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7058 story

SCOのサイトがSYN floodingでダウン、なぜか被害甚大 96

ストーリー by Oliver
でもDoSはいけません 部門より

Anonymous Coward曰く、"たまたまNetcraftを訪れていて気付いたのですが、あのSCOのサイトが日本時間の12/10 19:20頃からDDoSを受けてダウンしていたそうです。SCOのサイトは8月にもDDoSを受けてダウンしており、やはりいらついている人々からの攻撃かと思われます。"

SCOのDDoSに関する発表によると、今回のDoSはTCP SYN floodingで、SCOのウェブサーバだけでなく、帯域圧迫によってメールに支障が出た上に、イントラネットにまで被害が及んだそうだ。SYN floodingは古典的なDoSの手法でSYN Cookiesを筆頭にSCOのセキュリティFAQにも記載されている有効な対策が以前から広く知られている。
また、独heiseのNews Tickerはウェブサーバが攻撃を受けているのと同時刻に同じネットワークに置かれているftp.sco.comは問題なく利用でき、sco.comの上流ISPもなんらトラブルを観測してない、と報じている。

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  • by Anonymous Coward on 2003年12月13日 1時33分 (#453698)
    …と本家で報じられてますが?
    Security Experts Doubt SCO's Claims of DoS
    http://slashdot.org/article.pl?sid=03/12/11/1633247&mode=thread&tid=187&tid=88
    • by Anonymous Coward on 2003年12月13日 4時12分 (#453742)
      長いけど、オーストラリアの彼の意見だけで十分納得。
      で、

      「セキュリティやってる人間として言わせてもらえれば、
        攻撃を受けてまずすることは 【問題の解決】だ。
        プレスリリースの発表じゃない」

      全く持ってそう思うよ。
      親コメント
      • 思わないでもないけどさ。

        プレスリリースする人と、対策する人は、フツー別だからね…
        排他じゃない。
        • 「オーストラリアの彼」とはSecurity Experts Doubt SCO Was Attacked [groklaw.net]で紹介されている、豪国防省セキュリティチームに関わる仕事を6年間務めているというMcInerneyさんからのお便りについてですね。このストーリー本文(Oliverさんのコメント部分)とも重複しますが、抜粋すると、

          SYN flood攻撃はまったく古いもので、今では「昔は興味深かったんだけど」のカゴに入っている。私が知ってるすべてのOSには、これを止める(緩和する)ためのパッチが存在する。なぜSCOはそれを適用してなかったんだろう?

          www.sco.com と ftp.sco.com のIPアドレスは隣り合わせで、同一の物理的ネットワークデバイス(ハブ/スイッチ)上にあるようだ。なのに、ウェブサーバは音信不通でftpサーバは問題なしだった。

          私は(SCOからの)情報の正確性に強い疑いをもっている。「SCOはDDoS攻撃を受けていない」「彼らがいっているようなものじゃない」といった方がまったく筋が通っているように思える。私の予想では、誰かが足でケーブルを引っこ抜いてしまったとか、HDDの故障とか...

          あらゆる攻撃について、私が優先事項にしているシスアド/ファイアウォール担当への相談が問題解決につながる――プレスリリースを出すとかじゃなくて。

          帯域が食い尽くされて「いない」場合には、DDoS攻撃への対処はまったく簡単だ。攻撃を試みるアドレスについてファイアウォールのログを読む、即席のスクリプトを書くのはまったく簡単だ。そのIPアドレスをクイック・ブロックリストに加えるのも簡単だ。これで一件落着。

          とのことです。まあStowellさん(SCO広報)は喋るぐらいしかすることが無いでしょうが、SCO全体としてはやること(やっておくべきだったこと)があったんじゃないかな、と。

          # 本当に引っこ抜いただけとかだったら、おもろいので許す(個人的に)。

          親コメント
          • SCO、再度DoSに (スコア:2, 参考になる)

            by airhead (13423) on 2003年12月13日 22時24分 (#454109) ホームページ 日記
            自己フォロー。

            GROKLAWの続報SCO Is Back Online [groklaw.net]では、前出のMcInerneyさんが「SCOはDDoSを受けていた。以前はわからなかった新たな証拠をCAIDAが提示した。この攻撃があったことを残念に思う。(略)DDoSはあって、私は間違っていた。責められても仕方がない」と表明してます。

