青色LED発明の対価は200億円 324
ストーリー by yourCat
もうスレーブと呼ばせない 部門より
もうスレーブと呼ばせない 部門より
Average曰く、"青色ダイオードの発明者 (?) でおなじみの中村修二さんの特許対価について東京地裁の判決が出ました。日本最高の特許対価、200億円の支払い命令が出たのは画期的ではあります。が、この金額、日亜は出せるんでしょうか?"
いわゆる404特許訴訟は特許権の会社への譲渡が認められ、対価が焦点となっていた。昨日の過去最高額1億6500万円は1日でに塗り替えられた。額の問題ではないのだが、さすがに200億円はインパクトがある。
日亜化学はただちに控訴すると発表している。
一次資料 (スコア:5, 参考になる)
金のために研究? (スコア:3, 興味深い)
それだけにこのコメントには、強い違和感というか、反感を覚えてしまいます。
まだ判決は確定していないけれど、もし何十億、何百億円という金銭を得ることができたときに、それをどう使うつもりなのかで、この反感も和らいだりするかもしれませんが。
# 次世代の研究者のための基金とするのか、自らの研究資金とするのか、私利私欲を満たすためなのか。
さすがに2万円は安すぎると思うけど ID
Re:金のために研究? (スコア:5, 興味深い)
研究資金にしようがエロビデオ買おうが問題ないでしょうに。
Re:金のために研究? (スコア:3, すばらしい洞察)
極論だけど、ある意味人間は私利私欲を満たすために努力する生き物であって、それが技術などの発展に重要な役割を担っているのは旧共産圏の国々を見れば分かるでしょ。
私利私欲を一概に否定しちゃいかんと思うのよ。
ZZX
Re:金のために研究? (スコア:2, すばらしい洞察)
そもそも原告の自尊心を踏みにじったところが事の発端ではないかとも思うですよ。
Re:金のために研究? (スコア:2, 参考になる)
権利の確認という意味では、すでに本訴訟の中間判決で特許は会社側にあるという判決が下っているから権利自体を取り返すことはできなかったわけだし
これに限らず民事訴訟は、例えばひき逃げされて死んだ子供の命を、判決で生き返らせることはできないから、「死んだ子供が成人して稼いだであろう生涯年収」を損害として、金銭に換算して請求するしかないように、お金の請求=私利私欲だけじゃないから、そこんとこ元コメント者はタレコミ文のリンク先をよく読んでくださいね、と
これで悪感情はあるかなあ (スコア:2, 興味深い)
「お金」
の事を何かと言うと持ち出す為に、判決とは関係なく悪感情を抱かれることでしょうね。
ま、そこらへんお金に鈍すぎる連中も多いからこういうことになってるんでしょうが・・・
すこぶる小市民的な言い方になりますが、日本に戻らず外国で成功するしかないタイプといいますか・・・。お得な性格かも。
ま、儲けたお金を自分で使うと言うのも確かに正論なんですけど、
其の正論ばっかりをむき身で吼えまくる印象が強く、
しかも当人はそれで構わないと思っている以上しょーがないかな。いや、正しいのは間違いなんだけど・・・。「人によってはとことん気にくわない」ことだけが兎に角なんとも。
中村氏が名誉と言うのにどういう考え方を持っているかで、この先の評判が決まるかもしれないなあ。研究で名誉を得るか、それ以外でも得るか・・・?
