人の脳からコンピュータへの接続が始まる 63
ストーリー by yoosee
ゴーストの囁きは聞こえるのか 部門より
ゴーストの囁きは聞こえるのか 部門より
yanagi曰く、"サルの脳でロボット・アームを制御のその後の話、「脳とコンピューターを直結するインターフェースが現実に」がHotwiredにて発表された。これまで猿の脳に電極を挿し、脳活動の電流を読み出すことでその意志を取り出す実験をおこなっていたが、予想通り人間での臨床段階へと着実に進みつつある。
サイバーキネティック社によると、2mm x 2mmほどのサイズの電極を外科手術によって脳の右下部に取り付け、脳とコンピュータとのインターフェースにする。同社は2005-6年には実験を開始する予定。
また、同記事によると現在、頭蓋骨にセンサーを埋め込むタイプの実験を米ニューラルシグナルズ社が開始しており、すでに5人の製品テストを終えている。
電極を脳に埋め込む直接的な方法と頭蓋骨に埋め込む間接的な方法とが行われているわけだが、安全性や確実性なども考慮して研究が進むことを願う。"
脳じゃなきゃダメ? (スコア:4, 参考になる)
外環境の変化に合わせて入力を与えると、最初は電気が流れる感覚だったのが、次第に何かがそこにある感覚に変わっていくとも。
脳直付け故のメリットは何かあるのでしょうかね。
Re:脳じゃなきゃダメ? (スコア:1, 興味深い)
体験者は語るってな話なら…
わたしゃ昔Miller Fisher Syndrome [nih.gov]という病気にかかって手足その他の運動機能麻痺および感覚消失したことがあるのですが、そんなときに腕につけられても意味ないし。
# 珍しすぎる病気で知り合いには身元がすぐばれるのでAC。
# 普段はほとんどIDで書き込んでるんですけどね。
# ついでにオフトピだけど、あの病気の治療法も進歩してるんだなあ。
# 自分のころには文献あさってもあんな治療法は無かった…
Re:脳じゃなきゃダメ? (スコア:1)
これでマウスが操作できれば、キーボードとの間の行き来の問題が(訓練しだいで)解決するかも。脳に、というのでは多少躊躇しますが、これなら試したいという気分になります。
会社の歴史 (スコア:2, 参考になる)
Brown大の研究者が2001年に創立。自分たちの研究に試用していた研究機器メーカーのBionic Technologiesと2002年に合併。シリコン電極はユタ大で開発されたモノ。
Seed funding はSlater Center for Biomedical Technology. その後合計$9 millionを Oxford Bioscience Partners/Global Life Science Ventures/George Hatsopoulos(個人)/NeuroVentures, LLCから受領。NIHのFundと併せて$16 million。
30名の会社で16億円というのは、ハードを作る会社としてはそれほど大きくもないけれど。
ニューラル・シグナルズは6人でベンチャーキャピタルは入れない方針。
アメリカでも資金調達の方針はいろいろ。でも日本だと、そもそもこんなハイリスクなモノに資金は集まらないし、患者もリスクを承知で治験に応じたりしないだろうなあ。シリコンも面白い応用を実装するのは日本じゃないよね。シリコンの上に可動鏡を作ってみたり、生体用の電極を3次元で作ってみたり。マイクロリアクターもドイツとアメリカだし。
日本では既存の延長線にある技術しか出てこないのか?もしそうなら、何を改善すべきなんだろう。
Re:会社の歴史 (スコア:3, おもしろおかしい)
日本はカラクリ人形のように、自立型ロボットが得意というか、好き。
あっちの文化圏は「機械は制御するモノ」ということなんじゃ?
ほら、みんな好きでしょ? マルチとかマルチとか、マルチとか。
社会の歴史 (スコア:2, 興味深い)
>もしそうなら、何を改善すべきなんだろう。
凄いこと(凄そうなこと)をやった人を、
とりあえずみんなで誉めよう。
あと、新興宗教団体とか、新興宗教団体的な組織とか、
自己啓発セミナー的な方法論とか、あきらかな悪人とか、
バカとかドキュンとか暴力団とか珍走団とか、そこらへんを、
叩こう。無視せずに、叩こう。
それとやっぱり、教育。
親がしつけをして、学校が教育(学習)をさせるというのでは無く、
親も自分の子供に対してしつけも教育(学習)も両方やるのが当然で、
そして、学校も子供に対してしつけも教育(学習)もどちらも両方やるのが当然で、
地域社会や国全体も、1人1人の子供に対してしつけや教育(学習)の両方をやる。
これ全て当然。
学校はしつけをする場所じゃないって?
