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6965 story

H-IIA6号機、打ち上げに失敗 415

ストーリー by Oliver
軌道に存在しない衛星 部門より

rainforest曰く、"情報収集衛星(IGS)2基を搭載したH2A6号機がエンジントラブルのため打ち上げ10分後に爆破された模様。こちら、毎日の記事。3機関統合後の初の打ち上げでした。今回は、2回の延期を経てトラブルの原因は洗い出されたハズだったのですが.... ぜひ、失敗の原因を徹底究明し、社会的な貢献としてそれを修正する過程を公表していただきたいと思います。外部の者はそこから学ぶべきものがあるはずです。個人的には、誰が責任を取るかと言う問題よりもこちらの方が重要だと思います。"

kamuyによると、SACニュース野尻ボードにより詳しい情報が載っている。それによるとブースタの1本が分離しなかったようだ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  •  1960年10月24日、旧ソ連のバイコヌール射場のサイト41で、死者122人の大惨事 [russianspaceweb.com]が起きた。サイト41では大陸間弾道弾R-16の最初の試験打ち上げが行われる予定だった。

     当時ソ連は世界に先駆けて大陸間弾道弾を実用化したが、その実体は、技術者コロリョフの宇宙ロケット開発に利用されただけ、というものだった。コロリョフのR-7は今では最も成功した宇宙ロケットとしてロシアの財政に寄与するだけでなく、南米やオーストラリア沖の島からの打ち上げも予定されている国際的な傑作機とされているが、当時は打ち上げ失敗 [astronautix.com]はざらで、軍の金でたっぷりとバグ出しをした後に世界初の人工衛星を打ち上げて、軍には簡単に手出しできない名声を得てしまっていた。
     R-7は特殊な射点設備を必要とし値段も高かったので、当時ソ連が配備していた大陸間弾道弾はわずか5発のみという状況で、これは明らかにアメリカに対して劣勢を意味していた。これは後のキューバ危機の原因のひとつともなったのである。
     そんな状況の中、技術者ヤンゲルは戦略ミサイル軍に使いやすい大陸間弾道弾の開発の提案をした。ヤンゲルのR-16は2段式で、両方に毒性のある非対称ジメチルヒドラジンと四酸化ニ窒素の組み合わせを用いていた。有毒なことを除けば、この組み合わせは使い勝手も性能も最高のものだったのだ。
     エンジンは当時有毒な推進剤を用いるかどうかでコロリョフと仲が悪かった技術者グルシコのエンジンが採用された。
     政治的、軍事的な要請から、開発は限りなく急かされていた。開発開始後4年目にしてハードウェアが揃い始め、60年の8月にはいわゆるBTF燃焼試験が行なえるようになっていた。9月には本体が到着したが特に電気系統はまだバグだらけであった。10月20日まで電気系統は延々と弄りまわされて、そして打ち上げに問題無しとされた。

     その時のサイト41での打ち上げ準備は、あらゆる安全規則を破っていた。燃料の充填がはじまっても技術者たちはロケットの周りをうろうろしていたし、打ち上げの指揮官であるネデーリン元帥はロケットの20メートル手前という距離で椅子を用意させて座っていた。彼はその日フルシチョフから直接、打ち上げを急ぐように指示されていた。
     やがて2段目の電気系統に問題が見つかり、推進剤を抜いてきちんと調べようという提案がされたのだが、ネデーリンはそれを即座に却下した。
     ヤンゲルがタバコでも吸うべと安全境界の外に出た時、ロケットの2段目は突然動作を開始し、点火した。真下には推進剤の詰まった1段目がある訳で、結果は大爆発だった。
     現場にいた殆どの人間が即死だったと思われる。生き残った人間も有毒な推進剤を身体に浴びて火傷を負い、悲惨な状況だった。この事故の映像は残っていて見たことがあるが、凄惨の一言である。ちなみに、旧ソ連の打ち上げ事故というとこの映像が使いまわされ、マスコミに勝手な死傷者事故が捏造されることが多い。
     生存者は病院へと運ばれたが、生存者を苦しめているのは一体何の毒物なのかと医療関係者が聞いても、軍は答えなかった。それは軍事機密だったのである。


