火星探査機「のぞみ」、火星到達どころか衝突の危機 237
ストーリー by Oliver
この駅には停車できません 部門より
この駅には停車できません 部門より
DoubleFire 曰く、 "YOMIURI ON-LINEの記事によると、火星探査機「のぞみ」は、このまま飛行を続けると来月14日に火星に衝突することが明らかになったという。「のぞみ」はこれまで燃料供給系統や電気系統などのトラブルが相次いだため火星への到達目標を99年10月から今年12月に変更、今年6月に行ったスイングバイによる航路変更にも成功していたが、この際に一番近道となる火星への衝突航路を選択していた。
このことに加えて、火星周回軌道に入るための燃料噴射に必要な電源系統の修復作業が完了していないために、今回の問題が発生することになった。もし探査機が火星に激突すると飛び散った探査機の破片と火星の生命存在の痕跡を混同するなどの"環境汚染"を生じるおそれがあることから、このまま電源系統が回復しない場合にはJAXAは来月上旬に航路変更を指示して衝突を回避、火星への到達は不可能になるという。
火星到着を目前に控えてもなお話題の尽きないことにはただただ驚かされるばかりであるが、これまで数々のトラブルに見舞われながらも火星到達への"望み"をつないできた「のぞみ」、何とか電源系統の修復に間に合って無事火星に到達するよう祈りたい。"
素朴な疑問 (スコア:2, 興味深い)
前回みたいにスイングバイなどを使っても、ダメなのかな?
Re:素朴な疑問 (スコア:2, 参考になる)
脱出する時に増速したり、減速する航法です。
危険もあるでしょうし、そもそも地球や月に接近する事があるかどうか。
2 回のスイングバイ [isas.ac.jp]を行い火星を目指すのが、「のるかそるか [union-net.or.jp]」のトライだったと思われます。
# 伸りすぎたのか ?
Swing-by (スコア:1)
できたとしても、Swing-byどころか、Swing-byeになって、
宇宙の彼方にいってしまうかも知れないね。
惑星を使ってスイングバイで増速すると
その惑星は与えたエネルギー分だけポテンシャルが減少し
その分、ほーーんの少しだけ太陽に近づくという話を聞いたとき
(『パリティ』で読んだんだっけな)
当然といえば当然だけど、目から鱗がとれたような気になったことがある。
Re:素朴な疑問 (スコア:1, おもしろおかしい)
角度とか
Re:素朴な疑問 (スコア:1)
衛星を火星の軌道に留めるのには、今まで飛んできた速度を火星に合わせなくてはいけません。そうしないと、かすめただけでまた火星から遠ざかってしまいます。で、この減速は結構な量の燃料が必要です(直観的には、加速と同じ程度の量の燃料が)。
Re:素朴な疑問 (スコア:1)
燃料はあるけど、点火する為の回路の修理が終っていないと読めますが。
Re:素朴な疑問 (スコア:2, 参考になる)
姿勢を変更できなくては軌道投入は不可能ですが、かわすだけならちょっと主推進エンジンを吹かせば済むでしょう。
ところで、6月の軌道修正(もしくはその前の軌道設計)の時点から、衝突の可能性がわずかにあることはわかっていたし、電源系の修復ができなかった場合の衝突回避も既に計画ができています。読売の記者にとって明らかになったのは今週かもしれませんが。まあ、この辺はISASの広報不足に原因があるとする方が妥当なのかもしれません。
ちなみに、MEF MLに流れたメールによると、"のぞみは12/14に火星の表面から900km上空を通過、現状の軌道のままでも衝突する可能性は1%程度"だそうです。
Re:素朴な疑問 (スコア:1)
ただコピー&ペーストしたのではと思ってしまう。
広報不足なのも難だけど。右手のすることを左手
が知らないどころか、親指のすることを薬指が知ら
なさそうなのが、はぁ。
できればうまいこと回復してほしいが……
犬が犬であるように、猫でありたい
停車を のぞみたい (スコア:2, 参考になる)
「のぞみ」が 何をするはずだったのかは、昔の記事(ISASニュース1998年度)
がまだ残っていましたので、リンクを置いておきます。
記事 1 [isas.ac.jp]、 2 [isas.ac.jp]、 3 [isas.ac.jp]、 4 [isas.ac.jp]、 5 [isas.ac.jp]、 6 [isas.ac.jp]、 7 [isas.ac.jp]、 8 [isas.ac.jp]
「のぞみ」は 本当に不運でしたよね。
1997年12月に火星に到着したマーズグローバルサーベイヤーなんかは、
今も毎日写真を送ってきていて、 ホームページで公開 [msss.com]していたりするのに。
( 昨日も三角州地形の発見が報道されていたりします )
「のぞみ」だってうまくいってたら とか つい思ってしまいます。
ESA(The European Space Agency)が、
「クリスマスに探査機が火星に到達する予定」と 報道 [esa.int]していたので、
ちょっと楽しみにしていたんだけど、
それより先に、「のぞみ」の火星到達断念が報じられそうで・・・・
本当に 残念
Re:停車を のぞみたい (スコア:1)
いや、JAXA+関連の人たちはきっと何かするつもりだと思いますが。
のぞみの主目的は高層大気や磁場の研究のようですから、一回の通過だけでも
そこで新しい事実を見つけてもらいたいものです。
Mars Global Surveyor は高度110km [nasa.gov]の軌道だそうですから、これと比べてどれくらい近づくのでしょう。
The Planetary Society の記事 [planetary.org]では、衝突軌道はとっていない、らしいですから、
そんなに接写はできないのかなぁ。
大気研究がメインならそんなに分解能のいいカメラ積んでないのかもしれませんが。
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Save our starry skies; Jump into the Universe.
