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知財推進計画 政府が決定 55

ストーリー by wakatono
これもグローバルスタンダード? 部門より

ab曰く、"日経産業新聞などの記事によると、政府の知的財産戦略本部が「知的財産推進計画(PDF)」を決定した模様(推進計画の概略)。内容としては、特許などの知的財産の活用を通じて産業の国際競争力を回復するとのことで、知財高裁の設立などが含まれている。日経産業新聞の記事にもあるが、20年遅れて米国をプロパテントの後追いすることになる。

一方で、アメリカのプロパテントの後追いが本当に日本の国民のためになるのか?という疑問は尽きないように思う。先日のRIETIの討論の際に池田氏も主張していたが、20年遅れで米国のゲームのルールに従ったところで、日本にとってどんなメリットがあるのだろうか? 各氏の意見を求む。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by ikemo (901) on 2003年07月13日 23時02分 (#358175)
    という印象を持ちました。

    自分が気になってたところ(中国のような侵害国への対処、
    外国への技術の流出、評価する側の改革、教育)
    は一応述べられていたのですが、
    これだけ項目が多くて本当に実行できるのかなと。
    まあ、本気で危機感を持っているならいいのですが。

    あと一つ気になったのが、評価する側への取り組みが

    >第1章 3.(8) 産業界の意識を改革する

    という短い節にしかないことです。
    日本の一番弱いところはこの評価する点だと思いますが、
    評価する人たちが駄目なままではいくらいいものを作っても
    全てが水の泡となってしまうのではないでしょうか。

    # 八木アンテナの例を使って評価されない技術が
    # 悲惨な結果をもたらすのを義務教育で教えるといいかも。
  • by Anonymous Coward on 2003年07月14日 3時34分 (#358311)
    アメリカが特許を大量に持ってる状態でパテント・レースに乗ったら
    負けるのは確実。とくにソフトウェア分野では全滅だろう。
    なら日本は「ソフトウェア特許など認めない」と宣言してしまえ!

    「日本国内ではソフトウェアに関する特許は認められません。」

    世界中のオープンソース技術者が日本に帰化。
    (GNUの本拠地も日本に移転。)

    ソフトウェア技術の急速なイノベーションが日本で発生。

    技術力競争に負けないため、世界各国で特許による規制を緩和。

    米国のプロパテント政策失敗。

    #まぁ実際はこうなるまえにミサイル飛んでくると思うけど。

    これは冗談としても、特許による行き過ぎた制限を無くせば
    ソフトウェアはもっと進歩する、ということを日本が(別に日本じゃなくてもいいけど)
    体現できれば、アメリカも変わると思うのだけど・・・。
    やっぱりただの理想論かな。
    • 冗談にマジレスするのもなんですけど、

      >日本は「ソフトウェア特許など認めない」と宣言してしまえ!

      単に、「ソフトウェア特許を認める国」にて日本製品を輸入販売できないような規制が行われるだけ。米国のソフトウェアプロダクトをはじめとする重要ソフト・ハードの日本への輸出禁止措置も実行されるでしょう。
      現状では、「いいじゃん、WindowsやMS OfficeはやめてLinuxやOpenOffice使うから」というわけにも行きません。

      要するに日本は手も足も出なくなるわけです。特許や著作権と直接関係無く、市場も大して大きくも無いスパコン程度(失礼)でもあれだけの反応があ
      • >特許や著作権と直接関係無く、市場も大して大きくも無いスパコン程度(失礼)
        >でもあれだけの反応があったわけですから、

        そりゃ、反応するでしょう。市場規模はともかく、あれは最先端技術において
        遅れを取っているってのを見せつけられるわけですから。
        米国の研究所で、兵器開発にも利用できるシミュレーション技術が
        日本のスパコンの上で動いているって事態になれば、
        安全保証の観点から言っても危機感を感じて余りあるのではないかな。

        原子力発電をやらんのにわざわざ劣化ウランを徹甲弾に使うのも同じ理由でしょう。
        米国は弾頭に使うタングステンを自国で確実に確保できる保証がない。

        >現在のソフトウェアの進歩を阻害しているメジャーな要因が
        >ソフトウェア特許であるとは思えません。
        >確かに著作権の過剰な主張は阻害要因のひとつになりうるとは思いますが、
        >それよりは市場独占といった不公正なビジネス戦略のほうが
        >問題であるように思います。

