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6696 story

4.4BSD Liteはnon-freeなの? 350

ストーリー by wakatono
自由はいずこに? 部門より

Anonymous Coward曰く、" UkaiDiaryによると、 日経エレクトロニクス2003年10月13日号にて「SCOショック」 という記事とトロンの坂村健氏、MSの古川享氏のインタビュー記事 が掲載されているらしい。SCOショックのほうはかなり長い記事の ようで 第2部のタイトルが「不正コピーは限りなくクロ 開発体制の見直しは不可避」 となっていてかなりおどろく。全貌は買わないと分からないのだろうが、 「Linuxにはこの4.4BSD Liteからソースコードが流用しているが、SCO社は 「ロイヤルティーが不要だからといってLinuxへの流用を認めているわけ ではない」という立場をとる」という記述があり、これはBSDがフリーでは ないと言っていることになる。
坂村健氏と古川享氏の対談のほうでも、 「坂村氏: T-Kernelは間もなくソース・コードを公開します。(略) 一方のLinuxはどうですか。責任の主体がなく、ビジネスを全く理解 しないでやりたい放題。 」だそうだ。対談記事だけど、これも 誤報なのだろうか?"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Technical Type (3408) on 2003年10月15日 11時26分 (#414807)
    「4.4BSD Liteはnon-freeなの?」というタイトルで

    > Linuxにはこ14.4BSD Liteからソースコードが流用しているが

    という謎の文章が書かれていて、Linux と TRON の話が続いていると、何がなんだか判らないよ。

    4.4BSD Lite は、1992年に AT&T の子会社の USL からコード盗用で裁判で訴えられ、和解して、それで Free な部分だけをリリースした物だと理解しているのだが、一般論として一度裁判で争って和解した相手をさらにコード盗用で訴えるのは不可能だと思う。(その点、まだコード盗用で訴えられるという「洗礼」を受けていない Linux とは、少し立場が違う)
    和解条件は公開されていないが、AT&T側が BSD のコードを BSD ライセンス条項を勝手に消して使っている部分が大量に見つかったから、逆に訴えるぞと脅されたのだろうと思うが。

    • USLとの和解条項 (スコア:3, 参考になる)

      by maho (9810) on 2003年10月15日 12時10分 (#414843)
      Super ASCII 1994 May p.75 によると和解の内容は
      • USLとBSDIの和解は
        BSDIはUCBの新しい 4.4BSD-Lite ベースとして BSD/386 を開発することと、現行のBSD/386 は Net/2 ベースなので、一部のコードをバイナリで供給すること(BSD/386 1.1 の措置)
      • USLとUCB の和解の内容
        UCB の Net/2 と 4.4-BSDLite には USL のcopyright notice が含まれるファイルがあることに合意、UCB は 新しい4.4BSD-Lite を即刻開発してライセンスに抵触するファイルを新しいものに書き変える。
      となっていました。
      親コメント
      • by Technical Type (3408) on 2003年10月15日 12時42分 (#414877)
        ありがとうございます。ちょっと補足させていただきますと、公開されていない和解条項もあるようです。
        In 1992, AT&T's subsidiary USL (UNIX Systems Laboratories) Laboratories" filed a lawsuit against Berkeley Software Development Inc. (BSDI), the manufacturer of the BSD/386 and (later) the BSD/OS operating systems, both very similar to FreeBSD, for alleged distribution of AT&T source code in violation of licence agree- ments. They subsequently extended the case to the University of California at Berkeley. The suit was settled out of court, and the exact conditions were not all disclosed. (出典: The Complete FreeBSD [dei.uc.pt])

        そして「なぜ裁判で白黒つけずに和解したのか」つまり USL が勝訴に持ち込める見込みが低く、和解に持ち込まなければいけなかった理由は・・・という事に関して「AT&T だって BSD のコードを黙って使っているじゃないか」と反訴されるのを恐れたという理由以外には考えにくいと思います。だから、公になっている和解条項で手打ちとなったのでしょう。

        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2003年10月15日 14時13分 (#414942)
        • USLとの和解は1994年1月
        • 和解を受けて、4.4BSDに含まれるUSLの著作物を独自のものに置き換えた形で4.4BSD-Liteがリリースされたのは1994年3月
        ちょっと時系列的におかしい…というか、4.4BSDと4.4BSD-Liteを同一視してしまうと話がおかしくなるので注意。ちなみに4.4BSDのリリースは1993年6月。

