人体特許禁止 128
ストーリー by Oliver
ついでにソフトウェア特許も禁止して 部門より
ついでにソフトウェア特許も禁止して 部門より
Ryo.F曰く、"朝日新聞の記事によると、米議会は、遺伝子操作した受精卵や胎児をつくっても特許の対象とはしないことで合意したそうです。将来、遺伝子操作技術が向上すれば、親が望む外見や体力、知力などをもった赤ちゃんを作ることが可能になるかもしれません。このような赤ん坊をデザイナーベイビーと呼びます。今回の合意によって、デザイナーベイビーを防ぐねらいがある、とされています。
さて、この記事、いろいろ考えさせられることがありますね。そもそもデザイナーベイビーはいけないことなのか?例えば、筋ジストロフィーの遺伝子治療とは、どう違うのか?体力や知力は遺伝で決定されるものなのか?などなど。/.Jの諸賢はいかがお考えだろうか。"
特許にならないと開発されなくなる (スコア:2, すばらしい洞察)
ということは、
「『特許になること』は開発の大きな原動力になる」と、
アメリカでは一般には考えられてるってことかな?
その割にはなんでもかんでも特許になってるような……そういう考えだからどんどん特許認めてるのかな?とか考えてみたり。
Re:特許になってしまうと (スコア:1)
> なるという事態も考えられなくも無い
例えば、新薬を開発した場合、開発した会社のみが一定期間(20~25年間)独占的に製造販売できることになっています。その後、ジェネリック医薬品として他の会社も製造販売できるようになります。当然ながら、独占期間中はジェネリック医薬品より薬価が高いわけです。
実際、AIDS等ではこれが問題になっています。AIDSの新薬が開発されたとしても、独占期間中は高い薬代を払えない貧しい人々を救うことができないわけです。
でも、独占期間中に開発費を回収できるから新薬の開発が進むと言う面もあります。つまり、独占期間を認めないと、新薬の開発が進まず、やはりAIDS患者を救うのが遅れてしまう可能性がある。
遺伝子治療のケースもこれと似たような面があるのではないでしょうか?
Re:特許になってしまうと (スコア:1)
> そうかなぁ。
その後の「可能性がある」の部分を読み飛ばされてたら、書いた方としては困惑してしまうわけですが。例えば、
> 技術の普及にとっては足枷になる
そうかなぁ。
... なんて書かれたら困惑しちゃうでしょ?
Re:特許になってしまうと (スコア:1)
#生まれる前は神の領域でも、生まれたら人の勝手?
でも、生まれた後に遺伝子構成が変わった場合、どこまで変わっても人間なのだろ
うか?肌の色が緑になっても、人間?
#うーむ。ワイルドカードシリーズを読みたくなるな。
親の気持ち (スコア:2, おもしろおかしい)
自分で操作したとわかっていても欝入りそうな気がするんですけど。
「俺の子供なのに何故こいつは?」ってね
#もしかしてこの辺がオールドタイプの発想?
Re:子供の気持ち (スコア:3, おもしろおかしい)
そして中学生くらいの反抗期になると、「こんなの私の親じゃない」「本当の親はきっと違うんだ(事実なのだが)」と思って家出してしまうのです。
Re:子供の気持ち (スコア:1)
→虐待→死→8歳になる前に終了。
... いや、最近シャレにならん事件が多すぎるわけですが。
Re:親の気持ち (スコア:2, おもしろおかしい)
この技術による効能
知人夫妻に子供が生まれた時、どう考えてもお父さんの血をひいて
いないと思われる容姿でも
「ほら、この辺がパパそっくり」
などと、思ってもいないことを言わなくても良くなる。
----------------------------------------
You can't always get what you want...
Re:親の気持ち (スコア:3, すばらしい洞察)
もしくは「頭がよくてベッカムみたいにかっこいい子が欲しい」なんて言って、親の期待が勝手にぼんぼん膨らんで、出来た赤ん坊は当然未成熟で、子供のうちはあくまで子供であって、生れた途端に天才児や成人男性的な男前さ持っていませんし、一年や二年でそうなるわけでもなければ、環境によっては秀才になる可能性のある脳味噌でも
並以下までしか活かされないこともある。
#とくにベッカムみたいにかっこいい かどうかは15年~20年は待たないとわかりませんね。
#その頃には"流行りの顔"が変っていて当然ですね。
思い描いていた理想とのギャップもしくは、理想に中々到達しないことへの苛立ちから虐待に走ったり
「おまえなんか失敗作だ」なんて言葉吐いて子供がグレたり自殺したり
完全に物扱い(オーダーメイドの服や椅子,机,万年筆なんかと同等の扱い)で、気に入らなければ作り直し、もしくは放棄してしまうなんてこともありそうですね。
#とくにアメリカみたいな国だと、商品の品質に関して非常にクールなんでダメならポイで良い物で安いものにちゃちゃっと乗り換えてしまう ということは多々あります。
中には過激な団体があらわれて、"作られた人間"を虐殺してまわったり、"子供製造工場"なんかに火炎瓶投げたり、営業妨害に躍起になったりするんでしょうな。
#日本じゃありえませんけど
Re:親の気持ち (スコア:1)
親がよかれと思ってデザインしたことでも,はたしてそれが子供の人生でも「よい」ままかどうか.選べるようになるということは選ぶ責任も生じます.悩ましいですねぇ.