        まぁ、確かに、メジャーな要因ではいかもしれませんが、
        特許を使えば次の技術の芽を摘むこともできてしまう、これが問題なのでわ。

        そういや、著作権と特許権が知的所有権の中で別物だってことはわかって書いていらっしゃいますか?
        著作権ってのは、「思想、感情を創作的に表現したもの」だから、
        表現したもの(プログラムで言えば、ソースコードとバイナリ)は保護できますが、
        思想とか感情そのもの、(プログラムで言えば、アルゴリズムとか)は保護されません。
        ところが、特許だとアルゴリズムまで保護できてしまう。
        GIF特許みたいに、互換プログラムを書けなくすることができるわけです。
        私は、このへんが問題になるのだと理解していましたよ。

        >著作権や特許権は認めたうえで、
        >権利保護の範囲を発明や著作のインセンティブを殺がない範囲で
        >制限したほうが国際的には通り易い様に思いますけど。

        そうですね。個人的には、コンピュータやその上で動くプログラムに関しては、
        進歩の速度が速いから、一般に利用できるようになる前に技術の寿命が
        来てしまうため、一律に他と同じ保護を適用するのは問題だと感じています。
        よって、特定分野の特許に関しては、何十年も保護したりせず、
        さっさと権利が消尽するように、保護期間を短くする必要があると思います。
        特許保護期間を短く限定するのか、許認可制度や税制をいじって
        早めに手放させるよう仕向けるか、方法は幾つか考えられると思いますけど。
        親コメント
  • 職務発明 (スコア:2, 参考になる)

    by kondou (7687) on 2003年07月14日 7時38分 (#358344) ホームページ 日記
    この中には、


    3.大学・企業を問わず質の高い知的財産の創造を推進する

     基本発明の発明者が十分に報われる制度的基盤を整備することにより、発明者の創作意欲を刺激して質の高い知的財産創造へのインセンティブを高めるとともに、企業、大学を問わず特許戦略の量から質への転換を促し、基本特許の取得意欲を刺激する。

    (1)特許法の職務発明規定を廃止又は改正する

    発明者の研究開発へのインセンティブの確保、企業の特許管理コストやリスクの軽減、及び我が国の産業競争力の強化等の観点から、社会環境の変化を踏まえつつ、所要の検討を行った上で、2004年の通常国会に特許法第35条を廃止又は改正する法案を提出する。 (経済産業省)


    という、やる気がおもいっきし低下するようなことも書いてます。

    今、「発明の対価」もらってますか? 何%ぐらい?

    2004年以降、「発明の対価」もらえそうですか?
    • Re:職務発明 (スコア:1, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2003年07月14日 12時27分 (#358527)
      誤解されている気がするのでいちおう。

      第35条とは、職務発明についての規定で、この条文を根拠として、法人が自然人による発明に対する特許の実施権を得ています。
      この第35条を廃止した場合、法人は発明者の許諾なくして特許の実施権を得ることはできなくなります。つまり、特許は発明者に帰属するわけです。

      よって、発明者は自分の特許を好きなように扱える(ふつうは個別に雇用者と実施権委譲契約を結ぶんでしょう)んですが、やる気低下しました?
      親コメント
  • 第五世代だの電子政府だのをイチイチ本気にしていたら、日本はあっとゆー間に没落するでしょうが。実際問題、補助金屋さん以外はなーんにも気にしていないかと。

    #補助金を申請に来ました。私のバカ歩きを見てください!
  • 基本的に賛成 (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2003年07月13日 18時54分 (#358029)
    総論より、
    ただし、このことは、単に米国の制度をそのまま導入すればよいということを意味するものではない。知的財産制度は国際的な広がりを持つものである以上、それは国際的に通用するものでなければならないのは当然のこと、それにとどまらず、我が国独自の確固たる戦略に基づき構築されなければならない。
    後追いをすればどうなるかぐらい、担当者は分かっているはず。(と、信じたい)

