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南極観測船の後継に予算の壁 227

ストーリー by Oliver
財布の中も極寒 部門より

84p 曰く、 "asahi.comの記事によると、南極観測隊の元隊員や研究者らにより南極観測の継続を訴える集会が開かれた。現在運用中の南極観測船「しらせ」は1983年から運航しており文部科学省が後継船の予算を要求しているが、共同通信の記事(Yahoo!ニュース)によると財政難を理由に予算確保が難しい状況であるという。「しらせ」の老朽化により隊員や機材の輸送ができなくなれば長年続けてきた南極での通年観測が困難となる。
極地における通年観測といえば、富士山測候所の有人観測も高層気象の遠隔観測技術の向上などにより来年夏で終了することが決まっている(気象庁のプレスリリース(PDF))。南極にしろ富士山にしろ、有人観測のほうが望ましいという人は(特に/.には)多いだろうし、「しらせ」の後継艦の建造費用が数百億円と聞けば「◯◯に使うカネがあったら…」と言いたい人も多いだろうが、有人観測を継続する意義を世間にきちんと説明することができなければ実現が難しい世の中になってしまったのかもしれない。"

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  • 世界中で風邪が流行って (スコア:4, おもしろおかしい)

    by mfukuda (15975) on 2003年11月09日 21時43分 (#430622) 日記
    南極以外の人類が絶滅した時に困るじゃないか!
    有人基地がないと。
  • by bikeman (14466) on 2003年11月09日 21時30分 (#430606)
    過去にもオゾンホール [nies.go.jp]の存在を観測で確認するなど、実際に役に立ったことは多いと思う。観測は継続しないと意味が薄れるので、ぜひ続けて欲しい。ダムひとつ、やめれば金は出る。
    • 正確で科学的なところが知りたい

       人が行き、越冬すると、南極の環境を汚染してないか?
      無人リモート機材で観測した方が汚染度が低くて良いのでは?

        輸送も船で行く必要があるのか?
      他の輸送手段は全く不適切なのか?
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  • 将来のため (スコア:2, すばらしい洞察)

    by shikine2 (13449) on 2003年11月09日 22時53分 (#430686) ホームページ 日記
    いちおう別に科学研究という面ばかりではなくて、
    将来的にどういう分配になるかわからないけれども、
    地下資源を確保するためということで
    日本国の国益主張として継続はすべきではなかろうか。
  • by maia (16220) on 2003年11月09日 23時00分 (#430696) 日記
    > 有人観測を継続する意義を世間にきちんと説明することができなければ実現が難しい世の中になってしまったのかもしれない。

    観測に科学的意義があるのは自明。継続が大事なのも自明。基礎研究が大事なのも自明。しかし、そうした説明はあまり支持されないのでしょう(特に政治家に)。やはり、有人宇宙開発も同様ですが、「プレゼンス」は大事だと思う。つまり、そこに日本がいるという事。

    ただ、オリンピックを考えれば思い浮かぶように、話題性が決定的なのかもしれない。とすれば、科学をエンターテインメントにするのは、マスコミなどの制作者の仕事。その辺にキーがあるかもしれない。

    #でも、なんで日本の政治家は、こういう事に関心が薄いのだろう(そりゃあ、利権がなければ動かないという事かもしれないけど)。官僚まかせなら、予算節約に努めるのは当たり前なんだし。
    --
    #説明責任はないです
  • by ShiNTARO (6004) on 2003年11月09日 21時27分 (#430601)
    「有人観測を継続する意義」ってどんなことがあるんですか?是非、挙げていただきたいです。
    • by Anonymous Coward on 2003年11月09日 21時38分 (#430617)
      南極の氷をボーリングして大気組成の時間的変化を解明するプロジェクトってまだやってましたよね。
      あと古代に地球に落ちてきた隕石を採集するのもまだ途中だし。
      オゾン層の濃度変化の観測も、たしか定期的にバルーンを上げたりしないといけないような?

      宇宙と一緒で未解明な部分がまだまだあるでしょうしね、有人観測体制はできれば維持して欲しいです。
      # いくら解明されてても(例えば東京の地形とか)、最終的には人がいないと調査なんて出来ないんですよねぇ。
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    •  全く予想もしていなかった事態に対応して、新たな発見ができる。これだけでも有人観測の意義は十分あると思います。
       機械では、どんなに高性能な観測機器を設置しても、当初考えていたものの範囲内でしか観測できない。リモート観測して、本土で人間がモニターするといっても送られてくる情報は観測機器が観測できるものに限られてしまうし。
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    • by Anonymous Coward on 2003年11月10日 10時53分 (#430933)
      みどりIIはダメになってしまったようですが,このような衛星
      搭載の環境センサの校正・パラメータ補正のためには,衛星と
      同時に地表上で測定したデータが必要になります. 
      衛星で極域のリモートセンシングをおこなうには南極または北極
      での地表観測も必須です. 