こういうのは裁判でどうにかなると言うものではないからなあ。特殊な事例だって言う意見を無視、さらにこの判例を妙に解釈して給与をケチんぼしようという企業もマジで出たりしたらなんとも・・・。大丈夫かなあ。
前に噂された米国企業が裏にからんでると言うのはどうなんだろうなあ。うーん、とりとめなくなっちゃった。やっぱりどっちの立場で見ても素直にいかんなあ。
Re:金のために研究? (スコア:2, すばらしい洞察)
れるのが問題なのよ。逆に搾取感がなければそれほどには必要ないんじゃない
かとも思います。
#この事例は経緯とかも考慮するとあまり一般的とは言えないかと。
Re:金のために研究? (スコア:2, すばらしい洞察)
しかもお金がたくさんもらえるなら生活潤うし言うことなし。
研究が好きでたまらんので研究だけで生活できるプロ研究者生活は夢のよう。
しかもお金がたくさんもらえるなら生活潤うし言うことなし。
前者が良くて後者がだめな理由がわかりません
Re:金のために研究? (スコア:2, すばらしい洞察)
日本の会社の場合、たいていは「昇進する」≒「管理職になる」です。
管理職なんぞになったら、技術に携わる時間が減ってしまいます。
役職が上がれば上がるほどその時間は減っていき、ついには全くなくなってしまいます。
中村教授は、研究や開発をやり続けたい人なのでしょう。
だから昇進なんかしたくない。ご褒美は待遇であらわして欲しい。
その待遇の最も顕著な現れ方が「お金」ということなのでは無いでしょうか。
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Re:金のために研究? (スコア:1)
# だけじゃないというなら、そういう価値観も認めて欲しい。
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Re:金のために研究? (スコア:1)
お金以外を主目的に研究している人は、公的なところで研究すればいいのではないでしょうか。
この発明が、大学なんかでの研究だったとしたら、この対価だと多すぎな感じがしますね。
ところで (スコア:3, 参考になる)
三村量一裁判長 [google.com]
ボーナスの多い会社は基本給などが少ない (スコア:2)
開発の技術者は今後会社から、結果を出せなければ「ボーナス無し」と言われるようになるのだろう。
極端な話、基本給も今回の判決を理由に、最低賃金まで下げられる可能性すらある。
安定志向でサラリーマンになった開発技術者は、自営業とサラリーマンとの中間的な存在になるのだろうな。
Re:ボーナスの多い会社は基本給などが少ない (スコア:2, すばらしい洞察)
> 開発の技術者は今後会社から、結果を出せなければ「ボーナス無し」と言われるようになるのだろう。
> 極端な話、基本給も今回の判決を理由に、最低賃金まで下げられる可能性すらある。
これと似たような話。
アメリカのレストランのウエイトレスは、基本的には時給は最低賃金。
あとはチップをいくら稼ぐかで収入が決まる。
だから、多くのウエイトレスはとても愛想が良くて、こまめに
テーブルに来て、用事を訊いてくれる。
いい感じの(容姿じゃないよ)ウエイトレスが対応してくれると
また行きたくなる。チップもはずんであげたくなる。
こういう好循環を日本のレストランにも導入してほしいと思う。
日本ではウエイトレスの善し悪しに関わらず、一律にチップ上乗せの
料金を払わないされていると思うと腹が立ってくる。。
あくまでアメリカが良いと言っている訳でなくて、
日本の悪平等はどうにかした方が良いという話。
この話題が出るたび思うが (スコア:2, 興味深い)
特許などの知的所有権はそれが製品になって売られる段階となって、はじめて売り上げや利益を上げるものだから、知的所有権だけを先物みたいな扱いにし過ぎることがあると、それだけが一人歩きして知的所有権のマーケットを作る。でも、それはまだお金になっていないものを扱うマーケットだから、製品になる前にたらい回しの売買がされ、訴訟の費用等々、実際に生産には寄与しないお金がたくさん使われ、その経費がつもりつもって、知財の値がつり上がっていく、という「バブル」を産む可能性が高い。その一方で「そんな高い技術でなくても、まがい物のほうが安いじゃん」という人が、世界のどこかに出てくる。知財が実際にお金を産む前に、どこか違うところがその知財で得られるはずの売り上げや利益を、横取りして持っていってしまう。
「知財バブル」はいずれはじけるか、マーケットでのやりとりにあまり大きな意味がなくなってくる可能性がある。そうなったとき、日本や米国(もちろん米国のほうが先進国だけれども)の「知財」だけが頼りの仕事は今よりも縮小すると思うな。なくなりはしないけれども。
特許関連の記事を2個読んで (スコア:2)
新しい賞を作ったらどうだろうか。
その賞は、参加企業の社員が作り出したものの中で特に優れているものを作った人に与えられて、
受賞者は名誉と億単位の賞金がもらえる。そのかわり発明の「相当の対価」は今までどおりで我慢すると。
そうしたら、研究者も億単位の賞金を夢見て頑張るだろうし、
参加企業も参加費の払い損にならないよう、研究に力を入れて、国際競争力も上がるだろう。
#世の中そんなにうまくはいかないだろうけど、
#アホな高校生の突然の思いつきなので軽く流してください。
1を聞いて0を知れ!
