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6292 story

IBM、遂にSCOを反訴 132

ストーリー by Oliver
巨象の蹴り 部門より

Anonymous Coward曰く、" japan.linux.comより:米IBMは8月6日夕刻、 SCO Groupに対し、GPL違反とIBMの保有する特許を侵害するという2点で、ユタ州の連邦地方裁判所に提訴した、ということらしい。Red Hatに続いて、とうとう動き出したかという感じではある。肝心の提訴の内容は、SCOがGPLに反していることとSCOがIBMの特許を侵害しているということ。GPLが訴訟に巻き込まれるのも見所かもしれないが、それよりも特許についてはUnixWare、OpenServer、SCO Manager、ReliantHAというSCOの主力プロダクトの出荷停止を求めているらしい。
ZDNet-USの記事を見ると、「The patents cover a data compression technique, a method of navigating among program menus using options arranged in a graphical tree, a method for verifying that an electronic message was received and a method for monitoring computing systems linked in a cluster. 」が該当特許らしい。これでSCOのプロダクトラインまで息の根が止まるかもしれないが、こんなもんふりかざされたらどんなベンダーも息の根を止められそうだ。恐いぞ、IBM。"

SCOの反応は簡潔で、「もしIBMがLinuxの真の問題点を解決するつもりなら全ての顧客に補償し、GPLライセンスと距離を取るべきだ」(意訳)とある。まずは鏡をみよう。また、LinuxWeeklyNewsが免罪符の契約文面を入手し、公開している。[update:kazekiri] japan.linux.comに SCO声明文の翻訳が掲載された。相変わらずな主張が続く。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2003年08月08日 12時01分 (#374950)
    本当に GNU GPL でライセンスしてはならないSCO権利のコードが入っているならば、GNU GPL で linux カーネルを配布しつづけるためには linux カーネルからそのコードを排除しなければならないですよね。

    それも、訴訟や責任からの回避という意味だけでなく、GNU GPL でコードを提供してくれた大勢の寄与者の権利に基づく正当なる要求を満たするためにもね。

    だから、SCOが本当に自分達が権利を持つコードが入っていると主張し、さらに GNU GPL である linuxカーネルとその寄与者の貢献を認めているなら、linuxカーネルが GNU GPL でありつづけるためにも linuxカーネルから SCOのコードを取り除くために必要な情報を SCO は公開すべきなのですよね。

    それをやらせてくれない現状を作っている SCO に
    「Linuxを妨害しようとしているのか?」と聞かれれば、「そんなつもりはない」というのが答えです。 [zdnet.co.jp]
    と言われても、どうやって信じてよいのやら。
    • by Anonymous Coward on 2003年08月08日 19時22分 (#375269)
      SCOの言い分 [zdnet.co.jp]

      McBride氏は、具体的にどのコードがコピーされたかを明らかにすることは拒否したが、「数年前のものもあれば、最近のものもあった」と流用箇所が複数であることを指摘、またその規模は「小さくはない」と語っている。だがSCOは、この発見を公表するつもりはないとしている。

       「裁判所に提出する証拠について、非常に良い感触を得ている。現在われわれがつかんでいる証拠は、法廷で適宜進んで披露するつもりだ。Linuxコミュニティは、この証拠を今すぐ発表するよう迫ってくるだろう。そうすれば(彼らは)われわれが審理にもっていくまでにそれを“洗浄”できるからだ。だがそんなことはさせない」(McBride氏)。


      つまりこうだ。「我々がコードを明確に特定すると linux陣営の人間はそれを削除して”そんなコード、ないよ”と言い逃れする事もできるからだ。それはやらせない」と。

      SCOによる liunx陣営に対する認識はこんな感じ。

      すっかりバカにされているね。
      親コメント
    • という記事 [yahoo.co.jp]を、今 Yahoo ニュースで見た。

      だからIBMはこういう訴え方になったのか?