Re:親の気持ち (スコア:1, すばらしい洞察)
たいてい自分にも他人にも甘いので優秀な分には..
「さすが私のこどもだっ」
と思われて終了かと(苦笑
Re:親の気持ち (スコア:1)
クラスを何にするか悩む。
#容姿端麗で体力抜群なら、パラディンだろうか。いくら頭脳明晰でも、魔法使いに
#すると、ダーク・シュナイダーかリウイになってしまう。我が子が忍者というのも
#なんだし。
Re:親の気持ち (スコア:1)
ても、遺伝子操作した時点で自分の子供ではなくなっているようなものでしょ。全部ではないにしても。
女房が浮気して余所の男の子供を産んでも、「デザインしたのよ」と言われたら、判らないよねぇ、きっと。
Re:親の気持ち (スコア:1)
時には女にも判らなくなるが(笑)。
Re:親の気持ち (スコア:1)
と思って寿命いっぱい修行させてから討伐に向かったので、
失伝するする。
#以外と単調な繰り返しなので、そこでめげて止めてしまい
#ました。
Re:親の気持ち (スコア:1)
テストで赤点をとる子供がいなくなると言っているのかと思った。
『朱点童子(あかてん どうじ)』
李 露星
新たな人種差別が発生したり (スコア:1)
#「これは進化なのだよ!」みたいなー
商標は? (スコア:1)
「ニュータイプ」「オールドタイプ」「騎士」「ファティマ」
あたりは必須?
Re:商標は? (スコア:1)
#一家に一台。お子様のいる家庭にオススメ!
Re:商標は? (スコア:1)
Re:商標は? (スコア:1)
20 PRINT "ナニッ"
30 GOTO 10
「何でBASICなの?」「いや特に意味は」
Re:新たな人種差別が発生したり (スコア:1)
最初は確かにそーだったけど、最後は米/ブッシュ批判みたいな時事ネタ展開になったのでダメダメでしたな。掘り下げればいい素材だと思ったが。
少なくとも、「コーディネーターとナチュラルの争いの原因は、コーディネーターへの人頭税(遺伝子特許使用料)の支払い問題である。」って事は無いわけだ。
シロウト考え (スコア:1)
特許をとれない=どこの会社も真似しほうだい
ってことにはならないんですかね?
特許がとれないことによって
真似の真似をまた真似して…って感じで逆に技術が進歩したり
しない物なのでしょうか?
特許がとれなくても消費者からのニーズが莫大なら商売になりますよね?
Re:シロウト考え (スコア:1)
Re:シロウト考え (スコア:1)
私もあんまり詳しくは無いので何とも言えないのですが、特許による収入が期待できないとなれば、企業は遺伝子組み替えによる発明技術を公開しなくなるようになる (だろうと予想される) ので、真似が行われにくくなる、という考えなのではないかと思います。
でもお人よしにも学会発表されたりして公知の技術として広まっちゃったりしたら、真似し放題、進歩し放題、ってことになるんでしょうね。そうなったらまた新しい法律も作られそうな気もしますが、逆に遺伝子組み替え人間の頭数が増えてくれば世間の倫理観も変わってきそうな予感もするし。。。
ちなみに、逆に企業による発明の抱え込みを許しちゃった場合に問題になることって無いんですかね? 私の想像力ではこれといって何にも思いつかないのではありますが。
むらちより/あい/をこめて。
Re:シロウト考え (スコア:1)
一方で特許をとる際には、特許公報と言う形での技術公開が義務づけられています。
ですから、たとえ誰かが技術開発したとしても、特許で保護されないなら、公開せずに企業秘密として隠そうと言う意図が働いて、
知的財産として世の中にオープンにされる可能性が少なくなり、なかなか技術進歩が起き難いと、一般には
考えられているのでは無いでしょうか。
Re:シロウト考え (スコア:1)
それの効果が出て社会に認められると、その模倣者が
でてくるまでの先行利益が結構あると思うのですけどね。
遺伝子関係だと、どこをいじったんだ?ってなことを
見つけるのって、結構時間がかかると思うのですが....
