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ひまわり後継機が米国から到着 47

ストーリー by Oliver
地上じゃ意味ないんだ 部門より

naocha 曰く、 "毎日新聞の記事によると、引退した気象衛星「ひまわり5号」の後継機となる運輸多目的衛星新1号「MTSAT―1R」が17日、米国から鹿児島空港(鹿児島県溝辺町)に到着しました。ひまわり5号が昨年5月に引退した後は、気象観測業務を米の中古衛星「ゴーズ9号」に委託しています。とりあえず衛星は種子島に来ました。河村文科相も年内の打ち上げが可能か慎重に検討中だそうです。打ち上げが成功するといいですね。"

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  • 荒らし (スコア:5, すばらしい洞察)

    by greentea (17971) on 2004年03月18日 10時21分 (#516607) 日記
    SS/L社の職人さん「社長、そんなに早くは無理ですだ。まだ中身はできていないし、それに完成後もテストをしないとどうなることやら」

    SS/L社の社長さん「いいから、中身より先に外を作るんだ。日本人は外見さえしっかりしていれば後はどうにかなる。」

    SS/L社の職人さん「でも、衛星ですぜ。機能しないとさすがにばれるのでは?」

    SS/L社の社長さん「大丈夫、打ち上げに失敗するさ。」
    --
    1を聞いて0を知れ!
    • 「不謹慎だ」とか無粋なことをいうつもりはありませんが、せめて
      「おもしろおかしい」にしときましょうよ……
    • by Anonymous Coward
      H2A応援派ですが、すみません、めっちゃウケました。
      # このユーモアのセンス、ちょっと真似でけん。
  • 激しく気になります。

    ここらへん参照。
    http://www.sacj.org/ (宇宙作家クラブ)

    http://www.sacj.org/openbbs/ (ニュース掲示板)

    http://www.sacj.org/openbbs/bbsold.html (過去ログ)

    http://www.sacj.org/openbbs/bbs40.html (その40)

    <おふとぴ>
    ……こーゆーのも直リン?なので、ちゃんと矢印の順に手繰ってね。
    </おふとぴ>
  • 製造請け負い元が倒産しかけてモメてた [mlit.go.jp]という経緯があって、そのような逆境にも関わらず製造請け負い元が職人魂を発揮してキッチリ契約を履行した美談である、と解釈するのは穿った見方ですかね。

    # と、宇宙開発関連は盲目的に擁護する ID

    --
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    • >美談である、と解釈するのは穿った見方ですかね。

      これでは穿った見方というより贔屓の引き倒しといった感じが…。

      この衛星はアメリカが無理やりスーパー301条で押し付けてきた奴 [wikipedia.org]でして、それを作っているのは納期が遅れ [jma.go.jp]しかも、まともに物も作れない [jma.go.jp]のに、倒産したら現物かたにして金せびる [mainichi.co.jp]といったなかなか素敵な会社です。
      今回の納入も日本側が裁判所でがんばって [jma.go.jp]やっと納入させたって形でしょうか。

      #私はこの経験からはクリティカルなことは他人(他国)任せにせず、自分のところでやりましょうって感想をいだきました。
      親コメント
      • 自国ならマシという根拠は?
        • 宇宙開発の擁護はしますが ssloral/loral の擁護をする気はサラサラないので、arara_1968 さんの意見には特に異論はありませんが、こっちはツッコまないとね ;-p
          # そういう意味で 1get ズサな最初のコメントはやや脊髄な恣意的コメントだったと反省しております(mOm

          > 自国ならマシという根拠は?