        それぞれのリリースの日付は、FreeBSDの"/usr/share/misc/bsd-family-tree"より引用。

        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2003年10月15日 11時30分 (#414810)
      まさかとは思うが14.4BSDというものがあるのだろうか。

      こんな事を真面目にIDで書いたら各方面から殺されるのでAC
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2003年10月15日 11時50分 (#414825)
      (その点、まだコード盗用で訴えられるという「洗礼」を受けていない Linux とは、少し立場が違う)
      和解内容としては、BSD ライセンスを遵守して 4.4BSD Lite のソースコードを利用する (たとえば Linux に組み込む) のも OK ということだと思ってたのですが、誤解してるでしょうか?

      もしそうでないなら、4.4BSD Lite のソースコードを BSD ライセンスで公開することは和解内容に違反することになり、けっきょく 4.4BSD Lite そのものが法的にまずい立場に立っていることになります。しかしそんなことは考えられないと思うのですが。

      親コメント
    • >一般論として一度裁判で争って和解した相手をさらにコード盗用で訴えるのは不可能だと思う
      SCOは一般ピープルとは異なる見解をお持ちのようで。
      「和解したのはBSDLとで、Linux陣営ではない。LinuxにBSD Liteのコードに含まれるUnixコードを流用する権利はない」
      とでも言いたいのではないかな?
      #記事読んでないから、あくまで憶測ですが。
      親コメント
  • by limbo (6813) on 2003年10月15日 11時34分 (#414813) 日記
    八田さんのところから当該記事の引用という部分を孫引きしますが:
    ーLinuxも、みんなで寄り集まって開発するオープンソースですが。

    坂村氏 T-Kernelは間もなくソースコードを公開します。それはGPLではなく、僕ら独自のライセンス・ポリシーに基づくものです。Microsoft社もやはり、「シェアードソースライセンス」と呼ぶ独自のポリシーによってソース・コードを提供しています。T-EngineフォーラムとMicrosoft社はいずれも知的財産権の重要性を十分に理解し、ソース・コードの安全性を保証しています。どちらも安心して使えるプラットフォームといえます。一方のLinuxはどうですか。責任の主体がなく、ビジネスを全く理解しないでやりたい放題。その結果として、厄介な問題が実際に起きているじゃないですか。裁判の行方は分かりませんが、もめごとがあるというだけで技術進歩は停滞しちゃうでしょ。
    というなら、T-Engineフォーラムは訴えられない(ということは技術の進歩が停滞しない)という理由がちゃんとあるのかな。ソースを見る人とNDAを結んでその中に「このソースの中に何を見つけても訴えちゃだめ」という条項が入ってるだけとかいう話だったら嫌だなあ。
  • もめごと (スコア:2, すばらしい洞察)

    by monaka (4489) on 2003年10月15日 12時04分 (#414840)
    タレこみ文にはありませんでしたが、本文にはある
    「もめごとがあるというだけで技術進歩は停滞しちゃうでしょ。」
    という言葉には、それなりに経験に裏打ちされた重みがあるとは思うのですよ。
    TRONはこれで痛い目を見た面があるわけですし。Linuxシンパの一部にこの点を軽視しすぎている向きがあるのではと、傍から見て思うのですけれどねぇ。

    // 今日現在Linuxの技術進歩が停滞しているか、
    // T-Engineフォーラムがそれを回避できるかどうか、
    // 記事の意見に同調できるか、
    // それらはまた別の話。
    --
    from もなか
    • Re:もめごと (スコア:2, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2003年10月15日 12時20分 (#414852)
      MSやSCOのFUD作戦ってなかなか効いているんですねぇと痛感。

      彼らがFUDを振りまく。
      誤解を解くために声を張り上げるオープンソース陣営。
      一般人は引いてしまう。

      という悪循環。
      親コメント
    • >「もめごとがあるというだけで技術進歩は停滞しちゃうでしょ。」
      >という言葉には、それなりに経験に裏打ちされた重みがあるとは思うのですよ。

      確かに、MSのWindowsUpdateでゴタゴタが起こってるのをみれば、修正技術(能力)が停滞してるのが判るような。
      (特に、ここ最近は顕著に…)
      --