     この事故は以後教訓として生かされます。例えば1966年のソユーズ無人試験機、Cosmos140の打ち上げでは、打ち上げ途中でシーケンスが中断してしまい、27分後に突然緊急脱出システムが動いてしまって、射点でR-7(11A511)は大爆発を起こしてしまうのですが、死傷者はただ一人、打ち上げ指揮官のコレスニコフ少佐だけでした。
     ……一体なんでこの少佐はそんな間抜けをやらかしたかは、手元に資料が無いのでわかりません。



     あの規模のハードウェアですから、この時期に失敗が出るのは何ら不思議では無いでしょう。そもそも一発で動いたのが不思議だったし。
     軍事とか機密とかを優先すると今後はわかりませんが、ま、死者や怪我人がいなかっただけ、まだマシでしょう。
  • by hokuto (16888) on 2003年11月29日 21時04分 (#443872) ホームページ
    今回、打ち上げに失敗したのはH-2A6号機。
    試験機2機を含む、1~5号機までのH-2Aは全て打ち上げには成功していますよね?
    H-2ロケットで2度の失敗を受けてH-2Aに乗り換えてからは初の失敗だと聞きます。

    「日本は失敗続きだ」「もうだめぽ」と悲観論を展開する方は、もう少し数字というものを見るべきだと思います。
    少なくともH-2Aに乗り換えてからは、日本のロケット打ち上げ技術自体は高く評価される働きをしていましたよ。

    しかし、数字だけ見ればいいというわけでもないのも事実。
    現に、今回の失敗は前回までのどの成功よりも大きく報じられていますし。
    まず確実に、人々の記憶には「H-2Aは打ち上げに失敗した」という事実が刻み込まれるでしょう。


    かたや中国では有人飛行に成功したことが大々的に報じられていますが、それ以前の失敗はほとんど報じられていません。
    1996年2月14日、CZ-3Bが市街地に落下し多数の死傷者が出た事故などは、正確な死傷者の数すら判然としていません。
    一般市民レベルでは、事故の存在すら知られていないでしょう。

    私は、日本にもそうなってほしいとは思いません。
    何人死のうがバレなければいい。成功したときだけ大騒ぎして士気高揚に利用。
    そんな腐った宇宙開発などこちらから願い下げです。
    (ここらへん私の主観全開ですが許してください)

    どうか今回の失敗にもめげず、日本の宇宙開発が真っ直ぐ進んでいくよう願っています。


    /* 成功も失敗も、次の成功のための礎である */
    • by hir_000 (2322) on 2003年11月30日 0時38分 (#444046) 日記
      宇宙開発全般で言えば、10月に地球探査衛星、
      11月はじめに火星探査衛星がいずれも制御不能に
      なっているわけで、風向きは悪いと言わざるをえません。

      今回の失敗は大変残念であったが、次回の成功に向け
      全力を尽くして欲しい、と思うわけですが、
      「SRBがはずれなかった」という現象には正直
      なんじゃそりゃ的な疑問を感じます。
      ハードの構造的欠陥ではなく、配線のチェックを
      怠ったとかそういうレベルの気配。

      ちなみに。
      NASDAが打ち上げ時に一般に配るパンフレットには
      必ず「H2 8号機の打ち上げ失敗&エンジン引き上げ」という
      ページが贖罪のように最後に入っています。

      今後こういうページが増えないことを願う次第。
      親コメント
      • by bytes (17046) on 2003年11月30日 10時56分 (#444262)
        > ハードの構造的欠陥ではなく、配線のチェックを
        > 怠ったとかそういうレベルの気配。

        常々思うんですが、事故原因として「チェックを怠った」とか「NEC 技術者の転写ミス」とか言っている時点でダメボンバーだと思いませんか。人間なんて最低の信頼性しか持ってないのだから、そういう部品でもトラブルがおこらないような「システム (プロセスともいう)」が必要でしょう。上記言い訳を正しく言い換えるなら、「(システムに) 適切なチェック手順が抜けていました」とか「人の手による転写という不適切なプロセスが混入していました」とか言うべき。

        そうやって「失敗しないプロセス」を作り上げていくことがそもそも JAXA のような組織の存在価値だろうに。
        親コメント
  • by locate (5848) on 2003年11月29日 19時20分 (#443780) 日記
    もうそろそろ日本の宇宙開発の問題がお金ではなくて、
    組織と、それを構成している人間にあることを指摘しても良いのでは?

