系外惑星はやはり重元素の多い恒星に 6
ストーリー by wakatono
惑星の素 部門より
惑星の素 部門より
yosuke 曰く、 "SPACEDAILYの記事より。
重元素の多い恒星に惑星が多く存在していることを、UCBのDebra FischerとSTScIのJeff Valentiが発表した(exoplanets.orgのプレス・リリース)。
近隣の太陽に似た恒星で、惑星を持つもの61個と惑星を持たないもの693個を調べた結果、鉄が多く含まれている恒星は5倍以上の確率で惑星を持つことがわかったとのこと。
このことは、重元素の塵->微惑星の形成->原始惑星の形成という現在の惑星形成論を裏付けるものとなる。しかしながら、これでは先頃見つかった第一世代の恒星にある惑星を説明することはできないと思われる。今後どう発展していくのか、日進月歩でホットなこの分野から、まだまだ目が離せそうにない。"
後だしジャンケン (スコア:2, 参考になる)
それと比較して、重元素量で分類した「惑星を持たない」サンプルをつくるというのは、相当注意深く、また、さまざまな工夫をしてつくらなければいけないはず。また、「惑星をもたない」というのと、「惑星が見つかっていない」というのも区別しなくてはいけない。
きっと、原著論文にはそのへんのことが詳しく書いてあるのだろうけど、単純明快な議論にはならないと思う。
このように、あらかじめ特異な例をみつけておいて、そのような例が発生する確率は云々、という統計の議論は、後だしジャンケンか八百長競馬みたいなもので、私は、すべて眉につばをつけて聞くことにしています。
原著論文 (スコア:3, 興味深い)
Presentation at the International Astronomical Union Meeting in Sydney
とのことで、学会で3日前に発表された内容ということです。だからまだ論文雑誌には掲載されてないかもしれません。この学会のproceedingが出版されてれば載ってると思いますが、proceedingにはごく簡単な概要しかないことも多いですしね。
web(たぶんここ [astronomy2003.com])からたどった範囲では、Fischerさんの "Host Stars with Planets" という講演がそれだと思いますが、内容は書いてありません。
ということで詳細は、改めて論文が雑誌に発表されるのを待たねばならないのでは?と思います。
プレスリリースには「1000個の恒星から1600のスペクトルを観察し、そこから754個の星を選んで、どの星も2年以上観察した」とあります。これがどう妥当なのかは、私は門外漢なので分かりませんが、いい仕事なんじゃないか、という印象を持ちました。
Re:後だしジャンケン (スコア:1)
確かに. 少なくとも「見つけやすい」という形容詞付きの惑星を持った恒星系しか検証されていないわけですからね.
Re:後だしジャンケン (スコア:1, 参考になる)
> 単純明快な議論にはならないと思う。
単純明快なら論文になってないと思う。
それをきちんとやったから、論文として発表できたんだと思う。
図には、エラーバーが入っているんだし、その中にnq氏が指摘した部分は、
考慮されているんだと思う。
Re:後だしジャンケン (スコア:1, 参考になる)
大きさがイベント数のルートになってるでしょう?
Re:後だしジャンケン (スコア:0)