そんなこと誰が決めたんだろう。
誰かが決めたとしたら、(私に言わせりゃ)そいつはバカ。
しつけっていったって、
手取り足取り、着替えかたとか挨拶の仕方とかを教えることだけがしつけじゃない。
例えば、何か問題が起こったとき、学校側(大人の組織)が「どんな対応をしたか」とか、
その地域の、学校の教師や職員、保護者連中、地域住民、教育委員会、政治家、
などなどの「人間関係」や「勢力図」や「問題解決能力」などを、
子供たちは全て見ている体験している。当然吸収する。
これが一番恐ろしい、「ナチュラルボーンしつけ」だ。
「それ」を正しく使えれば非常に優秀で面白い人間が育つだろうし、
「それ」を上手く使えなかったり、万が一「酷い状態」だったりしたら、
当然、子供たちは、その「酷い状態」を吸収して育ち、成人し、狂う。
なーんて、当然のことだけど、とりあえず書いてみた。
でも、人類社会は時間軸的な蓄積によってミームが増大し続けてゆくし、
特に、近代に入って科学技術は急激な変化/進歩をし続けている。
だから、上で書いたような、古典的で常識的な方法論が子供に与える影響を、
テクノロジーの変化による強烈な各種の刺激が、
追い抜いてしまう可能性(危険性)も出てきていると思う。
理想は、その集団に属する大人の全て(全員)が、
人類が現在到達している最先端の心理学や物理学、生物学や生理学、
もちろん物理学や化学や数学や国語(言語学)、
歴史や音楽や運動(スポーツや体育では無い。単なる運動だ。)
などなどなどなど、あらゆる全てのミームや情報を吸収して勉強し、
ある程度きちんと身に付けて、それによって、
猛烈な勢いで進む世の中とテクノロジーの変化に
自らの知恵とスキルを使って対応できるようになっていること、だが、
しかし、全員ってのは難しいなぁ・・・。どうしよう。
どうしようじゃないよバカヤロオ。でもどうしよう。
おふとぴにマジレス (スコア:1)
「ならば、今すぐすべての人間に叡智を授けてみせろ!」
って台詞が聞こえてきたり。出展はガンダムですが。
……大多数の変化を促すには、メディアだよなぁ……
やなぎ
字面じゃなく論旨を読もう。モデレートはそれからだ
Re:おふとぴにマジレス (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:おふとぴにマジレス (スコア:2, おもしろおかしい)
偉い人にはそれが分からんのですよ。
--- (´-`)。oO(平和な日常は私を鈍くする) ---
Re:おふとぴにマジレス (スコア:1, すばらしい洞察)
大人が主対象の媒体で「より高次なもの」があるかといえば……ってことですね。
Re:会社の歴史 (スコア:2, すばらしい洞察)
>日本だと、そもそもこんなハイリスクなモノに資金は集まらないし、
>患者もリスクを承知で治験に応じたりしないだろうなあ。
上記のようなマイナス思考から改めるべきかと。
「ダメだろうなぁ。」ってのと「集めてみたけどダメでした。」とは大違いだ。
Re:会社の歴史 (スコア:1)
: もしそうなら、何を改善すべきなんだろう。
とりあえず,電極を埋め込まずにすむ何かでしょうね.
『今日の屈辱に耐え明日の為に生きるのが男だ』
宇宙戦艦 ヤマト 艦長 沖田十三氏談
2006/06/23 JPN 1 - 4 BRA
日本発の新技術 (スコア:1)
USB接続ヘッドセット [yahoo.co.jp]を流用してみる?
