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6834 story

声の二次使用料支払い訴訟は原告勝訴。だが… 116

ストーリー by GetSet
名作アニメの裏側で 部門より

KAMUI曰く、"Mainichi INTERACTIVE の記事に依ると,テレビ放映されたアニメをビデオ化・DVD化した際にその出演者(声優)が受け取るべき「声の使用料」の支払いを,日本アニメーションとその子会社である「音響映像システム」に対して求めていた裁判で,東京地裁は請求の全額に当たる約 8,700万円の支払いを音響映像システムに命じた(参考: 日本俳優連合ウェブサイトの「アニメ裁判判決のお知らせ」) (続く…)

"原告の多くが組合員として所属する日本俳優連合と日本動画製作者連盟(現:日本動画協会),日本音声製作者連盟の三者は,昭和 56年に団体協約を締結して「音声制作条件」として「利用条件・期限外利用・期限外利用料の支払い」などを「外画・動画出演実務運用表」に基づいて行う事を定めた。多くの声優は音響映像システムと出演契約を交わし,日本アニメーション制作の「TVアニメ」に出演。当然,受け取った出演料は「TVアニメ」として算出されたものだった。
後に作品がビデオ・DVD化された際に本来支払われる事になっていた「ビデオ化使用料」の支払いを,音響映像システムが拒否。この理由を「アニメ制作を行った(親会社でもある)日本アニメーションが目的外使用料の支払いを行わない為,支払い能力が無い」と説明し,日本アニメーションと交渉する事を要請したが,日本アニメーションは「協約に定められた目的外使用料は著作権法の権利ではない為,支払い義務は無い」として支払いを拒否していたもの。
今回の判決では「実務運用表に二次使用料の支払いに絡む項目が存在する」事を理由として被告に支払い義務がある事を認定した訳だが,本丸とも言える日本アニメーションへの請求は退けられた訳で,すぐに支払いが行われるか疑問も感じる。
しかし涙と感動の名作アニメ(笑)を数多く制作して来たこの会社が,こんなあからさまな踏み倒し行為をやらかした理由って一体なんなんでしょ?"

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  • by N'gatt (9815) on 2003年11月06日 23時05分 (#428625) 日記
    最初、日刊スポーツ [nikkansports.com]で見かけたので、被告が何者か不思議だったのですが、
    なんと日本アニメーションですか。
    「愛少女ポリアンナ物語」「私のあしながおじさん」「ロミオの青い空」・・・
    交渉経過を見ると、訴訟対象のいわゆる「名作劇場」のイメージからはほど遠い対応だったようですね。(-_-)

    日本アニメーションの経営者には是非、
    対象作品の一つである「宇宙船サジタリウス」あたりを見直して欲しいですね。
    #それとも「アニメなんて子供が見るもの」とか言う人種なのかな

    p.s.
    羽佐間道夫氏による原告陳述 [nippairen.com]が日俳連のサイトにありますが、これを読むと
    ・・・業界史の概論として興味深いとかなんとか言うことより・・・
    頭の中で羽佐間さんの声が響いてきませんか?(^^;
  • by norari (14530) on 2003年11月06日 23時06分 (#428626)
    アニメーションのおける役者はアニメーターだと思うので
    アニメーターにも(原画マン位には)二次使用料を払ってあげるべきじゃないかな。
    • by zeissmania (3689) on 2003年11月06日 23時14分 (#428636)
      今回は二次使用について、原告と被告が覚え書きを交わしてますので、判決は妥当だと思います。
      けど、アニメータの場合は、そういう契約をしているとは思えないので、無理でしょうねぇ。今後、そういう契約をしようとしても「じゃ、余所に仕事回すわ」と言われて終わり、になりそう。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2003年11月06日 23時23分 (#428643)
        友人がアニメーション会社の内定を取れたようですが、
        とりあえず
        「せめて、人間らしい給料を」
        って線はいかがなもんでしょう?なんか悲惨っぽいし。
        基本的に日本って、プログラマーやアニメーター、
        デザイン関係っていう部分は恩恵にあずかってても社
        会的に認知されてないのな。
        まっとうな報酬を請求できないのがいかんのか?
        「人間やめますか、それとも仕事やめますか?」
        っていう二者択一になりそうなのがなぁ・・・・・・
        親コメント
        • by zeissmania (3689) on 2003年11月06日 23時33分 (#428653)
          >「せめて、人間らしい給料を」
          ん~、確かに職種によってはそういうのはあるみたいですね。
          プログラマーなんて、頭よさそうで給料よさそう、というイメージが普通の人達にはあるみたいだし、比較的簡単に雇って貰えるからなりたがる人多いのでしょうかねぇ?最近は中国やインドに安く外注もできたりするから、へぼいプログラムしかできないのは、いくらでも安く叩かれてしまうのでしょうけど。
          アニメータも漫画が好きでなりたがる人は多いのかな?けど、アニメ制作なんて、手間が掛かる割には制作費が少ないし、人件費を叩くしかないみたいですね。
          知人が、自動販売機の中身を入れ替える会社に就職したのですが、下手なプログラマーより給料いいみたいなんですよねぇ。逆にそういう人があまりやりたがらない肉体労働の方が、人間らしい生活がおくれるようで。
          親コメント
          • Re:本末転倒? (スコア:2, 参考になる)