この際・・・ (スコア:2, おもしろおかしい)
木星もスイングバイして、太陽系を離脱しよう!
Re:この際・・・ (スコア:1)
太陽電池では電力確保が難しく、原子力電池による電力確保を
行っています。
# けっこう前に問題になった土星探査機カッシーニも同じ。
# ボイジャーとかもそうですね。
というわけで、太陽電池に頼っている「のぞみ」の場合は難しいかと…。
# いや、夢としては私もやって欲しいですけどね…。
Re:この際・・・ (スコア:1)
探査はもちろん無理だけど、せめてどの外惑星の重力にも捕まることなく、太陽系を脱出できるコースにセットして欲しいですね。
火星の環境汚染・・・・ (スコア:1)
考えてはいけない問題なんだね。驚きと同時に反省反省。
明日へのマニフェスト (スコア:2, すばらしい洞察)
こういうこと書いてるのはなんだかなあ、って気がします。
ビッグサイエンスを批判するのは結構。でも、われらが常日頃
恩恵を受けているテクノロジィとソレの研究に携わった人に対する
敬意は忘れてはイカンと思うのよ。
#人類が宇宙を目指すのはマニフェスト・ディスティニーだと思うのでID
のぞみをつなぐ (スコア:1)
そのうちに電源系統の修理も何とかなり、
今度は小惑星の観測へ望みをつなぐというのは、
……やはり無理だろうな。
JAXAさんの責任体制 (スコア:1, すばらしい洞察)
誰も謝らないね...
納税者の知らない内輪で地味に謝ってんのかね?
Re:JAXAさんの責任体制 (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:JAXAさんの責任体制 (スコア:1, 興味深い)
とにかく責任者はミスを詫びて責任を取るべき.
日本人だろうがそうでなかろうが,
今回に飛ばした額を考えれば失職するのが当然.
人様の金つかってる自覚がないから,
何度でも同じ過ちを繰り返す.
それこそ日本人の悪い慣習だよ.
どうせ,メーカーかなんかに責任押し付けて終わるんでしょ?
プロジェクトマネージメントのくせにね...
Re:JAXAさんの責任体制 (スコア:2, すばらしい洞察)
>日本人だろうがそうでなかろうが,
>今回に飛ばした額を考えれば失職するのが当然.
まあ、責任だの首きりだのが好きな人は勝手に好いていてくれればいいんだけど、
それはそれとして、責任云々を幾ら論じても、技術に対しては何も貢献しない、
っていう事実だけは判っておいてね。
責任だのなんだのってのは所詮は人間の事情です。
一方技術は、人間と神(物理法則とかそういう事柄のことね)の相互作用です。
人間がいかに根性据えたって、神がYesと言わないものは、動かないもんです。
今後二度とロケット飛ばす気が無いなら、たしかに謝らせるだけで十分なんだけど、
もしそうでないなら、責任なんてのはどっちかってーと後回しにしたほうがいい。
技術的なフィードバックを取りまくるほうが先。首切りなんてその後でも間に合うでしょ。
医療ミスと同じ。責任者の首を飛ばしたって、次の奴が同じミスをやったら終わりでしょ。
当事者の首飛ばせば「確実に」原因が無くなると思ったら大間違い。
そりゃ多くの原因の遠因は元々人間が蒔いたものかも知れないが、
それが人間から「場」に感染し終わった後ならば、人間だけ取り替えても無駄で、
場のほうを(も)直さないとね。
だから、原因を調査するんよ。
>人様の金つかってる自覚がないから,
>何度でも同じ過ちを繰り返す.
