パスワードを忘れた? アカウント作成
6659 story

IEのプラグイン特許回避方法の詳細が公開 99

ストーリー by Oliver
小手先だが有効な手段 部門より

Mc.N曰く、"前回、/.j でも話題になったプラグイン特許回避法 ですが、Macromedia 社から回避策が示されました。詳細については同社の アクティブコンテンツデベロッパーセンター とその アクティブコンテンツに関する FAQ を参照してください。
同 page によると次期 Internet Explorer ではobject、embed、appletタグを使用すると、再生許可を求めるダイアログボックスが表示されるよう仕様変更するらしいです。この仕様変更に対し同社は外部JavaScriptファイルによる回避方法(参考:アクティブコンテンツを Microsoft IE ブラウザの仕様変更に対応させるには)を推奨しています。"

Eolas Technologiesが持つ米国特許5,838,906号において「自動的に外部アプリケーションを起動」と定義されているので、ユーザに確認を求めることで「自動」でなくし、特許を回避しよう、という策だ。Microsoftのサイトにも変更の解説が掲載されており、変更済IEのプレリリースが用意されている。一般配布版にも実装されれば、必然的に他のブラウザも少なくとも変更の一部に追随するものと考えられる。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • つまんねー修正だが (スコア:3, すばらしい洞察)

    by tarosuke (2403) <webmaster@tarosuke.net> on 2003年10月08日 5時51分 (#410779) 日記
    このつまんなさが特許制度の現実でもあるんだよな...
    とヒトリゴチテみる。
    • by Anonymous Coward on 2003年10月08日 6時42分 (#410786)
      本当だよね。
      特許の理念もへったくれもあったもんじゃない。
      ただの嫌がらせと、せこい回避法。
      親コメント
    • 「おもしろおかしい」より「すばらしい洞察」だと思うな。

      # 「余計なもの」なのでAC
  • by deleted user (2957) on 2003年10月08日 8時19分 (#410819) ホームページ
    Mitchell Baker氏によるEolas特許についてのMozilla Foundationの
    コメント [mozilla.org](日本語訳 [mozilla.gr.jp])が10月6日付で発表されています。
  • by prajna (18168) on 2003年10月08日 8時39分 (#410832)
    特許の理念は創造的な発明に対して、その利用者に相応の対価を求める権 利を保護することで、技術の進歩、産業の発展を促すことだと思 います。

    なのに今回の件では、マイクロソフトは、ユーザに負担を強いるよう な方法で回避し、またマクロメディアも、Webコンテンツ開発者の負担を 強いる、特許の揚げ足取りのような対応を行っています。そこにはユーザ やコンテンツ開発者への配慮や、発明者への敬意は感じられません。

    しょうもない発明でも、先に思いついて特許を書いた者が一方的に勝 つという現状はどうにかならないのでしょうか。特許の対価を算定する中 立機関の設立とか…

    はっ!。もしかして、企業が特許の回避に注力 することで、 技術の多面的な発展が促進され、特許の理念が実現している?

    • 本当に価値がある特許なら、そんなセコい回避策は使わず素直に金払うでしょ。
      その特許がセコいから金払うのは無駄なだけと判断されてしまう。
      そんなもんに発明者への敬意なんてハナっからないわけで。
      つーか、発明者という認識すらないんじゃないかと。
      アホらしい特許で商売を妨げる邪魔者にしか見てないとみた。
      --

      --
      Ath'r'onならfloatあたりに自信が持てます
      親コメント
    • by MIYU (17727) on 2003年10月08日 19時41分 (#411279)

      10/6のCNETに、 もう一つのブラウザ戦争 [cnet.com]という記事が掲載されています。

      記事によると、Doyle氏の祖父は 「自らが発明した60を超える製紙技術特許」 の対価で生活を営んでいたそうです。今なお利用されている製紙技術だそうですから、 支払われた金額も推して知るべし、です。
      一方、孫であるDoyle氏の所有する技術は、 大学で開発され1998年に特許と認定されていますが、 MSの「IEのActiveX技術」がこの特許を侵害しているとして裁判が行われ、 MSの特許侵害が認定されています。
          < さて、ここで問題です >
      Doyle氏は祖父と同じように特許技術の対価を得る事が出来るでしょうか ?
      得ることが出来ないとしたら、それはなぜでしょう ?

       > しょうもない発明でも、先に思いついて特許を書いた者が一方的に勝つ
      状況なら、技術が広まった後に特許料を主張された、 GIF -> PNG [cnet.com] や MP3 -> Ogg [zdnet.co.jp] のように、 特許を回避するまっとうな代替手段が画策される余地があるわけですが、 この場合ウェブの中核言語であるHTMLに大幅な変更が迫られる恐れが出てくる ようなおおもとに特許が認められてしまっているので、 つらいものがあるかもしれません。