            by querent (8126) on 2003年11月07日 0時28分 (#428705)
            >自動販売機の中身を入れ替える会社

            会社によって違うのでしょうが、担当する自動販売機があって、
            その自動販売機に求められる商品を適切な時期に適切な量を供給する
            マーケティング的な能力を求められるそうなので、単純な肉体労働
            とはいえないようです。
            親コメント
            • by zeissmania (3689) on 2003年11月07日 0時36分 (#428715)
              >マーケティング的な能力を求められるそうなので
              あ、そうなんですか。そこまでは知りませんでした。
              けどそういう意味だと、宅配便のお兄さんも集配の営業に懸命で、単純に荷物運べばいいってものではないですしね。

              けど、今の自動販売機って回線が繋がってて、売れ行きはセンター管理になってたりしません?
              #あ~、思いっきりオフトピになってしまった (^_^;;;
              親コメント
              • by querent (8126) on 2003年11月07日 1時31分 (#428765)
                >回線が繋がってて、売れ行きはセンター管理

                さらにオフトピを続けると、売れ行きはセンタ管理でも、
                次の売れ筋は何かってのは、現場を知っている人間じゃないと
                判断できない部分があるのでしょう。

                もっとも、最初に断った通り、会社によりけりだとは思いますが。
                会社によっては完全な成果給だったりするみたいですよ。

                #う~ん、本当にオフトピック。
                親コメント
              • by arkas (10211) on 2003年11月07日 3時05分 (#428816) 日記
                Off Topicを続けますが;

                うちの会社、冬でも暖房がキツくて、ちっとも寒くないのですが、
                流石に何年も出入りしている業者さんはちゃんと「つめた~い」8割に
                「あったか~い」2割を維持してくれています。

                ‥‥‥とか、そういう話だよね? → 「現場を知るマーケティング」
                親コメント
        • Re:本末転倒? (スコア:2, すばらしい洞察)

          by mishima (737) on 2003年11月07日 9時10分 (#428875) ホームページ 日記
          「好きでやる仕事」かつ「一人だけではできない仕事」は安く買い叩かれるようで…

          #一人でも成果が出せる仕事の場合は、給料いい人もいるのにねぇ
          --
          # mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
          親コメント
      • by norari (14530) on 2003年11月06日 23時34分 (#428654)
        そうですね、映画の枠組みの中での俳優や監督のユニオンが有り
        その力関係で二次使用料などの権利が得られてきたと思うのですが
        アニメーションのメインの作業をこなすアニメーターには
        そういった圧力を掛ける団体はない故に
        権利関係に関しては不遇なのではないかとと言う意味を込めて
        本末転倒という言葉を使ってみました。
        親コメント
    • > アニメーターにも(原画マン位には)二次使用料を払ってあげるべきじゃないかな。
      原画スタッフって二次使用料をもらえるんですか?原画とキャラクターデザインと混同していませんか!?
      親コメント
  • by take0m (4948) on 2003年11月06日 23時13分 (#428632) 日記
    音声合成エンジンの発達によって、声優が不要になる時代が来るのでしょうね。