日亜の主張って何? (スコア:2, すばらしい洞察)
その反動で中村教授側の主張が全面採用されている感がある。
日亜の言うとおりにしてたら、これだけの発明をして報奨金の2万のみで、ノウハウが重要なので特許による”相応の対価”はゼロ。
在籍中の待遇はともかく、カ大の方が面白そう&高給(多分)なので
会社やめたら5年間LEDに触らないで、ですか。
日本人の常識からしても”奴隷”という言葉しかでないです。
年俸数億+豪華研究所でも進呈したほうがよほど安上がりでしたね。
そんなことより採用活動へのダメージが深刻だと思います。島津の正反対というか・・・・。
青色LEDの次はどうするつもりなんでしょうかね。
_________________________________________ Kinoko, Deep Interactive>>Communication.
この金額 (スコア:1)
も分からない研究をするリスク自体は会社が持っているはず。その
あたりもちっとは考慮した結果なのでしょうか。
(I can't get no) satisfaction
話によれば (スコア:5, 興味深い)
といっても出所はわすれてしまいましたが。
(仕事が特許業界なのでそのへんで小耳に挟んだだけかも)
この人の研究は会社では「どうせだめだろ」とバカにされてて
会社も積極的に研究費・開発費を出していたわけではないらしい。
だからどうというわけでもないのだが、この件に関して
日亜は結局15億の赤字だ、と算出しているけれど、
それは会社が特許戦略を誤ったからだと私は思っています。
特許を出願するということは、特許になった時に独占権を
与えられると同時に、技術を公開しなければならないわけです。
ライセンスをくれ、という依頼を断り続けて独占したけど、
出願して18ヶ月経過した時点で技術内容は公になっていますし、
他社はそれを参考にして、かつその特許権に抵触しないような
新たな周辺技術を開発し、特許をとった。
結果、日亜は、その周辺特許に抵触せずには自社の特許を
実施できない、という事態に陥り、それが赤字の原因なわけです。
というわけで、結論は、
研究費をどれだけ使わせるかを決めるのも、特許を
どのように活かすのかも、すべて会社の経営方針。
売れなかったのは技術がマズいのではなく会社のやり方が
マズかったんだから、それに関係なく発明者は相当の対価を
受け取れなければおかしい。
200億が多いか少ないかは私には縁遠い数字でなんとも。。。
Re:話によれば (スコア:2, 参考になる)
そのあたりの話は『特許はだれのものか [amazon.co.jp]』という本に詳しいです。
第五章はまるまる中村教授の訴訟を主題に取り上げ、404特許の内容から日亜がその後どういう立場に陥ったかまで解説しています。
職務発明全般にわかりやすく言及していてオススメです。
Re:この金額 (スコア:1)
>は会社が持っているはず。そのあたりもちっとは考慮した
>結果なのでしょうか。
さっき下にも書きましたが、件の2つのやつはそのへんが
考慮されてるとは(傍目には)思いにくいですねぇ。
あと、すごい発明をしたからといってそれを儲けにつなげる
までにはかなりのステップが必要なのが考慮されてない気が
します。
Re:この金額 (スコア:1)
本来はある程度フィードバックされてしかるべきですが。
実際にされているかはともかく(笑)
Re:この金額 (スコア:1)
ってのじゃだめ?