>真似の真似をまた真似して…って感じで逆に技術が進歩したり
特許って、その特許を元にしてさらに上を目指すものも、
「ありきたりなこと」でも特許だからということで抑制
されて、あえて「ありきたりでない」ことを探したり、
特許迂回のために、無理矢理くっつけたりで、わけのわか
らないものが、「特許フリー」ってことで生き残ったり
していますよね。
それそのものは特許の対象じゃなくても (スコア:1)
Re:それそのものは特許の対象じゃなくても (スコア:1)
It's not who is right, it's who is left.
Re:それそのものは特許の対象じゃなくても (スコア:1)
#「新しい体位」なんてのも特許の対象になったりするのだろうか。
個人的に・・・・ (スコア:1)
まぁ、遺伝子操作によって、遺伝性疾患とかを無くすという目的も有るのだと思いますが・・・
人間が神の領域に近づこうとしたとき、その先に有るのは破滅じゃないかなと。
======= nandabe =======
Re:個人的に・・・・ (スコア:1)
まあ遺伝子いじるのはアーキテクチャを知らないマシンの機械語をいじるみたいなもんなので危険なのは同意します。
クローン禁止2年先送り (スコア:1, 参考になる)
どなたか解説ぷりーず。
一番解決してない問題点? (スコア:1)
いや、親をデザインできれば……
Re:いかがお考えだろうか? (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:いかがお考えだろうか? (スコア:1)
はい。言葉足らずでしたね。「体力や知力はどのくらい遺伝で決定されるものなのか?」と書くべきでした。
> 100%どっちかになるものじゃない。
そりゃ当たり前でしょう。筋ジストロフィーの例を挙げた事に注目してくださいね。
Re:不妊治療中の私たち (スコア:3, 興味深い)
そのために遺伝子いじるなんて個人的には断固反対なんですが
先天的な病気を直すための遺伝子治療を早期に行う といった事であれば良いような気もしますね。
#ただし、それらにどれだけの違いがあるか というのは微妙ですね
#倫理観の問題なんでしょうが…人ってのは曖昧ですね。
子供は悩むでしょうなぁ…
通常のプロセスで生れてきた子の能力なんてのは、親にもわからないし
その後の経験や努力でいくらでも補えるものであるので
親も子も頑張るんでしょうが、親があーのこーのと業者に頼んでいじった場合「想像と違う 何のためにこの子を作ったんだ 何のために金払ったんだ」なんて事になるんでしょうな。
もしくは陶芸家のように"贋作は割る"といった人も出てくるかもしれませんね。恐ろしいことです。
親の理想がプレッシャーになったり「頭が良くなるように遺伝子いじってある。運動能力が高くなるようにいじってある」といった事実と「自分の現在の性能」とのギャップがプレッシャーや自分の存在意義を疑わせる事になったりするんでしょうな。
個人の能力を絶対的に保証するというのは遺伝子操作では不可能でしょうから、「頭が良くなる素質」または「鍛えればスポーツが得意になる因子」といった物を持つだけであって、それに甘んじて何もしなければ、当然並か並以下の能力しか身につかない
それが、親にとっては「遺伝子操作したのに、うちの子は普通の子だ これはおかしい。失敗作か?」といった事に繋がってしまい
「(遺伝子レベルで)優秀な子を作る」といった親の理想からは遠くかけはなれ、ひいては子への愛情が失なわれる と。
遺伝子操作しても、秀才に"なれる"因子や、スポーツが"得意になる"因子は植えつける事はできても、「何も教えてないのに先天的に何でもしってる赤ん坊」が出来るわけでも自然に「何でも知ってる子供」に成長するわけでもないので、人並に学び 人並に鍛えなきゃ
並の人間以下になってしまう という事を、「遺伝子操作で優秀な人間を!」と声高に叫んで喜んでる人間が理解できますかね。
「遺伝子いじったからもう安心だ この子は絶対だれよりも優秀だ」と思って、教育の努力を怠り無能な人間を世界中にバラまくような事態にならなければいいですがね。
さらに、その事を自身の怠慢や愚かしさのせいであるのを棚にあげて「子供を失敗作」よばわりするなんて事にもなりかねませんね。
やはり一番不幸なのは子供 ですね。
Re:不妊治療中の私たち (スコア:1)
そして、あなたという人格はなくなり、代わりに別の人格が存在することになるわけです。
Re:不妊治療中の私たち (スコア:1)
子供が「親のエゴの象徴」になってしまうのは嫌ですね