            私も尻馬に乗って小馬鹿にするようなことを書いたのですが、それについて謝罪しておきたいと思います。

            一方Performance Charts and Statistics for www.sco.com [netcraft.com]によると、数時間前からまた止まっているみたいです。
            親コメント
          • by yosshy (3545) on 2003年12月13日 21時35分 (#454066) 日記
            SYN flood攻撃はまったく古いもので、今では「昔は興味深かったんだけど」のカゴに入っている。私が知ってるすべてのOSには、これを止める(緩和する)ためのパッチが存在する。なぜSCOはそれを適用してなかったんだろう?
            「坊やだからさ」 (c)サンライズ

            訴訟以外の業務を行っていない [theregister.com]そうですから、単に技術者がいないのかも知れません。
            親コメント
          • 会社のサーバがオペミスで落ちたとき、同じ言い訳をしたこ(ry
    • by Anonymous Coward on 2003年12月13日 13時06分 (#453840)
      SCOとは中立的な立場にあると思われる第三者 [caida.org]が攻撃があった事実を確認 [caida.org]してます。よく事実を確認せずに「ガセにきまってる」と言いがかりをつけるのは中傷でしょうね。
      親コメント
      • 独heiseのNews Tickerはウェブサーバが攻撃を受けているのと同時刻に同じネットワークに置かれているftp.sco.comは問題なく利用でき、sco.comの上流ISPもなんらトラブルを観測してない、と報じている。

        SCOとは中立的な立場にあると思われる第三者が攻撃があった事実を確認

        • SYNフラッド攻撃はトラフィック自体はたいしたことないので、
          近隣のネットワークに影響が出る可能性はあまり無いです。

          ですので、
          ・www.sco.com がSYNフラッド攻撃を受けた
          ・隣のftp.sco.comに影響が出ていない
          というのは両立します。
          • by momochi (17543) on 2003年12月13日 21時22分 (#454056)
            その第三者の報告には [caida.org]ピーク時(11:00(GMT))前の攻撃は少なく見積もって20Mbit/sとあります。これがどの程度のものかわかりませんが、一方でその時間帯のnetcraftの統計では、11:20(GMT)に接続が切れるまで変化はありません。ということはインターネット上の攻撃によるトラフィックは大したことがなかったのかもしれません。

            もしSYNフラッド攻撃のトラフィックがたいしたことないのなら、帯域圧迫でメールに支障がでており、イントラネットにも影響が出ているというSCOの発表が非常に嘘っぽく感じられますが、どうです?

            わかった!SCOはイントラネットにダイヤルアップモデム使ってるんだ!

            #ネタのつもり
            親コメント
    • 落ちるまでのNetcraftのログだそうです。
      http://news.netcraft.com/archives/2003/12/10/ddos_takes_sco_site_down.html

      自作自演臭い、と疑う人が多いです。
      http://www.newsforge.com/pollBooth.pl?qid=7&aid=-1

      # 2chコピペ失礼。
  • なぜ? (スコア:3, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2003年12月13日 1時53分 (#453712)
    >やはりいらついている人々からの攻撃かと思われます。
    イラつくどころか、嘲笑の対象にしかなっていないSCOに対して
    今さらこのような手段に出るとは考えにくい。

    さらにいえば、以前にESRが言っていたように
    こんなことをして、Linuxコミュニティの正当性が疑われては元も子もないというのは、大抵の人は理解できていると思われる。

    もっといえば、このタイミングは絶妙すぎる
    SCOが証拠提出命令を受けて、必死に引き伸ばし工作にかかっているなか
    どれもマトモな成果がなく、このままでは期限に間に合わない
    そんな時に「DDoS攻撃を受けました 被害は甚大です。これは証拠の提出おくれそうですわ」と言い訳できるチャンスを作るようなもの。