      # しかしこの「アナリスト」が騙されていないという保障はないな。
      --
      (´д`;)
      親コメント
  • 顧客の安心 (スコア:4, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2003年08月08日 15時31分 (#375133)
    Linuxソリューション屋のはしくれとしては、最近関心が高まってきたこの問題に対し、
    「大丈夫です。"天下のIBM"が自社特許を盾に反訴しましたから、収束に向かうでしょう」
    と言うだけで顧客が安心するので、これ(反訴という事実)だけでも、現場では効果が大きいのです。

    /*
     ついさっき使ってきたばかりの台詞なのでAC
    */
  • by Anonymous Coward on 2003年08月08日 10時52分 (#374867)
    途中から詳しい状況を追えていないので、もしも既に結論が出ている話なら申し訳ないのだけど。

    更に仮定含みの話で申し訳ないのだけど、
    「SCOは GNU GPL が認める範囲で linuxコードを配布した。しかし、その中には SCOが知らぬ間に他者の手で SCO が権利を持つコードが混入されていた」
    という場合、「SCOは自ら GNU GPLで配布していたのだから、いまさら権利を主張するのは間違いだ」っていう論法は OK なんですかね。

    今回の IBM の反論の一部はそういう論法ではないかと思うのですが、SCOは「勝手に入れられたもので我々が意図した行為じゃない。だからそれは無効だ」と言うと思うのですけど。
    • by Anonymous Coward on 2003年08月08日 11時21分 (#374904)
      権利者が意図しない内容でライセンスされるのって著作権の考えから言って、あってはならないですよね。だから「我々SCOはそういう意図で我々の権利物を公開した覚えは無い。勝手に公開されたんだ」という状況が真実ならば、GNU GPL の適用は取り消されるべきでしょうね。

      なので、後はまさに

      「それが本当に SCOが公開の方法を決定するだけの権利を持つものなのか?(SCOの著作物なのか、あるいはSCO-IBM間の契約で保護されたものなのか)」

      という一点に絞られるんじゃないですかね。

      SCOの著作物あるいは契約等々で保護されたものならば、GNU GPLの適用自体が誤りなのでライセンスの支配下から開放しなければならないでしょう。そしてそれを GNU GPLで公開してしまった人(IBM?)は、その責任を負う。

      SCOの著作物でもなく契約等々で保護されたものでもなく、更に IBM こそが権利を持つものであれば GNU GPL の適用は権利者による正当な行為である、と。

      だから、IBMにはその点を明確にするような対抗措置を取って欲しかった。
      GNU GPLでおまえも配布したのだから GPL だって論法で来るという事は、逆に SCOが少なからず権利を持っていたものなのかという勘ぐりも生まれてしまいそうです。
      親コメント
    • その論法は「OK」になる可能性は高いと思います。

      会社が製品にGPLを適応する場合、ソースプログラムの検査を行うのが普通ですから。

      それを怠ったという判断になれば「OK」になるでしょうね。

      この場合は、自前のコードだと言っているわけだし。

      ここらへんが、会社組織がGPLと向き合うリスクの一つだと思います。
      親コメント
  • by IKEDA Kenji (4659) on 2003年08月09日 0時17分 (#375390)
    とっても不謹慎なんだけど、この騒動、小説にならないかなぁ。 私は、昔のグリシャムあたりを希望。
  • by Average (3404) on 2003年08月08日 10時36分 (#374845) 日記
    無差別な攻撃を止めろ、という争点があるという事はLinuxをフリーな状態にしたい、とIBMが考えているという事になりそうですね。対IBMな訴訟だけじゃなくて、コミュニティの事も考えてます、という事かな。
    #IBMはかっての独占禁止法攻撃から、自分トコのOSで世界制覇はしない、という方針に変更している、という事かしら。