本当に金の自覚云々ごときで(技術的な)成果物の品質が上がるなら、
世の中にはデスマーチなんて無いはずです。
金とは実は無縁なんだよね、技術は。
#営業がいかに目の色変えて(そして「営業の視点で」対策を出して)も、デスマーチは直らないので、G7
まして、(金の)自覚ごときで技術的問題が直るんだったら、
いちいち工業大国なんて名乗る必要も無いくらい、工業は世界に充満してるはずです。
Re:JAXAさんの責任体制 (スコア:2, すばらしい洞察)
発破をかけてどうなるんでしょう?
常々思っていることですが、
管理しなくても出来ないものは、管理してもできない、
という傾向が有るんですよね。
なにも知らん人(藁)は、発破かけるかかけないかによって
出来るか出来ないかが変化する、と思っているから始末が悪い…
言い換えればそれは、人間万能主義なんですよね。
発破かけた「くらい」でどうにかなるってんだから。
もちろん実際にゃ人間は万能じゃないから、それは間違ってるわけで。
#「ある程度発破を」じゃなく「スタッフを総取り替え」するっていうなら話は別だが、
#それをやると今度は、情報の断絶が起こるし。
>もしも,何も責任が生じず,やられてしまうと,
>もしかしたら万に一失敗しない人が存在した場合に,
>その人を選べないことになってしまう.
「失敗しない人」が幻想なのもさることながら、
優秀な人材を導入するチャンスって、セキニンで首飛ばした時でなくても、他にも一杯あるでしょ?
>ずっと成功しない失敗ばかりな人をおいておいても,
>とすればさ,責任論ってのは技術に対して間接的に貢献してることになる.
それは「セキニン」論ではありません。
下手な人を切るのは責任者を切るのとは意味が違うでしょ。
>技術はあっても,金がないのであればほとんど無駄としかいいようがない...
もしそういう状況ならば、首を切られるべきは、
金貰って仕事する現場とかの人じゃなく、
金を出す側ですね。
だって、金突っ込めば出来る筈だったのに、出さなかったわけでしょ?
じゃあ「金を出さなかった」のが「セキニン」の根源じゃん?
え?それって国民(納税者)ですか?(^^;
それともどっかの大臣?
Re:JAXAさんの責任体制 (スコア:1)
失敗しない人なんて要りません。失敗したら、ちゃんと責任をとって償い (フォロー) をしてくれる人と仕事をしたい。
謝ったり、辞めたりすれば、それが償いになると思っているような人とは仕事したくないです。
むらちより/あい/をこめて。
Re:JAXAさんの責任体制 (スコア:1, すばらしい洞察)
違う。それは読売の煽りに騙されているだけ。よく調べろ。
会計検査院の平成11年度決算結果報告によると、衛星開発に114億円、ロケット製作に71億円だ。
> 必ず成功させるっていって探査機飛ばしたんじゃないの?
違う。失敗する可能性のあることは、予算折衝時に説明済みだ。
そのうえで計画は了承され予算がついている。
だからといって失敗していいわけではないが。もっともまだ失敗が決定したわけでもない。
あと、被害額の想定のためには、
・惑星間空間水素ライマンα光強度分布
・地球周辺のヘリウムイオンの観測
・Tempe-Tuttle彗星軌道の軌道ダスト計測
・VLBI観測による深宇宙飛翔体軌道決定技術の開発
あたりも調べとけ。
#まったくスラドの宇宙開発関連記事でフレームをおこすヤシは、locateを筆頭として、何も調べないでただ文句つけたいヤシばかりだ。
Re:JAXAさんの責任体制 (スコア:1)
銀行は経営に失敗すると国から 2 兆円も貰えるというのに。。。
そもそも 200億という資金は必ずしも十分といえるものだったのですか? 私はこの方面についてはまったくの素人なのでよくわからんのですが、高速道路だなんだに何千億だの兆だのといった単位のお金がジャブジャブ注がれているのに比べれば、かなり絞られちゃってるよなぁという気もしなくもないですが。
だいたい、責任者はイコール権力者で、ふんぞり返って安穏としているという固定観念がまず間違ってる。頭挿げ替えれば平民は納得するとか言う政治理論も極めてナンセンスだ。「失敗しちゃいました、ごめんなさい。もうやりません。」っつってとっとと居なくなれば納得するとか思っているなら大間違いだ。
追求すべき原因を探る資料を遺すという役割も残っているでしょう? 既にあらかた作られているかもしれないけど、第三者「だけ」で追跡できる情報には限界があるはずです。原因追求に第三者の介在が必要、という意見ならもっともですが、いくらなんでもそんなのは当たり前のことですよね?