          マシ、というか脊髄で思いつくメリットですが、
          • 失敗しても経験と知識と技術の蓄積と、なにより心ある科学者・技術者の執念と情熱が残る(俗にリベンジを誓うといふ)
          • 自国内産業技術向上と関連産業へのフィードバック、科学者・技術者育成が期待できる
          • 他国発注時に請負国内でのイベント発生(e.g. 9・11)による影響がない(自国内で発生した場合には他国発注以前の問題なのでこの際考慮の対象外)
          • 政治屋さんと官僚屋さんが隠蔽しない限り、何かあっても情報開示の可能性が比較的高い(契約時に非公開条項やら機密保持契約やらの適用が国家間だと一段高いと予想され:特に戦争好きな星の国では)
          といったあたりでどうでしょう。
          んで、また「甘いな。」とかいう AC なコメントが予想され(苦笑

          なんか我ながら愛国主義的な文章が目立ちますが別に自国じゃなくてもいいんですけどね。
          悪魔に魂を売ったら有人第三宇宙脱出速度実現可能技術を提供してくれる、とか言われたら速攻で魂くらいナンボでも(とかゆ
          # あ、既に BSD とかいう悪魔に魂売約済みか(苦笑

          --
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          • うーん、どれも論拠としては若干弱い気がしますね。
            自分の所で作らずとも、他から買えば問題無いわけですし、

            * 失敗しても経験と知識と技術の蓄積と、なにより心ある科学者・技術者の執念と情熱が残る(俗にリベンジを誓うといふ)

            安易に精神論に走りすぎではないかと。

            * 自国内産業技術向上と関連産業へのフィードバック、科学者・技術者育成が期待できる

            かなり特殊分野ななので、どうでしょうかね? その分野以外への波及効果は、かなり予算や人員を注ぎ込んだ余禄としての域を超えないのではないかと思いますが。

            * 他国発注時に請負国内での

            • いや、ですから脊髄反応だとか自国開発に拘泥するつもりはないとか、自ら弱い点についても記述したハズですけれども(汗
              コメントの趣旨について異論はないので、本来私からコメントすることは特にないのですが、

              > 中国叩きはあまりやって欲しくなかったりします

              ここだけは私の意図と全く異なる解釈をされているので訂正したいです(オフトピだけどなぁ)。
              明に国名を出すことは避けたかったのですが…

              文脈と実際の経緯から容易に類推可能かと思われたのですが、星の国っていうのは中国ではなく合衆国(星条旗じゃんよ)を指していますです。
              中華人民共和国とアメリカ合衆国と、どちらが“より戦争スキ”か、ここ数年の世界情勢から自明なのではないかと思われます。

              かの国もいろいろ問題ありますけど、星条旗の星の国よりマシだと思ってます。
              アメリカ人という民族混成集団は好きですが、合衆国という国家は嫌いなので、偏見 120% 充填、かつ「荒らし」「フレームのもと」評価覚悟完了
              # 賛同者は吾に「すばらしい洞察」を!(とかゆ
              ## このへん「おもしろおかしい」狙い(ぉ
              ### とか書けば書くほどマイナスモデがつくかシカトされる、と(苦笑

              ここからは完全にオフトピですが、2ch は最近見てないので御教示いただきたいところ:2ch では「星の国」というと暗黙の了解で中国を指すのですか?

              ってこれはこれで今度は 2ch 的合衆国叩きかな(苦笑
              # 一応瞬間的に NASA の中の人(厳密には違う:中で仕事してるお客さん)だったこともあるので合衆国を叩く権利はあると思っている ID

              --
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        • そんな事を言うならおまえの所からは買わず、自分のところで作ると言えます。
    • 納期と見積もりを超過しているので、キッチリ契約を履行したかは微妙なところもありますが、一番大事な衛星を納品するというところが守られたので良かったと思っています。

      ただ、本運用をしてみない事には分からない不具合とかも出そうなので、打ち上げをしてさらに慎重に動作チェックをしたところでやっと契約を履行したと言えるのかもしれません。

      # どちらにしても大変だぁぁ。とりあえず一段落ってとこですね。ご苦労様です。
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    • いや、職人魂とか美談とかってのは何か違うような気がしますが…。けど、交渉の結果契約が履行されたのはめでたい事なのでしょう。発注先の選択肢を減らさずに済む訳ですから。

      # 盲目的擁護はかえってためにならないんじゃないかなぁと思う宇宙開発関連の中の人な AC。

    • むしろ倒産をきっかけに日本政府にフッかけてきた、という話しですが。
      • by s-kei (16661) on 2004年03月18日 9時40分 (#516570)
        微弱な赤外線を観測する衛星に、やたら熱を出す航空管制用の機器を相乗りさせるのはやばそうだ、と松浦氏も心配してますね。