      /* Kachou Utumi
      I'm Not Rich... */
      親コメント
  • by yh (6046) on 2003年10月15日 11時05分 (#414791) ホームページ 日記
    こちらで [mhatta.org]
  • 根本的なところで (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2003年10月15日 11時26分 (#414806)
    最近の様々な話から 坂村氏はGPLというものを根本的に受け付けない方 で、理解しようとも思わない方だというのが良く理解できます。 それはそれで構わないのですが,その考えの元、 gccを何食わぬ顔で使おうというのはかなり分裂していると 思います. (SCOうんぬんより坂村氏の方がなんだか最近狂ってる)
    • by bero (5057) on 2003年10月15日 21時54分 (#415329) 日記
      根本的なところで、GPLは「複製や頒布、改変」についてのライセンスであって、「使用」についてはただ一言「プログラムの実行は無制限」としか書かれていない。
      GPL(の一部)を理解してればこそ、非GPLなプログラムのコンパイルにも何食わぬ顔で使えるってもんでしょう。

      GPLの第0項にこうある。

      Activities other than copying, distribution and modification are not
      covered by this License; they are outside its scope. The act of
      running the Program is not restricted,

      直後にこう続く

        and the output from the Program
      is covered only if its contents constitute a work based on the
      Program (independent of having been made by running the Program).
      Whether that is true depends on what the Program does.

      ので、出力されたバイナリobjectは安心。
      てことで、こっから先に書かれているGPLの本体は読まなくても理解しなくても使用できる。

      問題は、自作プログラムにリンクされる付属ライブラリ、つまりlibgccと、C++を使う場合はlibstdc++(他の言語は調べれ)のほう。
      (-nostdlib等のオプションでこれらをリンクしない場合は気にしなくてよい。)

      (ここで「ライブラリのライセンスまで確認する必要があるのか、面倒くせー」と思う人がいるかもしれないが、商用コンパイラでもEditionによってはライブラリの再配布に制限があったり、評価用で本使用には別途購入ってライセンスのことがあるから、どのみち確認する必要があるという条件は同じ。)

      これらは例外付きGPLである。
      GPLと例外付きGPLは、GPLとLGPL以上に違いが大きい(だって例外の書き方次第で何でもできる)ことがあるので、別物と思ったほうがよい。
      ひとくくりに分類してしまうと、細部まで読まずに「GPLの全項目が適用される」と思い込んで誤解をまねきやすい(恥ずかしながら私もそう)。

      libgcc:
      In addition to the permissions in the GNU General Public License, the
      Free Software Foundation gives you unlimited permission to link the
      compiled version of this file into combinations with other programs,
      and to distribute those combinations without any restriction coming
      from the use of this file. (The General Public License restrictions
      do apply in other respects; for example, they cover modification of
      the file, and distribution when not linked into a combine
      executable.)

      libstdc++:
      As a special exception, you may use this file as part of a free software
      library without restriction. Specifically, if other files instantiate
      templates or use macros or inline functions from this file, or you compile
      this file and link it with other files to produce an executable, this
      file does not by itself cause the resulting executable to be covered by
      the GNU General Public License. This exception does not however
      invalidate any other reasons why the executable file might be covered by
      the GNU General Public License.

      てことで、単なるリンク、およびテンプレートやインライン関数、マクロが展開されて自作プログラムに組み込まれることは無制限で、GPLに従う必要は無い。ここでも(この範囲の使用であれば)GPLを読む必要は無くなる。
      逆にこの例外部分を読まずにGPLだけ理解してても意味が無い。

      まとめると、
      - コンパイラ(アセンブラ、リンカ)の実行は無制限
      - 付属ライブラリのリンクは無制限
      の二点だけ理解してれば、GPLの細則は知らんでよし。

      GCCを使用することと、GPLに賛同あるいはGCC同様の発展を期待して自作プログラムをGPLにするかどうかは別問題。
      商用コンパイラを使用したからといって、自作プログラムをプロプライエタリにする必要があるってこたあない(前述のようにEdisionによってはライブラリの再配布が制限されることはあるが)。
      逆に商用コンパイラを何食わぬ顔で使ってGPL'dソフトウェアを開発してもいいでしょ。