    すでに映画ではスタントの代用としてCG使ったり、顔のアップ以外はCGなどありますし。まだまだCGのコストも高いですけど、今後どんどん俳優さんの領域を浸食していくのでしょう。
    • それは少し短絡な意見じゃないかと思いますが・・・ いい役者(この場合声優でもいいです)が、 ワンシーンに何通りの「はい」を使い分けるか想像してみてください。 あなたの想像以上の数をこなしてくれると思いますよ。 演出家や役者やその他の裏方さんが、お互いの想像を超える仕事をするから 数々の名作が生まれたんだと思いますが。
      親コメント
    • どうやらこの社会、
       * 声優になりたくて仕方がない人
       * 『声優さん』を好きな人
      の両者がうまいバランスで釣り合っているようです。
      私の周りには前者も後者も数人ずついらっしゃいます。

      こういう本があって売れてしまうわけです。 [rakuten.co.jp]

      機械の合成音だと思ったら嫌な種類の作品もありますし・・・
      親コメント
    • 近い未来、自動作詞・作曲・編曲マシンの登場によって、J-POP アーティストなんていらない時代が来るんでしょうね。

      # 近い将来、誰かが自動煽りスクリプトを書きそうな気もするけど ID (^^;

      --
      むらちより/あい/をこめて。
      親コメント
      • by one-one (17888) on 2003年11月07日 6時42分 (#428837) 日記

        それを言うなら 作詞・作曲・編曲が終わってデータを入力してやると 自動演奏してくれる感じなんじゃないですかね.
        このネタ的には

        誰々風にとか入れておくと guitarのミスピッキングや指癖なんかも再現されちゃう!みたいなの

        ………それじゃシナモンだ…

        親コメント
    • by ryo_jp (9684) on 2003年11月07日 0時21分 (#428700)
       出来るということと、実際にやるかどうかはまた別で。
       映像の編集も最近はノンリニアがDVレベルであれば非常に安価に簡単にできるようになったけれど、結局DVレベルでも編集室を使ったりノンリニアだけどオペレーターを使ったりするし。
       曰く、「他の事を考えながらやったり出来ないから」だそうで。
       他にも餅は餅屋というのもあり、やはり仕事は無くならないようです。
       声優さんの仕事も、一言の台詞でも色々シチュエーションを考えて言っている訳で。
       音声合成エンジンが出来たとしても、(元々声優さん自身がやっていた)それにどう喋らせるかを考える人が必要なのです。
      親コメント
    • by take0m (4948) on 2003年11月07日 0時45分 (#428726) 日記
      またたくまにこれだけのレスが・・・

      たしかに難しいというのは理解しています。ですので、近い将来じゃなくて、近い未来という感じで書いてみました。つまり数年後ではなく、数十年後くらいのスパンです。

      CGもオールCGのものはまだまだ使い物にならないですけど、ハードやソフトの進化とともに徐々に変わってくるでしょう。それに比べて音声はまだまだ感がありますが、それも長い時間が解決してくれるかなぁと。

      俳優さんや声優さんのように、シチュエーションに合わせて自動的にコンピュータがしゃべるというのはもう遠い未来だと思いますが、手動でいろいろなしゃべり方をさせることは意外とできる気がしています。技術の高い人間であれば、七色の声というか、いろいろなしゃべり方をしてくれるとは思いますが、そもそもしゃべり方の幅としては、機械の方が設定できる範囲は広いですよね。その手動の設定が面倒なだけです。その辺はある程度ソフトウェア的に解決されるとは思います。

      要するに、近い未来において、音声を出力するデバイスとしては、人よりも機械の方が優れている。シナリオから自動的に音声の感じを決定するロジックは人の方が優れている。という状況になるかなぁと。そうすれば、CGと音声合成を使って、個人で本格的な映画が撮れちゃったりする時代がくるかもと・・・

      甘いすかねぇ。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2003年11月07日 9時38分 (#428888)
        何だか元記事と関係ない話が盛り上がってますが。

        親コメント氏が言う程度のことは、すでにある程度実現されているようにも思うな。映像や演技、声なんかを編集する側の人間にとっては、わがままな俳優や気まぐれな天候なんかより、合成やCGの方が「デバイスとして優れている」と言い切れる部分はかなりある。正直。