むらちより/あい/をこめて。
Re:JAXAさんの責任体制 (スコア:1)
>なぜなら,"成功したか,失敗したか"だけが問題だから.
>成功しさえすれば,誰もこんなことはいわないのね.
あのー。「どうやって」成功なさるおつもりですか?
成功のための技術は、どこから沸いて出るんですか?
パスツール(だっけ)より前に言われていた蛆虫みたいに、
どこからともなく自然に生まれるわけじゃないです。技術は。
起きた事柄(失敗を含む)を参考にして、積み重ねていくものです。技術は。
#全て捨ててマッサラからやり直したほうがマシというケースも無いわけじゃないが、それはまた別の話…
余談:
>第三者「だけ」で追跡できる情報には限界があるはずです。
えらいさん「が」第三者なのだったりして…(笑)
第三者なみに細かいことが何にも判ってない、責任(という名目)だけのエライサンなら、
確かに速攻で首切っても惜しくないですね。
ただし、切ろうが切るまいが、それで失敗の原因が判ったり状況が改善したりすることは「全く」無いですが。
逆に、判ってるエライサンならば、切れば(少なくとも調査にとって)損害です。
Re:JAXAさんの責任体制 (スコア:1)
他の理事達は宇宙関係の経歴持ちが多いですが、彼は…
つまり何というか、「挿げ替え用の首」。
Re:JAXAさんの責任体制 (スコア:1)
それだけではないのは百も承知だが、非常に運が悪かったのを誰かのせいにし
た所で何がどうなると?
Re:JAXAさんの責任体制 (スコア:1)
駅伝の短い奴です。有名なところでは400mリレーとかあります。
と答えるべきでしょうなぁ。
のぞみが現状に至るまでの経緯 (スコア:1, 参考になる)
Re:のぞみが現状に至るまでの経緯 (スコア:1)
Re:のぞみが現状に至るまでの経緯 (スコア:1)
Re:のぞみが現状に至るまでの経緯 (スコア:1)
っていうか、格好良い物語だ。
ヘリウムイオンの観測や、
スイングバイの経験、
窮地におけるビーコンの活用と、
経験値が稼げたと思います。
これを浪費と呼ぶには、惜しいと思いますよ > #434782 [srad.jp]
Re:のぞみが現状に至るまでの経緯 (スコア:1)
凄い軌道制御技術だと思いますよ。
後ろ向きで紙くずを投げたら、机とか、付近の人の頭に当たって跳ね返りながら、
最後にゴミ箱に入っていった、ような感じ。
Re:のぞみが現状に至るまでの経緯 (スコア:1, おもしろおかしい)
猫に舌を引き抜かれた? (あなたのコメントから,重要なものが抜けてる気がしますよ…納税とか,予算配分とか!)
ざっと読んだけど (スコア:1)
まずは一本目、失敗の責任の所在や無駄金。
この不景気の中飛ばすのは大変だと思う
失敗したらお金が宇宙のゴミになってしまうと言う緊張感が
技術者の中で無言のプレッシャーになってないか?
それも恒常的なストレスだから、リフレッシュしなきゃなんないけど
それすると叩かれる、だからなるべく考えたくなくなるけど
重しが潜在的に強すぎてケアレスミス連発
ふたつめ、理系の人が書くなら、そのドキュメントや本から、
なるべく数式を減らすようにとの下り。
「知っていることを、人々に説明できないと言う事はそれは知らないことと同じである」
by クリス・クロフォードの教官
私は文系に近い属性なんですけど、/.jの先達がたまに書く
数式は、実に面白いですよ?
つまり読む人間がバカとかという次元や、
書けない理系がダメだでは無く
理系(技術系)の皆さん肩に力が入りすぎかも?
例を挙げれば、肩を抜きまくる、
某トンデモ科学読本のキレッぷりが必要では?
つまり数式はその事象を解析する為の道具であり
それを使った数式料理を如何に美味しく書くのがいいのでは?