    かつてESRが言っていたように「放っておけば自滅する」んだから
    あえて手を出す必要はLinuxコミュニティにはない。
    今回の攻撃は、SCOの自作自演の可能性が濃厚、Linuxコミュニティに罪を擦りつけようと目論む悪意ある第三者の可能性もある。
    もしくは事を荒ら立てて喜んでる頭のおかしい連中の仕業である可能性もある。
    • by Anonymous Coward
      電波を受信してしまったのはSCOだけじゃないんです。
      • Re:なぜ? (スコア:1, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2003年12月13日 2時08分 (#453719)
        あくまで可能性の話でしょ。
        Linuxコミュニティがやった可能性は低いというだけの話。

        といっても、Linux使ってる香具師ら全てがマトモな思考ができる連中ばかりではないからなぁ。
        どのOSのユーザーにも手に負えない頭のおかしい奴はいる。
        どのOSにもいるということは、そもそもOSがどうのこうのなんて関係ないんだろうけどね。
        親コメント
    • by Anonymous Coward
      それらの可能性と同じようにLinuxコミュニティの一部のバカがやらかしてる可能性も否定できませんよ。
      もしそれを否定して「Linuxコミュニティに限ってそんな不埒ものは存在しない(少ない)」などと言い出すようであれば…
      それこそ「Linuxコミュニティこそが怪し
      • by Anonymous Coward
        ぜんぜん仕方がなくないですね。
        盲信することと怪しいことはそれ単独ではまったく別の事象であり、
        それを「『怪しい』と言われても仕方ないでしょう」というのは「ということにしたい」だけですね。
        むしろ、仮定の犯人を作り上げている貴方の方が怪しいのでは?
        • Re:なぜ? (スコア:1, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2003年12月13日 12時01分 (#453816)
          電波ゆんゆんしている会社と
          電波ゆんゆんがいるかもしれない集団では
          明らかに前者のほうが怪し(ry
          親コメント
  • Cooperative Association for Internet Data Analysis (CAIDA) の分析によると、SCOに対するDoS攻撃が存在したこと自体は事実のようです。

    もっとも、攻撃自体がSCOの自作自演の可能性がありますが(何人かが指摘しているように、この攻撃によって一番利益がある関係者はSCO自身なので)。

    関連リンク:CAIDAによる分析 [caida.org],本家記事 [slashdot.org]
    --
    _.. ._._._ _... ._._._ ._. ._._._
    物は試しだ。コメントのしきい値を2にしてごらん
  • by magicME (10732) on 2003年12月13日 1時31分 (#453696)
    こういうのは実際何台くらいのPCが攻撃に加わると
    影響が出始めるものなんでしょうか?

    攻撃される側のマシン規模や帯域、また攻撃する側のそれらを
    考えればそれこそ千差万別で、ひとくくりにするのはナンセンスだとは
    わかっているのですがやっぱりちょっと興味をそそられます。

    仮に何千台も必要だったとすれば
    それだけの数のマシンにトロイのようなものが仕掛けられているとすると
    ちょっと怖いですね。
    ネットに参加しているPCのうち汚染されているものは何パーセントくらいなのか・・・。

    外野の素人考えです。いろいろはずしていたらごめんなさい。
    • Re:何台くらい? (スコア:2, 参考になる)

      by passa (9748) on 2003年12月13日 2時53分 (#453730) ホームページ
      > それだけの数のマシンにトロイのようなものが仕掛けられているとすると
      > ちょっと怖いですね。

      乗っ取られたマシンから攻撃が仕掛けられる場合もありますが、
      手軽に実行でき規模に依らない Smurf [symantec.com]のような方法のDoSの方が一般的だと思います。

      # ひょっとすると、あなたのPCも知らないところで利用されているかもしれませんよ。
      --
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      spamメールの来る数を見てれば、何万台も感染してるのは容易に想像できると思います。
      メールサーバを不能にさせるのは、数台で充分のようです。
  • なぜか被害甚大 (スコア:2, 参考になる)

    by slee (1360) on 2003年12月13日 2時05分 (#453718)
    本家にも同じ疑問を持っている記事 [slashdot.org]が出ています。
    • by tetsuya (11853) on 2003年12月13日 9時32分 (#453784) 日記

      5月と8月にも攻撃を受けているのに、何故ちゃんと対策を取らないのかが疑問という受け止め方が多いようですね。CNET Japanにもそのへんをちょっと突っ込んだ記事 [cnet.com]が出ています。

      何だか疑惑と言うよりは、有効な対策をとるだけの体力(この場合は予算かな)がなくなっているんじゃ無いかと思っちゃいますね。もう長いこと無いかもしれません>SCO

      親コメント
      • > 5月と8月にも攻撃を受けているのに、

        ふーん、約3ヶ月ごとに攻撃受けてるのか。
        # 99日ごと、とか……?