    第3章 3.(1)より、
    2オープンソースソフトウェアライセンスの法的安定性向上
    オープンソースソフトウェアを活用したビジネスの円滑な発展を図るため、オープンソースソフトウェアのライセンス条件であるGPL(General Public License)等の適用範囲・適用条件を明確化したモデル契約を2003年度中に作成し、法的安定性の向上を図る。(経済産業省)
    RIETIの討論は活かされるのか?
    #各省庁の名前は並んでいるけれど、共食いに(略
  • by Stahl (7211) on 2003年07月13日 18時58分 (#358034)
    産業発展の阻害となるのか、そうでもないのか。
    ここの点にはあえて踏み込まないがとりあえず言えるのは「向こうが銃を構えてるならこっちも対処しないと一方的に食い物にされる」ということかと。
    ある意味冷戦時代の核抑止理論そのものですが現実の危機が存在する以上泥縄でも手を打つべきでしょう。

    その結果将来的にどういう影響があるのかというのも重要でしょうが今日をしのがなければ明日は来ないわけで…
    • > 向こうが銃を構えてるならこっちも対処しないと一方的に食い物にされる

      「対処」というのが何を意味してるのか分からんが、
      「相手が銃を構えてるから、こちらも構えないと」という論理なら、
      その答えは、「どうせ相手の方が撃つのは早いんだから負ける」と
      言えるでしょう。

      相手は「既に構えていて、あとは
      • by Stahl (7211) on 2003年07月13日 21時50分 (#358116)
        あのー、例えに銃が出たからと言ってそのままの意味で捉えられると甚だ困惑するのですが…レトリックという言葉をご存じ?(汗
        まさか本当に字面通り銃の撃ち合いのごとく現状を捉えるヒトが出てくるとは思いませんでした、世の中油断ならない(大汗

        現に知的財産を強力な武器として使う企業/国がある以上理想はおいといてこちらもそれなりの防御手段、つまり自分の(自国の)知的財産を防御手段として(クロスライセンスや逆提訴のネタとして)使えるように態勢を整えるのが当面の急務、世界的な知的財産の用いられ方を変えるなどの抜本的な(そして理想的な?)手段はまず自己の安全を確保してからでいい、ということです。
        日本の産業が叩かれまくって死に体になったところに「理想社会」が来ても何の意味もないわけで…

        ていうかそもそも「よける方がまだマシ」って…?
        相手企業/国家の特許攻勢を簡単に回避する手段があるなら誰も苦労してないと思うんですが。
        ありもしない「簡単な方法」を夢想するのはただの現実逃避…。
        親コメント
        • Re:特許合戦が果たして (スコア:1, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2003年07月13日 23時36分 (#358202)
          あのさー、「銃の打ち合い」に例えたのは、

          「自分が不利な状況になったときに、相手と同じ対抗策を打ったって、
           自分の方が遅れてるんだから勝てっこない」

          ということを言いたかったんだけど。
          あんたこそ「レトリック」って言葉知ってる?

          特許の相互乗り入れなんてやった日には、
          重要な特許は全部アメリカに抑えられてて、それこそ打つ手無しよ?

          ソフトウェアのデファクトの問題もそうだけど、
          産業政策の立場の人たちは、そういう事態を本当に恐れてるのよ。
          だからこそ「オープンソース」なんでしょうが。

          ソフトウェアの世界で、これだけ輸入超過なのに、
          アメリカのプロパテントを後追いして、
          アメリカにクロスライセンスで対抗できるわけないじゃん。
          親コメント
          • by Stahl (7211) on 2003年07月14日 10時48分 (#358433)
            >「自分が不利な状況になったときに、相手と同じ対抗策を打ったって、
            >自分の方が遅れてるんだから勝てっこない」
            いや、こういう解釈が出てくる段階で「銃の例えをそのまま受け取ったのかな」と思った次第で。
            知的財産を武器として縦横に駆使する能力と意図を持つ相手に対して無防備な状態のままでいるのを「銃を突きつけられた状態」と表現しただけです。
            実際には銃で撃ち合うかのごとく一撃でカタのついてしまう問題でもないわけで「先に撃たれるから負け」などという発想が出てくることは予想外でした。

