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6385 story

Microsoft世界統一価格の限界 385

ストーリー by Oliver
市場原理 部門より

brake-handle曰く、"CNET Japanの記事によると、タイ政府のPC普及計画により、Windowsの価格に販売国間の格差が生じる可能性があるそうだ。タイ情報通信産業省が進めているUSD $250のLinux搭載PCで何としてもWindowsを使ってもらおうと、Microsoftは6月からタイ国内でWindows XPとOfficeをUSD $35.80という破格の値段で販売している。
もともと、Microsoftは自社製品に対し、全世界で単一の価格を設定していた。しかし、発展途上国では先進国に比べて物価や平均年収が大きく異なる。例えばタイの場合、労働者の平均年収はUSD $7000。Windows XP Home EditionとOffice XPを合わせて買うとUSD $600ほどとなり、ソフトウェアだけで月給が吹っ飛んでしまうことになる。そのため、安価な海賊版Windowsを購入、使用する国民があとを絶たなかったそうだ。
タイのほかにも、少なくとも2か国が似たようなPC普及政策を進めている。将来は、Windowsを安く買える国と高く売りつけられる国ができる可能性もある。"

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  • 逆に考えると、日本のような裕福な国では
    年収の1/100ぐらいで XP+Office が買えてしまう訳です。

    にもかかわらず、海賊版が横行していることを考えると
    本当に値段だけの問題なのかなぁ?と思います。
    • by Anonymous Coward on 2003年08月23日 17時39分 (#384559)
      まあ、日本の場合は可処分所得に占める生活費の割合を考えると
      必ずしも安いとは言いきれないわけで。

      自分の周りに、年収の1/100だからといって万単位の金をひょいと
      出す人はどれくらいいますか?

      それだけに、

      >本当に値段だけの問題なのかなぁ?と思います。

      もあるでしょうね。金を出すほどの価値があると思っていない、と。
      親コメント
    • by kom (3895) on 2003年08月23日 17時03分 (#384539) ホームページ 日記
      変な話をすれば、
      デジタル世界ではお金の価値が無くなってるのかもしれませんね。
      お金を払わなくても欲しいものが手に入ってしまうんですから。
      デジタルの世界で、価値を指し示すものは
      お金という道具ではちょっと弱いのかもしれません。
      親コメント
      • by cobe (3247) on 2003年08月24日 1時04分 (#384784)
        >デジタルの世界で、価値を指し示すものは
        >お金という道具ではちょっと弱いのかもしれません。
        デジタルの世界でもお金でいいとは思います。ただ、需要曲線
        自体を作ることができない(需要が多くても品薄にはならない)
        ため、価格設定の共通ロジックを持ち合わせていないだけだと
        思います。在庫処分という考え方もないですし。

        古くからあるソフトウェアでいくと、映画なんかが当てはまり
        ますね。かかったコストも顧客にとっての価値もバラバラなのに
        価格は一緒です。やっぱり価格設定のためのロジックを持ち
        あわせていない。おまけに金払った後に面白いかどうかが
        わかる。
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2003年08月24日 7時09分 (#384874)
        大きな大きな勘違いです。

        PC とデジタル技術のコモディティ化で価値存在がアトムからビットに転移した一時期の強制力不在を拡大解釈して錯覚しているだけです。
        情報の流れ着く末端だけでなく生み出され継承される全体のサイクルで考えれば「お金の価値が無くなっている」なんて言えないと思います。

        PC のような情報を直接扱うデバイスが個人で持てるようになり 新聞、CD、ビデオカセットといった従来はメディアとそれに格納された情報が一体で価値を持っていた状態から情報が独立して価値を持ち始めたのが大きな変化です。
        情報は伝播やコピーといった特性がありそれで錯覚しているのかも知れませんがそれは人間活動の結果生み出されるもので、ある時は資産であり、商品であり、きっちり投資がかかっている事に代わりはありません。

        遠慮無く言わせて貰えばコピーに身を埋めた人間から kom さんと同じような意見を聞かされた事がありますが、どれだけ飾り立てても所詮は泥棒か寄生虫です。
        この 10 年くらいは遷移期で今までコピー出来なかった物が出来るようになり、数百万積んでいた物が安易に右から左に (法律と製造者コストを無視して) 流れ、何か勘違いをされているのでは。
        泥棒が人様が時間を注ぎ込み苦労を重ねて作った資産を荒らし、金塊に目がくらんで「a whole new world !」とか調子こいてるだけにしか見えません。