      あまり知られていないようですが,衛星搭載センサで収集した
      データの補正データ集めのための観測は国内でも各所で行われて
      いるそうです.
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  • by NAT33 (17123) on 2003年11月09日 21時53分 (#430630)

    「しらせ」の後継艦の建造費用が数百億円と聞けば「◯◯に使うカネがあったら…」と言いたい人も多いだろうが


    どこに使えば納得なのだろう?。反対の人って。
  • by spqr (18190) on 2003年11月09日 22時43分 (#430680) 日記
    これって、海上自衛隊のフネなんだよなぁ。
    でも予算要求は文部科学省・・・・。
    なんだかなぁ・・・・。
  • by Anonymous Coward on 2003年11月09日 23時00分 (#430697)
    某所で必死に維持している氷海水槽はどうなるのだろう?
    ここ数年、結構な頻度で「次期しらせ」という言葉を聞いているのだが、その人たちの仕事も無駄になってしまいそうだ。
    • 氷海航行可能な大型船舶というと, 今後はサハリン沖の天然ガス輸送用LNGタンカーっていう用途が見えているんですけどね(現在は夏季のみの限定生産みたいですが). 確かに南氷洋ほど過酷ではないかもしれませんが, 比較的経済性での制限が緩やかな南極観測船の建造を通して技術の蓄積を行うって発想は無いのかな?

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  • by WindKnight (1253) on 2003年11月09日 23時18分 (#430709) 日記
    富士山は楽に行き来できるけど、南極となるとねぇ。

    南極観測船の仕事は、南極だけでなく、日本から南極までの往復航海中の観測ミッションというのもあります。

    そこで蓄積されるデータは公開され、国際貢献にも繋がっているわけで、馬鹿にできないものがあります。

    宇宙開発と同様、己で実行することに意義があるわけで、先進国の一員として、後継船を作らないというほうが不可解ですね。
    • by kaityo (16162) on 2003年11月10日 2時11分 (#430793)
       南極観測船の往復航海といえば、小学生の頃「そうや」の中を見たときに、
      「アイスクリーム製造機」があって驚いたのを覚えています。

       母親に「なんで寒いところに行くのにアイスが必要なの?」
      と聞いたら、
      「馬鹿ね、南極行くためには赤道越えなきゃいけないじゃない」 と言われて目からウロコ。
      ちょっと考えればわかることだけど。
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    • by Anonymous Coward on 2003年11月10日 7時35分 (#430854)
      任務から帰還した隊員たちが極地観測の目的や南極での経験談などの 談話を市民や生徒に伝聞してくれるのって、それだけでものすごく大きい収穫じゃないでしょうか?
      利益につながる科学的な成果だけではなく、 普段我々一般人が行くことができない極圏に想いを馳せ、地球環境に理解を深める意義ってアリだと思うのですが・・・
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  • by Anonymous Coward on 2003年11月09日 23時46分 (#430735)
    何の意義がって、
    どっかの発狂した政権が、「南極条約は廃棄、ここはわが国の領土」とか
    ぬかしやがらないようにちゃんと各国の実績を積んでおく必要があるぢゃあないか!

    堅い事言わずに、中国人も韓国人もフィリピン人もアフガニスタン人も、どんどん昭和基地に連れて行こうよ。

    アルゼンチンがかつて南極で子供を出産して、領土を主張しようとしたことが無かったっけ?

    • 日本は、サンフランシスコ講和条約 [room.ne.jp]の第二条(e)項にて、南極の領土権を放棄しています。

      なぜ、わざわざこんな項目が講和条約に入ってしまったのか、それについては当時の外交にやや不手際があったようです。
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      • by oguma (17986) on 2003年11月10日 12時23分 (#430983)
         現在の南極の領有権関係の主張については、外務省に情報がありました [mofa.go.jp]。
        (2)南極における領土権問題
         現在、南極地域で実質的な科学的研究活動を行っている国の中には、従来から南極の一部に領土権を主張している7カ国(クレイマント。英、ノルウェー、仏、豪、NZ、チリ、アルゼンチン)と領土権を主張しないと同時に他国の主張も否認する国(ノン・クレイマント。米、ロシア、我が国、ベルギー、南ア等)があり対立している。また、ノン・クレイマントの中でも、米、ロは現状では領土権を主張しないが、過去の活動を特別の権益として留保している。南極条約においてはクレイマント、ノンクレイマント双方の立場が認められ、基本的立場の違いはあるものの、対立を表面化させずに共通の関心事項について対処するよう努めている。
        ……だそうです。

         南極条約の締結国は環境省に一覧がありました [env.go.jp]。

         んで、条文はこちら [room.ne.jp]を参照のこと、と。

        --
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