    一方SCOの主張は「プロダクトラインが止められてもライセンス料で食っていけるもんねー」とブラフをかけている感じでしょうか。
    --
    -----------------
    #そんなワタシはOS/2ユーザー:-)
  • AIXライセンス (スコア:2, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2003年08月08日 11時46分 (#374933)
    cnetの記事 [cnet.com]には、もう一つの論点がありますけども。

    SCOは、IBMのAIX出荷許諾を6月に取り消したと言っている。これに対し、IBMは反訴状の中で、AIXのライセンスは取り消し不可能で永続的なものであるとの自社の立場を重ねて主張したが、さらに1995年にこれをSCOの前身に売却するまでUnixの著作権保有者だったNovellも巻き込んで、新たな展開に持ち込んだ。

     IBMの提訴により、SCOがIBMのAIXライセンスを取り消すことはNovellが6月12日に事実上禁じたことが明らかになった。SCOによると、同社がAIXへのライセンスを取り消したのは6月16日だったという。IBMの訴状では、Unixの売却に関連して、NovellにはSCOに対してこのような指示を出す権利が残されているとしている。

    UNIXライセンス、正確に言うとSVR?ソースコードのコントロール権(の一部)がまだNovellにも残っているということでしょうか。
  • JAPAN LINUX.COM [linux.com] に新しいニュースが出てたので張っておきます。

    NewsForge読者レポート:米SCO電話カンファレンス [linux.com]

    IBM反訴に関するSCOのマスコミ向け声明文(2003年8月7日付) [linux.com]

    根拠のない訴えを繰り返しているのが誰なのか、早くはっきり分かるようにしてもらいたいものだ。
    --
    (´д`;)
    • > NewsForge読者レポート:米SCO電話カンファレンス [linux.com]
      爆笑物ですねコレ。


      McBride氏によると、米Red Hatは今回の新しい訴訟で「スリーシェルゲーム」[訳注:古典的な手品サギの手口で、3つのクルミの殻の1つに豆を入れ、順序を入れかえてから客に豆の入っている殻を当てさせる、というもの。途中で豆を抜き取ってしまうので、客は絶対に勝てない]に賭けており、勝ち目はないということだ。


      「SCOはイカサマをやるんだ(やったんだ)。だからRedHatは裁判ではウチに勝てないんだ」とCEO自らおっしゃるわけですねMcBrideさん!

      なるほど、カンファレンスを運用してた女性が、質問を一人1回かつ互いに関連のない内容に制限したくなるわけだ。
      親コメント
  • by j3259 (7093) on 2003年08月08日 10時58分 (#374873) ホームページ 日記
    特許ですかぁ・・
    なんか、気に入らないから反撃って感じでかっこ悪い攻め方だと思うな。正攻法じゃない。ここで、特許を持ち出すのは、アメリカ政府っぽい独善じゃないかな。

    Red Hat の若旦那は「自社の技術が SCOの知的財産を侵害しないことを実証し、SCOが確証もなく虚偽の声明によって、Red Hat Linuxとオープンソースソフトウェアの開発プロセスを攻撃するような訴訟を止めさせる」で、待ってました!という感じなのですが。

    • Re: かっこ悪い (スコア:3, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2003年08月08日 12時01分 (#374951)
      今回のはいわゆる特許権の防衛的発動ですよね。

      大企業はどんどん特許取っているその名分は防衛目的です。
      もちろん、本当に独創的な特許は特許権本来の目的に則って受益します。
      そうでないささいなアイディアまでとにかく特許とるのは防衛目的です。
      というのは特許権はかなり強力でありながら審査が不十分なので、因縁まがいの特許を振りかざされた時に対抗する手段が必要なのです。

      というわけで、今回の防衛発動は確かに格好悪いけれど、現行の特許制度の元で生きる為にはやむをえない行動でしょう。

      これを批判するならば、たとえばGPLが「著作権」に則っているのも批判しなければ。
      親コメント
    • by L.star (163) on 2003年08月08日 11時13分 (#374891) ホームページ
      そりゃ、RHのように直接訴えられてないなら、気楽にスマートな裁判も出来るでしょう。

