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6029 story

社員宛の会社批判メールは不法侵入にあらず 8

ストーリー by Oliver
口止め失敗 部門より

Thorton曰く、"レッシグblogおよび本家より。カリフォルニア州最高裁判所は、社員宛に自社を批判するメールを送信した元社員の行為は「自社財産への侵犯」であるというインテルの訴えを却下した(ZDNETの記事)。
このHamidi対Intel裁判は、Intelの雇用慣行を批判するサイトを運営する元従業員Kenneth Hamidi氏が数千のIntel社員宛てに会社批判のメールを送信したことに対してIntelが差し止め命令を求めたことから始まったもの。下級審はIntelを支持しHamidi氏にインテル社員宛メールの送信を禁じていた。
判決によれば、確かにメールサーバはIntelの私有財産だが、Hamidi氏はサーバにダメージを与えたわけでも機能を損なったわけでもなく「財産への不法侵入」による損害は認められないとしている。
気になるのはspam問題への影響だが、hamidi氏のメールは商業目的ではなかったこと、無差別ではなくIntel社員へ限定して送られ、また二年間で数回という頻度だったこと、今回却下されたのはサーバへの不法侵入という訴えであることなどから影響は少ないと考えられている。
かつては数十万ドルの年俸とストックオプションを受け取っていたHamidi氏は、この訴訟費用で破産に追い込まれている。"

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  • 判決文を読んでいないので、勘違いしている点もあるかもしれませんが、
    ZD NetNewsを全面的に信じれば、今回の判決は「所有主による私財の利用を妨げたわけではない」ことを根拠に、
    「訴追可能な私財侵害には当たらない」と判断した、ということですよね?
    #イメージとしては、日本でいう威力業務妨害にまでは相当しない、という感じかな

    翻って、spamってのは、
    • 送りつけられたメールの受領者本人にとってウザイ(かつ、捨てるのが面倒くさい)
    • 存在しないアカウントに向けても投げられるので、サーバーへの負荷が不必要に大きい

    • という点で、受領者及びサーバー管理者の双方にとって、十分に「業務妨害」に該当しうるのではないでしょうか。
      #そもそもspamに「商業目的か否か」なんて関係ないし


      なお、個人的には、「自社を批判するメール」ということが会社にばれてしまった、という点に戦略的に大きな間違えがあったとしか思えないです。
      #「雇用者に業務用に与えたメールアドレス宛て」に送りつけられたメールなので、
      #雇用者側も「業務に即したものであるか監視可能」であった、ということなのか、
      #単に「送り先」に「敵」が居た(^^; のかは別にして、
      #ISP宛てに投げるメールならISPに「内容」は判明しませんな
    • by Anonymous Coward on 2003年07月03日 11時31分 (#350932)
      「この件とspamとは全然関係ない」と言うのは,「今回のカリフォルニア州最高裁判所の判断は, 社会的にspamを許容するか否かという判断とは, 全然関係ない」という意味でよろしいでしょうか?

      上記解釈であれば私もそう思います. それと同時に, 私は, Hamidi氏によるメールはspamの範疇だと思います.
      メール受信者が optin していない大量配信メールだというのが理由です.
      もちろん, Hamidi氏が, メールを受信した数千人と知り合い出会ったのなら, その限りではありませんけど...

      しかし, このspamか否かの線引きは非常にあいまいなものだと思えます. そこで他の皆さんが以下の点をどう考えるか興味があります.
      1.Hamid氏のメールはspamか否か
      2.Intelは今後 Hamid氏からのメールを遮断する権利があるか否か
      皆様どうお考えでしょう?
      親コメント
      • 日経産業本紙で読んだ記事を個人的に解釈すると、
        Hamid氏の行動をSPAMではないと判断しているわけではなく、
        受け取りを希望していないメールを
        非常に大量というわけではないレベルで勝手に送りつけた程度で、
        私的財産への侵入や侵害とみなして既存の法律で裁くには、
        無理があるというような判決だったようです。
        (たとえば、見知らぬ人に何通か郵便物を送っただけで犯罪になるかってこと)
        実際、メールを一人に数通、計数千通程度出したところで、
        それで現実的な被害になるかというと怪しいものがありますから。

        やはり、SPAM規制の仕組み作りは難しいものがありますねえ。
        SPAMをSPAMと判断するのを、メールの受信者やサーバ管理者側に任せると、
        今回のような問題が生じるし、かといって客観的な判断基準を作るのはもっと難しい。
        親コメント

        • たとえば、見知らぬ人に何通か郵便物を送っただけで犯罪になるかってこと

          その通りだと思います。じゃあ、FAXで送られる怪文書はどうなのか。個人がFAXをもっているわけでもないし、FAXはだれが受け取るかわからないしなあ。

          Intel も、訴えたかったのだけれども、訴えようがなく私的財産への侵入や侵害として訴えたのだとおもいます。

          ただ、メールアドレスを自動生成などして、存在しないメールアドレスに大量にメールを送った場合にどうなるか、微妙だとおもいます。
          親コメント
      • より適切な方法として (スコア:2, おもしろおかしい)

        by hix (3507) on 2003年07月03日 17時14分 (#351226) 日記
        Hamidi氏は、先に次のようなメールを出しておけばよかったのかな?

        拝啓 皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
        さて、私ことKenneth Hamidiは、貴殿がお勤めになられているIntel社の
        従業員でありましたが、諸般の事情により退社せざるを得ない状況 となり、
        やむなく会社を去らなければなりませんでした。
        これは、私が思うにIntel社の雇用慣行によるもので、必ずしも全てを納
        得した上で退社したわけではありません。
        これからも、この件について貴殿にメールを差し上げたく思う所存であり
        ますが、もし必要でないということであれば、題名に「送信せずと も結構」
        とお書き頂き、ご返送ください。
        尚、今後お送りするメールでは、Intel社の雇用慣行についての私の考察
        のほか、他社の優れた雇用体制の紹介、失業時の手続き等のアドバ イス、
        破産に至るまでのドキュメンタリーなども盛り込む予定です。
        ぜひ、この機会をお見逃しのないようご注意ください。
        では皆様のますますのご繁栄をお祈り申し上げます。
                                         敬具
        親コメント
    • >個人的には、「自社を批判するメール」ということが会社にばれてしまった、という点に戦略的に大きな間違えがあったとしか思えないです。

      社内の特定の人物を名指し又は特定可能な表現で、
      プライバシーの問題を暴露するとかなら問題でしょうけど
  • 大きい会社と喧嘩するって大変なことなんですね。 破産したあとの弁護士費用ってどうなったんでしょう。 乗りかかった船だからこそ、降りたら一銭も貰えない船だからこそ、弁護士さんたちは頑張ったのかな・・・。訴訟費用は原告が持つの?

    それを調べようと、最高裁の判決 [ca.gov]を読もうとしましたが、長すぎて読めません。主文の他に、いろんな人のコメントがついていて78ページです。翻訳部さん、おねがーい・・・。

  • もっとおかしなメールを送信していたりしますよね。
    社内、社外問わず…。

    訴えてみたりしないかな>会社
    わくわく。
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