        ロラールの技術者の立場からすれば
        「よりによって何でそんなもん一緒に載せんねん。○○ちゃうけ」
        とか思いかねません…
        ちょっと同情したくなるものが ^^;;

        # そりゃ、静止軌道スペースは貴重ですけど。
        親コメント
        • 専門分野ではないのですけれど、当時の記憶からそれらしき門前の小僧の伝承を(ぉ
          > 微弱な赤外線を観測する衛星に、やたら熱を出す航空管制用の機器を相乗りさせるのはやばそう

          各機器の定格(というか仕様?)通りの感度/出力を維持しているという前提で、かつ観測/管制機器相互の補正範囲内であれば、常時 calibration / validation して、観測装置単体で存在した場合に測定し得るであろう値、に補正した数値を観測データとして採用するのではなかったでしたっけ、と思いますけれども。
          # 当然生データは検証用に保存された上での話しですが。

          そのためにそのものずばり cal/val ワーキンググループとか存在したような気が。

          # 昔の話なのであえてウラを取らずに記憶だけで書いてる上に ADEOS/ADEOS-II 以降の話は知らないけど ID

          --
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          • そうは言っても観測対象よりも何ケタも大きいノイズ源をわざわざ追加するわけで、余計なリスクには違いない。
            ヘタをすれば管制用の通信量に応じて観測画像にノイズが乗ったり、逆に管制業務に制限が生じたりするのでは。

            クーラーボックスにアイス入れて、スチームサウナに持ち込む感じ。
            # いや、それはそれで面白いかも
            親コメント
            • こういう重要な決断を下す権利を持っている人達というのはもう政治と官僚の世界に棲息しているような気が…
              > 観測対象よりも何ケタも大きいノイズ源をわざわざ追加するわけで、余計なリスクには違いない。
              この点については全く同意ですね。
              そもそも観測系と管制系を同一衛星に搭載することはメリットよりデメリットのほうが大きいはずです。
              # パッシブ専門とアクティブ専門に二極分化するだけなのに…

              > ヘタをすれば管制用の通信量に応じて観測画像にノイズが乗ったり、逆に管制業務に制限が生じたりするのでは。
              確か、ペイロードが大型化できて、じゃぁ複合衛星にしましょうということになった時に一悶着あったと思いました(コレを書いてる今は調べてないですが)。

              そんなわけで、観測系と管制系の同居という問題は決められてしまった仕様に合わせてベストを尽くす、というのが現場の技術職としてできる唯一の解だったような気が。
              んで振り出しに戻って loral 技術者へ同情する、と ;-p

              # AC な現役の“中の人”のコメントが待たれるところですね =)
              ## 嘘を書いたつもりはないけど記憶に自信もないので全否定されたらどうしよう(ガクガクブルブル

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      • 「フッかけてきた」という話は調査不足なので初見ですが、もし事実とするなら
        > むしろ倒産をきっかけに日本政府にフッかけてきた
        その結末が米国連邦破産裁判所による承認決定の

        > SS/L社は遅滞金及び損害賠償として、総額1億6千5百万円(150万ドル)を支払うこと。
        となったということになるわけで、結果的に製造請け負い元としては逆境(ないし苦境)に追い込まれた、という以外のナニモノでもないのでは…

        ここからは妄想ですが、製造請け負い元の経営陣逆ギレ失敗してますます逆境に追い込まれ、現場の開発陣(職人)が己の誇りにかけて納期だけは守った、っていうトコロなのでは?