            無防備なままでは一方的に食われるだけだからこちらも相応に知的財産を保護し場合によっては武器としても使えるように態勢を整える。
            「ほかに手法があるにしても」まずこれを始めるのは大前提でしょうに。
            10の損害を受けてるところをこちらも身を守る、つつき返すなどで収支を-8あたりにまで割り引くことができればそれで相応の目的は達成できるわけです。
            まず被害を減らすための対策を、ということ。
            「先に撃たれるから負ける」「対抗できっこない」、そういう問題ではないわけですな、たとえ話の「銃の撃ち合い」のイメージに引っ張られるとこういう非現実的な発想が…

            ところで「よける方が~」と言う割に「具体的な手法」が見えてきませんな。
            まぁ世の中で一番簡単なことは(以下略
            親コメント
            • 無防備なままでは一方的に食われるだけだからこちらも相応に知的財産を保護し場合によっては武器としても使えるように態勢を整える。

              そう言うのは簡単だが、実際に「武器としても使える」なんて可能なのか?どうやったらそれが可能なのか?という問いかけに対し、レトリックがどうこう言うだけで具体的に何も答えてい

              • by Stahl (7211) on 2003年07月14日 16時51分 (#358743)
                >「武器としても使える」なんて可能なのか?
                まさかと思うけど本当に「知的財産を武器として使う」ということの意味を理解してなかったのですか??
                お隣のストーリーでは2画面携帯の特許をでっち上げた慮外モノがそれを武器として周辺からむしり取ろうとしてますよね?
                これが一番わかりやすい「武器として使う」例です、ってこんなこと説明されないとわからない状態で延々絡んできてるのか(嘆息
                道理でかみ合わないはずだ…

                なんで「先に撃たれたら負け」とか頓珍漢な言葉が出るのか不思議だったけどようやく謎が解けた!
                特許を武器にむしろうとしてきたらこちらも手持ちの特許を有効に利用してむしり返す、あるいは相手の特許が適用されないように手管を使う。
                損害を全部取り返せなくても被害を軽減できればいいわけで
                これがワタシのいう「こちらも知的財産の扱いに習熟して防御、反撃する」です。
                ここまで書けばさすがに飲み込めるのかな…。

                >ということで、それはあなたも同じ。
                この上なく具体的に書いています。
                実のところ具体的というか狭義に書きすぎて人によっては違和感を感じるかも。
                知的財産の「武器としての使い方」には様々あり、こちらの特許でもって足下をすくったり相手の特許の穴をつついたり、というのは一番わかりやすい例というだけですんで。
                親コメント
              • これ [srad.jp]の正体がそんな矮小な話だったとは、よほど貴方を甘く見てないと想像困難かと。

                この期に及んで保護主義ですか? 国内企業を甘やかしたところで国際競争できるようになるわけでもなし、海外企業を締め出すことで失われる消費者の利益はどう取り返すのですか?

                どうすれば技術情報の流通を活発化できるか、というのがこのトピックの最大のテーマだったはずですが、逆にそれを制限する方向に未来はあるのですか?

                親コメント
              • by Stahl (7211) on 2003年07月15日 1時02分 (#359098)
                >正体がそんな矮小な話とは
                最初から矮小なことしか書いてません、「理想の知的財産の扱いなどの遠い目標は横に置いて、ひとまずは現実に無防備な状態を改善せい」
                が主題ですから。
                矮小もいいところで、この期に及んでようやくその矮小さに気づくのはおそらくあなただけ、他にいても少数でしょう(だと思いたい

                >国内企業を甘やかしたところで~
                誰も(少なくともワタシは)そんな話は書いてません
                >海外企業を締め出すことで~
                誰も(少なくともワタシは)そんな話は書いてません
                ツッコミというのは相手の言った、書いた内容に対して行うことです。
                存在しない発言に対してツッコミを入れる癖がつくと「ママ、あの壁に向かってしゃべってるお兄ちゃん誰?」などと言うことに成りかねませんよ、ご注意あれ。