Re:この金額 (スコア:2)
タレコミがリンクしているニュースにも「対価の一部」と言う表現がある。
Re:この金額 (スコア:2)
Re:この金額 (スコア:2, 参考になる)
中村氏はその業務命令に反して勝手に研究した結果、それが見事
おお化けしたってのは有名な話ですな。
Re:この金額 (スコア:1)
つか、既にそう見受けられるコメントもちらほら…
Re:この金額 (スコア:2)
# 数学は科学の女王にして奴隷
Re:この金額 (スコア:1)
「売れると思う」と「実際に出来上がって売れる」には
かなりの開きがあります(笑)
それこそ道楽じゃないんだから、妄想だけでは儲かりません。 :)
Re:技術力は国力だ (スコア:2, 興味深い)
だけど、この判決のようにクロスライセンスなどによる特許料の流出を考えに入れた「実収入」ではなく単に「予測売上高×他社へライセンスした場合のライセンス料率」というあくまでも計算上だけの「価値」を元に対価を支払わなくてはいけないという事になると、金を減らさないための特許という効果を大きく減じてしまう事になる。
たとえて言えば、1億円の宝石を輸送するために10万円で警備員を雇った。
そこへ強盗が現れたが警備員が守って宝石は無事だった。
1億円失わなかったのは自分の働きだから正当な「対価」を寄越せと警備員が5千万円要求した。
というのは明らかに変でしょう。
また、専門のアナリストが出す四半期先の予測ですら外れる事が少なくない「予測売上高」という、ほとんど言った者勝ちの数字を根拠に対価を支払わなくてはいけないとなると、リスクが大きすぎる。
となると、「ヘタにリスク取ってクロスライセンスに持ち込むぐらいならそのまま特許料払った方がマシじゃん」という判断も出てくるかもしれない。
そうなると
この裁判で中村教授寄り判決になったので
↓
この判決のような極端なリスクを嫌う企業が研究部門縮小
↓
技術者(研究者)は活動の場を奪われる。
↓
技術を志すモチベーションの低下。
↓
革新的技術の創造力の低下。
↓
国力の低下。
という同じ結論に達してしまう可能性だってある。
これまでの「対価」は適切なものではなかったとは思うが、この判決はちょっとおかしいと思う。
せめて過去の売上実績から○○億円、将来に渡っては毎年の売上の△%という「実績に基づいた対価」であればまだ理解はできるし、そうでなければ競合する特許や製品の出現による売上急落というリスクを含めた予測売上高の下方修正が必要だったのではないでしょうか?
どうもこの判決で言う「価値」というのが怪しげな先物取引業者が示すバラ色の将来予測に見えて仕方ないのですが...
もっと多額だった? (スコア:1)
50%以上と認定したそうですね。
ということは請求額がもっと多ければ最高600億円まで取れた?
And now for something completely different...
50%は一般化できる数字ではない (スコア:2)
普通には、1割とか14%といった所になるのでしょう。
ただ(一般論として)気になるのは、共同研究者?ないし助手?といった立場の人々の事。個々の事情だけれども、貢献度が少しは分割して認められる場合もあるような気がする。その場合の認定はやっかいな事になりそうだけど。
Re:発明者だけでしょ (スコア:2)
Re:もっと多額だった? (スコア:2, 参考になる)
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2650億のプラスと15億のマイナス (スコア:1)
それぞれの算定根拠(細かいのはどうせ分からないから概略で)を
是非知りたいものです。
いや、知ったからって、どうなるもんでもないんですけどね。
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You can't always get what you want...