クリスのBOPゲームデザイナーズノート
(リンク先消滅)では、プログラムにおける言語を。
Avelncm : =(Incm[t-1]+Incm[t]) div 2
平均収入=(去年の収入+今年の収入)/2
と言う風に言い換えて語ってますね。
更に複雑な数式もそう言う風に言い換えて
独自の考え方をゲームの構造とは言え、
語りきってますよ。
私は、当時これはプログラムの本としてみても
スゴいと思いましたよ。
みっつめ、いきあたりばったりな宇宙開発の是非
グランドデザイン的な思考の出来る、むしろ理系文系と言うより
総合的に広く浅くな中間層の不在が斯様な悲劇を招いたんでないか?
そりゃ、組織がどうの、道路のどうこうで話を喩えれば
脱線するのは目に見えているわ。
技術者と営業との関係や、それも合わせた
経理や上層部との関係にも潜ったこともあるけど
一番辛かったのは、その間で調整をする事だったなぁ。
問題は、そういう泥被る(結局互いの主張を抑えるところは押さえ
出すところは出す様なことしても恨み買うしね)
人材が日本の宇宙事業の組織にはいないんじゃない?
綺麗事だけど、味噌もクソも被ってみれば分かると思うよ
よっつめ
ACの多さ。
どのみち、アカウントあっても実際にその人が存在するか
いや、それ以前に会ったこと無いもん、/.に限らず
日本のWWWでは、HNあろうが無かろうがあまり
関係ないと思うよ。
確か、過去のトピックでは、本家の/.では、
大体が身元が分かるHNか実名と聞いたけど
日本は、パソ通の段階からWWWになる段階でパソ通の
因習を取り払うべきだったと思うよ。
締め。 「それでも宇宙に進むべきだ、無駄金でも」
まずは、基本、自分の頭に自前の気象衛星の傘を…
「行き詰まったら、初心に返る」
日本のそれ系の技術者さんや、
ここでだべっている理系(?)の皆さん、
何がしたくてその道に入った?
いつも思うんだが (スコア:1, すばらしい洞察)
結果を出していないんだから無駄だ」式の議論を見たことが無い。批判
だけでなく擁護する側も同じかな。金銭的価値をうんぬんするなら具体
的な数字を概算でもいいから目の前に置いてやらなきゃ駄目だろ。国家
予算における諸分野の予算割当て一覧を持ってきて、あれと比べてどう
これと比べてどう、と比較してみるとか。そのぐらいしなきゃ、批判も
擁護も自らの主観に基づく希望論に過ぎないよ。
Re:浪費 (スコア:2, 参考になる)
#今回の件は、浪費だとは全く思いませんが。
#数多くの修正や計画変更に対する柔軟性というか
#計算した関係者には敬意を覚えます。
Re:浪費 (スコア:1, 興味深い)
が重要なのであって、もしこのまま失敗に終わったとしても得るものはあるんじゃないですかな。
Re:浪費 (スコア:2, 参考になる)
この個所は故障がおきやすいという教訓、
たとえそこが故障したとしてもうまくいくような設計にする等
たとえ失敗でも、得られる経験はたくさんあります。
by rti.