      親コメント
  • 記事の要点 (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2003年10月15日 11時32分 (#414811)
    (「SCOが著作権を持つコードが不正流用されている」「ライセンシー(例:IBM)が2次著作物を不正流用している」の2つの争点からして、前者の点についての解説から)

    1. SCOForum2003で不正コピーの証拠として挙げられたコードは、(Eric Raymondの分析により)「UNIX 32V」と類似性が高い
    2. このコードの原本を書いたのはKen ThompsonとAT&Tベル研Dennis Ritchie
    3. オープンソース陣営は「SCOは2002年1月からUNIX 32Vを含む黎明期のUNIXコードを頒布していた」とする
    4. しかし、SCOは頒布したコードの利用を認めていたが、あくまでも研究用となどの非営利目的に限定した措置であった

    など。真偽は私には判断できませんが、ヒステリックに暴れまわるほど酷い記事とは思いませんが。
    実際、知的所有権問題で今後リスクヘッジ(コスト負担)が必要になりそうだ、という結論については
    妥当。これは、同誌に掲載されている坂村発言の文脈に共通した話。
  • by Anonymous Coward on 2003年10月15日 11時56分 (#414835)
    えっと,急いでいるのでネタ提供だけ

    うかいさんトコの記述で

    >あとこれも気になるな

    > オープンソースコミュニティの中には、知的財産権の管理をより厳密に
    > するための新たな動きもうまれている。
    > 「Debian」と呼ぶLinuxディストリビューションでは、ソースコードの
    > 提供にあたって電子署名を要求している。
    > (日経エレクトロニクス 2003 10-13 no.858 pp.116)

    >なんのことでしょうか、これは。

    GNU コーディング規約の 2.2
    http://www.sra.co.jp/wingnut/standards/standards-ja_2.html#SEC4
    を日経的人間が読むとこうなるのだと思われ

    (言っておくけど,日経の記事なんざ 9 割がたこんなもんよ.年がら年中)
    • by Anonymous Coward on 2003年10月15日 16時03分 (#414994)
      > オープンソースコミュニティの中には、知的財産権の管理をより厳密に
        > するための新たな動きもうまれている。
        > 「Debian」と呼ぶLinuxディストリビューションでは、ソースコードの
        > 提供にあたって電子署名を要求している。
        > (日経エレクトロニクス 2003 10-13 no.858 pp.116)
        >
        >なんのことでしょうか、これは。

        GNU コーディング規約の 2.2
        http://www.sra.co.jp/wingnut/standards/standards-ja_2.html#SEC4
        を日経的人間が読むとこうなるのだと思われ

      違うでしょ。パッケージ作成の時にするPGPサインのことに触れているんであって、これはソースコードに対するサインではないということでしょ。
      親コメント
      • Linux/GPL 関係はよく知らないのですが

        > 違うでしょ。パッケージ作成の時にするPGPサインのことに触れているんであって、

        のツッコミが妥当だとして、そのサインの目的には日経が言う

        > オープンソースコミュニティの中には、知的財産権の管理をより厳密に
        > するための新たな動きもうまれている。

        が含まれているんでしょうか。ちと気になったので。
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2003年10月15日 19時00分 (#415179)
          全然あらたな動きでもなんでもなく
          GPLは著作権をベースにしたライセンスですから
          コード提供者は提供したコードに著作権を主張できるんですよ。
          著作権を主張するには個人を特定できるだけの証明が必要ですから
          実名を晒すとともに署名をし「自分はこのコードを書いた」と残すわけです。

          そんなのは昔からやってますし、Linuxの開発においても
          現在OSDLが中心になって管理し、各メジャーバージョンには管理者がおり、その下にコミッター 開発者がいます。第三者のコードはMLを通し審査の後、適用するかしないか判断されます。コード寄贈者は名前がのりますから、ここでも実名と署名が必要になります。
          第三者に限らず、権限を持つ人も常にOSDLに常駐してるわけでもなければ、Linux関連企業の社員でもないので、ネット上でのやりとりが必要になることから、MLでの提案と議論、パッチ審査が必要になります。

          この記事にしても坂村氏のコメントにしても
          「Linuxはまるでチャットをしているかのごとく、不特定多数の人間が無秩序に開発している」と考えているのか、そう思わせようとしている節が見られます。
          #そんな開発形態ではプロジェクトの開始から一ヶ月ももたずに破綻するでしょう
          親コメント
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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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