# 聴診器とは似て非なるものに違いない。
Re:会社の歴史 (スコア:1)
元記事によると
> ほかにも、電極がついた帽子をかぶり頭蓋骨の外側で脳波を読み取るなど、体を傷つけないで障害者を助けようとしている研究者が大勢いる。
だそうです。
yp
Re:会社の歴史 (スコア:0)
脳波を測定して思考を読み取る研究をしていたと
思うのです。
もっともこれだと、Human -> Machineの一方通行ですが。
/*ポインターが探し出せなかったのでAC
Re:米国の歴史 (スコア:1, すばらしい洞察)
でも、日本の経済って、結局「大企業=擬似お役所」中心の、ギャンブル的な投資なんか本当はあまり考えない経済構造なんだよね。だから新しいものに対して保守的だし、それはそれで全体として見て悪いことでもない。この面で日本と同じような国はまだまだ世界にたくさんあるよ。
だから、この日本に米国型の経済構造を「グローバルスタンダード」なんてアチラでは聞いたこともない和製英語使って持ってきたほうが悪いようにも思えるな。日経新聞系ジャーナリズムの底の浅いところが見えてるよね。いくらなんでも水田に麦植えるみたいに、強引にそのまま持ってきちゃダメでしょ。
まぁ、竹中米国べったりバカがここを見ているとは思わないけど、そういうことだよね。みんな、役人も大企業の経営者も、声を上げずに「ボイコット」という反乱をしているんだよね。いいじゃないの、不言実行の国、日本的でさ。
だから、「キワモノ的なもの」を「投資で」やりたい場合はこの国でやっちゃだめなのですよ。やはりかの国に行ってやらないと、ね。それはそれで、行きたい人が行けばいいのだし、なにも悪いことはないと思うぞ。人とは違う、面白いものをやるのだったら、日本にいないで向こうに行く。それが正解と思うけどなぁ。
Re:会社の歴史 (スコア:0)
既存の技術の延長もそれはそれで重要なことなので、それを自覚せずに海外に対してコンプレックス剥き出しにしてアレが無い
Re:会社の歴史 (スコア:0)
アメリカがCEVを出してきてから「日本も考えてはいたんだよ」とか「やっぱりあの考えは正しかった」だし。
アイデアというかポンチ絵からさらに前進するのに何か足りないモノがあるんだよ。
欧米コンプレックスもなんだが、日本の現状に安住するのもどうかと。
Re:会社の歴史 (スコア:0)
じゃあ金を出してやれよ。
金さえ集まれば何だって出来るって、
ゴーストはどれぐらいのクロックで囁くの? (スコア:1)
それを下回る速度にならなければ良いとすると、電極を埋め込まなくとも、
脳の状態を計れれば良い何かを開発した方が、外科手術を必要としなくて
良いとも思います。
ピンポイントである部署からの信号を欲しかったら、とりあえず埋めるの
が速そうですが、測定部署が決まっているのなら、何か他に手段があっても
良いのに。。。あ、高いのか。
---
以下おふとぴ。
ゴーストの囁きが高周波だったら、脳内で注意しても聞こえなさそうです。
脳に直接コンピュータを接続すると、脳がクロックアップする方向に、
進化(?)するのかしら。
Re:ゴーストはどれぐらいのクロックで囁くの? (スコア:2, 興味深い)
これは脳波のことかしらん?
脳波の周波数は、睡眠状態等のデルタ波時で 4 Hz 以下、シータ波では 4 ~ 8 Hz、アルファ波が 8 ~ 13 Hz、それよりも周波数の高いものはすべてベータ波として扱われて、特徴的には 13 ~ 35 Hz 辺りが観測の対象として扱われます (参考 [ctf.com])。しかし臨床脳波記録では 65 Hz 以上の周波数成分が記録されることが望ましく、200 Hz 以上のサンプリング周波数を用いる必要があったりもするそうです。
ところで、私自身は脳波のメカニズムについてはあまり詳しくはないのですが、あくまで頭皮にくっつけた電極から拾われた微弱な電波でしかない脳波は、その人の精神状態をある程度特定することには役に立ちますが、ノイマン型コンピュータの動作クロックと、それとはまったく違った仕組みで動作する人間の脳が外部に発する電位変化を、まったく同じように捉えることはできないんではないかと思います。。。
むらちより/あい/をこめて。
Re:ゴーストはどれぐらいのクロックで囁くの? (スコア:1)
物凄く微弱な電位変化なので、生音として聞こえることはまず無いです。特徴的な脳波を計測する際には、計測の対象外となる帯域はすべてフィルターで切り落としてしまいますが、実際にはそうやって切り落としている部分の方がよっぽど振幅の大きい波形だったりします。例えば、「まばたき」を一発するだけで、その瞬間はほぼ確実にノイズで溢れます (まぶたの運動による筋電図が乗ってしまうため。この辺は計測の仕方にもよるのだとは思いますが…)。
ただ、閉眼で記録した綺麗な脳波であれば、ベータ波の比較的高い帯域は、アンプにかけて増幅し、実際にスピーカーに繋いで音として聞くこともできたと思います (この辺記憶があまり定かではない ^_^;)。ストレスから発せられる帯域の脳波なだけに、まさにストレスを音で表したような不快な音であったような記憶があります。
むらちより/あい/をこめて。
Re:ゴーストはどれぐらいのクロックで囁くの? (スコア:2, おもしろおかしい)
自分の脳の処理速度(クロック?)が計れます.
Re:ゴーストはどれぐらいのクロックで囁くの? (スコア:1)
一度に10人の質問を聞き分けた聖徳太子ってどういう脳の使い方をしてたんでしょうね。
And now for something completely different...