                >どうすれば技術情報の流通を活発化できるか、というのがこのトピックの最大のテーマ
                いつからそうなったのですか?
                ワタシとしてはタレコミ文の
                >20年遅れで米国のゲームのルールに従ったところで、日本にとってどんなメリットがあるのだろうか?
                に対する「んじゃこういうメリットもありかも」と書いただけ。
                あなたがあなたの読みとったテーマに基づいて発言されることは勝手ですが、ワタシに対して「俺のテーマはこうだ、おまえのは反している」と出てこられてもただただ困惑するのみ…
                親コメント

              • というのがこのトピックの最大のテーマだったはず

                トピックの私物化でつか
              • 矮小もいいところで、この期に及んでようやくその矮小さに気づくのはおそらくあなただけ、他にいても少数でしょう(だと思いたい。

                そりゃ想像だにしてませんでした。私が未熟でしたね。

                >国内企業を甘やかしたところで~
                誰も(少なくともワタシは)そんな話は書いてません
                >海外企業を締め出すことで
                誰も(少なくともワタシは)そんな話は書いてません

                そう解釈しないとさっぱり意味が通じないのですが、矮小だってんならまあいいか。

                親コメント
              • by Stahl (7211) on 2003年07月15日 3時04分 (#359155)
                >相手の方が大量の特許を保有しているときに、
                >被害を軽減できるという保証は?
                保証?
                新聞の経済欄でも読みましょう。
                日本企業もがんばって外国企業の特許攻勢に対抗してますよ、必死で手元のカードを漁って損害を低減させています。
                その手のニュースは丁寧に紙面に目を通していれば毎日とは言いませんが1週間を待たずにどこかしらに載ってますよ。
                ていうかそのあたりも読まずになんでこうも自信たっぷりなのか…

                >プロパテントを20年も続けてきた国なんだから
                >休眠特許なんていくらでもあるだろうに。
                >本当にそういう国の企業に対抗できると思っているわけ?
                はい、上記したように現状でも細々と対抗しています、拮抗できないと意味がないというなら話は別ですが、ほとんどの企業は「どうせ拮抗しきれないから座して死を待つ」などとは考えずに「一円でも値切って生き残れ!」と考えてます。
                そして相手の圧力が強まる一方である以上、こちらが手札を強化しないままであれば「現状維持ですら難しい」のが現実です。

                ええ、手段を講じれば改善する保証などありません、現状維持がやっとか、あるいは悪化スピードを遅くさせる効果しかないのかも。
                それでも何も手を打たずに悪化するままに任せるよりは明るい未来が見えます。
                それに期待しておめでたいと言われるのならワタシもいい加減おめでたいんでしょう。

                というわけなので
                >で、そういうプロパテントによる軍拡競争は不毛である、というのが
                >件の論文 [rieti.go.jp]なわけだが。
                の意見には与しません。
                軍拡やそれがもたらす未来が不毛だろうがなんだろうが、枯れ果ててしまうことに比べれば不毛ではないです。
                枯れ果ててしまえばそこで終わり、暗かろうと明るかろうと未来そのものが消えます。
                明るい未来の到来に向けた努力をするためにはまず生き延びなければならない、そして生き延びるには現状では不毛な行為にも手を染める。
                これを否定するならば即効性のある対処策が他に必要でしょうね。
                なにせ今現在も締め付けは厳しくなっており、それに由来する倒産や縮小も「現時点で」増えつつあるわけなんですから。
                「軍拡で対抗するのは不毛だ、明るい未来の邪魔になるから君らは軍拡をあきらめておとなしく食い物になっててくれ」とはよほど面の皮が厚くないと口に出せない(笑
                親コメント
          • じゃあ、あなたがいい案をだせばいいじゃん。
            「よける」方法がわかんないから対抗策をうとうとしているんでしょ?
            何もしなければやられっぱなしだけど、後追いでもなんでもいいから
            何らかの手
            • 元ACじゃないけど…

              >>だからこそ「オープンソース」なんでしょうが。
              >賢いあなたのすばらしい具体案を求めます。

              読み間違いかな?
              • ことをソフトウェアのみの問題にいきなり局限化して全体を解決で
                きたかのように錯覚できる。
                すばらしい。
              • 米国側はプロパテントで特許重視、日本に対しては優先権主張してどんどん日本出願する、
                日本側はオープンソース路線でどんどん技術公開し、特許としては技術を押さえない、
                結果的に特許料収支は、大幅に日本側の赤字になるような気がするのですが、
                それがすばらしい具体案の中身なんでしょうか?
        • > レトリックという言葉をご存じ?