        # と無理矢理美談に持っていこうとする宇宙開発推進派(盲目的擁護という表現は控えてみました)なので ID

        --
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  • タレコミのリンク内にある河村文部科学大臣の発言を読むと、
    「ロケット?人工衛星?
     イラネーヨ、捨て捨て」
    と言っているような気がしてならないんですが、私の間違いですよね?ね?
  • by Anonymous Coward on 2004年03月18日 3時38分 (#516501)
    上空に届けれくれればいいのに。
  • by Anonymous Coward on 2004年03月18日 6時03分 (#516515)
    今度こそ成功しますように(-人-)
    • by Anonymous Coward
      同じく(-人-)
      • by Anonymous Coward
        > 同じく(-人-)

        神頼みするのもいいけれど、その前に人事を尽くす(予備機も含めて2台同時納品させておくとか、失敗に備えて保険をかけておくとか)必要があるわな。

        今回は、予備機を発注してあるようだけど同時納品じゃないから、やり直し仕様にも無視できないタイムラグが発生するよね?
        • by ksyuu (4917) on 2004年03月18日 18時05分 (#517013) 日記
          > 今回は、予備機を発注してあるようだけど同時納品じゃないから、やり直し仕様にも無視できないタイムラグが発生するよね?

          同時に納品されても、打ち上げは同時にできませんし、一つ目が成功しても失敗しても、二つ目の打ち上げはすぐにはできません。
          #それこそ、花火じゃないんだから。

          ついでに言うならば、今回の運輸多目的衛星が同時に二機作られているのは、上空で2機体制で運用できるようにするためであって、打ち上げの保険では全くありません。

          保険についても、衛星打ち上げの保険料率はかなり高く、保険料で別な衛星が打ち上げられるのではないかと言われる、と聞いたことがあります。
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  • by Anonymous Coward on 2004年03月18日 6時15分 (#516516)
    こういった政府とある程度に限られた企業のみが顧客になるような希少価値(?)の高そうなビジネス・業界でありながら倒産した、というコト自体に若干のオドロキがあるのですがどうでしょう。

    #それとも自国の力でつくらない(つくれない?)ヘタレな政府だけが顧客なのかしら。
    #いろんな意味でショックを受けつつ打ち上げの無事を祈りつつ、それはそれで無理だろうななんて思ったりもした雨の朝。
    • 本来、航空宇宙産業って、911以降の防衛費拡大の流れを受けて、左団扇のはずなのに、
      ロラールは潰れてしまったわけですよね。
      あくまでも想像ですが、ロラールって、先の大統領選でブッシュに金を出さなくて、それが響いたのかなあ?と思うんですがね。
      親コメント
      • by SS1 (6823) on 2004年03月18日 9時34分 (#516564) ホームページ 日記
        いや。もっと前から。だと思う。

        一つは99年に衛星輸出許認可権限が商務省から国務省へ移されたことによる,輸出の締め付け。
        もう一つは02年(だっけ?)の,IT/テレコム・バブル崩壊による需要の急激な落ち込み。

        この二つが効いてると思う。911は,2001年だっけ。
        --
        斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2004年03月18日 23時02分 (#517186)
    どうなるんでしょうか?ぜひとも「ひまわり」の名を継いでいただきたいものです。
  • by Anonymous Coward on 2004年03月18日 23時56分 (#517213)
    アリアンとは相互打ち上げ契約があったはずです。
    H2Aがだめならアリアンで打ち上げてもらえるはずですが。
    いっそOEMでアリアン買ったら?
    • 確かに、まだ涸れてないH2Aで、というのは結構リスク大きいですね。
      # どこの国でも、新型は最初の10機の2割ぐらい失敗するそうですし。

      ただ、協力関係にあっても、今回のように急ぐ(しかも高軌道の大型衛星な)ケースでは、さすがに他国のスケジュールに割り込ませてもらいにくそう。
      その欧州も、アリアン5に切り替えたばかりで余裕がなさそうですし。
      アメリカもシャトルが止まってるし、大型衛星の打ち上げ市場そのものが逼迫していそうですね。
      ある程度都合を合わせられる(そして一応トラブルの目星もついてる)H2Aで、というのはそれなりに妥当性があるのでは。

      あとは本当、祈るしかないですねぇ。予備機が無いのが恨めしい。
      親コメント
    • OEM供給が受けられるくらいなら、LE-5Aだって輸出できただろうな。
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常

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