      標準技術と特許の関係はむづかしいもののようです。
      W3Cは今年3月、 長い公開議論 [atmarkit.co.jp]を経て、 ライセンス料を伴う技術をソフトウェア開発に利用することを基本的に禁止するという 結論に達して [zdnet.co.jp]います。 オープンソースライセンスは特許で保護された技術の利用を禁止しています。
      (オープンソースと特許 例1 [zdnet.co.jp]、 例2、 [zdnet.co.jp] 例3 [zdnet.co.jp] )
      この特許が、具体的にどのような技術に適用されるのかはまだ分かっていませんが、 「今回の法的勝利は、ソフトウェア開発に競争の原理を取り戻すものになるだろう。 いずれは開発者やMicrosoftのライバル企業も、 われわれが脅威ではなく友人であることに気づくはずだ」と発言しているDoyle氏 をしばらくWatchする必要があるのかな。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2003年10月08日 12時26分 (#411017)
      >特許の理念は創造的な発明に対して、その利用者に相応の対価を求める権 利を保護することで

      特許を認定する機関が完全であるなんてことはありえないのだから、もっと気軽に一般市民や技術者がある特許に対して「認定取り消しのための審査の請求」を起こせるようにしてほしいですね。
      詳しくないのでわからないですけど、裁判でも起こして勝たない限り特許を無効にすることってできないんですよね?
      しかし、国の利権などがからまない真の国際特許機関ができないものですかねぇ
      親コメント
      • もっと「気軽にできる」と「すべての特許に対して」審査請求が起こされると思いますが・・・
        審査するための費用をどうするか、審査中は特許が有効なのか否か
        細かいことはいろいろありますが、
        どちらかというと、認定されるまでに
        何らかのアクションを起こすほうが現実的かと思います。
        一度認定されたものを取り消すのは体力が必要ですよね。
        親コメント
  • by slash5234 (16218) on 2003年10月08日 10時34分 (#410912)
    「自動でアプリケーションを起動」するのがいけないのだったら、
    あらかじめ起動しておけば、「起動しているアプリケーションに
    データをわたす」わけで、良いんじゃない?だめ?
  • by virtual (15806) on 2003年10月08日 7時45分 (#410805)
    ダイアログボックスの確認にYESと答えるこれ用の常駐アプリがどこぞから出てくる気がします。
  • Macromedia、Microsoftのページを読んだんだけど、新しい方策が提案されているわけじゃなくて、これまでの提案を解説するものですよね(そのこと自体はいいことだと思いますが)。

    ・ HTMLに直接objectタグが書かれていて、
      objectタグが解釈/実行された
      → 実行問い合わせのダイアログを出すことで、自動実行とはならない

    ここまではいいんだけど、「利用者からみて、従来と同じ状態を保つ」ために、

    ・ HTMLが読まれ、
      自動実行される(外部)JavaScriptがHTMLにobjectタグを書き加え、
      objectタグが解釈/実行された
      → 問い合わせのダイアログは出ない

    とするのでは件の特許を回避したことにはならないし、「やれるだけやった」という気休めにしかならない。これを有効というのは早計ですよ。

    # 誤解の無いように書いておくと、私もobjectタグなどについて気兼ねなく書けるようにあってほしいと思う。なんとかならんもんかね。
    • Note The control is blocked if the script that creates the control is in the same file as the HTML for the Web page. For the control to load without user input, the script must be in a separate file.

      とのことなので、おそらく条件は「ページ中の記述により自動実行される」と思われます。つまり、

      • 記述をページ外にする。
      • 問い合わせる。

      のどちらかが行われていれば回避ということでしょう。

      親コメント
      • ああ、おっしゃる通りで、私が前に書いたコメント(この親の親)では間違ってますね。で、うまく伝えられるか自信がなくなっちゃったのだけど、気になっていたことを書きます。

        件の特許では外部プログラム起動部分について、実体のある単一のファイルに限定しているのか、document.write()などで書き足した部分は結局HTMLドキュメントの一部となる"computer readable program code"(件の特許Claim 6.)に見なされる危険はないのか、その場合JavaScriptが外部にあっても回避にならないのではないか

        ...ということを考えていたんですが、まとまらんままに書いてしまいました。早計なのは私だ。ごめんなさい。で、私も件の特許はざっとしか読んでいないのですが、そういう問題はないのでしょうか。
        親コメント
  • Safariは (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2003年10月08日 10時51分 (#410926)
    どうなんでしょう?
    全く話を聞かないんですが。
  • by Anonymous Coward on 2003年10月08日 15時10分 (#411115)
    外部アプリケーションを起動するから特許侵害になるのであって、すべてwebブラウザで用意すればオッケーである。

    しかし、これは開発コストをいたずらに増すだけなので、各社にダイナミックライブラリとして用意してもらって、ブラウザの名の下に使っていただく………っつーのはどうだ?

    どちらにせよ、ガクガクブルブルだ
  • by gendohki (16311) on 2003年10月08日 18時46分 (#411236)
    で、FlashPlayerを無料配布。
    新しく画面に設置した入力エリアにURLを打ち込めば、
    インターネット上のオールFlashのコンテンツを見ることができます。
    加えて、Mozilla plug-inを導入すればHTMLファイルも読むことが可能です。

    ・・・ってやれば、特許に抵触しないかもしれない。・・・・だめ?
    --
    「なんとかインチキできんのか?」
  • by Anonymous Coward on 2003年10月08日 6時04分 (#410783)
    IEがセキュアになるいい機会だね.
typodupeerror

アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家

読み込み中...