自分がそういう子供で丁度思春期を迎える時期だとしたら
その事で激しく悩むと思います。
ベストではないにしろ、人間の体というのは
バランスをもって作られてますから、免疫力を強くしただけだと
体内の有益な細菌なんかも殺してしまいかねません。
それに人間の免疫システムが引き起こす害もありますね。
ナフラキシーショック [naoru.com]でしたっけ、過去に作られた抗体が過剰反応する事で引き起こされるというものですが、これは人間の免疫システムの欠陥ですね。
それいった欠陥全てを直す事を前提としていればいいのですが、それが人間にとって未知の新たな欠陥や病気を産み出すということを完全には否定できないはずです。
それを直さずに免疫を強化したとしたら、今までに考えられなかったような弊害を引き起こすことも考えられますね。
#ハチに刺されたら100%死ぬ人が出来あがる とか。
アトピーだとかハゲだとか、先天的な病気だとか
癌だとか、そういった事は遺伝子で防げるのであれば防ぎたいですけど、それに伴うリスクも当然あるでしょうね。
つまり、直せば良くなると思って簡単に直して それが単純に良い結果ばかりだということは有り得ないのではないだろうか ということです。
#なんだか本題からずれてきたような気がしないでもないけど ID
Re:不妊治療中の私たち (スコア:2, すばらしい洞察)
営業されても「造られた子供」には愛情を注ぐことはできないと
思うけどね。
自分で産んでいなくても、血が繋がっていなくても、種族が違っても
愛情は注げます。
ペットの飼い主が人の示す態度の良い例になると思います。
きっと、同じヒューマンタイプであるならばなおさら愛情が注げるに
違いないと善意的な希望を持ちたいです。
李 露星
Re:不妊治療中の私たち (スコア:1)
養子縁組。
マザーテレサ。
他にも、弧児を引き取ってくださる方々などなど。
Re:不妊治療中の私たち (スコア:1)
で、聞きたいのですが、いずれ親の支配下から抜け出すか否かと、自分たちが作った子に場合に愛情が注げるか否かの間には、どんな関係があるのでしょうか?
Re:不妊治療中の私たち (スコア:1)
それは、あなた個人の考え方ですよね。
私は子供を育てたことがないのでアレですが、造られた子供だろうと自分の子供だろうと、愛情は注げると思います。実際、身寄りのない子供を引き取って立派に育てていらっしゃる人達も少なくないわけですし。
> 親はあくまでも自分たちで作ったから、その子を「子」と認める
> のであって
それもあなたの個人的な考えでしかありませんね。
再婚相手の子を自分の子だと認める人はたくさん居ますし、養子を自分の子だと認める人もたくさん居ます。
Re:逆に差別がなくなったり (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:逆に差別がなくなったり (スコア:1)
多分有る程度すすめば付加価値を付けたくなるのが(略
「おまえ△△社製かよ、俺なんか○○社製だぜ。」
ブランド製の遺伝子が出来たり。
○○社製の製品遺伝子にバグあるらしいよ。とか。
毎月の一回の注射やだなあ。とか。
-----
生物にもムーアの法則が適用されたらやだなあ。
全世代の人間より2倍早いとか。
Re:逆に差別がなくなったり (スコア:1)
何が2倍早いんだろう??
計算スピード
徒競走の時の足の速さ
それとも死ぬのまでに要する時間
どれも嬉しくないような気がするのだけど。
Re:逆に差別がなくなったり (スコア:1)
> 早ろ(ry
> #ますます嬉しくない
回復力も倍になってたらどうだ??
Re:逆に差別がなくなったり (スコア:1)
案外、住みにくい社会となりそうな気がする。
微にいり細にいり、ものすごくどうでもいいところで差別やら何やらが行われたり、
ダメダメな社会しか作れなかったりと。
力が強いだけじゃヒーローにはなれない (スコア:1)
#理想のためには犠牲をいとわなくなる遺伝子、事の成り行きを静かに見守る遺伝子、陰で行動しピンチの時にヒーローを助ける遺伝子、ラストに奇跡を起こす遺伝子……も同時に開発されそうだ。
Re:力が強いだけじゃヒーローにはなれない (スコア:2, おもしろおかしい)
理想追求の結果、人類滅亡とか。
> 事の成り行きを静かに見守る遺伝子
人類滅亡を静に見守ったりとか。
> 陰で行動しピンチの時にヒーローを助ける遺伝子
人類を滅亡させ、地球の将来を救うヒーローを助けたりとか。
> ラストに奇跡を起こす遺伝子
ラストまで品質不良が判明せず、判明したときには損害賠償を請求する側もされる側も存在してなかったりとか。