      特許の件は「もしこれに続くようなFUDをやる会社があったら、恐ろしい目に遭うぞ!」という脅しの意味もあるのだと思います。もともとの裁判の争点は著作権云々ではなく、あくまでIBMとSCOの契約違反問題なのですから。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2003年08月08日 12時01分 (#374949)
      つまり、
      SCOの訴訟等によって営業に多少の損失があっても大きく構え、
      格好良く決着を着けて(当然勝って)から損害賠償を請求すれば良いじゃないかと?

      個人的にはそう思いますけどね。
      それは個人の趣向であって、IBMの様な会社がそういうのに左右されるようじゃイカンと思う。
      下手にLinuxコミュニティの代表面してるわけでも無いし、
      IBMはIBMの範囲で反撃をしたわけだからベストな選択だと思うが?
      親コメント
    • by WindKnight (1253) on 2003年08月08日 12時24分 (#374981) 日記
      やはり、SCOからの提訴に勝利することですね。

      ただ、SCOのペースで話を進めても、実害が発生するので、
      IBMのペースにしたいというのもあるんでしょうね。
      親コメント
  • SCOがSCO Linuxをやっていた時、SCOの社員はIBMから提供されたソースコードを含む(kernel-2.4.x?)を扱っていた訳で、その時にSCOの社員がSCOの所有するコードを会社の許可を得てLinuxのkernelに組み込んでいたとしたらどうなるのでしょうか。

    それより問題なのは、SCOのコードがもし仮に勝手にLinuxのkernelに組み込まれていたとしたら、その作業を実はSCOの社員がやっていたという可能性もある訳で、そうでないことをSCOは証明できるのでしょうか?

    不謹慎かもしれませんが、面白い展開になって来そうですね。
    --
    ----------- 一生勉強を続けなきゃ!
  • by Anonymous Coward on 2003年08月08日 14時12分 (#375085)
     今日発売の日経Linuxに、SCOのCEO(ややこしい)に対するインタビュが掲載されてました。IBMとSCOの契約についても触れられていて興味深かったです。(オンラインで公開されてるかどうかは不明)
     IBMとSCOの間にある契約は、どうもATTが工夫を凝らして作ったものらしくライセンス側に有利なものとなってるようです(とSCOのCEOは言っている)。そしてその契約がそのままSCOに受け継がれた。

    1)各ライセンシーの拡張部分についても公開するにはSCOの許可が必要
    2)拡張する場合に、用いたメソッドについても公開するにはSCOの許可が必要
    (メソッドって何?と思ったのですが、コードを見た後に実装しなおしても機能が同じならダメ、などなどと例示してあったので、概念のことかな?)

     SCOの契約と言ってもけど「へぇー」だけど、ATTというと「ゲッ」となる自分の先入観が我ながらおかしい。
     「IBMが自社に不利になるような契約を結ぶわけがない」というコメントも/.jで見かけましたが、ATT時代に結ばれた契約となると少し雲行きが怪しくなってくるかもしれません。
    • by Anonymous Coward on 2003年08月09日 0時26分 (#375395)

       まだ、法律的にどうか(契約違反か否か)という点は残るけど、オープンソースのモラルには問題がなかったということが判りつつあるから、その点では良かったと思う。
       少なくともIBMは極悪なこと(例えば、他者の著作物をGPLに紛れ込ませた上に、資金力にものをいわせて他者を黙らせたとか、、、←これ最悪だな)をしたわけではないでしょ。オープンソースの理念にそむいたわけじゃないから、個人的(笑)にはこの問題は片がついた。SCOはそうは言わないだろうが(苦笑)。

      後は、契約問題についてIBMに不利にならない形で落ち着けばいいけどねー。
      親コメント
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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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