jp]

    飛行経路や回収後の機体の写真等が付いています。
    思ったよりは壊れていない気がするのですが、復活は無理なのでしょうか。
    いずれにせよ事故原因の報告が待たれるところですが、暫くは時間が
    かかるでしょうね。

    飛行経路から見てパラシュートを開いたのはマッハ0.2~0.3くらい?
    時速で言えば240~360Km/時くらいでしょうか。
  • by Anonymous Coward on 2003年07月02日 19時47分 (#350463)
    東大宇宙研のロケット打上げ失敗 [sf-fantasy.com]のころを思い出しますね。

    失敗はしないにこしたことはありませんが、失敗しないと身につかないこともあります。ロケットなどの宇宙機はそこらの家電製品と違い限界近くで使用するため、故障に対して脆弱であることは宿命的です。結局数をこなすことで経験を蓄積するしかないし、NASAやソ連/ロシアとは二桁、ESAとも一桁違う我国の打上げ実績では経験の量による差は、工夫や勉強では埋められないものがあります。それが技術というものでしょう。シミュレーションがいくら高度化したところで、モデルに数値化されていないことはシミュレーションの対象にならないわけです。H-IIだって、5回連続で成功した後に2回失敗していますが、そのどちらも1~5回目に発生してもおかしくなかったものでしょう。

    今回の実験機はロケット(Launch Vehicle)ほど大規模なシステムではないでしょうけど、新たに開拓する技術要素は盛り沢山だったはず(じゃなきゃ実験などしませんよね)で、これに懲りずに技術の完成度を上げて欲しいものです。

    もっとも、有翼宇宙往還機が最適かどうかは、別なかたの発言にもありますが、議論の余地があるのかもしれませんが:例えばこれとか。 [nikkeibp.co.jp] まあ、この議論が全て正しいとも思いませんけどね。
  • 有人宇宙飛行の技術開発って、日本に向いていない気がします。
    どっちかというと、安価に機材を軌道に載せる技術開発が向いている気がします。
    化学燃料ロケットよりも、マスドライバーやイオン系などの電磁気推進系を必死に研究して欲しいなぁ・・・というのが個人的な意見です。
    • 輸送手段という観点からだけみれば、有人かどうかはそれほど大きな問題ではないと思います。どちらにせよ、安価に安全に運ぶ手段が必要でしょう。
      それに、有人飛行手段を持っていないと、軌道上より遠いところでの大きな国際協力ミッションのイニシアチブは取れないと思います。

      ただ、有翼再利用の後追いがいいのかはしっかり検討してほしい、という個人的な意見はもってたりします。
      スペース・シャトルに疑問が付きまとっている時期ですし。

      <ぼそ>再突入?</ぼそ>
      親コメント
      • by SS1 (6823) on 2003年07月03日 13時08分 (#351028) ホームページ 日記
        あわわ。

        再突入技術→サンプル・リターン技術の回収系

        ……と訂正します。いまいちですが。

        有翼の是非は。 パラシュートはヤダって人もいるわけで…… 「開かなかったらどうする」というか。

        有翼再利用でも国際宇宙ステーション(ISS)でもいいのですが,どちらも商業ベースに乗るようなものではないんで,ISSが「技術オリンピック」なら,シャトルは「アメリカスカップ」みたいなヨットレースに参加するようなものかと。ここでの批判もそういう方向性を感じますし。広報とか。
        --
        斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
        親コメント
    • 化学燃料ロケットよりも、マスドライバーやイオン系などの電磁気推進系を必死に研究して欲しいなぁ・・・というのが個人的な意見です

      マスドライバーって、地上から軌道まで打ち上げるのに有用な手段なんでしょうか?

      Googleあたりで検索する限りは、地上からではなく、月面からの打ち上げ等の利用で考えられているみたいですけど

      親コメント
  • by unchikun (14429) on 2003年07月02日 23時49分 (#350630)
    昔だったら「○億円がスクラップに!?」といった報道がされたところだろう
    が、リンク先の報道を見る限り開発費に言及したのは1つだけだし、所期の目
    的を達したことも書いてあるなど、必ずしも否定的な報道だけではないよう
    だ。

    これはマスコミをはじめとする非技術系の人たちが、「実験には失敗がつきもの」
    ということに気が付きはじめたからではないだろうか?
    そこに至った最大の要因はやっぱり「プロジェクトX」?

    #いや、単に○億円を端金と感じるようになっただけかもしれんが。
  • by Anonymous Coward on 2003年07月03日 0時37分 (#350669)
    個人的には遷音速、超音速の制御とデータとり以外については特に先進的なことをやっている気もしません。
    今回のように回収装置のトラブルくらいの話であれば、予備機をもっていれば一回目の失敗をリカバーして実験を続けられると思うのですが、予算的に厳しいためにそれができないことが悲しきかな日本の航空宇宙開発。
    予算、バックアップ体制、さらには航空宇宙産業、学会の全体的なレベルアップを切に願います。

    自分はかかわっていないけど職場的にかなり関係者なのでAC
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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家

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