          ずいぶんとレベルの低いレトリックもあったもんだ。例にしても脊髄反射にしても、せめて少しは面白ければまだ救われるのだが。
      • >そんなことをするくらいなら、
        >Matrixのネオよろしく相手の弾丸をよける方がまだマシ。
        そのよける方法が簡単じゃないからこその現状だろうに。
        そこでもって「よければいい」とは知性の存在が疑問視されるぞ。
        • > そこでもって「よければいい」とは知性の存在が疑問視されるぞ。

          よける方法が分からないから相手の真似をするっつー方が
          よっぽど知性の存在を疑われると思いますが。

          よける方法を考えるのが知性なのであって、
          相手のやることをそのまま真似るのは
          一般的に「サル真似」と呼ばれます。
      • 国の政策で考えるから焦点がぼける、一企業の問題で考えてみれ
        ばいい。
        その会社の知的財産管理部門、法務かな、が弱ければ他者に権利
        を乗っ取られたり一方的にふっかけられたりと苦労が大きい。
        さっさと法務を強化して守りを固めないとこれからも好きなよう
        に嬲られる。
  • by Anonymous Coward on 2003年07月14日 0時57分 (#358253)
    だれかがインタビューに答えていたのを、TVで見たんですが、 「日本はCとかのプログラム技術志向になっていてだめだ。 もっと特許の取れるような技術をつくって、プログラムなんて 中国でやればいいんだ。」 のような発言をしてたのを見たんですが、プログラムに限らず 基本なくして新技術なんて生まれ育つんでしょうか?
    • そのインタビューを見てなかったので、多分なのですが…しかも、好意的に解釈しての話なのですが…。
      一般の人に向けたものとして仮定すると、「C」という単語は多分、技術職の人からすると、MCPやらCCNAやらといった、技術資格…というか、定型化された技術をあらわしていると見るべきではないでしょうか。
      そして、その定型化された技術だけを追い求めるソフトウェア業界を嘆いているとするなら、非常に納得行く話しかと、思え
  • by Anonymous Coward on 2003年07月13日 16時42分 (#357977)
    マネしてもいいところと,マネするだけじゃダメなところがあるって気づかないのかね.

    # 文化を捨てたって歴史の積み重ねで作られた国民性はそう変わらない.
  • by Anonymous Coward on 2003年07月13日 18時20分 (#358012)
    なところを真似して成功すると
    バブル期みたいにつぶされるか
    ら20年前辺りだと無難なんでは
  • by Anonymous Coward on 2003年07月13日 19時01分 (#358037)
    保護という言葉の聞えは良いけれど実態は規制強化な訳で知識の利用の
    自由が減るにつれて文化の発展は確実に阻まれて行くように思います。
    産業は確かに重要ですが文化を蔑ろにしすぎではないでしょうか。
    • by sasa (2343) on 2003年07月14日 19時39分 (#358895) ホームページ
      文化=culture と耕作=cultivate は同根、という読み筋で。
      バイオな方面ですと、 こんな話 [hi-ho.ne.jp]もありますね。

      特許で保護された遺伝子を持つナタネに汚染されてしまった畑の持ち主が、 裁判に敗れて作付けを禁止されてしまうような現実があるわけです。
      こんなのはモロに文化の阻害でしょうね。なんつっても数千年この方続いてきた人類の営みが、少数の企業によって根底から破壊されかねないところまで来てるわけですから。

      # 関係ないけど、根元の赤くて甘い昔ながらのホウレンソウが食べたい

      親コメント
    • by Anonymous Coward
      言いたいことは分かるが、ここでの論点は「プロパテント政策」が
      「日本の産業競争力に資するかどうか」であって、
      「産業vs文化」ではない。
      • by Anonymous Coward
        確かに今回の政策の目的は産業となっていますが人々(国民)にとっての
        メリット/デメリットの考察では対象を産業に限る必要は無いと思います。
        また時に文化が産業を発展させることもあり、両者は無関係ではいられません。
        • by Anonymous Coward
          >確かに今回の政策の目的は産業となっていますが人々(国民)にとっての
          >メリット/デメリットの考察では対象を産業に限る必要は無いと思います。
          それで、あなたの意見は?*具体的に*どうすべきだと?