Re:聖徳太子 (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:ゴーストはどれぐらいのクロックで囁くの? (スコア:1)
Re:ゴーストはどれぐらいのクロックで囁くの? (スコア:1, 興味深い)
基底核ループでも小脳ループでも各ステップは一桁早い。
ところでその「高額な何か」って生体に覆われた3次元回路内の多数の微小電流を分離識別できるはず。
そんなものがお金で手に入るんなら欲しい。
2次元半導体回路のリバースエンジニアリングなんて楽勝だろうから。
電脳硬化症にならなけば良いが (スコア:0)
「ゴーストの囁き」とは (スコア:0)
なのでトグサ君には「ゴーストの囁き」という感覚はないはず。
私から見れば速読という行為は理解を超えているわけで。
速読が出来る人なら、情報をかなり速い速度でインプットしても
処理できるのではないでしょうか。
#ページ単位で視覚野に入れなき
Re:「ゴーストの囁き」とは (スコア:2, 参考になる)
>処理できるのではないでしょうか
いえ、速読は入力と情報処理を同時に行わないことで、入力速度をアップするのです。
なので、読んでいるときは内容をちゃんと理解しているとは限りません。読み終わった後に、内容をゆっくりと理解するのです。
とはいえ、速度の訓練をすると処理速度もアップしますので、端から見れば入力と同時に処理しているようには見えるでしょうけど。
Re:「ゴーストの囁き」とは (スコア:1)
Re:「ゴーストの囁き」とは (スコア:1)
Re:「ゴーストの囁き」とは (スコア:1)
専門書でも細かい数式や数値もちゃんと記憶可能ですよ。
あまりにも読むときに集中力が必要なので、完全に会得する前に挫折しましたが、ちゃんと集中して読めた部分はしっかりと記憶できていました。
速読は理解せずに記憶するので、理解できないものでも「読める」んです。頭の中に「画像」として記憶して、後から認識・理解をするんですよ。
Re:「ゴーストの囁き」とは (スコア:1)
Re:「ゴーストの囁き」とは (スコア:1)
Re:「ゴーストの囁き」とは (スコア:1)
Re:ゴーストはどれぐらいのクロックで囁くの? (スコア:0)
みんな「大人」になったのさ。君以外は、ね。
Re:ゴーストはどれぐらいのクロックで囁くの? (スコア:1)
ご指摘の通り、Hzです。(T^T
IとOのIの復習 (スコア:1, 参考になる)
人工網膜チップセットで再び光を [srad.jp]
「人工網膜」移植技術の可能性 [hotwired.co.jp]
#しかし電極ってのははイヤだなぁ。トロくてもいいから電気でなくて化学に発火する人工神経ってのは出来ないもんかねぇ。>ナノで有機の化学な方。電気な方は、念力の方をお願い。
Re:IとOのIの復習 (スコア:1)
意識があっても、意思表示をする方法がない障害者さんがいるそうです。
そういう人には脳から直接操作できるコンピュータがあると唯一無二の
意思表示方法になると思いますが、脳に直接埋め込むでは本人の許諾を
得る方法がない場合が多くなりそうです。
手術が必要だと、若干の意思表示はできるけどそれが極めて困難な
人だけに限られちゃいますね。
Re:IとOのIの復習 (スコア:0)
2×2mmとはいえ剣山みたいな電極なので、ちょっとした衝撃で脳の他の部分にささったりしないんですかね?
Re:IとOのIの復習 (スコア:1)
あるいはボルトかもしれない。
一応参考になるのか??ラット開頭実験の様子
http://www.h5.dion.ne.jp/~adzuki/essay/rat.htm
Re:IとOのIの復習 (スコア:2, 参考になる)
知りませんでした。参考になります。
googleに訊いてみる [google.com]と、人工内耳埋め込み手術は平成6年から保険が適用されており、数十万円の負担で受けられるそうですが、人工内耳装置に消費税がかかったり手術後のメンテナンスにかかる費用は本人負担だったりするとの事です。
また、蝸牛に電極を埋め込む際、残っている聴力は失われるのだそうです。
ちなみに、コクレア社 [cochlear.co.jp]はこちら。
別の話ですが、聴神経(蝸牛から脳に伝わる経路)が失われた場合に蝸牛神経核(脳側にあるらしい)に電極を埋め込む研究 [u-tokyo.ac.jp]というのもあるようです。
攻殻 (スコア:1)
Re:攻殻 (スコア:1)
病気になるなら(ネタ) (スコア:1)
電脳硬化症よりも脳内信号の伝達速度がとてつもなく速くなっちゃって障碍が発生したりしないのかな。もちろん病名は「脳光速」…。
# 「銀河帝国の弘法も筆の誤り」からのぱくり。(^-^;
vyama 「バグ取れワンワン」
なんと言われようとも (スコア:1)
ね?
いくら?いくら?いくらするの? (スコア:1)
おれは人間をやめるぞ!ジョジョーーーッ!!
おれは人間を超越するッ!
マジで超越してぇ…
Re:いくら?いくら?いくらするの? (スコア:1)
--Красная Армия Ура !--
Re:接続の向き (スコア:2, おもしろおかしい)
>心理的抵抗は少ないなぁ。
オス、メス、どちらのアダプタがご希望でしょうか。