Re:2650億のプラスと15億のマイナス (スコア:2)
>お話になりませんな。
元々そう言ったもの。
都合の良いように出来る範囲が決まっていて、その範囲を超えると粉飾決算とか判断される。
例えば、社員が会社の金で飲み食いするのも、ある程度は会社に裁量権がある。
出張中の飲み食いを経費として認めない会社もあれば、認める会社もある。
忘年会の費用は福利厚生費として経費入れることも可能。忘年会をしない方が円滑に動くのか否かとか費用対効果とか色々あるし、それが特許権を基にした仕事にどの程度影響を与えるとか、そんなのきっちり線を引けるわけ無いよ。
ある仕事に対して、「貴方の全部の仕事の何割くらいを占めるの?」と聞かれて、「2、3割かな?いや4、5割かもしれない」と答えると「2割から5割の範囲」と答えたことになり、2割と判断しようが5割と判断しようが勝手。
それは誇張しすぎかと (スコア:1)
> こういう発明は100年に1回ぐらいしかない。
そんなに衝撃的なことではないと思う。
それに、発明そのもので2600億円も価値があるという。
営業部隊の働きをゼロとして算出すれば話は別ですがね。
Re:それは誇張しすぎかと (スコア:2, すばらしい洞察)
この技術って、営業さんががんばって売り込んだものでは
ないような気がしますが。
それはともかく、その特許が会社にもたらした利益のうち、
発明者による割合を考えるなら、当然営業その他も
考慮されるべきだと思いますよ。
特許庁は、それくらいちゃんとしていると思っていますが。
利益のうち、何によるところが何パーセント、というのが
ちゃんと足して100パーセントになるように、
判決文には載っていないのだろうか。←まだ見ていない
Re:それは誇張しすぎかと (スコア:1, 興味深い)
>
>そんなに衝撃的なことではないと思う。
これは同意。たぶん、30年に一度くらいの大発明と思う。
ガソリンエンジンとか、電話なんかが100年に一度の発明?
>それに、発明そのもので2600億円も価値があるという。
>営業部隊の働きをゼロとして算出すれば話は別ですがね。
それだけの価値はあると思う。
これほどの発明になれば、営業部隊の働きはあまり関係ない。
営業で売り込まなくても、向こうから使わせてくれって寄ってくる。
青色ダイオードが発明されたおかげで生まれたものって多いし。
Re:それは誇張しすぎかと (スコア:2, 興味深い)
それは会社と言うか社会の仕組みを知らなさすぎかと。
特許自体は文字列の塊にすぎなくて、
実際にはそれを「行使」して初めて意味があるものです。
例えば、特許を使わせてお金を貰う契約をする人、
その契約を管理してきっちりお金を回収する人、
誰かが勝手に使ってないか監視する人、
儲けたお金で更なる研究をする人、
そのたもろもろ…いろいろな人がいるからこそ、
お金は廻るものですからね。
それ全てを個人が行おうとした瞬間から、
多分「何も出来ずに終わる」結果が待っているわけで。
個人が持ってる特許なんて平気で突破しようとしますよ、
会社って奴は。
騒いだら裁判で長引かせて疲弊させれば良いだけですし、
その間に抵触しない特許を別に取って解決してしまえば終わりですし。
そんな所が大量に現れたら、とてもじゃないですけど個人じゃ太刀打ちできません。
そう考えると、個人で出来ることなんて限られているのです。
だからこそ人は「組織」に頼るわけで。
#そもそも、1億だろうが700億だろうが、
#会社が稼いで研究費をださなければ、
#今回の特許は生まれなかったわけで。
リスク (スコア:1)
他の部門の働きもあってこそ、売れる物になるんだ、というのはもっともですが、だったらそういう人達はまず自分の会社に対して正当な報酬が自分たちにも払われるように声をあげるのが筋。発明者への報酬を低く貶めるような言葉じりにのっても、その人達の報酬、成功への対価は一向にあがりませんよ。
犠牲と選択肢 (スコア:1)
1、インセンティブモデル
月給は最低賃金+α
賞与は発明に対する対価(外部機関による監査)の50%
(30歳年収例)
基本給200万円+インセンティブ0円~200億円
2、既存モデル
月給は能力と評価に応じて半期毎に査定
賞与も同様
(30歳年収例)
基本給500万円+賞与200万円
Re:1人で半分ねぇ... (スコア:2, 興味深い)
プロ野球でも、選手以外の人だって頑張って仕事しています。
芝生の整備担当の人だってね。