    前の失敗のときに、責任問題をきちんとしておけばこんなことに
    ならなかったのにね。
    理事長は記者会見で、「御礼申し上げます」なんていってるし。。
  • 失敗続き (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2003年11月29日 17時58分 (#443704)
    失敗から学び成功へ転じるのは重要なことだと思います。
    ただ少し失敗が多いように思えるのですが。技術的な困難さや金銭的な問題などいろいろあるとは思うのですが、それらを差し引いても失敗が多いように感じます。 状況は違うとは思いますが、隣の国では有人飛行に成功しています。 一方で補助ロケット切り放し失敗とはいえこれはそれほどまでに難しい技術なのでしょうか?有人飛行に比べれば技術的なハードルは高いとは思えないのですが。

    失敗しても「次は頑張ります」とか「とても難しいのです」といえば許されると思う甘えがないと断言できますか?論調をみていると甘えがないとは思えないのですが。 フロンティアでの研究開発が大変なこともわかりますが、これだけ失敗が続けいているとやはり「宇宙開発は必要ない」などというあまり好ましくない論調がでてきてもおかしくないと思います。 さらに現在の技術者のレベルが疑われ「これだけ金を払ってこの程度なら払わない方がまし」と言われ技術者の雇用や育成に経済的な補助がなくなる可能性すらあると思います。


    このようなことにならないように、次は確実に成功させてもらいたいと思います。
    この次失敗したら流石に擁護したくなくなります。
    • by bytes (17046) on 2003年11月29日 20時15分 (#443834)
      ロケットのような一発勝負のプロジェクトでは本来、事前に準備のためのプロジェクトを山ほどこなしてあらかじめ不具合をつぶしておくことが必須 (ある意味多少品質上の問題があっても失敗しないくらいのシステムが必要) だと思うんですが、そういうプロセス自体が許されていない、というのが現状なのではないでしょうか。

      どんなに根性を入れてミスのないようにしようとしたって、トラブルの元を事前に知ることは無理、不可能です。あれだけ経験豊富なNASAですら、チャレンジャーのような事故をおこしているわけですから。

      数限りない試行を経て、徐々にトラブル率を下げていくしかないのではないかと思うのですが…。

      # もちろん、回数をこなすためには無駄を極限まで削らなければ
      # いけない、というのはいうまでもありません。
      親コメント
    • Re:失敗続き (スコア:2, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2003年11月29日 20時19分 (#443839)

      許されると思う甘えがないと断言できますか?

      センチメンタルな「甘え」論争ですか。

      人間や組織には「甘え」が不可避(というかむしろ不可欠)であり、
      その「甘え」の存在を認めつつ、それでもなお失敗を重ねながら
      「甘え」を管理下に置いて成功率を上げていくのが
      国産ロケット成功への王道だと思います。

      しかしながら、国民の大多数が
      「甘えは認めない、でも打ち上げ失敗も認めない」
      と考えるのであれば、それこそが国産ロケット成功という
      目標にむけた「覚悟」のできていない「甘え」ではないですか?