        んが、そういうやりかたして「おもしろいか?」

        これはつくる側のモチベーションの話でもあり、客が作品に何を期待するかという話でもあり。
        アニメーションが出てきた頃、「絵柄で楽しむ」「ありえなさを表現する」みたいな独特な「おもしろさ」を想像できなかった映画屋が今のオレみたいなことを言ってたが、アニメって、実写の代用品としてしか進化しなかったのなら、今みたいにはならなかっただろう。
        CGや合成も同じだと思う。オレはふざけた役者を怒鳴りつけながらその時その時を記録していくやりかたが好きだったし、シビアな商業ベースの映画屋だって、金銭やスケジュールなんかの兼ね合いでやむをえない場合を除き、「演技の代用品としてCG」は求めないんじゃないか(ハリウッド映画の企画、かなりの比率で俳優がやってるし)
        それを逆手にとって、「CGみたいな演技」でウケをとったマトリックスなんかいい例になる。つくりかたはともかく、すべては「おもしろさ」を稼ぐための道具なんだから。
        親コメント
      • by Shidho (5649) on 2003年11月07日 1時29分 (#428763) 日記
        >CGと音声合成を使って、個人で本格的な映画が撮れちゃったりする時代がくるかもと・・・

        つまりこれ [google.co.jp]のことだ。

        先のことはわからないけど、あるかもしれないかなと思ったり。
        親コメント
    • by unchikun (14429) on 2003年11月07日 0時48分 (#428729)
      近い将来かどうかわかりませんが、いつかはくるでしょう。
      音声に応じてCG顔の表情を変えられれば、ただニュース原稿を読むだけの
      アナウンサーも不要になると思います。

      記者がニュース原稿を入力すれば、時間内で噛まずにしゃべる。
      夢の社会ですね。<誰にとって?
      親コメント
      • >記者がニュース原稿を入力すれば、時間内で噛まずにしゃべる。
        >夢の社会ですね。<誰にとって?
        Web上のニュースサイトに押され気味のTVニュースの再興には良いかも。
        ニュースサイト上に乗った時には同じにニュース番組も出来あがる、と。

        多チャネル化や携帯電話でのTV視聴なんかと合わせれば、そこそこいけそうですね。

        親コメント
    • Re:ちかい未来 (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2003年11月07日 0時55分 (#428734)
      こんなのはどうですか?
      http://www.charatalk.com/besha/ [charatalk.com]
      親コメント
    • by Ryo.F (3896) on 2003年11月07日 0時56分 (#428735) 日記
      なんだか、無理だって話ばかりなので、ちょっと別の視点を。

      音楽の世界では、シンセサイザー・サンプラー、あるいは録音技術の向上で、確実に生楽器の出番や生演奏家の出番が(少なくとも割合的には)少なくなっていますよね。サンプラーなんかはかなり優秀なので、それで済まして問題無いところでは活用されまくっていて、使われていることすら気づかない場合もたくさんあると思います。
      で、声優の場合も同じ事が出てくるかもしれませんね。お金が潤沢にあれば、実力のある声優を使うだろうし、お金が無ければドーデも良いようなところから順に音声合成をつかうとか。
      逆に、音声合成の特性を活かした作品ってのも出てくるかもしれないと思います。
      親コメント
      • >逆に、音声合成の特性を活かした作品ってのも出てくるかもしれないと思います。

        てゆーか、非人型メカキャラの声は積極的に音声合成を使ってほしいなぁ。

        キット(ナイトライダー)とか、あまりに人間っぽ過ぎて、かえって違和感。

        AdobeReaderとか、Microsoft AgentのText to Speech Engineの出力を聞いてみた感じでは、そんなに悪くは無いと思うんですが……
        親コメント
    • by simon (1336) on 2003年11月07日 1時40分 (#428767)
      コナミがPS2のゲーム『ときめきメモリアル3』にそれに近いシステム
      EVS [ascii24.com]を搭載しています。

      ゲーム中の登場人物の声は声優さんのものですが、
      主人公プレイヤーの名前(変更可能)を発音する部分だけ、合成音声で
      リアルに呼んでくれるということで一部で喜ばれたりキモがられたりしているらしいです。

      もうすこし改良すればいろいろなところで使えると思うので開発者や
      研究者の皆様には頑張っていただきたいところ。

      ・・・18禁のゲームに実装されることなんか期待してませんよ、いやほんとに。
      親コメント
  • 声優はバックが強力だから裁判も起こせます。
    声優の地位向上には良い事かもしれません。