          >また時に文化が産業を発展させることもあり、
          それはどんなケースでしょうか?それが説明されないと

          >両者は
          • by Anonymous Coward
            >>また時に文化が産業を発展させることもあり、
            >それはどんなケースでしょうか?それが説明されないと

            マンガ、アニメ、ゲーム
    • by Anonymous Coward
      気持ちは分かるが、社会が豊かでないと文化どころではなくなるしな。
      規制をかけ過ぎたために産業が停滞して、それに伴って文化の発展も停滞する
      ことも考えられるので、バランスが大事って意味では同感ですな。
  • by Anonymous Coward on 2003年07月14日 10時48分 (#358432)
    いっそのこと、特許とか、止めちまおーぜ。
    糞みたいな日本語かかされて、
    弁理士とかいう奴等にたかられて...
  • by Anonymous Coward on 2003年07月14日 11時14分 (#358456)
    特許庁の能力増強。
    知財裁判の処理能力の増強。
    特許申請のコストを下げる。

    以上の事柄もセットで行って欲しい。
    コストは何も金銭に限ったことではなくて、書類の簡略化等も含まれる。
    • 特許取得までの料金は改正されて、確か平成16年から安くなります。
      具体的には、次のようになります。
      ・出願手数料は安くなる
      ・審査請求料はかなり高くなる
      ・特許料はかなり安くなる
      現在のところ、特許の審査にものすごく手間暇がかかっているので、
      ここの料金は高くし、他は安くするという方針です。
      また特許取得にかかる料金が平均すると今までより安くなるように
      設定されたようです。

      書類の簡略化は難しいでしょうね。残念ながらあまり期待できないでしょう。
      親コメント
    • >特許申請のコストを下げる。

      コストを高くすることによって、
      特許要請の乱発防止の効果があるそうな。

      と、おじちゃんに聞きました。
  • by Anonymous Coward on 2003年07月14日 12時12分 (#358510)
    発明や特許に頼って財政を立て直そうという論調を見るたびに
    「ギャンブルで借金を返そう」というのと重なるものを感じる
    のは俺だけか?
    あと、何と言うか「発明が出来る人にタカりついて、甘い汁を
    吸おうぜ」なんて考えを、国ぐるみで実践しようということに
    思えたり。

    まぁ特許を申請する側の人間もそこは承知の上で、競輪競馬の
    予想屋よろしく、上手いこと立ち回っているんだろうけど。
    • by Anonymous Coward
      誰だって政府の財政回復の手法として「安易な増税」よか「好景気を
      誘導して税収を自然にUP」を望んでいる。
      タカリというのならそれは政府が安易な増税に走った場合だろ。
      でもって今回の政策は「知的財産をもっと活用できるようにして自国
      企業や国民がカネを儲けやすくしよう」というまさしく「自然な税収
      UP」を目論んだある意味王
      • きっとそれは甘い。
        二者択一ではなく両方なされることだろう。
        # だって管轄官庁が違うもん

        それともうひとつ。
        業務発明に関する云々...ってトピックの内容も加味すると、やっぱりタカリなんじゃ...と思わせるものがあると思うのだが。
        親コメント
      • by Anonymous Coward
        発明の保護と発明自体が行われるかはまた別のお話。

        発明の促進が成されず発明保護のみを謳うのであれば、元ACの言うのも一理あるかもしれない。
        まあ、個人的にはどこぞの調子の良い国からの攻撃に対する防御ってのが大きいと思うが。

        >だからといって他人の知的

  • by Anonymous Coward on 2003年07月14日 18時12分 (#358821)
    いつ推進してくれるんでしょうか。

    #我ながら頭の悪いツッコミなのでAC
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

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