      その「甘え」が日本国民の本質であるならば、
      その「甘え」をちゃんと自覚して、
      国産ロケットはきっぱりと諦めるべきでしょう。
      親コメント
  • 新しい目的 (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2003年11月30日 1時35分 (#444079)
    もう『上げる』んじゃなくて、平壌に『落とす』のを開発目標にしたら?
  • by kamuy (1690) on 2003年11月29日 17時36分 (#443697) ホームページ 日記
    お約束。
    SACニュース [sacj.org]
    野尻ボード [virtualave.net]

    で、こちらの情報から見ると、補助ロケット(SRB-A)がきちんと外れなくなってしまったことが原因のようで…
    (エンジントラブルではない、と云うことらしい)

    で、次はどうなるんだろう…
    --
    -+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
    • Re:参考リンク (スコア:2, 参考になる)

      by jizou (5538) on 2003年11月29日 19時40分 (#443806) 日記
      NHK 7時のニュースで、トップで取り上げられていました。
      爆破直前の状態として、SRB-A が残ったままの映像も流れていました。
      解説によると、SRB-A がぶらぶらしながらついていることから、
      下側は切り離されたが、上が切り離されなかったように見える.. とのこと。

      河村大臣の「衝撃を受けた」という言葉に、
      衛星打ち上げぐらい、日本の技術力を持ってすれば.. という過信が感じられたのは、気のせいでしょうか。
      まずは原因究明だと思いますが、人や予算の見直しもきっちりやって欲しいですね。
      親コメント
    • by tmiura (6268) on 2003年11月29日 17時53分 (#443701) 日記

      JAXAのプレスリリース [www.jaxa.jp]

      JAXAのWebサイト、たいへん重くなってます。

      親コメント
    • by halo (12510) on 2003年11月29日 18時00分 (#443708) 日記
      お約束。

      前回の打ち上げ延期時の記事 [srad.jp]

      SACニュースの記者会見の内容によると、この時の延期の原因となったSRB-Aと、今回分離しなかったSRB-Aは同一のものだそうです。ただし、点検箇所は違うとのこと。
      親コメント
  • by tmiura (6268) on 2003年11月29日 17時56分 (#443703) 日記

    思ったんですが、 有人ロケットにつける非常脱出用トラクターロケットみたいな 仕掛けとパラシュートを仕込んでおいて、 ペイロードだけでも救えませんかね?

    • by keybordist (3572) on 2003年11月29日 17時58分 (#443705) 日記
      海に落っこちた時点で、内部の電子機器がだめになってしまうと思いますが。
      親コメント
    • とんでもない! (スコア:1, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2003年11月29日 18時04分 (#443711)
      よその国に拾われたりすると、我が国の情報収集衛星の
      低性能ぶりがバレバレになるじゃないですか。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2003年11月29日 18時04分 (#443712)
      ペイロードはどこに落ちるのだという(笑
      有人でそれが可能なのは、そもそも大気圏再突入に耐える設計
      になっているからで、再突入したら破壊される運命の衛星には
      使えない手ですね。

      でも、今回の打ち上げは衛星が2機搭載されていました。
      パワー不足になるとわかった時点で、1機を破棄して、
      残り1機だけ軌道に乗せるという選択肢はあっても良いかな、
      と思います。

      まぁ、その機構のコストがペイするかどうかはちょっと疑問
      ありますが…。
      親コメント
      • by ryo_jp (9684) on 2003年11月29日 19時46分 (#443810)
         コストだけではなく、ペイロードの片方を切り離す機構の重量、切り離し後の重心の変化に対応する設計等、はやり難しく、重くなってゆくのではないでしょうか。
         2つの軌道要素に投入するロケットはあるけれど、大気圏内を推進中にそれを可能とする技術はかなり難しいかと。
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2003年11月29日 18時13分 (#443717)
    H2A他国のロケットに比べて、優れた点も多いそうですが、何か
    宿命的な弱点が内在しているように思えてなりません。
    日本製品は、おしなべて高品質で定評ですが、他の国の製品と比べて
    弱い面も目立ちます。コンパクトで緻密で高機能だが、繊細過ぎて寿命が
    短かったりとか、感じませんか?
    そういった"Made in Japan"特有の問題点からこの失敗劇を/.のみなさん
    なりに分析してみませんか?