        > デジタルの世界で、価値を指し示すものは
        > お金という道具ではちょっと弱いのかもしれません

        でそれ以上の何があると?
        金の重みを知って物言ってるのかな。
        モチベーションとか貢献とか自己実現とか言わないようにな。それは衣食あっての話だ。
        親コメント
        • 「金を得る」というモデルの強力さと、
          「価格を決める」というモデルの強力(かな?)さとは、
          別物なんじゃないかな。

          金は取りたい。でも価格の「正当」性を問われると何とも答えられなくなる、という感じ。

          >モチベーションとか貢献とか自己実現とか言わないようにな。それは衣食あっての話だ。

          例えば、もし衣食「だけ」が理由だというなら、糊口がしのげた時点で値下げすれば済むこと。

          「今まで売れた数」と「今の値段」が反比例すればいい…のかな。
          ええと。なんだっけ?これを積分すれば指数関数(係数は負)、
          つまり「半減期」みたいな絵になればいいんだっけ?ああいう感じ。

          あ。駄目か。一本しか売れないリスク(笑)を考えると、
          一本目の価格がベラボウに高く設定されてしまう。
          #一本も売れないリスク(笑)は、考えても無駄なのでパス。
          これじゃ最初の一本が売れない罠になっちまう。
          ということは実際は、もう少し落ち方をなだらかにしないと駄目だな。

          でもいずれにせよ、だんだん下がるグラフであるのは確かだよね。
          最終的には配布の手間のみのコスト分に漸近しそうだ。#それがほぼゼロかどうかは別問題として。
          直線か反比例か指数か、よく判らないけどなんかそんな感じで、漸近線へすーっと降りていくのが良いなあ。

          「商用ソフト1つを作るコスト」って「野菜を生産するコスト」よりも「畑の土地を買うコスト」に近いかなと。
          最初のワンショットの投資。それを後からゆっくり売上が追いかけていく。

          >金の重みを知って物言ってるのかな。

          金って、Aで稼いだ金をBで使うとき、AとBは何の関係もない事象であってよい、という凄い互換性が有るもんだから、
          全然方向違いの話を同列に語ってしまうときの(悪い)材料に成りやすいんで注意が要りそう。

          掛けた重みもすぐ滑るようなジャンル「も」有るんじゃないの?という話だと思う。
          その(一部の)分野では、重みが有るということに「してる」だけじゃないかな。

          結局、コピーと配布が技術的に超容易なものの値段って、「言い値」なんだよな。
          売値が(というより今までの累積の利益が)、
          売り手の「衣食」を満足させているのか、それとも足りないのか、それとも遥かに超過してるのか、が
          一番判りづらいジャンルなんじゃないかな。
          親コメント
      • apple の音楽のオンライン販売等を見る限り、大丈夫なのでは?
        --
        by rti.
        親コメント
    • 日本人の場合はモラルに問題がある。
      「ちょっとそれ貸せよ」で、貸さないとよほどのケチのようにみられる。上司に言われて断るのはちょっとした勇気が要る。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2003年08月23日 21時34分 (#384692)
        モラルというより意識付けの問題もあるかもしれず。
        ソフトを買う際にライセンスを購入するという考え方ではなく、「CD-ROMを買う」って感じなんですよね。「俺の買ったCD-ROMだ。好きさせてもらう」というノリですね。
        これを主張されると説得はなかなかに大変です
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  • 安値世界一への挑戦 (スコア:2, おもしろおかしい)

    by patagon (1453) on 2003年08月24日 1時54分 (#384810) 日記
    タイが世界一安いですと?
    「安値世界一への挑戦」って嘘だったのかよ! > コジマ電器 [kojima.net]
    それとも努力目標とでも…
    • Re:安値世界一への挑戦 (スコア:1, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2003年08月24日 7時12分 (#384875)
      > 「安値世界一への挑戦」って嘘だったのかよ! > コジマ電器
      ワラタ。「挑戦」だし。タイ支店出来たら嘘ぢゃないかも。
      うちの近くにも

      蔵書 .. 30,000 冊!