        # 思いつき+脊髄反射なのでAC
    • by Anonymous Coward
      さすがに自作自演(自分で自分を攻撃するという意味での)みたいなバカバカしいことはやらないと信じたいところ。

      でも、充分な対策を講じないで攻撃を受けて被害を発生しやすい状況をワザと残すという点を疑ってしまって頭から離れません。
      我が身を犠牲にして、攻撃対象に対して攻撃する。

      能動的ではなく受動的な自爆テロっていうか。
  • 世界中でニュースが流れているわけで、ニュースにはリンク張られている場合もあるよね。
    公式発表があるかもしれないと思って、沢山の人が見に行っただけの気がする。
  • 先に言っておきます。 (スコア:1, おもしろおかしい)

    by siva-jp (18925) on 2003年12月13日 1時38分 (#453703)
    俺じゃないよ^^;

    #こないだ、「ケチくさい」とかIDで言っちゃってるのでID。
  • by Anonymous Coward on 2003年12月13日 6時14分 (#453753)
    などと思って、
    ping ftp.sco.com
    とか、
    traceroute www.sco.com
    とか、あまつさえSCOのホームページを見に行こうものなら
    「DDoS に加担した」と訴えられるかもしれないから注意

    こう書いただけで「幇助」とかいわれるかもしれないからAC

  • by Anonymous Coward on 2003年12月13日 7時49分 (#453765)
    だって逆にSCOの社員がオープンソースにDDoS攻撃してたら大変なことになってると思うぞ。オープンソースはゆるやかな繋がりだからこそ、例え一部の人間にしろ酷いことができてしまうというか。

    仮に正しいことをしてた場合にも、それがオープンソースの一部に反感を買うようなことってだけで、こういうめにあう可能性があるってこと。

    • by Fuyuki (221) on 2003年12月13日 14時29分 (#453874)
      オープンソース陣営は逆に今回のように「裁判」になるとなかなか裁判費用を捻出できずに泣き寝入りする場合が多いと思います。

      だから、リスクという意味ではどっこいどっこいではないでしょうか?

      個人的には、「オープンソース陣営の反感を買う」ってのはそうとう非常識なことをやってる場合だと思います。
      別にオープンソースの人っていっても全員がヒッピーや左のひとばっかりではなくて普通のおさんでありにいちゃんであることが多いと思います。

       確かに一部に過激な意見を言う人や違法な行動にでる人はいるかもしれないけど全体としてみればそこそこ中庸だと思うのです。
      (現にオープンソースの中から「違法な事はやめよう」って意見がでてくるのだから健全だと思います。もし、ESRのような重鎮が「ジャンジャンDDoSしようぜ」とか言ってるならそれこそ大問題です。)
      --
      # 数学は科学の女王にして奴隷
      親コメント
    • つまりヤクザを怒らしたら怖いぞってことでしょうか。
    • うまいFUDですね。

      逆に、SCOに反感を買うようなこともないのに勝手に著作権を主張されたのは もうとっくに「可能性」の問題ではなくなってるんですが。
      「本当の著作権者」にとってはね。

      • また FUD かー。

        「本当の著作権者」とやらとSCOの間で見解の相違があるから裁判になるんだろ。DDoS攻撃とは全然レベルの違う話だよ。

        >SCOに反感を買うようなこともないのに勝手に著作権を主張された
        >のはもうとっくに「可能性」の問題ではなくなってるんです
  • by Anonymous Coward on 2003年12月13日 12時39分 (#453832)
    ネット版の当たり屋さんですか?
  • by Anonymous Coward on 2003年12月13日 17時13分 (#453929)

    なんかでこんな話を聞いたことが、と思ってがんばって頭の中を捜しまわったところ、「オオカミ少年」という語が返ってきました。

    最初IMEが 大神少年 と出したときにはどうしようかと思いました。

typodupeerror

普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家

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