    #といいながら、個人的には組織上のゴタゴタの影響という思いも拭い去れないものが。。。
    • Re:Made in Japan の弱点? (スコア:5, すばらしい洞察)

      by oltio (3848) on 2003年11月29日 18時31分 (#443731) 日記
      現実を詳しく知っている訳ではなく、テレビで見た情報からの感想
      なんですが。

      とあるロケットの部品は、機械制御ですら実現できないくらい大変
      に精密な削り出し作業が必要で、それを町工場の、経験を積んだご
      年配の方が、指先の感覚を頼りに成し遂げるというもので、番組の
      視点は、町工場から産まれ出る最先端製品という面白さを狙ったも
      のであり人間讃歌であるというものでした。

      が、私のような門外漢はどちらかというとロケットの部品なんても
      のは、叩いても壊れないタフさが必要なんじゃなかったのか、とか、
      この人がちょっと風邪を引いたとかで手先が狂ってたらどうするん
      だとか、この人が引退したら日本のロケットは店じまいなのか、と
      か、つまりはロケットという「商売」の弱さを強く印象づけられた
      のでした。

      もっとも、まだまだ日本のロケットは「商売」のステージには乗っ
      ていないのかもしれません。ロバスト性を今から期待するのは望み
      が高過ぎるのでしょうか。
      親コメント
    • >繊細すぎて寿命が短い
      H2Aの技術的特徴と一般の工業製品をごっちゃにしてるんじゃないんですか?

      世界中で日本の工業製品の評価が高いのは、高品質で繊細かつ「壊れない」からですよ。
      親コメント
    • by shiraga (14233) on 2003年11月29日 19時15分 (#443776)
      成り下がってるのではないですか?品質管理の面で。
      ロケット業界の内幕は知りませんけどね。

      NASAはボルト1本に至るまで厳しい品質チェックをしている(た)と聞きます。
      当然、作業工程中のチェックも厳しく行っているでしょう。

      対して、日本の公共工事( あるいはそれに類する工事)と来たら…。
      手抜きだらけの新幹線橋梁とか、沈み続ける関空とか。

      もしロケット事業でも発注側と受注側に「公共工事」と同じような感覚があるとしたら、そりゃまともには飛びませんわな。。
      普通これだけ失敗が多ければ、組織の見直しどころか解体が云々されても当然なのに、それでも続けてこられたんですからね。どこかに甘えがあるんじゃないでしょうかね。
      親コメント
  • JAXAのサイト [www.jaxa.jp]。

    4号機のプレスキットにあるスペックシート(PDF) [h2a.jaxa.jp]によると、SRB-Aの質量は2本で150t、うち推進薬の質量は130tなので、それが全部燃焼したとしても空の容器の重さだけで1本あたり10tにもなります。

    重心からずれた位置に余計な重量10tも抱えて良く飛んだなぁ…という言い方もありますが、失敗は失敗。しかもSRB-AはH2A標準型でも使用する、いわば基本部品ですから、きっちり原因究明しないことには再打ち上げは無理でしょう。

    次の打ち上げ予定は衛星本体が完成するかどうか判らん [srad.jp]運輸多目的衛星ってのが、救いといえば救いですかね。原因を究明する時間はたっぷりありそう、ってことで。

  • by take0m (4948) on 2003年11月29日 18時22分 (#443721) 日記
    あの加速度で、あの振動で、あの温度差で・・・
    多段式は仕方がないとして、切り離しが必要なブースター不要にできませんかね?10年掛かってもいいので、開発できないんですかね?それまではアリアンで打ち上げればいいじゃないですか。
  • 世界に恥を (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2003年11月29日 19時22分 (#443782)
    晒してしまっていますね。
    ここ [bbc.co.uk]とか ここ [cnn.com]とか。
    • by Anonymous Coward on 2003年11月29日 19時45分 (#443809)
      「Information Gathering Satellites」とかじゃなくて、やっぱり海外ではそのまま「スパイ衛星」って言ってるんですね。
      親コメント
  • by partial (18305) on 2003年11月29日 19時39分 (#443803)
    デスマーチの匂いがしますね。
typodupeerror

海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs

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