      とか大書したとてとて小さな漫画喫茶がありますが .. の部分を近寄って確認すると

      「目標」
      親コメント
  • by lunatic_sparc (15416) on 2003年08月24日 8時24分 (#384886)
    タイでのダンピング行為はそんなに問題にはならないのではないかと思います。
    つーのも、値下げをしても、競争する国内産業がなければ被害を受ける主体がなければ不法行為をなすかどうか微妙なのでは。

    それより、これにより他国での価格設定が価格維持によるものであることがはっきりしてしまった方が問題かもしれません。

    米国内ではDMCAを国外でも適用できる、という不思議な認識がまかり通っているようなので、米国内での反トラスト法違反とどっちが優先するのかわからないですが(少なくともブッシュ政権だとDMACを国外にも適用するという考え方の方が国益にかなうと考えてそうですが)、米国以外の国では独禁法違反での訴訟を後押しすることになるってことの方が面白いポイントになるんじゃないかと思います。
  • by rainforest (4616) on 2003年08月23日 15時43分 (#384496) 日記
    この決定の最後の一押しをしたのは、linuxを
    消して海賊版のWindowsをインストールしちゃう
    ことだったように読めます。

    Microsoftはデスクトップ環境ではまだまだ自信を
    持っていて、linuxの普及なんかよりも海賊版の横
    行を懸念していると言うことなんでしょうか。
    • by Anonymous Coward on 2003年08月23日 16時37分 (#384527)
      海賊版って結構幅きかせてます。
      発展途上国では特に大きいと思います。
      大きな声では言えないけど日本国内でも結構幅きかせているところも有ります。
      で、そういうところでLinuxの話をしても、もともとソフトに金を払うものだと思ってないのでただで最新版を何台でもインストール放題って言ってもピンときてないみたいです。
      海賊版のせいでM$の売上に響いている面もあるかとは思うけどそれ以上にLinuxの普及の妨げになっているように思います。
      そういう意味では値引きするよりもっと熱心に海賊版を取り締まってくれた方が助かるんですけど。
      身近にもそんな話があるけど、国内の話も混じっているのでこれ以上は書けません。
      親コメント
    • by ogre (9069) on 2003年08月23日 23時11分 (#384739) 日記
      取れない$200よりも
      取れる$40

      メンツだけじゃいきてけねーもんなぁ
      親コメント
  • /,Jって、 (スコア:1, フレームのもと)

    by Anonymous Coward on 2003年08月24日 12時11分 (#384928)
    やはり業界の人が多いからか、「ソフトウェア違法コピー」をもの凄く悪いことであるかのようにいう人が多いね。

    著作権というのは物の所有権のように昔からあるものではなくて、著作の振興をはかるために、比較的最近、国によって特別に与えられた恩恵であるということを忘れているようだ。「知的所有権」という言葉が悪いんだろうな。

    ソフトをコピーすることが悪くないとは言わないが、やはりパンを盗むのと同列には論じられないよ。
    • 消費者側から見た場合、犯罪行為に伴うリスクの違いから、感覚もだいぶ違ってくる、と言うことであれば分かります。「同列には論じられない」というのが、「パンを盗むことを取り締まるのと同列には (違法コピーを取り締まることを) 論じられない」と言うことであるならば、それはすばらしい洞察であると思います。

      そうではなくて、単純に、違法コピーと言う行為がどれだけ迷惑な行為なのか、パンを盗むのと同じ用に迷惑な行為と言えるのかが分からない、ということであれば、それはいまさら論じることでも無いように思います。パン屋さんはどれだけパンが売れるかを見込んで、小麦粉などの材料を仕入れたり、従業員を雇い入れたりしている。ソフト屋さんも、どれだけライセンスが売れるかを見込んで投資し、価格を設定している。本来そこに、盗まれる数や、違法コピーされる数までを見込むべきではない、つまりそれらは売る側からしてみれば単純に「損害である」、と言えるんではないかと。つまり、売る側からしてみれば、窃盗も違法コピーも同じ用に迷惑な行為であると言えるんではないでしょうか。

      実際、「違法コピーさえ無ければソフトはもっと安くできる」とか、「違法コピーを防ぐ為にソフトを安く設定している」とまで企業や業界に言わせてしまっていることのほうが問題であると思うんですがどうでしょう?

      --
      むらちより/あい/をこめて。
      親コメント
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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者

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