    ただし、今回勝ったのは「アニメ製作会社」に対してです。

    つまり末端の貧乏会社に対して。狭いパイの奪い合いの結果、
    声優のギャラは増えたがアニメーターのギャラが
    ますます減少する事になる恐れがあります。
    --
    TomOne
    • 本文からするとTV放映用に作ったものの再利用に際して
      声優の権利を求めたのであって制作費に負担がかかるというのは
      この場合少し違うのでは。
      親コメント
      • by N'gatt (9815) on 2003年11月07日 0時37分 (#428718) 日記
        確かに声優のギャラが増えたわけではないのですが、
        8000万というのは30分アニメ8本分くらいの制作費と同じですので、
        日本アニメーションには相当堪える額だろうと思います。
        その分は結局、誰かが割を食うでしょうし、現状で一番力を持っていないのは
        アニメータですから、そこにしわ寄せが来るという予測は正しいと思います。

        でもまあ、日本アニメーション以外の制作会社には関係ない話ですけどね。
        親コメント
      • 声優に払う金をどこかからひねり出す必要がありますが、どうしましょう。

        収入の源泉であるスポンサー料を値上げするか、
        利益を削るかのいずれかが適当と思われますが、
        手っ取り早い方法として、制作費を削ってくるかも知れない。

        しわ寄せは遠回りすることはあっても、最後は必ず弱者に来るものなのでは。
        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2003年11月07日 9時50分 (#428897)
      なんでそういう嘘を書くかなぁ。

      今回、原告が勝った相手は「音声製作会社」。
      つまり、アニメの中のさらに一部分を担当しているところ。
      アニメ製作会社である「日本アニメーション」に対する請求は却下されている。

        #タレコミのリンク先どころかタレコミにも説明されているのに、なぜ読まない?
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2003年11月07日 1時15分 (#428752)
    今回、声優の「声」の二次使用について、権利を主張されて
    裁判で有利になりましたが、これは一つ間違えば危うい気がします。

    完成したアニメをすべてと考えた場合、声も一つの部品でしかなく
    これが認められた場合、他の部品にも利益があってしかるべきと
    なり、会社として利益になりそうな事が徐々にできなくなり
    結果として自ら首を閉めそう。

    確かに、声優一個人と考えた場合、生活基盤としての職業は、
    苦しいと思われ、納得もできる主張でしたが
    声優を食わすための声優職業があるわけで無いので感深いです。

    どちらにしろ、裁判ざたになったので
    今後徐々に制作サイドとの契約書がきっちりしていくでしょうね。
    • by gram (10641) on 2003年11月07日 10時13分 (#428913)
      どこに書こうか迷いましたが、ここにつけさせていただきます。
      今回の件は、契約はしっかりしているにもかかわず、支払を怠ったということで、音響映像システム株式会社が訴えられているのです。

      通常、この業界の常として、二次使用権に関する契約については、その支払条件や金額について明確に規定することになっています。
      なぜなら、この業界の収益構造が、主に二次使用(放送局への放映権の販売、ビデオ・グッズ販売等)によって支えられているからです。
      実際に一つの作品を作った場合、その制作に費やした原価を回収するには、制作後数年といったスパンで、二次使用に関する使用料を必要とします。(もちろん、人気の無い作品は赤字になりますし、そのようなことはザラです)
      そのような意味で、制作者側にとって、二次使用権の契約条件は、まさに生命線とも呼べるものであり、実際には、再放送やビデオ販売から雑誌への1カットの提供などの細かいことまでの契約の管理が行われています。

      今回の件で、問題がややこしくなっているのは、二次使用権に関する支払が、
       声優さん←音響映像システム←日本アニメ
      というルートで行われることになっているのですが、ここで真ん中の音響映像システムが、
      「日本アニメから貰ってないので払えない」とゴネているわけです。
      そこで声優さんたちは、訴訟を起こしました。
      「まず日本アニメさん支払ってください。そして、音響映像さん、我々に支払ってください」

      ただし今回の判決で認められたのは「音響映像は声優さんたちに支払いなさい」というところまででした。
      今後、引き続き日本アニメに対し支払請求を求める控訴が行われます。
      根本的な解決は、それを待ってからということになります。
      親コメント
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人生unstable -- あるハッカー

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