Re:浪費 (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:浪費 (スコア:2, すばらしい洞察)
それ考えたら、スポーツなんて無駄だらけじゃないか。
オリンピックや高校野球なんて無意味の祭典。
数十年後に役にたつ、たたないって点を考えたら特にそうだ。
Re:浪費 (スコア:1)
軌道関連についてはこれから計画されている月・惑星探査ミッションにもちろん応用
可能でしょうし、その他もろもろの対策経験は地球周回の衛星にだって適用できるはずです。
もちろん、そのためには徹底的な原因究明と対処策の提案が必要なわけですから、
JAXAの皆さんには、そこをしっかりやっていただきたいと思います。
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他国頼みの弊害 (スコア:2, 参考になる)
使用していますが、先の湾岸戦争の折り、
敵国に利用されるのを避ける(妨害する)為
一般向け(米国軍用以外)の周波数の電波はかなり誤差が広がりました
現在日本でもGPS補完衛星を検討しているように、
気象衛星や探査衛星でも「いざ」という時に使えなくなる
可能性がある以上、最低限必要な衛星は自国で打ち上げる
必要があります。
また、衛星自体や打ち上げ(の外注?)もいつまでも
無制限とは誰も保障できません
よって、ある程度は自国での開発や運営も必要なのは否めないと思います
ただし「のぞみ」が必須だったとは思えませんが・・・
むしろ「ひまわり」「みどり」の後継をはよ何とかしろと言いたい所。
Re:素朴な疑問 (スコア:2, 参考になる)
> 電子部品のショートが原因とみられ、宇宙研は7月、
> 地上からの指令で過剰な電流を流し、
> ショート部分を焼き切ることを試みる。
> 中谷一郎・同研究所教授は「修復の確率は五分五分」と話す。
銃創にアルコールかけて消毒して、
火つけて止血までって感じかな。
Re:遅いなぁ (スコア:2, すばらしい洞察)
この「誰かがやるだろう」と言う考え方には自省を求めたい。
Re:ヴァイキングとか (スコア:2, 参考になる)
加熱等による消毒(?)を行っています。
宇宙・天文ニュース [ysc.go.jp]より引用(横浜こども科学館/(財)横浜市青少年科学普及協会)。
もちろんこのような議論 [hotwired.co.jp]もありますが。
他の分野でも同じ (スコア:1)
そういうたくさんのムダの上に、現在の科学がある、ということを、科学の分野で仕事している研究者はわかっているはず。失敗が数千あって、そのうち1つが成功する。それさえもないかもしれない。でも、それが研究という世界です。
日本の国の国立の研究所や独立行政法人の研究所には数万人の研究者がいるが、いくら優秀な人が集まっているとは言え、これの全部がノーベル賞をとれる、ということはないでしょ。ベンチャービジネスだってベンチャーでないビジネスだって、リスクや損失を考えないビジネスは意味がないでしょ。失敗は成功のもと、とは言うが、ビジネスだって成功ばかりじゃない。むしろ失敗のほうが多い。でなければ、この不況はなんなんだ?人間の歴史なんて、結局多大な失敗の上に立った、ほんのちょっとの成功談を集めた歴史じゃないか。
結局「みなさんの税金はこういうことに使っています」とちゃんと言う、説明すること。それにみんなが納得すること。そして、納得のいく議論ができる場があること。それが必要なだけであって、こういう浅薄なヨタ記事(読売新聞は別名「ヨタ記事新聞」というそうだ)で世論を作ろう、というようなバカな記者とかデスクとか社主がいるから、話がおかしくなると思うんだな。
ムダというなら、バイオはどうなんだ。ITだってうまくいく場合ばかりじゃあるまい。議員報酬を渡したくない政治家だっているよな。今度の選挙では落としたいヤツもいるでしょ。
売り上げが下降線をたどる一方の新聞なんて、先がないからムダになる。とりわけヨタばっかり書いていて、速報性も多様性も劣るし、いまどきリサイクル率の低い紙なんて時代遅れの地球にやさしくない媒体を使っている大新聞なんて、大組織の上にあぐらをかいてるバカばかりしかいないじゃないか。「社会の公器」じゃなくて「社会のムダ」というよりも「社会の害」だろう。はやくやめたほうがいいとはおもわないかね?(笑)。
Re:うーん (スコア:1)
地球を理解するためには、地球と他の惑星を比較してみるのが早道です。ですが、残念ながら地球から火星を見てもあまりよく見えないので、その場に行って観測するしかありません。
また将来、人が宇宙に出て行き、他の天体に暮らそうとするときのための小さな一歩でもあります。
もちろん、明日のご飯に繋がるような話ではありませんから、「生命とは何者で、どこへ向かうのか?」といった疑問に全く興味の無い人たちには無関係な話です。
# それじゃあまりにも淋しいね
ほんとに衝突したら大成功 (スコア:2, 参考になる)
宇宙研の火星ミッションは、べつに火星の周回軌道でデータをとるのは、ミッションの一部に過ぎず、そこまでの軌道制御技術の開発、実証試験や、途中の惑星間空間の観測も目的の大きな割合を占めているはずです。たとえ周回軌道にのらなくても、ミッションの80%は達成と考えてよいはず。もし、「衝突航路」を選んでそのとおりになったとしたら、これは、宇宙研の制御技術の画期的な大成功で、賞賛ものです。
Re:まぁ、落ち着け (スコア:1)
なんだよ。。。そもそも最大のフレームの元は読売新聞だったわけじゃないか。まさかそこいらで浪費だの、責任だのと野次飛ばしている AC も読売新聞の人間だったりするんじゃないだろうなぁ。
こういう記事しか書けない人間にこそ責任を取ってもらいたいもんだぞ。
むらちより/あい/をこめて。