ただし、高給取れるのは、チームのスター選手のみです。
彼らの代わりはいないし、それだけの才能があるんだから。
(買ってみたら才能無かったこともありますが)
芝生の整備担当だって頑張って仕事しているからといって
スター選手に高給やるわけにはいかん、という事にはならないでしょう。
当然、お書きになってるように、選手としてのリスクを負う
ような契約になってくるでしょうけどね。
--------------------
/* SHADOWFIRE */
Re:1人で半分ねぇ... (スコア:2, 興味深い)
シビアに言えば、交換可能な人間は安いというのが資本主義です。
中国で出来ることは中国の給与レベルまで落ち込みます。
国内でぬるま湯に浸っている業界は、国際競争している人が作る円の価値にたかっているわけです。
日本の伝票処理しかしない店頭銀行員がそれなりのお給料をもらっていますが、その理由は
「お給料を出さないと不正をするかもしれないじゃないか」という変な理由です。
ネットバンキングで置き換えられる程度の仕事なら、安月給にせざるをえないはずですが。
日本の大企業の社長の給与が低いのは、その程度の存在でしか無いから、という気もしますね。
社をつぶすかも知れない覚悟でハイリスクの判断するから社長なんです。
それができない会社は、大きくてもウドの大木ですよね。
ところで開発とひとくくりにしますが、日本のプログラマーやSEって交換可能な人も多いような。
外国の基本的なソフトのカスタマイズって、中国の給与水準に落ち込んでもしょうがないような気もします。
日本語の壁が時間を稼いではくれますが、長期的には解消の方向でしょう。。
グチの内容も、ドカチンや技術のない下請けの悲哀に似ていますし。
人に対しても (スコア:2, 参考になる)
事務所や営業所に勤めていれば
その家賃、光熱費、事務機器すべて人的コストといえます。
また、厚生年金・健康保険・失業保険・退職金積み立てなど
会社が負担しなければならない出費も少なくありません。
100%在宅で公的年金や保険も一切なければおっしゃる通りですが
「社員」をそんな待遇にすることは労働基準法に違反します。
だからパートやアルバイト・派遣社員の方が高給になっても安上がりなのです。
(長期バイト・パートだと差は縮まります)
Re:1人で半分ねぇ... (スコア:2, すばらしい洞察)
日亜は元の弱小企業に戻りますから、何としても避けたいでしょ?
中村氏のいない日亜では、もう開発力なんてないですから
だから発光ダイオードの研究をしないと言う機密保持契約を結ばせようとして蹴られた
日亜としては「絶対に」中村氏に発光ダイオードの研究をさせるわけにいかないのです
クレーマーは負けでしょう (スコア:2, 興味深い)
にもかかわらず日亜がNDA違反で中村氏を訴えて反撃食らったようなものでしょ?
クレーマーは日亜じゃん
# 大体、ダイオード研究で大学教授の仕事を決めた中村氏が、
# 5年間ダイオードに「一切」かかわらないなんて契約結べるわけ無い
Re:経営へたやね (スコア:2, 興味深い)
止めさせられていたらこの発明は(少なくとも日亜からは)出なかった訳だし今回の訴訟も無かったはずですからね。
もっともその場合に今と同程度の儲けは得られていないでしょうけど。
発明の価値に対する対価という観点で200億というのは妥当だと思いますが、今後も発明者が会社に対して貢献してもらおうと思った場合に200億は多すぎますね。そんなにもらった発明者の多くはきっとそれ以上働くモチベーションが無くなるでしょう。一生遊んで暮らせますからね。少なくとも私はそうなります。
そういう観点から、普通の家一軒が建つくらいの額くらいまでが会社に対する忠誠心を保てる上限額かなと私は思いますね。
スレイブからヘブンへ (スコア:2, 参考になる)
いっそ身分制度を復活させて、技術者-農民-職人-商人とかいう階級を作ってもいい。
技術者階級の人は参政権が与えられ、国から奨励金が出る
発明による特許収入を一定額以上生んだら税金が免除されたりされなかったり。
技術者は研究する企業を好きに選べる。選ばれた企業には受け入れる義務が発生する。
実績のある技術者には助手が与えられる。
特許訴訟を起こす場合は国から弁護人が付く
実験のために行われる複製・改変に著作権が及ばないようにする
クレイジーと言われるかもしれないが「技術立国」と言うなら諸外国から「天国」と言われるぐらいじゃないとダメだ